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・・・🌸  山も花も初夏を迎えています  🌺・・・

甲州高尾山

2012年09月30日 | 山梨百名山

甲州高尾山に登って来ました。(田崎さんと一緒)

今週末、火打山・妙高山にツアーを予定していたが台風17号の影響で中止となった。

その代替としてこの山へ行ってきた。(富士山の展望が良い山)

  :勝沼ぶどう郷駅

8:40 JR中央線勝沼ぶどう郷駅に着いた。

客待ちTAXが数台待っている。多くの登山者はTAXで登山口へ向かう。

この山は”登る山”ではなく”下る山”らしい。

  :バッグは南アルプスの山並み

8:50 駅前から「大滝不動尊奥宮」めざし、「大滝道」を歩き始める。

ぶどうの産地、至るところこの景色だ。

   

振り返れば、南アルプスの山並み。

  :「大滝道」参道になっている

       :秋ですね 

:彼岸花           :萩の仲間?       :あけび

  :大滝不動尊前宮

9:25 「大滝不動尊前宮」へ、ここからは、急登の「参道」になる。

  :参道の証

駅の標高が約500m、山頂が約1000m、この参道で標高を消化する。

汗が出る、ご法度の「夏の低山登り」だ、久しぶりの”大汗”だ。

        

:能書き           :山門             :奥宮

10:20 長い林道歩きが終わり、「大滝不動尊奥宮」に着いた。

TAXはここまで登ってくる、料金は約2000円)

       

:奥宮上部の滝               :奥宮階段脇の滝

     :南アルプス(雲が上がってきていた)

  :ここから充実する標識

林道は全く標識がなかった。(歩いて登る登山者がいないので必要ないか)

  :林道から登山道への分岐

南アルプス方面の展望台、雑草と灌木で何も見えなかった。

         

:ヤマハッカ         :コウヤボウキ        :ツリフネソウ        :ミズヒキ

この程度の花しか見なかった。

  :尾根の分岐 

11:10 尾根道の分岐に出た、(正面には富士山が)

左に登り、棚横手山(山梨百名山)に向かう。

尾根道を登り、林道に出る。

さらに尾根へ登る階段の横の岩場に彼ら(スズメ蜂)は住んでいた。

巣の外にも飛んでおり、”熟考の結果”「彼らを刺激して不測の事態でも招いたら」の判断から、

戻ることにした。 

富士山が雲に隠れ始めた。

秋ですね!!

  :棚横手山方面

振り返れば「棚横手山」が。

  :甲州高尾山頂

12:00 富士見台通過、12:20 甲州高尾山頂へ。

せまい、昼食はもう少し下った所で食べた、富士山を魚に・・・。

  :甲州高尾山

あとは急登を下るのみ。強い日差しを受けながら、柏尾山からみた甲州高尾山。

  :中央高速

大分降りてきた、急登だが、細かく道を切っている。

石ころで滑るが、大事に至る転び方はしなかった。登りにはきつい傾斜だった。

  :ぶどう園

車の音が耳に入るようになってきた、ぶどう園も出てきた。

  :五所神社

13:30 五所神社に、国道20号線はもうすぐだ。

      

:ナンテンハギ       :桜(超遅咲き)       :マルバルコウ(ヒルガオの仲間)

  :甲州高尾山登山口

  :国道20号線の看板

まだ早いので「大日影トンネル遊歩道」へ寄ることにした。

中央線の大日影新トンネルができたので、旧トンネルは遊歩道として利用されている。

          

R217へ入り、舗装道路を約20分登り、大日影トンネルに着いた。

ゲートが閉まっている、人の気配もない、・・・・・。

心配は的中した、水漏れがひどく”通行不能”なのだ。

通行不能の案内は、バス停に表示されていた。

せめて登り口のバス停に表示されていれば登ってこないのに!!後の祭りだ。

   :新大日影トンネル

重い足を引きずり、国道20号へ戻る。(田崎さんごめんね!)

