4月半ばともなれば、庭のあちこちにすっくと首をにばして春風に揺れながらさく「翁草」
でも,一寸した日溜まりにもう一輪咲きました。
よくよく見れば、首をすっ込めて、毛深くて、毛糸のコートを一枚余分に羽織っている感じ。
未だ寒いものね。慌てん坊ですね。でも今年-番に咲いた草花です。
「こんな花、昔は野原のあちこちに咲いていたに」と
お年寄りから聞かされますと、なんだか胸が痛みます。
こんな、丈夫な野草さえ住みにくくなってしまったのですね。
こんなに、自然が一っぱいの場所と、思っていましたのに。
「綺麗な花の写真が撮りたいな」と思っても
毎日毎日小雪がチラチラと。
でも私の気持ちを察してくれたように
軒先に二輪「はなにら」が咲きました。
暖かくなって咲けば、もっともっと綺麗なのに。
でも写真が撮れただけでも、感謝感謝です。
やっぱり寒いので、首をすっ込めています。