山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

「またね」

2018-05-31 15:20:28 | 日記
歴史上の三大美人にあやかって【虞美人草」



初夏の光の中に細長い花茎を伸ばして洋杯型のふっくらとした花容の真っ赤な花
蕾も花後に膨らむ子房も愛らしくて多くの人にしたしまれています別名「ひなげし」 です



去る五月二十七日アサギマダラの偵察がやってきました
この日は朝から良い天気に恵まれまして色々な花が咲いていました
蝶はただフジバカマの葉に留まっています
じっとしておぼえているのでしょうか?これからさらに
北上してやがて秋の花の頃には必ず戻ってくるでしょう
わたしはそっと「またね」と言いました
その時蝶も「またね」といったようでした
親しい人との一寸した間のわかれのようにおもえたから・・・・
それら2~3日はアサギマダラの偵察が有りました
それぞれに草の周りを舞ったり草に止まったりしています
あの小さな頭でと思えば愛しくもあります
やがては海を越えてはるばると南の島に行くのでしょう・・・


葉の真中から花茎を伸ばして赤い花を咲かせます「つきぬきにんとう」です
赤い花弁に黄色い雄しべ雌しべが対照的で見るからに暑苦しい初夏の花です
小さな一枝の挿し木からだいぶ大きくなりました
どの花にもそれぞれに思い出が有ります


ある高僧の御陵から頂きました「のばら」 です
千年も前に亡くなった方の御陵に有りました
このバラは冬にも葉が残りその棘の大きさと鋭さからいかにして現代まで生き残ってのかと解る気がします
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夏は きぬ

2018-05-23 18:16:23 | 日記
早朝 夕暮れ時ホトトギスの声を聞いてエッ!



むせるような良い香りに振り向けば「たにうつぎ」が咲いています
私は今年未だウグイスの声も聞いてません
それでもホトトギスと空木の花を見れば夏がきたと認めざるをえません



「ライラック」別名リラも香りいっぱいに咲いています
芳香剤としまして使われるリラの香りは空木の香りとは又違って甘さと優しさを感じます
恋の歌などに歌われますのはそのせいでしょう



暑苦しい夏に濃いオレンジ色に咲きます「にっこうきすげ」 です
お日様に向かって咲く姿にはやっぱり夏はきぬと思わせられます



池のはたで暑さの中で吹き抜ける心地よい風を感じさせられる様に
大きな花びらを揺らして咲いています「クレマチス]です


さわさわと大きな独特な葉を広げて地味な花を咲かせています
花よりは葉を楽しみます「やぶれかさ」 です
その名のとうりの植物ですが暑い季節には何とも言えない風情が有ります
芽が出たばかりの時には山菜として食べられるそうです
つまりたたまれたかさの状態です


根の部分が甘くて滋養強壮の花「あまな」
木陰で楚々と咲いていて食べる気にはなりませんが
蒸し暑くなってきますとこんな花が殊に爽やかさが有ってほっとします




木漏れ日の中草木は明るい表情を見せてくれます
やがてやってくる酷暑に耐える力を蓄えているのでしょう
「二人しずか」と「いちげそう」です
いまの季節この純白の花は心がなごみます
今年の春はすべての花が早く咲き慌ただしい春でした
穏やかな優しい過ごしやすい季節はもう終わって 今年の夏もきびしい事でしょう
皆さ水分をこまめにとって暑さに向かって頑張りましょう
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さわさわ

2018-05-16 17:36:32 | 日記
五月 山々は日を追うごとに力強く緑を濃くして芽ふきの勢いがあふれるような季節になりました







今年の二月頃はことのほか寒さが厳しくて
池の周りには氷が張ってその中から小さく緑の葉が震えるよう顔を出していました
又裏庭の隅には雪が凍てついてそこからやはり小さな葉が顔を出していました
それでも「黄菖蒲」や「くりんそう」は
寒い間にしっかりと力を蓄えて美しい花を咲かせています
夕方になればコロコロと蛙の声も和みます




