山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

美しい花に出会う

2020-09-25 10:08:24 | 日記

長引くコロナで鬱々として心がおれそうです

そんなある日友達から電話で「美しい花が咲いたからみにきて」との誘いです

嬉しくなって直ぐに「いく、いく」と返事をして花好きの姉を誘いました

 

 

 

夕方四時半ころ行ってみますと見事な真っ白な大きな花が咲いていました

名前は「ヨルガオ」というそうです

こんな時間から咲き始めて翌朝七時l頃まで咲くそうです

一夜花の特徴でもあります良い香りにうっとりです

夕方時ほのかな月明かりで見ますと花ことばの妖艶そのものだそうです

ご主人様を早く失ってバラ、ボタン、などなどさまざまな花に挑戦する友の生きざまが

こんな時だからこそ素晴らしいのです

あたかもそこの亡き人おられるような錯覚をする夕暮れ時でした

 

傍らに「つるひめそば」が開花まじかで葉が紅葉を始めていました

あたかも草もみじのごとくです

座り込んで話しているうちに「花の季節には又連絡するね」と

楽しみな約束が出来ました

友の笑顔のコロン鬱を忘れていました

こんな時だからこそお互いに声を掛け合って励まし合って生きてゆきたいです

 

竜胆書いて「りんどう」です

野原に自生しその華やかさは枕草子に

他の花が霜枯れする頃に鮮やかに咲き始めると

清少納言さんが「いとめでたし」とたたえられております

また源頼朝さんの家の家紋であり鎌倉市の市章でもあります

根が苦くて胃腸薬としてもつかわれるそうです

日が当たれば咲いて夕方は閉じていて秋を代表するような花です

 

 

草木は常に生存競争を強いられてさまざまな環境に適応しながら生きています

この「とりかぶと」も私が知る限りでは三回自生箇所を変えました

猛毒ゆえに同じ所にはいられないのでしょう

又春の山菜の季節には良く二輪草と間違えて中毒を起こさない呼びかけています

確かに輪草とトリカブトは若芽がにています

なぜ、、、、、?それは二輪草が鹿の被害を避けてトリカブトの近くに自生するからだそうです

う~~~~~~ん。すごいですね、力強くかつ柔軟に生き抜く植物達

そして今まさに種をこぼさんとしているのはもうおなじみの「べにばなやましゃくやく」です

こんな姿を見れば小鳥ではなくてもう私だって放っておけないのです

季節に合わせて情感を深める草木の移ろいの一瞬の姿です

 

長引くコロナにはお互いに声をかあってって楽しみを分け合って生きてゆくことが一番ですね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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収穫の秋

2020-09-18 16:10:22 | 日記

一雨ごとに涼しくなって秋も本場です

 

 

 

夏には小鳥を沢山育ててくれた栗がいまは収穫時です

もういち早く猿の群れが来てしっかりと食べていきました

私達も頑張らなくてはもったいないのです

さっそく拾って栗おこわ、にしたり、ご近所に配ったり

又なかなかこれない娘の所に送ったりしました

実りの秋の味をさまざまにたのしんでいます

 

 

実りの秋はまた冬支度の季節でもあります

これからやってくる長い冬に備えての大根畑です

およそ三百本です

こんなにたくさん要りませんが近くのお寺さんの分も作っています

又息子夫婦や娘の所にも送ります

大きな行事が冬に二回ほどありますのでけんちん汁の大事な材料です

但しこの行事がいつもどうりにできますか、、、、?と

不安でもあります

それでも大根は大変重宝な野菜です

 

「さらしなしょうま」に豹門蝶が群れてきます

若芽をさらし山菜として使われえるとかでこの名前になったそうです

この花の甘い香りがわたしも好きで

この花の近くでくるみを拾っていますと

穏やかな幸せな気分になります

今日まで何事も無くて生きてこられたことを感謝します

 

変った雰囲気の花「つるにんじんです」

この根が滋養強壮に効くとして一時期乱獲されました

空気が澄んで高い秋空の下で

何事も無かったように風に揺れています

 

園芸種の「しろはなほととぎす」です

枯れた葉先に厳しかった残暑をおもいます

秋の優しいひざしを精一杯に浴びてまるで風と戯れている様も見えます

 

はかなげなオミナエシに比べてごっつい「男郎花」オトコエシです

以前にも書きました女郎花は粟で男郎花白米だそうです

秋本番でもうすぐにお彼岸ですね

 

