白菜漬けの炒め物と思い出

この冬白菜漬け何度も漬けたけど、なぜか今回初めて失敗した。
でも捨てるのは勿体無くて冷蔵庫に入れて置いた。やはり酸っぱくなった。
我が家はみんな若い漬物が好き。酸っぱくなったら見向きもしない。

それで思い出したのが、沖縄の人の事。まだ２０歳位の事。
新幹線の中で沖縄の高校生の女の子が隣に座った。
車内放送が流れた。「台風の為列車はＯＯ止まりです。」

彼女は鹿児島に出て、それから沖縄に帰る予定と言った。
こちらには知人も居ないと言うので、家に誘って泊まらせて上げた。
次の日列車は平常通りに戻ったので、父が駅まで送ってあげた。

田舎でお店も近くにないし、台風の日の夕方急につれて帰ったので
尚更。普段の食事を一緒に食べて貰ったと思う。すると彼女はあっさりして
いるのに驚いたらしい。沖縄では全てこってりしていて
漬物さえも炒めると言っていた。

名前も住所も話したかどうか？何も覚えていない。
顔はうっすら覚えている。だけれど、その食生活にこちらも
驚いたのでよく覚えている。

と言う事で、捨てるよりはと炒めてみた。うん、美味しい！
酸味が殆どしない。主人も美味しいという。良かった。
無駄にならなかった！彼女に有難う！

私は時々そのときのことを思い出し、漬物を炒める。
彼女はどうしているかなぁ？時々私の事思い出しているかなぁ？