長引くコロナで鬱々として心がおれそうです
そんなある日友達から電話で「美しい花が咲いたからみにきて」との誘いです
嬉しくなって直ぐに「いく、いく」と返事をして花好きの姉を誘いました
夕方四時半ころ行ってみますと見事な真っ白な大きな花が咲いていました
名前は「ヨルガオ」というそうです
こんな時間から咲き始めて翌朝七時l頃まで咲くそうです
一夜花の特徴でもあります良い香りにうっとりです
夕方時ほのかな月明かりで見ますと花ことばの妖艶そのものだそうです
ご主人様を早く失ってバラ、ボタン、などなどさまざまな花に挑戦する友の生きざまが
こんな時だからこそ素晴らしいのです
あたかもそこの亡き人おられるような錯覚をする夕暮れ時でした
傍らに「つるひめそば」が開花まじかで葉が紅葉を始めていました
あたかも草もみじのごとくです
座り込んで話しているうちに「花の季節には又連絡するね」と
楽しみな約束が出来ました
友の笑顔のコロン鬱を忘れていました
こんな時だからこそお互いに声を掛け合って励まし合って生きてゆきたいです
竜胆書いて「りんどう」です
野原に自生しその華やかさは枕草子に
他の花が霜枯れする頃に鮮やかに咲き始めると
清少納言さんが「いとめでたし」とたたえられております
また源頼朝さんの家の家紋であり鎌倉市の市章でもあります
根が苦くて胃腸薬としてもつかわれるそうです
日が当たれば咲いて夕方は閉じていて秋を代表するような花です
草木は常に生存競争を強いられてさまざまな環境に適応しながら生きています
この「とりかぶと」も私が知る限りでは三回自生箇所を変えました
猛毒ゆえに同じ所にはいられないのでしょう
又春の山菜の季節には良く二輪草と間違えて中毒を起こさない呼びかけています
確かに輪草とトリカブトは若芽がにています
なぜ、、、、、?それは二輪草が鹿の被害を避けてトリカブトの近くに自生するからだそうです
う~~~~~~ん。すごいですね、力強くかつ柔軟に生き抜く植物達
そして今まさに種をこぼさんとしているのはもうおなじみの「べにばなやましゃくやく」です
こんな姿を見れば小鳥ではなくてもう私だって放っておけないのです
季節に合わせて情感を深める草木の移ろいの一瞬の姿です
長引くコロナにはお互いに声をかあってって楽しみを分け合って生きてゆくことが一番ですね