クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

仲良し

2024-03-19 | クリン江戸散歩

せっかく・浅草まで来たので

仲見世通りとか、

本格的な「浅草散歩」を 楽しみたかったのですが、

 うちのチットが 乗り気じゃないので、やめました

 というのも、うちのチット

毎年、隅田川花火大会にいっしょに出かけていた・仲良しのユキちゃんを 

思い出すから、

「浅草寺にいると辛い」

って、いうんです。

 ユキちゃんが 天国に旅立ったのは5年前で、うちのチットは ショックのあまり、

そうぎじょう(葬儀場)で倒れる

という経験をしました。

 その年は、その2か月後に

これまた二十年来の友人・あさこちゃんが亡くなり・・

しばらくは、食欲もなくなる日々。

(やせて、風邪をひいてこじらせていました)

 40代で病死してしまった二人は

とてもやさしく、

心をさらけ出せた・数少ない友だち。

 

その空席を 埋めようと

その年は「新しい友を作る大作戦」に 打って出た・チットでしたが、

失敗し

以来、友だちを作ることを まったくがんばらないで、今に至っています。

 

 今年に入ってからも、掃除中に、あさこちゃん手作りのアクセサリーを 手に巻いて

涙ぐんでいたのを 

クリン、見ました。🐻

 ユキちゃんのことも、今回、隅田川を渡っている時に 思い出しているのが、

苦もんの表情から、分かりました。

🌊

 

とはいえ

今回、浅草寺の境内に入れたのは、

チットにして、

すごい・変化です

 

ユキちゃんのことを忘れる日は 来ないでしょうが、(あさこちゃんも)

そのうち、チットを連れて、浅草散歩を楽しめる日が来ればいいな

ねがっています。

 

 関係ないけど、豚肉とセリって、仲良しですよね🐷

 

(こないだ作ったんですけど、美味しかった~🐻)

 

 

 

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浅草で穴場の休憩所

2024-03-15 | クリン江戸散歩

向島から、あさくさ(浅草)まで歩いてきて・・

 すっかり、足が痛くなった・クリンたち・・🐻

どこかで休憩したい!

と 切にねがいました。

が、

 この日は1月5日・・。浅草寺周辺は、仲見世はもちろん、どの通りも、

人・人・人でいっぱい。

カフェも甘味処も げきこみ(激混み)でした・・

 しかし、おそれることはない こんな時は、

浅草ビューホテルが あります

浅草のにぎわいの端に建っている「老舗ホテル」👑

ですが、

 そのラウンジは、とってもキレイで、混んでない

1100円のアイスティーは まさに、かんろ(甘露)

最高に リフレッシュできました🐻

 

これくらい・落ち着く空間でなければ、

 うちのチットは、30年間・語ってこなかった、小さな秘密を 

お友だちのジェマちゃんに打ち明ける気に 

ならなかったでしょうし・・

ジェマちゃんも

「画家としての気づき・2024年バージョンを 

発表する気には なれなかったでしょう。

 穴場です

 

 

 

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助六寿司と花川戸公園

2024-03-13 | クリン江戸散歩

隅田川を渡り、あさくさ浅草)に来ました。

 浅草寺近くの、花川戸公園に  寄って行きます。

見たところ、ふつうの区の公園で

子どもたちが走り回っていますが

 目の前にある「浅草小学校」の校章の字体は、

まさに歌舞伎みたいなフォント

 また、昔ここが「浅茅ヶ原」と呼ばれていた

怖い鬼ババアがいた場所だ と 記す板に、

 江戸と東国を、つうかん(痛感)します。

 えっと、ここで🐻おなじみの助六寿司🍣

これも、ここ、

花川戸にいた、歌舞伎の主人公に由来した食べ物なんですよね~

下の写真は浅草ビューホテルのロビーにあった大羽子板ですけど、

その絵柄は、

市川団十郎の十八番「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」です

 主人公は花川戸助六(すけろく)という、

粋で、いなせな江戸男

こいつの彼女が、吉原で花魁をやっている揚巻(あげまき)

っていう娘でして・・

 油揚げでできた稲荷(揚げ)+巻き寿司(巻)揚巻の組み合わせをもって、

あ・え・て、

揚巻の彼氏の名「助六」と呼ぶのが、

この、稲荷寿司と巻き寿司のセットだ!

