クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

池上梅園・開花状況2013~東京の観梅

2013-02-28 | イベント

昨日、

「春先は黄色い花」と 

お伝えしたばかりですが、

クリン、うっかり

この季せつを代表する花を

わすれていました

それは、ウメ(梅)。 Img_5098

さっそく、

しごと(仕事)休みのチットを

ばいえん(梅園)に ハケンします

Img_0521 <東急池上線>

ハケン先は、

大田区がほこる、「池上梅園」。

Img_0527 池上本門寺のうらにあります。

今日、2月末日の梅は、

Img_0534 (紅梅:八分咲き)

Img_0545 (白梅:七~八分咲き)

Img_0540 (ピンク梅:九分~ほぼ満開)

と、いったところ。

Img_0539 あったか~い

この・日光であたたまり、

一気に咲いて しまいそう

「65歳以上は無料」

ということもあり、

おにぎり・ジサン(持参)の 老若男女で、

ほがらかに にぎわっていました

Img_0554 (具は、やっぱウメボシかな・・)

せん(戦)前、

「日本画家・伊東深水」のアトリエがあった・ここには、

Img_0532 「茶室」もあるので、

おきもの(着物)の方も、チラホラ

Img_0537 見はらし台からの ちょうぼう(眺望)は、

一見良くないのですが、

足元が不自由でないなら

ぜひ・のぼってみてください

Img_0541 ひなび方が、すばらしいですから

 

(NEXT:本門寺境内と墓所、お食事とお土産)

 

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早春の黄色い花~福寿草の句

2013-02-27 | クリン花便り

昼すぎから、はれてきたので

クリンは、近所のグリーンガーデンに 行ってみました

Img_0479 心地よいさむさと、

Img_0485 あたたかさが入りまじる・2月は、

きいろい・しょくぶつ(植物)を、よく見かけます。

Img_0486

Img_0487

春をよぶ、パンジーや

春の空気を とじこめた、スイセン。

たよりなく、咲きはじめた なの花

Img_0484 かんきつるい(柑橘類)も、まっきっき

花も実も、

たいように向かって

明るく、せんげん(宣言)してました

「春が来るぞ~

と。

そしてそれは

野の花も同じ・・・

(あっ!

 ふくじゅそう、見っけ!

Img_0478_2 「 地に低く  しあわせありと  福寿草 」(保坂伸秋)

じき、春です

 

 

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泣ける映画「レ・ミゼラブル」感想

2013-02-26 | 映画

2013年のアカデミーしょう(賞)は、

佳作ぞろいの 大こんせん(混戦)

その中で

8部門にノミネートされた、

「レ・ミゼラブル」が

メチャクチャ・イイよ と

お友だちのジェマちゃんが、泣いてすすめるので、

Img_0488 クリン、見に行きました

「フランス革命後」の時代の

ひさん(悲惨)な人たちの、くなん(苦難)の人生と

たましい(魂)をえがいたお話は、

「ああ無情」として、

日本でもおなじみ。

Kuroiwa_ruikou (←邦題をつけた黒岩涙香)

「人生、大変なことだらけだけど、

 明日を生きよう」って、

Img_5489 人道しゅぎ(主義)で、うたいあげた、大作です

映画は、

ミュージカルなので

じっさいのところ・うたいまくり

その「第九」のごとき・歌声が、

みんなの気もちを たかぶらせ、

泣かせます。

Img_0518 (←「民衆の歌」で号泣

映画がブタイ(舞台)と ちがう点は、

「重厚な映像」を見せてくれるところで、

http://www.lesmiserables-movie.jp/

スクリーンの中には

いじょう(異常)なリアリティーが ありました

この映画は

・ミュージカルファンにとっては、プラスαを与え、

・本の読者には、リズミカルな本場の空気感を提供する。

クリンたち、話しました。

 

文芸ファンのチットにとっては

「ちょっと、あらすじっぽかった

というのが

気になったみたいですが、

そういうこととは、別口の

すばらしい映画

ジャンバルジャンの、「葛藤」や「呵責」を

(もう一度読み直したい!)