大善寺(五所神社の先)から約40分と昭文社のmapにはある。

ぶどう畑の丘を越え、トボトボ歩いて駅へ向かう。

どこが駅だかわからないので、足取りも重い。

14:50 勝沼ぶどう郷駅へ着いた。駅の売店で缶ビールを開け、ホット一息。

15:13の電車で帰途に着いた。

道中落ちてる栗を拾い集め「収穫」した。

その重さは250g、今日茹でて食べた、味は今一つかな。

小さい秋」見~つけた。

 

 

 

 

  

 

 

   

 

 

 


越後駒ヶ岳、平ケ岳

2012年09月27日 | 日本百名山

9月23~25日まで2泊3日で、新潟駒ヶ岳と平ケ岳に登ってきました。

M日旅行利用、TDはK室、室Iの”しりとり”コンビでした。 http://www.maitabi.jp/mt_japan/

9月23日(日) 雨

未明から雨が続いていた、9:15新宿駅に集合。

今日は2日間お世話になる温泉民宿「伝之助小屋」への移動のみ。  http://www.dennosuke.com/

関越道小出Iで降り、奥只見シルバーラインで奥只見ダムへ、ここでダムサイトを見学した。

  :奥只見ダム(J-POWER=旧電源開発管理)

貯水量は黒ダムの倍、大きなダムだ。

 :貯水池(銀山湖)    :ダム下流

      

奥只見ダムのSPECです、少雨を反映して、水量は少ない。

********** 

9月24日(月) 

今日は新潟(魚沼)駒ヶ岳をピストンする。 予報は雨、小雨が降っていた。

 越後駒ヶ岳は新潟県の魚沼市に連なっていることから、別名魚沼駒ヶ岳とも呼ばれる。

  中ノ岳、八海山を従え、越後三山の主峰で、アルペン的な山容を備えている。 

4:00 弁当(朝食と昼食)を持って、送迎バスで登山口の枝折(しおり)峠へ。

   

4:25 合羽・ヘッドランプ着用の重装備で登山開始!明神尾根を登る。

5:10 明神峠、駒の湯は一軒宿の秘湯、「銀の道」が通っている。

  :鞍部

5:45 朝食、魚沼コシヒカリ100%のオニギリ2つ、この天気では味も今一つ?

   :小倉山(1378m)

6:23 道行山分岐・・・ 

7:15 小倉山、駒ヶ岳の眺望が良い場所だが、今日は望むべくもない。

  :水溜り

水抜きが整備されていないので、低部にはこのような水溜りが。

下山時を考え、TDと2人で水抜きを作りながら歩いた。

  :百草の池(水量は少ない)

池塘と草原が広がる場所、お花畑でもある。

  :前駒

8:45 ここから岩場が始まる、登りきると、駒の小屋だ。

  :岩場

進路表示はあるが、サポートする鎖はセットされていない。

  :駒の小屋

9:20 駒の小屋へ、雨は降り続いており、風も吹いている。

  

山頂への登り、周囲はお花畑、イワイチョウの紅葉が目立つ。(沢沿いの黄色がイワイチョウ)

 

  :中ノ岳分岐

魚沼三山、中ノ岳~八海山へと続く縦走路。

   

:駒ヶ岳山頂(2003m)                 :猿田彦銅像

9:50 駒ヶ岳山頂、雨は降り続いている。風も・・・・とっとと下山

猿田彦:古くはサルタビコ。日本神話でニシキノミコト降臨の際、先頭に立って道案内し、

       のち伊勢国五十鈴川上に鎮座したという神。容貌魁偉で鼻長7咫(あまた)身長7尺余

       と伝える。俳優・衢(ちまた)の神ともいう。中世に至り、庚申の日にこの神を祀り、

       また、道祖神と結び付けた。

  

駒の小屋に戻り昼食(コシヒカリ100%のオニギリ二つ)。 この椅子に座って食べたかった。

        

:ツルニンジン      :アキノキリンソウ     :ツクバネソウ(実)  :オオカメノキ(実)

駒ヶ岳で見た花たちです。  

  :明神峠方面

12:00 小倉山、12:40 道行山分岐、13:50 明神峠 天候は回復方向へ

  :大明神

13:50 明神峠にある「大明神」祠の扉を開けて見た。(超微妙~?)

