冬将軍様おごそかに

十一月二十三日の日には
裏庭のモミジは　赤、黄、緑に染まって美しく
春先の芽吹いた頃の優しさ、夏の激しい暑さの中で
草退治をしたことなどなどモミジには色々な思い出が込められています
今日の日差しは温かくて全ての思いを包み込むように
穏やかに紅葉しています
ふと明日は雪かも・・・と思って
とりあえず今年最後の紅葉を
カメラに納めました






案の定　冬将軍様はおごそかに現れました
天気予報は見事に的中して
翌朝は大雪に見舞われました
あれほど美しかった紅葉はすっかり終わって
木々静かに大地のもどって
急に冬枯れの景色に成りました
庭の隅に静かに咲いていた草花も
すっかり無口になって土に還って行きました
来年又ここで会える事を信じて
いま私はここに生を頂いてこのような
自然の営みに会える事が出来ます事は
本当に有り難い事です

紅葉する樹木

モミジ照り明るき中にも我が心空しくなりてしばしおりけん　茂吉









百人一首にも数多く登場し又童謡では
豪華な絹織物として歌われているモミジ
結局私達にとってはモミジは秋そのものなのでしょう
色とりどりに鮮やかに色ずくモミジ
やがては散ってゆくモミジ葉に
自然の移ろいや空しさ無情感を感じ
独特の観賞の世界を作り出しています



紅葉はモミジだけではありません
これは山桜の紅葉です
葉蔭に野仏様が見え隠れするのも又良いものです
春先の淡いピンクの花の頃を思い出して
一種の感慨にふけっています
　

厳しい冷え込み

時の流れはなんと早いのでしょう　十一月に入ったと思えばもう半ば



朝夕の厳しい冷え込みから南アルプスの峰峰は
しっかりと雪化粧です
私の左半分の不自由さはともかくも
この寒さと痛みには閉口です
本格的な寒さはこれらかでしょう
それでも自分を信じること　負けない事
でもそのどれもが遠く感じられるのはなぜ？
それでもこれから先を考えれば
雪に覆われた南アルプスが応援してくれている事を信じて
頑張るしかないのでしょう



寒くなれば尚一層白く美しく咲きます「柊」です
早朝には星をちりばめてた様にキラキラ輝いて見えます



寒くなれば尚一層赤く美しく咲きます　「つるひめそば」　です
こんな小さな花でも頑張って寒い中で咲いてくれています
花がぐんと少なくなってきましたので楽しんで癒されます
私がいま歩んでいるこの道は厳しいけれども自分に課せられた道と思って
苦しい時にしっかり前を向いてささやかでも一歩やがて大きな力になっていくことを信じて・・
自分にしか歩ない道と思って生きています

晩秋によせて

世界中に起こる転変地異で大変な目に遭われる方が多い中　何事もなく
十一月ガ迎えられてしあわせです



狭い土地を分け合って仲良く
お互いが引き立てあっています「満天星」と「ノコンキク」　です
却って華やかで美しく見えます
人類もかくありたいですね




真っ赤に紅葉しました「満天星」です
一寸した風にもこぼれるように散っています
戸惑いや不安そしてためらiい
幾つもの思いを押しとどめるように　その当たり前を確認するかのように
ゆっくりと回りながら大地に落ちて土に還っていきます



ささやかな小さな花「ベニマンサク」です
夕日に照らされて尚一層赤く輝いて見えます
秋の日は短くてやがて訪れる寒さに備えてこんなに美しく咲くのでしょうか？



参道入り口付近に咲く　「さざんか」です
ひところはやまさくら、山吹、ササユリなど咲いて
華やかでしたが今は枯れ草ばかりで一寸寂しさは有りますが
これからはお観音様ガ見守っていて下さるでしょう
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秋の今咲く「桜」です
この優しい色、花姿に出合った方はどんな思いを抱くのでしょう
花弁がこぼれるたびに
小さな声が聞こえてくるようです
私がいまここに生かされている事は
多くの人々の営みとお蔭が有っての事と
あらためて思い知らされるような
短き秋の夕暮れ時です