 

(って昔初めてきいた時、ふるえました((🐻))

 

 クリンたち、助六寿司は

幼少のみぎりから好きでしたが

歌舞伎のヒーローの名がついた「恋の結晶か」と思うと、

かんがいもひとしお、、🐻🌊✨

花川戸公園、来てよかったです

 

 あ、今クリンが食べているのは 高級な助六寿司ですけども(神田志乃多寿司)、

助六は、スーパーのでもコンビニのでも まちがいなく美味しいですよね

そこが好きなんです

セブン・ファミマ・ローソン、それぞれに工夫をこらして、安定の美味をそうしゅつ(創出)しています

スケロッカー(助六愛好家今、造語しました)のクリンが太鼓判をおしますので👍まちがいないですよ🐻

 

 

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人力車の似合う場所(向島散歩・10)

2024-03-05 | クリン江戸散歩

むこうじま(向島)散歩

ラストは、

隅田川のはしづめ(橋詰)に建つ、牛島神社に おまいりです

 元帥・東郷平八郎の筆とは思えない、大人し~い文字で「牛島神社」って書かれた石碑が、

見ごたえ・なくてあります👀

ここ・・

もとは「牛御前(うしごぜん)王子権現社」っていうらしく、

 境内には、なでると心身の病が治るという「撫牛」がいたので🐄

クリンたちも、それぞれに 気になる場所をなでまくり

(まあ、こじんまりして、かんじの良い神社だな

くらいな気もちで 

境内を 一回りしていると・・

 浅草方面から橋を渡ってきたとみられる

人力車のお兄さん(イケメン)が、

お客のお姉さん(50代おひとり様)を 案内していて・・

お姉さんは、女学生のように しおらしく

イケメンお兄さんのお話を ウンウンって聴き、

かわいいポーズをきめて 写真をとってもらっていました

📷

 見れば、人力車がいかにも似合う、

おみこし蔵(神輿庫)もあり、

しばし・大正~昭和に タイムトリップ。

 木の格子に 風情をかんじましたね

 

(浅草に移動して、お茶します☕

 

 

 

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池袋三越のライオンは今(向島散歩・9)

2024-03-03 | クリン江戸散歩

みめぐり(三囲)神社に 行ってみました。🐻

 ここは「名所江戸百景」にも描かれた

向島きっての古社で

大手ゼネコン・清水建設の祖である、

しみずきすけ(清水喜助)が 寄進した「内殿」が 有名🔔

ですが、クリンたち、そこはまあ スルー🐻

 七福神巡りも、スルー🐻

 お稲荷さんも、スルー🐻

「老翁老嫗の石像」・・これは、たぶん古くからあるものの中では、もっとも目を引くのですが👀

その横に、こんな注意書きがあって

(浅草あたりで時々見かける、被写体モデルとそのカメラマン・・向島にも出没しているのか・・)

少々・こそばゆい気もちになりながらも、スルー🐻

三囲神社・ずいいちの見どころと思ったのは、これ👀

 2009年に惜しまれつつ・閉店した、池袋三越(いけぶくろ・みつこし)のライオン像です

(こちらの境内に、安置されていました🦁

 三囲神社は、三井家のちんじゅ(鎮守)だから、

ライオンも、ここに移動したようです。

 

理由は ちょっと・申し上げられないのですが🐻💦いけぶくろみつこし(池袋三越)は、

クリン家にとって、すべての始まりの地なのです。

あのライオン像に ふたたび出会え、

このような余生を送っていたことがわかり、良かったな

と 思いました🦁

 

(・・三囲神社の由緒や、その他伝えるべきことを伝えないまま去ることを おゆるし下さい🐻

ですが、

池袋三越のライオンの行方が気にかかっていた人って、

けっこう いるんじゃないでしょうかね

みなさま

ライオンは今、三井家の神社の狛犬として、ゆったりとした余生を送っていますので

ご安心くださいね

 