   :菩薩さん

越後三山では八海山が信仰の山だが、ここ駒ヶ岳でもその一旦をかいま見ことができる。

     :ゴマナ

14:30 枝折峠駐車場へ戻る。

    

伝之助小屋に戻ると「虹」がかかっていた。

  :夕食

”山の幸”満載の夕食、お金はかかっていないが、その分手間がかかっているとか。

   

深田久弥氏の色紙(3回は伝之助小屋に泊まっているようだ)

開高 健(作家・釣り人)の色紙

伝之助小屋のゲストは「釣り人と登山者」著名人も訪れている。

この言葉の意味わかりますか?

(釣った魚の話をする時の、注意事項を書いています)

**********

9月25日(火) 晴れ

今日は平ケ岳をピストンする、天気予報は曇り後晴れ。

朝4:00、昨日同様2食分を持って送迎バスに乗る。

中ノ岐林道を約70分かけて登山口へ、道中は未舗装部が多く、大きく揺れた。

  

5:20 駐車場で朝食、中ノ岐コースを登る、まず平ケ岳沢を渡る。

送迎バスのドライバーさんが石を置いてサポートしてくれた。

灌木の樹林帯を登る、下はぬかるんでいるので滑る。

登山道は荒れている。朽木が道を塞ぎ、削れた土が道を歩行困難にしている。

 (注:このルートは中ノ岐林道を通ってくる。林道は許可されたものしか通行できないので、

     中ノ岐ルートを選択する登山者は限られる。メインルートはR352鷹の巣から登るが

     往復22km、約11~12時間かかるので、団体登山には向かないか)

        

:ゴゼンタチバナ(実)  :サラシナショウマ    :ダイモンジソウ

花は実も含めまだ頑張っていた。

  :玉子石分岐(池ノ岳)

8:10 樹林帯の急登を抜け、草原が広がる尾根道に出た。

       

:キンコウカ         :イワショウブ(3態)

草紅葉の正体です、キンコウカがその主役でした。

8:20 「玉子石」展望台からの View です。

      

:姫ノ池方面        :オオシラビソの実    :平ケ岳

奇岩「玉子石」:平ケ岳の象徴。 大きな丸い石がふたつ積み重なって、雪ダルマのような形状を

           している。 これは別々の石が重なっているのではなく、一つの花崗岩が、長い年月の

           風化作用により、割れ目に沿って削られたと考えられている。

                                         まさに自然はアーティストだ・・・。

      

  :木道歩き

分岐に戻り、姫ノ池に向かう。

      

:平ケ岳                        

9:25 姫ノ池へ

  :最後の登り

オオシラビソの樹林を下り、緩やかな草原を登り返すと、平ケ岳山頂(周囲はお花畑)

  :三角点はこの奥

9:40 平ケ岳山頂。三角点は小さなシラベの林に囲まれており、展望はない。

昼食、周囲の山(燧ケ岳・至仏山・越後三山・・)は雲で見えない。

ここは晴れているのだが・・・。

          

葉を再度御覧あれ。

      

:調査中       :調査中           :シラタマ 

水場経由で、11:00 玉子石分岐(池ノ岳)へ戻る。

下山時見た花と実たち(+バッタ)です。

      

:オヤマリンドウ    :ツルリンドウ         :ツルリンドウの実

   

:コブシの実(らしい)

      

:ツクバネソウ(衝羽根草)名付け親の想像力には感心する姿です。

   

  :荒沢岳(1969m)