って

Img_0520 うちのチットは、やる気です

 

 

 

 

 

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京王線のダイヤ改定・2013

2013-02-22 | ニュース

クリン家のもより(最寄)、「多摩センター駅」には

「京王線」と

「小田急線」と

「多摩都市モノレール」の 3つが

のり合わせています

Img_0441 そのうち、アンキンタン(安近短)で

しんじゅく(新宿)・シブヤ(渋谷)に出られる

「京王線」が、

ダイヤがかわり

Img_0451 今日からさらに、かがやきをますらしい

その、がいよう(概要)は、

・多摩センター発着の特急が復活

・朝6時台の特急増発

・深夜0時まで特急を運転

Img_0437 などなど

つうきん(通勤)に、じかん(時間)がかかる

チットとともに

クリンもよろこびます

Img_0436 夜あそび・行っちゃう 「ダメだよ!」(チット)

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2013-02-21 19:25:40

2013-02-21 | 日記・エッセイ・コラム

今日は

Img_0442 つかれたので、ねます

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クリン・ショート・ショートVol.1「魔の森」最終話

2013-02-19 | ショート・ショート

         <多摩ニュース>

 

「クリン良くやったね!」

チットは、鮭のムニエルを焼きながら、クリンをねぎらった。

 

Img_0280

 

「クリン、えらいぞ。天才!」お兄ちゃんもいつものセリフで褒め上げると、しかとクリンを抱きしめた。

 

「やっぱ~?」

 

クリンは胸を反った。

 

(もうこれで、多摩は安泰だわ

 

達成感に、笑顔があふれるクリンであった。

 

 

その時、テレビから臨時ニュースが流れてきた。

 

 

 

 

 

 

「今日夕方、多摩市の郵便ポストの上に隠れていたカメレオンを、近所の住民が発見し、行政が捕獲しました。

 

このカメレオンは負傷していますが、顔が赤く、顔だけ色を変えられないようです。

きわめて珍しく、専門家によれば新種の可能が高いとされており、多摩動物公園に調査を依頼したということです。

 

 

このニュースの続報は、詳しいことが判明し次第お伝えいたします。

臨時ニュースを終わります。」 

 

 

・・・・・

 

一瞬、テレビ画面に映ったカメレオンの口元が何かをつぶやいたのを、クリンは見た。

 

                     

 

 

「・・・・おぼえていろよ。」

 

 

 

                  Img_0435

 

 

 

 

       (「魔の森」完)

 



 



 



 



 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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クリン・ショート・ショートVol.1「魔の森」第4話

2013-02-18 | ショート・ショート

          <仇うち>

 

クリンたちは、こった川で落ち合って、作戦をたてた。

雀たちが、ワシの多摩王から仕入れてきた情報では、

 

「この秋口から、こった川周辺のあちこちで、小さな生き物がこつぜんと消えている」

とのことであり、そのうちいくつかの事件の前後に、風を切って走り去る何者かがいたらしい。


ただ、そのいずれの目撃情報も、その何者かの姿はとらえていないのだった。


クリンが発表したカメレオン説に、みんなは驚嘆し不安を口にしたが、

 

「ぐずぐずしててもはじまらない。やるしかないよ!」

と、その作戦を実行することで合意した。

 

クリンを先頭にミーちゃんが続いて、チュンチュン、チッチッ、チェッチェッ、チョッチョッ、の順番でこったの森の事件現場へと向かった。

Img_0433


辺りは、不気味なほど静まり返っていた。


すべての動物や昆虫、草木たちが、クリン一団の活躍を期待して、息を潜めて注目している。

 

「そこに隠れてるひきょうもの、出て来なさい!みんなの仇をうってやる。」

Img_0377_2

主将・クリンがかっこよく言った。

 

 

「いることは、わかってるんだミャー!」副将のミーちゃんもおたけびの声をあげた。

「チュンチュン、チッチッ、チェッチェッ、チョッチョッ!」

 

 

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

しかし、返事はなく、しばらく沈黙が続いた。 

 

 

