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ブルージュの夢のあとさき20時





まだ娘が小さかったころ、例えば夫が出張中で

夏の夕暮れ
まだまだ昼間のように明るいが、光と影は濃くなり

ちょっと早い時間、18時ごろ
娘をコンセルバトワール(音楽学校)に迎えに行くと
人影はないのに
古い建物の間からさまざまな楽器の音がもれ聞こえ
妙に立ち去りがたい気持ち


夕食後20時前ごろ、犬の散歩の途中
アイスクリームを買ってぶらぶら歩きながら食べつつ
ではそろそろ帰ろうか、というときのあの気持ち


ブルージュの街角には、わたしの故郷神戸とはまた別に
いろいろな思い出や感情をあちこちに置いたままになっていて

濃い光と影の中でそういう気持ちに突然出くわすことが多く

センチメンタルになってしまうのだ

......


娘の幼馴染も一緒に英国へ戻ってきた。
日焼けしたとても綺麗な彼女と、うちの娘
19歳ってまぶしい!! 夏の陽のよう!
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