 

次は、牛嶋神社にまいります

 

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言問団子(向島散歩・8)

2024-02-26 | クリン江戸散歩

この向島(東京都墨田区向島)は、

江戸時代からつづく、超有名な和菓子屋さんが いくつかある、

甘いもの特区です🍡

 先にご紹介した、志゙満ん草餅(じまんくさもち) 

(あん入り・あん無し2つの生ヨモギ餅

 関東風桜もちの総本山、長命寺の桜餅(ちょうめいじのさくらもち)

に加え、言問団子(ことといだんご)まである🍡

それが「向島・三大銘菓」ですので、

クリンたち、今回は、言問団子を求めて、お店に向かいました🐻⤴✨

 隅田川のほとりに建つ、長命寺・・

 その境内の裏口から、隅田川の土手方面に出ますと・・

 すぐのところに、長命寺の桜もちで江戸時代から有名な、山本やがあります。

(関東風クレープ生地桜餅・発祥の店です 3枚葉に包まれた贅沢品🌸🍃🍃🍃)

そして、そこから歩いて数分・・

 こちらが、言問団子の本店です。

「 名にし負はば いざ言問はん都鳥 我が思ふ人はありやなしやと 」(『古今和歌集』)

ありわらのなりひら(在原業平)の和歌にちなんで作られた

三色団子は、

江戸時代から この地の名物で、

 すみだがわ(隅田川)にかかる「言問橋」(という橋梁名)も、

お団子屋が著名だったことから、名づけられました。

 お店には、都鳥(みやこどり)をかたどった・言問最中もあって、かわいく🐦

SNS映え人気がありますが、

 クリンたちは、言問団子・一択🍡

(小豆餡、白あん、みそ餡の中に、おもちが入っています

少々お高く、味もまあ定番なんですけど・・

 本日の向島散策を思い出しながら、お家で食べるために 買いました。

でも、みなさま

もし、この辺りにいらっしゃることがあれば、

一度、店内で お召し上がりください

 気のきく・お姉さん方の、ハキハキした江戸前接待が 受けられます🍵🍡

 

(これがいいんですよねお茶・接待込みで味わうべきお店です🍡はとバスのコースにも入っていたりしますよ🚌

 

つづく🐻

 

 

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河原のあべ(向島散歩・7)

2024-02-24 | クリン江戸散歩

料亭街を歩いてきた・クリンたち🐻・・

おなかがすいて、

何か、この向島で 美味しいものを食べたいと 思いました。

そこで、入ったのが、「河原のあべ」という、天ぷら屋さんです

 隅田川のほとり、弘福寺の向かいにある、一軒家

 中は、カウンターを囲んで10席くらい。

家族経営の 小さなお店でしたが、

お昼時🕛、(ほぼすべてのランチメニューが2650円であるにもかかわらず)

満席で・・

(えっ🐻向島って、そんなにリッチな人々が住んでると、

ビビりました

 

こちらが、お店イチオシ、「河原の天丼」です

 すごいデカい~~~~~(はみ出まくりゴージャス

しかも

揚がり方が サックサクのフワッフワで 美味しかったです

 

うちのチット👩、小食で・・

ふだんは、この3分の1くらいの量しか食べられないんですけど、

「ホタテが新鮮~

1時間半かけて、完食していました

 

その日は、さすがに 夜、ご飯を食べられなかったけれど・・

 こんなに重量級な天丼を食べたのに、胸やけをしなかったのは、

店主さんの、技術のたまものです

(浅草の有名な天ぷら屋さんより、ずっと美味しい江戸前天丼でしたね

 とはいえしばらくの間、からだ中から、ごま油の香りが ぷんぷんしていました

 

 

次は、向島デザートを買いに行きます🐻🍡

 

 

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芸者小春姐さん奮闘記(向島散歩・6)

2024-02-22 | クリン江戸散歩

つやっぽい話が

つづいてしまいますが

向島は、東京有数の花街なので 仕方がないです。

 ちらほらと、良さげな料亭を見かけます👀(紹介制なのかな、やっぱ・・)

