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2019-11-15 | 宮部みゆき


宮部みゆき
『模倣犯3』★★

先に結末が分かっていて、その経過を辿る第三巻
どんどんどんどん深みにハマってゆく・・
一体どこで道を誤ったのか?
あの時ああしていれば・・誰もがそういう思いを抱く。

目に見える恐怖
目に見えない恐怖
幻覚がエスカレート

本当の友とは?幼馴染みとは?
色々な問いかけに自問してしまう内容


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冗談は冗談でなくなり、曖昧模糊とした不安はもっとはっきりした形を成す。不安が不安であるうちは幸せだ。不安の正体が見えないうちは。



「だけどねお兄ちゃん、どれほど知恵と勇気のある女だって、かなわないような悪い男もいるんだよ。連続殺人事件で殺されちゃった女の子たちだって、勇気や知恵がなかったわけじゃないよ。それでも、犯人にはかなわなかったんだよ。そういうとき、あたし、女ってすごく悲しいと思うよ。昼間も思ったの。女であるってだけで、ときどき、まるで無条件に殺されなくちゃならなくなるんだって。なんでか判らないけど、そういう世の中なんだって」


「そんなら、どうしたらいいと思う?」
「どうしたらって――」
「女の人が殺されないようにするにはどうしたらいいんだろうな?」








俺は知っている。お前は俺が知ってるってことを知ってる。俺が知ってるってことをお前が知ってるってことを俺も知ってる、だから仲良くやろうぜ――








記憶、記憶、記憶。人間は記憶そのものだ。唐突に、そんな洞察が頭の底の方で閃いた。たくさんの記憶を、皮膚という皮一枚でくるりと包み込むと、それが人間になる。子供から大人へ成長するにつれて身体が大きくなるのは、それだけ中身の記憶の嵩が増えていくからだ。



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一つの出逢いから始まることがある。
新たに挑戦すること。
ちょっとした光が見える気がする。

みんなのブログが紅葉一色
よいなよいな 来週は那須高原 がまんがまん
先日の山梨はまだ早かった・・

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