草木が風に揺れ、擦れ合う音が、ざわざわと聞こえる。

 

みんなの緊張が頂点に達したその時、

 

「・・俺は、森の神だ。

 

全ては、俺の思いのままだ。

 

見つける事など、出来るはずがない。」

 

 

低い声がこだました。

 

 

クリンたちは、身構えて声のする方を睨みつけた。

 

「怖くなんかないミャー。」


「もう見えてるもん!チュンチュン、チッチッ、チェッチェッ、チョッチョッ」

 

みんなは、敵を挑発し、相手に声を出させようと試みた。

 

クリンに見つけてもらう作戦だ。

 

 

「おまえたちのすぐ側にいるのが、見えないのか?」

 

クリンは声のする方へ歩を進めて、にじり寄った。そして、目を閉じた。

 

 

「ギャー!」

 

ミーちゃんが悲鳴をあげて跳び、クリンの後ろに逃げ込んだ。


「鼻が!鼻を叩かれたー!赤くとがった細く長いものでミャー。」

 

敵は、いかにもおかしそうに笑い声を上げた。

「アハハ、アハハ、アハハハ。」


 

クリンは、パッと目をあけると、お兄ちゃんから授かったスプレーを出して、

「わかったわ、ここだわ!」と言って吹き付けた。

 

Img_0383_2

 

すると、みるみるうちに

カメレオンの顔が浮かび上がってきた。

 

驚いたカメレオンは目をキョロキョロさせたが、その瞬間、猫のミーちゃんが攻撃を仕掛け、顔を爪で引っ掻いた。


続いてクリンも頭にキックした。


そして、雀たちもいっせいに体をつついたので、カメレオンはたまらず、ほうほうの体で森の外に逃げ出して行った。

 

 

「やったー!やったー!やっつけた~!!」

 

 

Img_0385

 

影を潜めていた森の仲間達も、つぎつぎに出てきて、クリンたちにかけより、万歳した。

 

「あいつ、顔が赤くなって、もう隠れられないにゃー。」

「もう安心。チュンチュン、チッチッ、チェッチェッ、チョッチョッ」

 

ミーちゃんや雀たちも、もみくちゃにされながら喜びあった。

 

こったの森に、ふたたび平和が訪れた。

 

クリンたちの功績は長く語り継がれることになりました。

 

 

 

 

 

                               (つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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クリン・ショート・ショートVol.1「魔の森」第3話

2013-02-17 | ショート・ショート

          <特訓>

 

 

「ねえ、チットー。」 「なあに?クリン~。」

クリンはチットが帰ってくると、事件のことを話して、犯人について聞いてみた。

 

「ポンポコタヌキの霊じゃないかしら?」チットは、真剣な顔で答えた。

 

納得できないクリンであったが、チットは

「お兄ちゃんに聞いてみましょう。きっと分かるかも。」と言って、食事の準備を始めた。

 

クリンは待ちきれず、玄関の前であっちへ行ったりこっちへ行ったりしていた。

そのうち、お兄ちゃんが帰ってきた。

 

「おにいちゃん!」

 

帰ってくるなり抱きついて、いつものようにキスをするが早いか話し始めた、クリンである。

 

「クリンのお友達が、アゲハちゃんが死んじゃったの。森に食べられちゃったの。」

 

「どういう事?クリン!」

 

クリンは、今までの一部始終をお兄ちゃんとチットに話して聞かせた。

                   

                 Img_6751

 

お兄ちゃんが言った。

 

「それは・・、得体の知れない動物が潜んでいる可能性が高いね。クリン。お化けや森のせいじゃない。

 チット、ちょっと調べてくれないかな。」

 

「ねえチット、お願いします。」クリンは、お手てとお手てを合わせて懇願した。

「おやすいご用よ。」

 

チットは、パソコンの前で椅子の上に正座した。「えェーと、なんて検索するんだっけ?」

 

「見えない動物でどうかな?」

 

 

チットは、疾風のごとくキーボードを叩いた。

 

「あー出た出た。

 自分の糞で身体を隠すカバ。これじゃないな。写真のこれは、・・・カメレオンかな?」

 