その中でも、別格の風合いを そなえているのが、

櫻茶ヤ(さくらぢゃや)

(創業1933年の料亭です

こういう格式の高いお店に入れる身分のクリンたちでは ありませんので🐻

中の写真は 無いのですが・・

こちら、

クリンたちが大好きな・2時間ドラマ「芸者小春姐さん奮闘記」のロケ地なので、

ドラマのことを

一筆・したためておきます。

 

ご存じの方、いらっしゃいますでしょうか

 十朱幸代さん扮する向島料亭の女将・小春が、

向島の花街に起こる数々の殺人事件をかいけつ(解決)する。

めっちゃ・ベタなサスペンスドラマ🔪

なのですが・・

すごく面白くて

女将さんの高そうな着物を見て 目のほよう(保養)をし👀

芸者同士の争い

コミカルタッチだけど、必ずしんみりさせてくれる、落としどころの良さ

などなどで、

再放送のたびに見てしまう、名作です👑

(じっさい名作なので、何度も再放送してますね

 全6作の内訳は、

1、向島血文字殺人事件(若村麻由美さんの黒留袖芸者姿でのお座敷舞踊に、くぎ付けになれる名作です

2、赤い折鶴殺人事件(櫻井淳子さんの祇園芸妓姿と、三人の男たちの権力闘争がマッチする名作です

3、宵待草殺人事件(十朱幸代×多岐川裕美のダブル女将競演と、坂上香織さんの最高に粋な伊香保温泉芸者姿が拝める名作です

4、乱れ桜殺人事件(藤真利子さん演じる日舞の家元夫人、そして家元愛人(姿晴香さん)の葛藤と相剋がドロドロすぎる名作です

5、別れ舞殺人事件(火野正平さん扮する幇間=たいこもちにスポットを当てた作品ですが、笛木優子さんの江戸前芸者な出で立ちに「小股の切れ上がったいい女」という言い回しをふと思い出せます

6、加賀vs江戸友禅殺人事件(前5作に比べると少し大人しい筋立てですが、中山忍・秋本奈緒美という、着物が似合いすぎの二人・・キャスティングの良さに舌を巻いてしまいます

 2・3・1の順番で、最高です

(何言ってるんだ?)

って思われるかもしれませんが、

クリンたちにとって、

向島という地名をきいて、真っ先に思い出すのは、

 このドラマなのです🐻

 

(ご飯食べに行こう~

 

 

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濹東綺譚(映画・感想)~向島散歩・5

2024-02-19 | クリン江戸散歩

隅田川のほとり(墨堤)と水戸街道の間に、

「鳩の街通り商店街」という通りが あり、

クリンたち🐻、この通りにある「古民家カフェこぐま」っていうお店で ランチしたかったのですが

この日は、うっかりお休みでした。

(古民家っていうよりは長屋ですけど、この建物の中でお食事したかったのです。

人気洋食店です

 この鳩の街ってさ、吉行淳之介の芥川賞作品の舞台になっているんだよね。

昔、赤線地帯って呼ばれていた場所で・・」

と、

やにわにチットが 語りはじめました。

 今日、おり立った東向島は、

かつて「玉ノ井」と呼ばれていた・有名な色街で、

川の向こうの吉原よりも 

ふだんづかい(?)で たいへん人気があったそうです。

でも、太平洋戦争で被災して🔥

 玉ノ井の人々はすぐ近くのこの地に移って来て、戦後、営業を始めたらしい。

「鳩の街」というネーミングは そういう・・Come on , baby  America な

オトナの事情に、実は由来している。

そういう歴史を知ってしまうと 少しさびしい一角ですが・・🕊

 この角にあった「ゆき」と名づけられた美容院を見て、

ある映画を ふと・思い出しました。👀

『濹東綺譚(ぼくとうきだん)』です

昭和を代表する作家・永井荷風の小説を 

映画にしたもので🎥

そもそも、荷風が新聞に『墨東綺譚』を連載してから、

この辺は、ぼくとう(墨東)と呼ばれるように なったんだそうです

 それほどまでに、荷風の代表作ですが・・

内容は・・

 

