南アルプスの雪解け水から

森の中に続く一本の路に
獣の足跡一つなく真っ白に積もった雪がキラキラと
朝日に輝いて　今ここにいることはなんと清々しいことでしょう
南アルプスも温暖化のため山肌が伺えるようになって一寸不安を感じておりまましたが。。。


さすがに大寒の朝　すっぽりと雪に包まれてその姿には
凛とさせられました
先人からの教えでこの雪がだんだんと解けて田畑を潤し
作物に豊作の恵みをもたらすそうです
先人達もこのような　毎年の営みの中で慶び　寂しさ　希望・と
幾つもの心が動き・・乗り越えて来たのでしょう
激しく降り積もる雪にのみこまれながら
既に小さな蕾を付て逞しく草花はその出番を待っていることでしょう

一粒のライ麦の根から・・・

早くもほころび始めた「やぶつばき」　と「紅梅」
非日常的な　お正月行事を　終えてホッと一息すれば
辺りは温暖化の影響で
樹木は既に春の装い
春　夏　秋と目まぐるしく変わる環境に
ただただひたすらに耐えて今のこの冬こそがゆっくりと一休みの時期と思うのですが・・・・

アメリカのある学者が
一粒のライ麦を蒔いて育てたところ痩せた小さなライ麦が幾粒かの実を付けたたということでした
ところが根が素晴らしい！　
１１２００kmもあって　日本列島の凡そ３倍の長さとのことでした
もうその根の頑張りには賛嘆するしか有りません

一本の麦がそんなのだから
私達が生きていく上にはありとあらゆるものの
恩恵が有ると思います
動植物の命を頂ことのほか
自然の美しさや草花から頂く心の安らぎ
周りの方の優しい心遣いなどなど
全てが生きていく上の糧につながっているように思います
これからはますます生きずらい厳しい時代となるでしょう
でもどんなに辛くても苦しくても
体を支えてくれている目には見えない沢山のお蔭
あのライ麦の根の様にどれほど目には見えない所で頑張っていることでしょう
と謙虚な気持ちで日々を感謝しなければ・・・

あけましておめでとうございます

平成二十八年元旦　七時二十八分
南アルプスよりのご来光です
清涼な空気に包まれて
凛とした中にも神々しさをたたえて　昇ってまいりました
厳かにでも穏やかな朝日を拝みながら
「どうぞ　この年が皆様にとっ変わりない良い年でありますように・・・」と
手を併せておがみました

あらためましてあけましておめでとう御座います今年も宜しくお願い致します
今私がこ大地立っていられることも
大勢の皆様にどれほど御世話様になっていることでしょう
どうにもならない体の不自由を悩んでも
仕方が有りません
「今まさにこの瞬間を大切に生きなさい」と
眩しく輝きながら太陽に言われているように思える

今年のご来光でした