「それだ!!」お兄ちゃんが、指をパチンと鳴らした。

 

「でも、生息地は、マダガスカルだよ。」

 

「ペットが逃げ出したって事も考えられるんじゃない?」

 

「そうね、あります。ありますわ。」チットは、大きく頷いた。


「カーメロン?」クリンには、はじめての名前だった。

 

 

「カメレオンだよ。自分の身体の色を自由自在に変えて、見えないように出来る動物なんだよ。」

 

「・・・そんな見えない敵と、どうやったら戦えるの?やっつけられる?」

クリンは、心配そうに聞いてきた。

 

「よ~し、お兄ちゃんに考えがある。今から特訓だよ、クリン!アゲハちゃんの仇うちだ。」

 

                         Img_9002

 

お兄ちゃんはそう言って、そこら辺の布をとるとクリンに目隠しをした。

 

「今から、お兄ちゃんが笑い声をかけるから、聞こえる方を指差してごらん。」

 

クリンは、なにがなんだか分からないながらも言われたとおりにやってみることにした。

 

「ワハハハハ!」

「フフフフフ!」

 

お兄ちゃんが、色々な方向から声をかけた。

 

 

最初は、まったく見当違いの方向に向かったりと、相当の誤差があったクリンの動きも、徹夜で頑張っていくうち、どんどん精度が上がってきた。

 

 

やがて朝日がさしてくる頃には、クリンの指の方向にお兄ちゃんの口があるまでになった。

 

Img_6347_3

 

「よ~し、クリン。完璧にマスターしたぞ! 良くやったね。」

 

「おにいちゃん!」

 

クリンは、フラフラになって、お兄ちゃんの腕の中にもたれ込んだ。

 

お兄ちゃんは、

「クリン!これを使うんだ。」と、赤色缶スプレーを出してきた。

 

一晩中特訓を続けたクリンは、そのスプレーを手に取ると、全てを理解し、うなづいた。


「みんなの所へ行ってくる。そして、こったの森でカーメロンをやっつける!」

 

「クリン、これを着て!」

 

チットは、クリンが特訓している間に、夜なべをして白装束を作っていた。

 

そろいのハチマキには、墨痕あざやかに「日本一」としたためてあった。

 

「チットありがとー!」クリンは、目をウルウルさせてチットを見つめ、衣装をまとって、こったの森に向かった。

 

「クリン頑張れ」チットは、火打ち石を切った。

 

                      (つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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クリン・ショート・ショートVol.1「魔の森」・第2話

2013-02-16 | ショート・ショート

           <見えない敵>

 

行方不明の者たちは、森の長老やベテランばかりで、簡単にカラスなどの外敵に食べられるはずもなかった。

 

森は木々に囲まれ外敵が侵入して来ても、すぐ分かる。

 

クリンたちは、ホトホト困り果てていた。

 

                 Img_9463

 

「アゲハちゃんは、どこに行ってしまったの?

 一緒に遊んだのに・・。

 おいしいみつの花の場所を教えてくれた。絶対に見つけてあげなきゃいけないよ!」

 

クリンが、みんなを励ますように言ったその時、

 

「フフフッフフフッ!」

 

馬鹿にしたような笑い声が聞こえてきた。

 

クリンたちは、声の聞こえる方に身構えて、辺りをキョロキョロ見回したが、

 

木の葉や枝が揺れているだけで、いつもと何も変わらない。

「キャー、悪魔!」

「お化けか?」

「幽霊じゃない?」

 

雀たちはいっせいに、腰を抜かした。

 

「・・みーんな旨かったぞ。

 

  この森にはまだまだ、うまそうな奴がたくさんいるな。明日も楽しみだ。

 お前たちの仲間を、全部食べてやる。アッハハハハハハハ・・・」

 

まるで、こったの森が話しているようだった。

クリンたちは、怖くなって、一目散に森の中から逃げ出して行った。

 

猫のミーちゃんは、

「この森が、大変な事になってしまった。連続失踪事件じゃない。連続殺人事件だみゃー!」と、身体を震わして叫んだ。

 