ある作家が、

娼婦のお雪に出会い、

ハマる。

 

という・・

浅草~玉ノ井をテリトリーとしていた永井荷風の、

実に完全なる私小説

それを

津川雅彦(永井荷風役)と新進女優(お雪役の墨田ユキ)に、どエロく演じさせた

のうみつな映画でした。

 クリンたち🐻👧、まだ10代のころに これまた・うっかり、テレビ放送で この映画を見てしまい👀

(こ・・こういう世界があったんだ

と、軽くショックを受けました。

が・・

 

そこに描かれている、

朱と白と

よいやみ(宵闇)の世界は

 

イメージしうる

戦前の紅灯の巷(こうとうのちまた)そのもので、

画面上でくりひろげられる・タブーに、目がはなせなかったのを 

おぼえています。🐻👧

とくに、

50代の、ただでさえ・脂の乗りすぎている津川雅彦さん(荷風)が、

透けるような白い肌のお雪さんに 食らいついているシーン。

それは、

グロテスク以外の 

何物でもありませんでしたが・・

 

そんなシーンを

煌々とした光のもと

みずみずしく 見せていた、

しんどうかねと(新藤兼人)カントクの感性

そして、画面(えづら)へのこだわりを

まぶしいほどに かんじました。



旧・玉ノ井地区には、

今でも時々、小説に書かれた場面を探しにやって来るファンが いるそうですが

美しかった、お雪さんの幻影を 求めて 歩いているのかなあ・・

なんて、

まじめに 思ったりします。

 

(※ちなみに、こっちの鳩の街じゃなくて、東向島の駅の反対側の話です

思い出でした~🌈

 

古民家カフェこぐま、行きたかったなあ~🐻

 

つづきます)

 

 

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じまんくさもち(向島散歩・4)

2024-02-18 | クリン江戸散歩

東京都墨田区向島には、

しにせ(老舗)の和菓子屋さんが いくつかあり🍡、

『志゛満ん草餅(じまんくさもち)』は、そのひとつです。

 すみだがわ(隅田川)の渡し舟客向けの茶店が🚤その始まり🍡

このお店は 草もちが有名で、

生ヨモギが使われているため、緑色が深いです

 そしてヨモギの味と香りがにおいたちます

あん入りと、

あん無しが あるんですけど、

 あん無しって珍しいから、あん入りよりも人気です

あん無し用には、白みつときな粉がついてくるので、くぼみに乗せて食べることになってます。

が!

 クリンは、あんいりを二口食べたら、すかさず・あんなしを一口💨

という具合に、交互に食し、

口の中で好みの甘さに 調整するのが 好きです🐻

(ちなみに、あん入り・なしを重ねて食べるのが、ツウの技です

 

※みなさまには日ごろからお世話になっているので、伝授しておきますね秘伝の技でしたが・・🐻

 

屋号の「志”満ん」は「うぬぼれを戒める志」とのことですが、この草もちは、みんなに自慢してよい美味だと思います

 

つづく

 
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白鬚神社の注目ポイント(向島散歩・3)

2024-02-15 | クリン江戸散歩

向島百花園から

歩いてすぐのところに

しらひげ(白鬚)神社が あります。

 七福神の寿老人をまつっている。とのことで、

 へん額も「ひげ」っぽく書かれていて、「表情」を かんじます

 由緒は正しいのですが、なにせ・江戸のお寺ですので、

再建につぐ再建で 見た目はふつうです

 目立ったのは、リラックマの絵馬

そして、「黒人塚」(これは黒人さんではなく、浜辺黒人という狂歌師のものだと調べて分かり🔍、ちょっとがっかりしました

織田信長の配下にも黒人さんっていたし(弥助)・・「もしかして江戸時代の黒人さんたちの供養塔とかかなあ👀

・・なんて、盛り上がったのですが。

でも、ちがいました

 

なんでも調べられる時代ですが・・

知らないままにしておく、

そういう、

もうそう(妄想)する楽しさは 捨ててはいけない

と 

時々、思い知らされます。

 夢やときめきって、人間には必要不可欠ですからね🌈✨✨

(※神社検定のポスターのお兄さんが、実にそれっぽいモデルさんだったもんで、ときめきました🐻

 

