夕食の内容ですが、ほとんどの野菜は今日頂いたものです。ありがたいことです。
「情けは人のためならず」
「情けを人にむやみにかけると、依頼心が強くなるのでその人のためにはならない」という意味と思われがちのこのことわざ、人が助けを求めて来た時などによく使われています。
しかし、本来、この言葉が持つ意味はこうした「情けは人のためにならず」ではく、「情けは人のためのみにあらず」(情けは自分のためになる)という意味なのです。
「なあんだ、ギブ・アンド・テイクか。それならよくわかる」と早合点しないで下さい。この言葉が説くのは「因果応報」であり、「自分の為だと思って、人のために動きなさい」ということ。
だから上役にばかり「情け」をかけて良い報を当てにするのも、言葉の意味からすれば正しくありません。足軽からスピード出世して遂に天下をとった豊臣秀吉は、下の者や同僚に実によく「情け」をかけた人物だったとか・・・。
このことが、後に彼の「天下取り」に役だったのは言うまでもありません。でも「見返りを期待せずに情けをかける」のは今も昔も難しいことですね。
「おもしろ雑学」参照