「帰って、チットとお兄ちゃんに聞いてみる。

 また明日集まって、話しましょう。必ずアゲハちゃんの仇はとってあげる から・・・」

 

「チュンチュン」「チョッチョッ」「チッチッ」「私たちも、ワシの多摩王に聞いてくる、チェッチェッ。」

 

みんなは、不安の表情を浮かべて解散した。

 

 

                     (つづく)

 

 

 

 

 



 

 

 

               

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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クリン・ショート・ショートVol,1「魔の森」

2013-02-15 | ショート・ショート

クリンショート・ショート vol・1 

~「魔の森」~

 

 

 

        <こった川サミット>

 



クリンは、いつものように月に一回行われる「こった川のサミット」に出かけた。

 

メンバーは、人間代表のクリンに、ペット代表の猫のミーちゃん、鳥代表の、雀のチュンチュンとチッチッとチェッチェッとチョッチョッだ。

 


「何か問題や事件は、起きてますか?ニャー」ミーちゃんがアクビをしながら言った。

 

「チットが、万歳屋のキャベツが安いと言っていたぐらいで、特に問題ナシ!」

クリンは、元気に答えて、雀たちの方を見た。

 

 

雀たちは、ひそひそ話してチュンチュンが代表して話し始めた。

 

 

「じつは、こったの森で連続失踪事件が起きてます。チュンチュン!」


クリンとミーちゃんはびっくりして、緊張の表情を浮かべた。

 

              Img_0382

 

 

 

多摩センターの開発が終わって、沢山のタヌキが山を追われて以来、

数々の試練を乗り越えて、今ようやく多摩は平和を取り戻し、動物や昆虫たちは、仲良く暮らしていた。

 

 

クリンたちにとっては、初めての大事件である。


「バッタのバタバタや蝶のアゲハちゃん、それに毛虫のモジモジまで、いなくなっちゃったんだ。突然!」

 

「仲間に聞いてもみんな知らないって言う。でも、目撃情報では、いずれも同じような場所で、半径50メートルくらいの地域の中で起きているんだ。チュンチュン。」

 

 

「神隠し?」クリンが眉根を寄せて、たずねた。

 

「とにかく、事件は現場で起きている。明日現場に行ってみましょう。みんな!明日の朝、10時にこったの森の入口で待ち合わせましょう。」

 

ミーちゃんは、ニャオー!とないて、締めくくった。

 

                       (つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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工具型チョコレート

2013-02-14 | 通販・買い物

「お仕事行く前に、お兄ちゃんにチョコレートを渡してね。

チットに言われていた、クリン

Img_0360 今年のバレンタインは、めずらしい・チョコレートを

お取りよせしています

なんと、チョコが

こうぐ(工具)のかたち Img_0362 (カーマニアセット

うちのおにいちゃんのシュミは、

バイクや車を いじること

たくさんの工具は、

Img_0401 おにいちゃんの あいぼう(相棒)だから、

(きっと・よろこぶんじゃないかな

って、考えました

いつものように、

おにいちゃんの 助手をしながら

Img_0397 ドサクサまぎれに チョコをわたしちゃおう

という こんたん(魂胆)です

「グリーン、レンチ取って。」

Img_0398 「ハイ

「ペンチ取ってくれる?」

Img_0399 「ハイ

「スパナ。」 「どうぞ

Img_0400 「なんか、このドライバー調子悪いな・・」(おにいちゃん)

かくて、さぎょう(作業)は、おわり・・

ごはんをようい(用意)していた・チットが、

クリンをよびました。

クリン、

 お兄ちゃん何も言わないけど、ちゃんと渡したの?」

「えっ

Img_8976 「さっき、わたしたよ

・・・・・

あまりに、せいこう(精巧)すぎるから

おにいちゃん、

気がつかなかったんだ・・Img_0402

(さっそく・知らせます)