12:00 荒沢岳が見えました。

13:00 無事下山、ストレッチをしていたら、にわか雨が降ってきた。

送迎バスで、中ノ岐林道を伝之助小屋へ戻る。

道路状態は最悪だが、周囲の景色は格別だった。 中ノ岐川沿いを走るが、滝がいくつか

落ち、中ノ岐川に流れ込んでいる。川床もおおきな、「なめいわ=一枚岩」が見事だ。

バスの揺れが居眠りを誘うが、自然美がそれに打ちかったか。

14:25 伝之助小屋を後にし、大湯温泉ユピオで汗を流し、帰途に着いた。

**********

  9月24日(月)     行程(標高差:938m、約14km)

             4:00 伝之助小屋 =4:25 枝折峠 ⇒5:10 明神峠

             ⇒6:23 道行山 ⇒7:15 小倉山 ⇒8:00 百草の池

             ⇒9:20~30 駒の小屋 ⇒9:45 中ノ岳分岐 ⇒9:50 越後駒ヶ岳

             ⇒10:10~10:40 駒の小屋(昼食)・・・往路下山 ⇒14:25 枝折峠

   9月25日(火)    行程(標高差:941、約9km)

             4:00 伝之助小屋 =5:20 林道終点登山口 ⇒8:10 池ノ岳(玉子石分岐)

             ⇒8:25 玉子石 ⇒9:00 姫ノ池 ⇒9:40~10:10 平ケ岳山頂

             ⇒11:00 池ノ岳・・・往路下山 ⇒13:00 林道終点登山口  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


聖岳~光岳縦走(2)

2012年09月13日 | 日本百名山

聖岳~光岳縦走(2)です

9月9日(日) 晴れ

今日の歩程は「光岳」のピストン。

標高差は176m、約17.6km、12時間を予定しています。

4:50 ヘッドランプを着けて出発です、遅くとも17:00には小屋へ戻ることがリミットです。

御来光は5:15~20分、茶臼岳山頂で迎えられそうです。

      

①5:18           ②5:25          ③5:26           ④5:26.30秒

山腹の登りで迎えました、日本人を意識する瞬間です。

  :茶臼岳山頂

5:30 茶臼岳(2604m)山頂です。(最近流行の石標)

    :光岳

茶臼岳の下りで、赤い屋根の光小屋、その先に光岳が姿を見せる。

   :喜望峰への登り

仁田池から喜望峰への登り、影が晴天を現しています。

   :希望峰(マゼランも来たか?)

6:10 喜望峰、シラビソの樹林の中眺望はない。仁田岳への分岐あり。

  :仁田岳(2524m)

今回はトラバース。

   :易老山

7:35 ドーン下って、少し登り返し易老山(2354m)

ここも眺望がない、易老渡(長野県)登山口への分岐。

  :三吉平

   :最後の登り

       

:トリカブト        :ダイモンジソウ      :トウヒレン         :クロクモソウとイワツメクサ

  :沢筋を行く 

荒れた登山道、雨が降ったら!?!?

  :全部トリカブト 

もう少しで静高平、お花畑だが、鹿の食害で難を逃れたトリカブトが元気だ。 

   :静高平

9:45 静高平へ、水場は枯れており、お花畑は鹿の食害で見る影もない。

(コバイケイソウは花芽を摘まれ、枯れている)

    

:難を逃れた?ハクサンフウロ(3態)

  :イザルケ岳の稜線

   :イザルケ岳分岐

イザルケ岳分岐、木道を歩き「光小屋」へ

   :光小屋

10:10 正面が光小屋、裏山?がなんと光岳。

      

光小屋からの眺望:正面が聖岳、右へ上河内岳、その右が茶臼岳、手前のピークがイザルケ岳 

  :光岳山頂

 光岳は駿河・遠江・信濃の三国にまたがり、

          まず日本アルプスの南のターミナルと見なしていいだろう。

 更に南に、大無間山や黒法師岳が続いているが、二千五百米以上の山は、

                                     ここを持って終わりとする。

 甲斐駒ケ岳から鋭鋒を現し始める南アルプスは、三千米級の巨峰を数多連ねて次第に南に及び、

                                光岳をもってその俊英の気を収めるわけである。

 山名の魅力に惹かれることは稀ではないが、光岳もその一つだろう。

光とかいて、テカリと読ませるところに味がある。 (中略)