深山深く咲きますのでもうすっかり諦めていました「ぎんりょうそう」 です
意外と身近にありましたので又見ることが出来ました 思わぬ出会いに感動しています





わび寂で茶花として大好きで手入れをして大切に育てた「みやこわすれ」と
勝手に生えてきました「ちごゆり」です
どちらも可愛い花で自然の中で息づく草花の逞しさを改めて感じます



「ひめしゃが」も咲き始めました
もうすぐ梅雨の季節となりますが穏やかな日々が続きますことを願いつつ
紫と緑の細い葉の織成す美しさに心を惹かれて眺めています




「ようらく」です
若くして亡くなった皇女のが亡くなる時「都が一望できる所に埋めてほしい」と遺言されました
遺言どうりに都が見渡せるところに埋葬しましたら
そこに皇女の帽子に似た花が咲いたそうです
遙洛となずけたそうです
物語を聞けば 綺麗なのに寂しくなるような花です







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私たちの周りの小さな自然

2018-05-10 17:31:21 | 日記
去年の秋以降 実の美しさや 加工品の美味しさや 健康効果ですっかりとりこになりました「さんざし」





「花が咲いたらしらせてね」と園主さんにお願いしました
「咲いているよ」との便りに小雨の中で見せて頂きました
広い畑はとてもきれいに整備されていました
真っ白な花でアップしてみますと又可愛い花で驚きました
さんざしは見て良し 食べて良し 健康に良しと三拍子揃ったすぐれものでした




すぐ近くにはやはり同じ方が作っておられると思われます「ブルーベリー園」がありました
初めてじっくりと眺めてみました
花は可憐でまた実にはこれまた目に良いとかアンチエイジング等見逃せない健康効果が有りました
どれも我が町の特産品とあって改めて我が町の良さを実感しました



未だ寒い時期に蕾の大きさからリハビリの時元気を頂いていました
「しゃくなげ」 です今は大きな立派な花を咲かせて皆さんの目を楽しませてくれています



今年も咲きました「白花エンレイ草」 です
白い花は時として寂し気や儚気に見えますがこの花は樹下の一角にしっかりと自分のエリアを持って
私には芯の強い健気の印象がします



背筋を伸ばした涼しい瞳の少女を思わせられるような
十二ひとえ」と「さくらそう」 です
庭のあちこちに草花が咲いて楽しみが多い季節です
私たちの気持ちを癒してくれますのはいつも自然の美しさだと思います
この自然を守っていくのが私たちの使命だと改めて思います


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風と光と

2018-05-03 14:54:42 | 日記
優しい陽ざしと爽やかな風 
人間にとっても植物にとっても過ごしやすい良い季節となりました



白っぽい芽吹きに純白な花を咲かせます「かまつか」です
独特な風情で境内の景色と良くマッチしています
木が硬くて鎌の柄にされることからこの名がついたそうです




庭の片隅で華やかに咲きまさす「いわかがみ」です
草木は五月の爽やかな風に勇気づけられて明日の命を信じて力ず良く成長するかのようです



柔らかい光と風をいっぱいに受けておだやかにさいているのは「きくざきいちげ」です
可愛らしい表情を見せてくれます



一寸した清水におたまじゃくしが生まれて日々成長しています
小さな命の誕生は嬉しいものです
「菖蒲」の芽も出てきました 花は小さめの濃い紫ですが
すらりとした涼しげな雰囲気のこの斑入りの葉もなかなか良いものです



日中には水べりが恋しい季節になりました やはり水辺に爽やかに咲きます「みずばしょう」 です
花々は競い合うように開花します



野原でもよく見かけます「きけまん」です
細長い茎で清々しく凛として吹く風に優しくなびいています
紫ケマンと共にどこにでもあるいわば雑草です




「きらんそう」別名「じごくのかまのふた」とも言われます
濃い紫の花が地を這うようにして殖えていきます
草花の成長する姿からは若々しい生命力を感じて元気が頂けます














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