おはようございます。
ただ今、午前３時１０分。
テレビでは、リオ五輪の、男子テニス３回戦。錦織VSマルティンの試合を中継しています。
今日は、私のブログ開設６００日目。日にちは、８月１２日です。
今から３１年前の昭和６０年８月１２日の夕方。
日本航空１２３便。羽田発－大阪（伊丹）空港行のボーイング７４７ＳＲ（ジャンボ）が、群馬県の御巣鷹山に墜落しました。
乗員、乗客５２４人の内、５２０人が亡くなり、奇跡的に４人の方が救助されました。
墜落の原因は、垂直尾翼下の圧力隔壁が破損し、垂直尾翼ともども破壊され、飛行機の姿勢を制御する油圧系統が全てアウトとなり、エンジンの推力だけで機体をコントロールすると言う事態になり、迷走した結果、御巣鷹山に墜落をしました。
この事故の７年前に、この機体は、大阪（伊丹）空港で、尻もち事故を起こしていました。
着陸の瞬間に、推力のコントロールを誤り、機首が上がって、機体のお尻の部分を強く滑走路に打ち付けてしまいました。
この機体は、お尻の部分を大きく破損し、ボーイング社の手で修理されることになります。
客席の一番後ろの更に後ろに、高高度で飛行する際の与圧をするための圧力隔壁というものがあります。
ジェット旅客機が飛行する場合、プロペラ機よりも高い高度を飛行します。
世界初のジェット旅客機のコメット（イギリス製）が、与圧（気圧が低い高高度でも乗員、乗客が快適に機内で過ごせるようにするため、機体に圧力を掛ける事）の繰り返しにより疲労亀裂（金属疲労）を起こし、空中分解するという事故が起きています。
その原因を追究する中から、繰り返しの与圧に耐える機体が設計され、今に至っています。
ボーイング７４７は、ジャンボと呼ばれている機体。
元々は、軍事用の輸送機として設計された機体です。その大容量の輸送機の競争で、ギャラクシーに負けて、その設計を民間機に転用したのが、あのジャンボジェット。ボーイング７４７です。
そこに、ＳＲが付くのは、日本国内向けの機体。ショート・レンジのＳＲです。
国土の狭い日本で、大量輸送を実現するために、Ｂ７４７の足回りを強化した機体。
１時間前後で、離着陸を繰り返す国内線用の機体なので、酷使される足回りを強化した訳ですが。
日本国内でも、上空では１０，０００ｍ付近を飛行します。地上に居る時と、飛行している間の機体にかかる圧力は飛行する度に、変化を続けます。
何も問題のない機体であれば、その圧力の変化には十分に耐えうるのですが。
尻もち事故で破損した圧力隔壁を修理したボーイング社の修理に『手抜き』があったと推測され。
その結果として、尻もち事故の７年後に、羽田空港を離陸して、上昇中に、圧力の変化に堪え切れす、圧力隔壁が破損し、その圧力で、垂直尾翼も吹き飛ばされるという事態を起こしてしまった訳です。
このニュースを知った時。３１年前。私は２７歳くらいですか。
衝撃でした。大事故です。
この事故で、歌手の坂本九さんが亡くなりました。
若い方は、ご存じないかもしれませんが。
見上げてごらん夜の星を(坂本九)
少し前に亡くなられた、永六輔さんの作詞です。
いろんな方がカバーしています。
見上げてごらん夜の星を 夏川りみ
紅白でも歌った、平井堅さんと（映像の）坂本さんのコラボです。
見上げてごらん夜の星を / ～Ken's Bar～ 平井堅 坂本九
こんなコラボ曲も。（サントリーのＣＭです）
矢沢永吉止まらない涙見上げてごらん夜の星を
そして、こんなコラボも。
秋川雅史×手嶌葵 見上げてごらん夜の星を
いろんな人がカバーしています。
華原朋美 - 見上げてごらん夜の星を
若くして、病に倒れた、本田美奈子さん。
美しい方でした。美しい声です。
見上げてごらん夜の星を 本田美奈子
私のブログの６００日目が、偶然に、この日でした。
昨日の『山の日』。
８月に休日がないと言うことで、『海の日』があるのだからと、『山の日』を。
最初の候補が、実は、『８月１２日』だったんです。
でも、この日は、日航機の墜落事故があった日。
それで、１日前の１１日になりました。
広島、長崎の原爆が投下された日。
８月１５日の終戦記念日。
私も、もうすぐ５９歳になる、私も知らない戦争の経験。
第二次世界大戦は、日本に関しては、８月に最後の局面を迎えています。
８月は、いろんな意味のある月です。その事を忘れないように。
でも、お盆のお休み。ゆっくりとお休み下さい。
午前４時２０分。
私は、そろそろ寝ます。
では、また。
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