山頂西面の森林中に巨岩が露出していて、

                    それが夕日にテカリと光るのが下界から認められるからだという。

また光岳はハイマツの日本最南端=東洋の最南端の生植地でもある。 (日本百名山:光岳より抜粋)

10:30 光岳山頂、2人が達成。60代同世代だ・・・。

(男性がO川さん、女性がI西さん)

山頂は記念撮影の会場、総勢23人でその快挙(通過点)を祝った。

  

光小屋に戻り昼食(弁当はおいなりさん4つ)茶臼小屋のスタッフに感謝そして拍手だ。

  :センジが原

センジげ原の木道を歩き、イザルケ岳へ向かう。(正面のなだらかピーク)

11:40 イザルケ岳山頂(往復約30分)

       

:イザルケ岳山頂      :光岳           :最南端のハイマツ

      

:ゴゼンタチバナの実   :オサバグサ        :セリバシオガマ(一番多かった)

  :喜望峰

13:45 易老岳を経て、往路最大の登り喜望峰ピーク!!

13:45~15:25 喜望峰へ、ここで一息ついた。

16:20 茶臼岳の鞍部仁田池から、今日最後の登り、16:50 茶臼岳山頂。

       

:・・・             :ネバリノギラン       :ムカゴトラノオ

茶臼小屋周辺で咲いていた花。

16:50 茶臼小屋に戻る、約12時間のピストンは終わった。

  :寝室

2日間お世話になったスペースです、少し窮屈だったが。

*****

9月10日(月)  晴れ

今日は下山、4:00 朝食、4:50に小屋を後にする。

      

ヘッドランプを照明に撮った富士山、手前の樹木はシラビソです。

いきなり足場の悪い登山道が30分続いた。

6:20 大無間山(ダイムゲンサン:二百名山)展望地へ。

こんな感じの下りが続く。(登りはきついだろう)

  :横窪沢小屋

7:00 横窪沢小屋へ、(営業は終了)、沢の流れは豊富だった。

  :横窪峠

一度沢に降りると、”登り返す”の繰り返し。

  :吊り橋   :滝

吊橋が多い、沢を渡ったり、崩壊地をトラバースしたりと、大活躍。

  :ウソッコ沢小屋

8:30 吊橋を渡ってウソッコ沢小屋へ、

カワウソのウソ?かってはここに多く生息していたのか?(推測だが)

   

:フシグロセンノウ      :ノリウツギ

  

   :沢の水量は多い

   :吊橋

   :登り返し

ヤレヤレ峠への登り。

   :ヤレヤレ峠

9:50 ヤレヤレ峠へ、登ってきた登山者はこの意味がよく理解できる。

   :最後の下り

  :畑薙大吊橋のSPEC

これは建設当時の仕様、現在は巾が40cmになっている。

  :畑薙大吊橋

10:30 畑薙大吊橋へ、定員15人、半分に分けて渡る。 我々は後発組、約5分かかった。

   :東俣林道から

東俣林道を40分歩いて、畑薙第一ダム駐車場へ。

(畑薙ダム駐車場ゲートからの東俣林道は”許可車両以外通行禁止”)

   :案内図

東俣林道で見た花。

         

:ツユクサ(3態)                                       :ヤマウド(食用)

  :大吊橋

  :大井川

渇水の目立つ大井川、流れは細く、歩いて容易に渡れそう。奥が畑薙第一ダム。 

11:20 迎えのバスで赤石温泉白樺荘へ。温泉で垢を流し、昼食を食べて帰途についた。

**********

               行程(標高差:約1900m、約51km)

