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岩手など3県300キロリレー 僧侶一行が宮古出発

2016-05-08 08:24:30 | 震災
岩手日報より転載

岩手など3県300キロリレー 僧侶一行が宮古出発

 東日本大震災の犠牲者をしのび、岩手、宮城、福島県の沿岸被災地を行脚する「祈りの道」(曹洞宗東北管区教化センター主催)の一行が6日、宮古市沢田の常安寺を出発した。震災犠牲者の七回忌を前に、約100人の僧侶が11日までの6日間で延べ約300キロを歩き、鎮魂と復興へ祈りをささげる。


 午前8時半、青森県の僧侶5人が関係者に見送られながら常安寺をたち、大槌町の江岸寺を目指した。旧大槌町役場や陸前高田市の気仙大工左官伝承館(希望の灯(あか)り)など約60カ所で法要を行う。

 僧侶は曹洞宗の二大本山の永平寺(福井県)と総持寺(横浜市)の貫首が揮毫(きごう)した震災犠牲者の慰霊供養と復興祈願のお札を携え、3~5人一組のリレー形式で歩く。常安寺と福島県南相馬市の同慶寺をそれぞれ出発し、中間地の宮城県石巻市の洞源院で合流する。

 慰霊法要では青森県むつ市の恐山の火と、竜神がまつられている山形県鶴岡市の善宝寺の水を供える。月命日の11日は船に乗り、宮城県内の海上で慰霊し、地蔵札を流す。

    
【写真=常安寺から沿岸被災地を歩く行脚に出発する僧侶】
(2016/05/07)

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