山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

泥中に咲く花を見て

2019-07-20 10:02:53 | 日記
昨年ある古刹のお寺から頂きました「はす」です





二年目を迎えて今年も見事に開花しました
泥中で清らかに咲く姿に
煩悩を超えて悟りを得るとして仏縁深き花とされています
解っていてもなかなかそう簡単に悟れない私です



蓮池の周りに濃い紫の小さな花「ききょうそう」も負けずに咲いています
ほぼ雑草ともいえますがそこに生きていることをあるがままに受けてあげたい



そしていよいよ夏の定番ともいえます「やかゆり」 です
この大きな花は見応えが有りますとともに香りも良のです
美しいものや良い香りは心や脳を癒す力が有るのでしょう
それがさりげなく野に咲いたいますと格別です
カサブランカの親ユリだそうです  なるほど・・・



一寸遅れてさきました「がくあじさい」 です
清々しく初夏に雨に濡れた花が輝くように咲いています
梅雨で有っても心は晴れ晴れとしたいものですね







夏の本番これからなのにもうナデシコ」です
花弁に細かく亀裂が入って小花が可愛いから思わず撫でたくなからこの名前だそうです
万葉の昔からよく短歌に登場して
【撫子のその花もがな朝な朝な手に取りもちて恋ぬ日なけん」    山上憶良
撫子の花は確かに可憐で美しです
でもこんなに早くから
又晩秋の霜降りる頃にはさらにに色濃くして咲いていてなかなか見かけによらず
たくましい花です
そんな優しさとたくましさを以って「やまとなでしこ」や「ナデシコジャパン」なのですね



芝生の中踏まれても踏まれてもしっかりと増えていきます「もじずり」です
個性的な花姿のこの花も小さくて可憐です
自然の中で息ずく花々はなんととたくましいのでしょう
「みちのくのしのぶモジズリだれ故にみだれそめにしわれならなくに」
この花の花姿がねじれて咲くためにこのようにうたわれたのでしょう

雨の多いい梅雨期私達にとっては憂鬱な時ですが
草木にとっては天の恵みの雨であり
やがて来る酷暑に耐える力を蓄える大切な季でもあります
やがてこの雨が止めば「熱い」「熱い」と言って
水分をこまめに摂らなくては・・・・・となるのでしょう


















コメント (2)
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