  9月7日(金)  6:45 聖岳登山口 ⇒8:25 聖沢吊橋 ⇒9:40 架線小屋跡 

             ⇒10:30 乗越(昼食) ⇒12:10 滝見台 ⇒13:40 聖沢小屋

    8日(土)   5:00 聖平小屋 ⇒5:40 薊畑分岐 ⇒6:25 小聖岳 ⇒7:40 聖岳

             ⇒10:00~10:30 聖平小屋(昼食) ⇒12:10 南岳 ⇒13:00 上河内岳

             ⇒14:40 茶臼小屋 

    9日(日)   4:50 茶臼小屋 ⇒5:30 茶臼岳 ⇒6:10 喜望峰 ⇒7:35 易老岳 

             ⇒9:45 静岡平 ⇒10:10 光小屋 ⇒10:30~40 光岳 

             ⇒10:50~11:20 光小屋(昼食) ⇒11:30~11:50 イザルケ岳 

             ⇒13:45 易老岳 ⇒15:25 喜望峰 ⇒16:20 茶臼岳 ⇒16:50 茶臼小屋 

    10日(月)  4:50 茶臼小屋 ⇒6:20 大無間山展望地 ⇒7:00 横窪沢小屋 

             ⇒8:30 ウソッコ沢小屋 ⇒9:50 ヤレヤレ峠 ⇒10:30~35 畑薙大吊橋 

             ⇒11:20 畑薙第一駐車場

             

                      

     

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 


聖岳~光岳縦走(1)

2012年09月11日 | 日本百名山

9月6日~10日(4泊5日)で南アルプスの最南端、聖岳~光岳を縦走してきました。

地味な南アルプスで、さらに地味な2峰です。

聖岳は南アルプスで一番南に位置する3000峰、光(テカリ)岳はハイマツの南限地にあたります。

(maitabi 利用TDは K室さん、現地ガイドはS田さんです)

9月6日(木) 晴れ

今日は椹島ロッジへ移動のみ、

 東京駅 ⇒第二東名清水インター ⇒井川ダム ⇒畑薙第一ダム ⇒椹島ロッジ に14:30に着いた。

約1.5か月ぶりだが、この少雨でダムの水位は下がり、花も秋の花が準備をしていた。

*****

9月7日(金) 晴れ

今日の歩程は聖平小屋まで歩く。標高差1200m、約8.5kmを登る。 

  :聖岳登山口

6:20 椹島ロッジから送迎バスに乗り、6:40登山口着、6:45 出発!

樹林帯の”つづら折り”の急登を登っていく。

階段を登り・・・

  :聖沢吊橋

8:25 聖沢吊橋を渡り、一息つく。 吊橋が多い山域だ。

        

:テンニンソウ        :セリバシオガマ     :モミジハグマ       :コウシンヤマハッカ

夏の花は終わっている。元気なのはトリカブトぐらい。

  :乗越

10:30 乗越へ、ここで昼食。稜線に小聖岳(2662m)が姿を見せる。

       

:ダイモンジソウ      :キオン          :ヒメシャジン        :クロクモソウ

     

12:10 「滝見台」から見る無名の滝。

聖東尾根から聖沢へ流れ落ちる滝が2~3、高度は半端ではない、滝壺も見えない。

  :聖平小屋

緩やかな沢筋を登って、13:40 聖平小屋に着いた。

  :デザート

ウエルカムデザート(今回はフルーツカンテン)が迎えてくれた。(おかわりあり!) 