Img_0405 「あのね、おにいちゃん!このレンチ、チョコレートでできているんだよ~」 「難しい世の中になったなあ・・」

「クリンたちからの、バレンタインだよ

「ありがと~。」

Img_0403 「グリンも、ボルト一個食べてみるか?」 「う~ん、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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クリン名画館・22~いわさきちひろの雪の絵

2013-02-13 | クリン名画館

今朝、ちょこっとふった雪は

お日さまがあらわれると すぐ・きえてしまう、

まぼろしのような

あわゆき(淡雪)でした

Img_0373 <「雪の中を走るこども」 1970年>

あわゆきの下、

とうこう(登校)する 近所の子どもたち

半世紀前の

いわさきちひろの絵みたいに

ピュアです。

Img_0390 <東京・上井草、いわさきちひろ美術館>

Img_0374 <「雪の幻想」 1972年>

小さな人が 身にまとう

あい(愛)と かれん(可憐)さを、

えんぴつのせんと

「水彩絵の具」で 

一つにとかした、ちひろおばさんは、

自分が かんじていることと

みんなが かんじていることが

ぴったり・イッチ(一致)した、

しあわせな画家だった。

って

クリンは思います

 

 

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クリン独楽吟

2013-02-12 | 日記・エッセイ・コラム

たのしみは

白いハンカチに ししゅうして

Img_0389 まだ見ぬ春の 花に会う時

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橘曙覧(たちばなのあけみ)~冬の独楽吟

2013-02-11 | 歳時記

今日は、祝日

いつもと同じ 

朝早くにおきたチット

好きな本を、 何時間もよんでいました

Img_0372_2 もとおりのりなが・・・(かんじ:本居宣長)

「 たのしみは  人も訪(と)ひ来ず  事もなく

     心を入れて  書(ふみ)を見る時 」

今日のチットを よんだかのごとき

このうた(歌)は

のりなが(宣長)のこと、大好きだった

「橘曙覧」のうた。

001 ばくまつ(幕末)の福井県人だった・あけみは、

とてもあたまが良かったけれど

出世はできず、びんぼうでした

でも

あたまが良かったので

まずしいくらしの中に、

ちょっとした・よろこびを 見つけるのが

上手でした

Img_0369 「 たのしみは  紙をひろげてとる筆の

思ひの外に  能くかけし時 」

毎日、

小さな幸せを見出す・あけみ

このタイプのうたを

シリーズ化・しました

まだ、さむく

しずみがちな 2月だけど

(・・クリンも、お家の中に お外のようすに、

  たのしみや よろこびを見つけたいな

って

思います

035 「 たのしみは  空暖かにうち晴れし  春秋の日に 出てありく時 」

Img_6096 「 たのしみは  朝おき出でて  昨日まで  無かりし花の 咲ける見る時 」

Img_0366 「 たのしみは  心をおかぬ友達と  笑ひかたりて 腹をよる時 」

(by独楽吟)

 

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雪と氷の冬菓子

2013-02-10 | 食・レシピ

まだ・雪ふかき、北国につきあって、

クリン家では 

しばらくの間、

春めかない生活を送ることに しました

Img_0312 みぞれの日のみぞれなべ(鍋)といい、

雪がふる冬こそ、

おいしくかんじるものが

あったりします

とくに、

Image  きせつかん(季節感)あふれる スイーツは、

インドアライフの つよーい味方

<雪と氷の冬菓子>

その1、くず湯(桂花園)

Img_0351 雪ににて、なお・甘くあたたか

その2、「永楽屋・琥珀」

Img_0327 まじりけなき、氷の柱

その3、ぽたぽた焼き系煎餅

Img_0337 これぞ、日本の「冬景色」

しかし、

クリンは

2月の日中のあたたかさを

あまく見ていました

Img_0329 つい・うっかり、

食べた後、おせんべいを

しまいわすれてしまったのです。

Img_0353 (日にさらされる「雪の宿」)

そして、夕方。

Img_0333 あたたかい日ざしに、とけてしまったおせんべいの雪は

土にまみれて

Img_0334 どろどろになって しまったのです。

・・・・・

白くない・・

Img_0354 これが、しゅんでい(かんじ:春泥)・・

コメント (2)
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