静かに降る雨に生き生きとして

久しぶりの雨です
静かに降り雨はまるで魔法の様
静かに心をいやして　くれます
この雨で　草木も野菜も随分と救われるでしょう




　「はなこしょう」　と「しずく」　です
実りの秋を迎えました
目まぐるしく変化する季節のなか
春　夏　盛夏　精一杯に生きた姿がここに有ります
ただひたすらに耐えて実りの季節となりました


風が吹く度にカサカサ揺れる花　「風知草」
こんな見落としてしまいそうな草も秋になればそれなりの花が咲いて
命のリズムが力ずよく刻まれていて
秋風に逆らわずなびかず　さりげなく応えています
秋は殊にに私達に命の有り方をまざまざと見せていってくれます

風の音にハッとします

お盆を過ぎたといっても毎日のこの残暑たまりませんよね
とは言っても早朝のリハビリ散歩のときの風の音　草の色の移ろいに
少しずつ秋めいてゆく季節の変わりを感じます
庭の隅で楚々咲く　「マツムシソウ」と「柚香菊」です
あの春の萌えいずる様な勢いはないけれども
そっと静かに優しく咲いて癒されます


水べりに独特な花姿の「さわぎきょう」です



春の山菜で美味しいといわれる「山でうまいは　おけらにととき」
と言われます『釣鐘人参（別名ととき）」です
こんなに平凡な身近な弱弱しい花の存在にげんきずけられるのは・・・？
私自身　老い・病・弱さ・みにくさを
両手にいっぱい抱えながら生きているから
だからこそささやかな草花に美を見いだしているのでしょう
強く輝くものよりは　ささやかなものにこそ
真実が有ると思われるのはきっと　年のせいでしょうね

逞しい植物たち

純白の小花が野趣豊かに木に絡みついて
香りも優しく咲く　「ボタンずる」
立秋を迎えたとは言っても八月はまだ夏の真っ盛りです






連日猛暑で気が滅入りそうですが　けれどもこの日差しは
作物や植物にとっては命を育む大切な恵みなのでしょう
木陰でじっとがまんの「なつすいせん」　と「ひおおおぎ」です



おぼんにはなくて無くてはならない
仏花の「オミナエシ」です
朝夕の涼しさで咲いています　秋の七草に入っています
凛としてすっきりとしたはなすがたです
秋は涼しさと共に寂しさも連れてやってきます
にぎやかだった春先の庭を思えば　命の強さと
季の移ろいを感じさせられる季節でもあります



木陰に群棲する「うばゆり」です
雷雨の多いこの季節に
個性的なうばゆりの花の形状には感動しましす
花の花弁の下の二枚が離れていて筒状ではありません
決して雨水が入らない様に堪らない様に成っているのです
良殖えるはずです　それなりに工夫された植物です
自然界は学ぶことが沢山有って　生き延びる術を感じます
逞しい植物たちです

当たり前に思える日々の営みの中で

天の川が美しい季節となりました
林の中に消えていく一本の山道の道筋に咲く
「キツリフネ」と　「トリアシショウマ」です
細い茎に船をつるしたように咲く姿から　このような名前になったのでしょう
「トリアシショウマ」です
白い小花が鳥の足のように広がってさいているからでしょう



「たまあじさい」です
蕾は大きくてどんな花が咲くかと思うくらいですが開いてみるとそれはそれは小さくて
小豆粒くらいの花です
あじさいと言えば大きくて華やかなの色物が多いのですが・・・
自然界の中で咲く花々はなんと優しいのでしょう
何物にもとらわれず　自然体で見ていても肩が凝らない
小雨にぬれた花の風情はそんな優しさの中に有ります



山中にひときわ華やかにさく「フシグロセンノウ」です
早いもので八月になったかと思えば
もう秋に咲く様な花が次々に咲いて
私だけがとり残されるような思いがして一寸こわいです
でも山中にこの花は秋風も連れてきてくれて毎年お楽しみです
華やかさと優しさを併せ持った様な花です



「レンゲショウマ」　です
うつむいて咲きますので
なかなかピントが合わなくて残念です
この花のレンゲはまさに蓮花なのです
これは葉も花も虫がつきやすくて
一度は絶滅寸前でした
今年は無事に復活して
十輪程蕾が出来て立派に投稿できますと
期待していましたらやっぱり虫が付いて僅か二輪のみの開花でした
でもまず復活したことを慶びたいと思います
もうすぐ御盆がやってきます
毎日暑いけれども朝夕の雷雨のお蔭で涼しくて暮らせています
時の流れはなんと速いのでしょうて今日まで無事に暮らせて来ましたことはなんて有り難いことでしょう
先ずは感謝して生きています