つづきます

 

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向島百花園と小倉常吉(向島散歩・2)

2024-02-13 | クリン江戸散歩

東京都墨田区向島で、いちばん・有名な場所

といえば、

むこうじまひゃっかえん(向島百花園)です。

江戸後期、お金もちのさはらきくう(骨董商・佐原鞠塢)が、

仲良しの文人たちと

「ねえ、何植える?」「ここどうする?と、楽しく相談しながら手作りした、

いわば、風流人のしゅみていえん(趣味庭園)

 

大名庭園のような、ものすごさは

全然ないけど、

500種類のお花が次々と咲く、かわいらしさが 江戸っ子に愛されてきました(3000坪)

🌼🌼🌼🌼🌼

「春夏秋冬花不断」って書いてあります🌼←真実

 この日・1月5日、園内には、

七福神めぐりの人々が集い

名物の「砂糖を使っていない甘酒」が売れて、小春日和でした。

 百花園のハイシーズンは、が咲く季節

 よって、「花屋敷🌸」と呼ばれる由来となった・梅の花には まだ早く、(2月に梅まつりやってます)

秋に長蛇の見物列をつくる・萩のトンネルは、(当たり前だけど)枯れ果てていました(これはこれで見応えあり)

が、

 竹の緑が すがすがしく

 紅白のサザンカも華やかで

 数カ所に置かれた、七草がゆのもと(春の七草)が、

お正月の伝統を 伝えていました。

 さはらきくう(佐原鞠塢)や風流な取り巻きについては

調べれば、いくらでも ビッグネームが出て来るので

ここには 記しませんが、

クリン、一つ、心にのこっているエピソードが あります🐻💛

 それは、明治43年、洪水により百花園の草木がダメになり、経営が危機的な状況に おちいった時に

救いの手を差し伸べた

という

実業家、小倉常吉の話です。

 小倉常吉は、油問屋の奉公人から

苦労して横浜に「東洋一の製油所」を開いた・石油界の大物でしたが

百花園の借金を肩代わりしてくれ

土地を買い上げて、なおかつ4代目(佐原鞠塢)に対し、

「このまま住んでいいよ。庭園もそのまま続けて

と言ってくれた、恩人だとのことです。

 

"なんという・太っ腹。

 "加藤千蔭、村田春海 、太田南畝、亀田鵬斎、大窪詩仏、酒井抱一、谷文晃・・の協力で開かれた

この百花園と、

江戸町人のこころざしを 失うのは いかにも惜しい。

そう考えてのことである、”

佐原家は 今もかんしゃ(感謝)しているそうです。

(百花園の先代の女将さん=佐原洋子さまがステキな着物美人でしてクリン🐻この方のエッセイ本を読んだことがあり、この話を何年もおぼえていたのです🌈✨✨)

 小倉常吉は、園内に祀られている・ふくろくじゅ(福禄寿)のような人だと、

クリンも 思いました🐻👑

 

(あ、百花園の売店なんですが、ちょっとおもしろかったですよ

園内でとれた梅で作ったとみられる梅干しや、近所の有名なお店のお菓子🍡

オリジナル絵葉書や、隅田川焼の湯飲み(千円)などが ありました~🍵隅田川焼、ひとつほしかった・・)

 

どこに行っても、お正月をじっかん(実感)しにくくなっている

昨今の東京にあって、

ようやく、お正月の空気に浴した、クリンたちでした🐻🎍

 

つづく

 

 

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向島散歩・1

2024-02-11 | クリン江戸散歩

(もう2月ですが・・)

お正月にむこうじま(向島)に行ったので、そのことを 書いておきます💦

(東京都・墨田区向島です)

お友だちの画家ジェマちゃんと、チットが同行しました。
🐻

 数年前、春の奥浅草散歩をしたさい、言問橋の手前まで来て、

橋向こうのエリア(向島)には 行かなかったので、

ずっと、引っかかっていたのです。

 向島は、
江戸時代から「日帰り観光地」として 

江戸っ子に、人気があったところ。

 