コロナはなかなか終わりません

この病で差別を受けた方が沢山おられることを知っておどろきました

我が国は協調性が強いそうです

私達の自粛で少しずつでもよい方に向かっていると信じたいです

相手を思いやって慈悲の気持ちで生きることが

ご先祖様喜ぶ生き方と思います

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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涼風吹いて秋隣(となり)

2020-09-10 16:17:19 | 日記

 

九月三日の久しぶりの雨で俄かに秋になりました

 

 

翌日は空気が澄んで家の前の南アルプスのふもとの景色が

余り美しくて写真に収めました

ふと若いころにの覚えましたカールブッセの

山の彼方の空遠く幸い住むと人の言う、、、、、との詩を思い出しました

私はなぜかそこに幸せの理想郷が有る様に思いました

こんなときだからあってほしいとも思いました

初秋の夕暮れ時でした

 

春にリンゴ園で綺麗な花の中で作業をしている方が皆マスクをしていました

こんなところでマスク?、、、ふと思いましたが

リンゴはコロナと言う騒憂の中で何ら迷いもなく生長し豊潤な実をつけたのです

実のなる頃はきっとこの病も終わってるいると思っていたのに、、、、

 

数年前に盆栽の鉢について我が家に来ました

「コスモス」 です

その当て字のごとくピンクの花で秋桜です

メキシコが原産で風に揺れる繊細な花姿は秋を代表するはなです

花ことばも乙女の真心だそうです

ギリシャ語では美しい、秩序、調和だそうです

誰にも好かれる端正な花形です

 

マツムシソウにツマグロ豹紋蝶です

朝夕の涼しさから昆虫達ももう長くはないでしょう

それこそ何の迷いも無く一心にみつをすっています

もうすぐに世代交代の季節になるのでしょう

つややかな花姿が色あざやな模様を染める

着物の友禅に似ていることから「ゆうぜんぎく」 です

草木に降り注ぐ優しい雨が厳しい残暑の疲れをいやしているようです

小花が群れて咲く姿からあたかも大きな花が咲いているように見せて

昆虫を誘っているのでしょう

植物達にとって秋の草花のき残りの知恵とでも言うのでしょうか

少しずつつではありますが虫の奏でる音色も変化して澄んだ音が耳に入ってきます

因みに花ことばは恋の思い出だそうです

 

コロナ禍はながい戦いになりました

戦いと言うよりもむしろ共存と言うべきかもしれません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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俄かに秋めいて、、、、

2020-09-03 10:31:53 | 日記

早朝から雨が降って俄かに涼しくなりました

これで草木も随分とすくわれるでしょう

二日前に播いた大根も揃って芽が出ることでしょう

秋空をうつしたようにさきます「まつむしそう」 です

この花は蕾も、花も。種も可愛くて晩秋の頃まで

心を癒し楽しませてくれます

ヒッソリト咲く姿は日本人好みで落ち着いた気分にさせてくれます

 

 

秋草の「ほととぎす」二種です

名前の由来は花弁の斑点模様が

野鳥のホトトギスのおなかの模様に似ているからだそうです

野鳥のホトトギスは古来から現世とあの世を行き来する霊鳥といわれています

この花も又格調高い花として生け花や短歌に詠まれています

 

優しいピンクの花がむれてさく「かくとらのお」 です

残暑の中でも一抹の涼しさをかんじます

 

 

吹く風や咲く花に夏から秋への兆しを感じる候となりました

鈴のようなはなをかぜにゆらして咲きます「つりがねにんじん」別名「やまみつば」 です

若芽はおひたしや胡麻和えにして山菜としては美味しいといわれています

 

7月半ばの梅雨明けころから咲き始めております「はす」 です

一輪がおよそ四日くらい閉じたり開いたりして咲きます

花弁が落ちた子房を「はちす」といいます

はちすはなぜか皆南東を向いてうつむいております

枯れた葉や痛んだ茎にこの夏の異常気象を感じます

私達はもういままでの暮らしにもどれません

いまこそ自然支配の生活から

自然との共生の生活に変わっていかなければならないのでしょう

そんな思いではちすを見ていますとあの大きな丸い葉蔭から

こっちをじっと見ているように感じるのは?、、、、、考え過ぎ?

 

蝉の声からこおろぎの声に変わってきました

華やかに何日も咲くから百日紅」とあてじの「さるすべり」です

その華やかな姿はこの季節には一寸嬉しいですね

だんだんと日暮れが早くなって台風の季節になってきました

どうかもうこれ以上災害で苦しむ地域がない事を祈っております

 

 

 

 

 

 

 

 

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