寝袋で枕なし、スペースは潤択だった。

  :夕食

夕食です、魚は酢漬けなので頭からいただいた。

  :朝食

スペアの寝袋を枕に、就寝。 夜半、雨が激しく、屋根を叩いていた。

*****

9月8日(土) 晴れ

今日の歩程は長い。

まず聖岳をピストンし、聖平小屋で昼食後、南岳 ⇒上河内岳 ⇒茶臼小屋まで歩く。

標高差714m、約13.4km、8時間とある。

聖岳(3013m)を紹介しよう。

聖岳という名前には誰しも引きつけられるだろう。 何か崇高で清浄な山が空想される。

たしかのその名に恥じぬ立派な山である。 聖は聖でも、外国の saint ではなく、例えば

高野聖のような意の聖が似つかわしい。元をただすとそうではなかったらしい。 (中略)

大井川の上流からこの山へ沢が入っている。悪い沢の山腹をヘズって(トラバースして)行かねばならず、

ヘズリ沢と呼ばれた。それはヒジリ沢と変わり、その源頭の山がヒジリ岳となったという説を、本で読んだ

おぼえがある。また一説には、その沢がヒジリながら(うねうねしながら)流れているので、ヒジリ沢の名が

生じ、ヒジ岳となったとも聞いた。  (日本百名山:聖岳から引用)

天気予報は晴れ、朝は雲が多かった。

  :薊畑

5:00 聖平小屋を出る、お花畑を通って、5:40 薊畑(あざみばた)分岐へ。

長野県側の「易老渡」からの登山道が合流する。

   

:上河内岳         :小聖岳

乗越から小聖岳の岩場を登ると、富士山が姿を見せる。

  :小聖岳山頂

6:25 「小聖岳」へ、(後ろは聖岳)

   :恵那山

雲海に浮かぶ「恵那山:中央アルプス」

      

:イワインチ        :タカネビランジ       :トウヤクリンドウ     :ウメバチソウ

      

:イワギキョウ       :ミヤマオトコヨモギ    :タカネナデシコ      :ホシガラスの仕事?

森林限界を過ぎ、ハイマツ帯で見た花たち。

とても撮れそうにない岩場にタカネビランジが誇らしげに咲いていた。

  :聖岳への登り

石を、”落とさないよう”慎重に登る。

  :この岩は偽ピークだった

7:40 聖岳山頂へ、あいにくガスが出て、眺望はなかった。(奥聖岳はパス)

ガスが容易に動きそうもないので、下山。 8:40 小聖岳、9:30 薊畑分岐へ。

9:50~10:10 聖平小屋で”カレーライス”の昼食、10:30 小屋を出る。

  :聖岳(でかい)

1ピッチ60分で登った、南岳への登りがきつかった。

  :右が崩壊している。

          

:タカネマツムシソウ    :ヨツバシオガマ      :ミヤマコゴメグサ     :ナナカマドの実

  :南岳山頂

12:10 南岳(2702m)山頂、ガスで何も見えない。

  :鞍部から上河内岳へ

  :上河内岳山頂

13:00 上河内岳(2803m)山頂、ここもガスで何も見えない。

  晴れれば、大きな聖岳の背後に、赤石岳と悪沢岳(荒川東岳)が並んで見える。

   南には茶臼岳から光岳にかけてのなだらか稜線が連なり、

    遠くには大無間・小無間山の特徴的な稜線も見える。

     東には尖った笊ケ岳とお椀型の布引山が並び、

      稲又山の真上に富士山がそびえている・・・との話だ。

   :岩場を下る

岩場を下ると、「竹内門」といわれるチャートの岩塔が道を塞ぐ。

岩の表面には、縞模様の浮彫りがみえる。チャートはもともと珪素に富む部分と泥質な部分とが

層をなしているが、高山という過酷な条件下で強い風化と浸食をうけ、泥質な部分が掘られて

珪質の硬い部分がのみが浮き上がり、このような模様を作ったと考えられている。

自然と時間がが作った造形美を御覧あれ・・・。

   

  :茶臼小屋

たおやかな稜線を下り、14:40 茶臼小屋に着いた。

   :これが噂の刺身の夕食 

17:00 夕食、刺身(メバチマグロ)が出た、西瓜も・・・。

寝具は寝袋だが、こちらは枕が付いている。(経営は聖平小屋と同じ)

********** 聖岳・光岳縦走(2)に続く。