七福神めぐりができる神社や

向島百花園

があり、

さらには、東京を代表する花街なので、

(料亭は行けないけど)レベルの高い江戸前のランチが、あるはず。

 そして、有名な和菓子屋さんも、、🍡


じっくり歩き回ってみたいと 思います。 

 

(というわけで、またも街歩きになります~🐻

 

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亀十のどら焼きと松風(春の奥浅草を歩く・26)

2021-05-11 | クリン江戸散歩

 「春の奥浅草散歩」さいごはおみやげ(浅草土産)

の ご紹介です

 こちら「亀十(かめじゅう)」という、

東京では ちょう(超)有名

 浅草寺・入り口「雷門」の前にある、

しにせ(老舗和菓子屋さん)の

どらやき

「どら焼き」の東京三大名店として、行列必至でしたが・・

たぶん、

今は(コロナ禍で)人が少ない、、

 

「買うとしたら今年が、絶好のチャンスって 気がします

 

 シフォンケーキに なぞらえられるほど、

ふ~んわり やわらかい・皮

(※うすくて「焼き目まだら」です

に、

 つ・ぶ・あ・ん(白あんもあります

 

おみやげに わたすと

「すっごく・美味しかった~

相手から、そくでんわ(電話)が かかって来るんです

 

 ただし 同じ店に「松風」も、あるのですが、

こちらが・・

また

フ~~~ンワリして

こくとう(黒糖)のコクが すばらしく・・

 

(なんで、これが人気ナンバー2、なの!? ナンバー1でいいじゃん!!

と、

 さっき・食べてた「絶品どら焼き」のことを、

おとしめたくなる

美味なのです・・

 

・・甲乙つけがたし

 

亀十に行ったら、「松風」も買ってみてくださいね どらやきは売り切れるけど、松風はけっこう・のこっていますので

 

 

と、

いうわけで

長らくお送りしてきた、シリーズ・「春の奥浅草を歩く」は、これにて、終了です ありがとうございました

 

っていうか、もう夏ですね・・

 

 

(春の奥浅草を歩く、完。)

 

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神谷バーの電気ソーダ(春の奥浅草を歩く・24)

2021-05-05 | クリン江戸散歩

 

あさくさ(浅草)駅の すぐ前に、

「神谷バー」という、

しにせ(老舗)のバー(BAR)が あります

 明治13年そうぎょう(創業)、多くの文化人にも

あいされた

「浅草の象徴」のようなお店で、

 名物は、その昔からある、

「電気ブラン」という ブランデー

です

 ハイカラネームが つけられた「電気ブラン」は、

 ジンや、ワインや、ハーブが ブレンドされている・リキュール

なのですが、

 店とう(頭)でも 売っているので、

東京みやげに、うってつけ

(※浅草寺の並びにあるので、「雷おこし」といっしょに買うと、良さそうです

 

 ですが・・、お時間のある

大人のみなさまには

せっかくですから、

神谷バーにて

お食事や 

お酒を おたのしみになることを

おすすめします

 

1Fが、バー

2Fが、レストラン・カミヤ

3Fが、割烹・神谷

と 

なっており、

どれも ステキですが

 1Fのバーが、やっぱ・いちばん

浅草っぽくて、気がるです

 

(※「気軽すぎて、プロントと変わらない」という・意見もあります

 

 ここでは、多くの人が「電気ブラン」を、たいてい

ショットグラスで2杯

オーダーしますが、

つい日には

写真の、「電気ソーダ」が しみわたります

 

氷が美味しいのか、ソーダ水が美味しいのか?わからないけど・・、正直、電気ブランのストレートより、美味しい

 と、うちのチットが 言ってました(※写真は「ふぐ皮ポン酢」です

 

平日の、午後2時すぎなら、

コロナの今も

空いていると 思いますが・・

 ちょっとでも「密」はヤダ

って方は、

お家で お楽しみに なってください

 「戦前の東京の味」が するでしょう

 

 

 

次回は、この神谷バーで飲んでいた・詩人、萩原朔太郎の「家族の話」を、いたします

 

 

コメント (38)
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