弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

合併重ねた 銀行みたい 名前連なる ローファーム

2006年04月23日 01時29分03秒 | 裁判
「AERA」4月24日号には「最強ビジネス弁護士」特集もある。
18頁の図「主な大手法律事務所の統合の変遷」に登場する事務所は、所属弁護士数の順に、1「長島・大野・常松」、2「西村ときわ」、3「森・濱田松本」、4「アンダーソン・毛利・友常」、5「あさひ・狛」といずれも事務所名が長い。
さらに2と5が合併するらしいが、どんな事務所名になるんだろう。

調停委員は 何様なのか? 同じと思えば いいんです

2006年04月23日 01時27分34秒 | 裁判
「AERA」4月24日号の記事「調停委員は何様なのか」では、厳しい批判が展開されている。
その中で、南山大学の町村教授のコメントとして、次のような指摘がある。
調停制度は一般の人の英知を集めて行われるもの。むしろ自分と同じ人間である調停委員を「敵」と思わず、同質の存在だと思ったうえで、対策を考えたほうがいい。

ジープウェイも どこまで来たか 憲法変わって 六十年

2006年04月22日 18時55分22秒 | 世相
「武相荘」には、白洲次郎の「ジープウェイ・レター」も展示されていた。
1946年2月、GHQから提示された憲法改正「マッカーサー草案」に対し、交渉役の白洲次郎が、あまりにアメリカ的で直線的だ、曲がりくねった細長いでこぼこのジープウェイを回り道しながら進むのが日本的だと反論した手紙である。
それから60年、果たして日本のジープウェイはどこまで来たのだろうか。

無愛想判事の お白洲じゃなく 白洲夫妻の 武相荘

2006年04月22日 18時49分05秒 | その他
今日は町田市の旧白洲邸「武相荘」(ぶあいそう)の見学に出掛けた。
白須次郎・正子夫妻の邸宅で、武蔵と相模の境にあるところから、無愛想を掛けて名付けたという。
いい邸宅だったが、展示の中では「葬式無用 戒名不用」とだけ書かれた無愛想?な遺書が最も心に残った。

谷川浩司の 「光速の寄せ」 ぜひに判事も 習いたい

2006年04月21日 21時16分36秒 | 裁判
修習生時代のクラスメート藤田弁護士からコメントをいただいて嬉しかった。
私も将棋は谷川ファンで、裁判の終局も「光速の寄せ」のように鮮やかな収束をしたいと思っている。
第17世永世名人の有資格者である谷川さんには、今期は名人位を奪回してほしい。
そして、来期、羽生さんが5期目の名人位(第18世永世名人の資格)をかけて挑戦するというのが一番盛り上がると思う。
もっとも、森内名人が連続防衛し、羽生さんが挑戦者となって、勝った方が第18世永世名人になるという大勝負も見てみたい気がする。

クイズ番組 出ていいのだと 確認したのに 出られない

2006年04月21日 20時39分08秒 | テレビ
私の任官時の公約に、弁護士時代と同様、裁判官としてクイズ番組に出るというのがあった。
任官直後の研修会で「裁判官がクイズ番組に出る事の可否」という問題提起をしたら、予想に反し、全く問題なしという結論になった。
そこで「クイズ$ミリオネア」の最終予選まで行ったのだが、採用されなかった。
実は弁護士時代に「アタック25」に出た直後にも同じ最終予選に行ったが、その時も不採用だった。
「将棋世界」5月号161頁によると、将棋の森9段もチャレンジしたが出られなかったらしい。なんでだろう。

弁護士任官 二の足踏んで アタックチャンスを 活かせない

2006年04月21日 00時00分06秒 | 裁判
ちょうど4年前の2002年4月21日(日)、弁護士だった私はテレビ朝日系「パネルクイズアタック25」に出た。とても楽しい思い出だ。先輩弁護士からは「あなたは勇気がある」と誉められた。弁護士任官を決断する直前の話である。
確かに、現状では弁護士任官にも相当の勇気を要するようだ。そのせいか、毎年の弁護士任官者数は、私が任官した2003年度に唯一10人に達したのみで、前後は一桁に低迷している。
もし毎年数十人が任官していたら、裁判所はもっと変わったのに、と惜しい気がする。

人権大会 シンポのあとで ゴルフコンペに コンパニオン

2006年04月20日 20時20分10秒 | 裁判
「日弁連新聞」4月号に折り込まれた「両性の平等ニュース」に、弁護士会の公式懇親会等について厳しい批判が掲載されている。
各種大会の懇親会にコンパニオンを入れるのは問題ではないかなど、「公式行事そのものが、人権に配慮したものになっているか」の再点検の必要性を訴えている。
確かに私も、弁護士時代に参加した人権擁護大会で、ゴルフ場による環境汚染をテーマにしたシンポジウムの後に公式ゴルフコンペが設定されていると知って、いかがなものかと感じたことがあった。

弁護士法の 17条で 退会したって なんのこと?

2006年04月19日 08時42分10秒 | 裁判
日弁連「自由と正義」の定例の記事で、前から疑問に思っているものがある。巻末の弁護士登録取消しの一覧表である。登録取消しの事由が、請求とか死亡というのは分かるのだが、たまに法17条1号とか3号としか書いてない例がある。明らかに説明不足ではないか。おそらく、有罪判決(禁固刑以上)、破産、除名、退会命令等のいずれかなのだから、事由を明記すべきと思う。

判事するにも 大局的な センス養う 囲碁・将棋

2006年04月18日 21時01分09秒 | 裁判
日弁連「自由と正義」4月号に、金築誠志東京地裁所長の随筆「センスの良し悪し」が掲載されている。裁判官としてのセンスを養うのに、例えば囲碁や将棋のプロの棋譜を並べることも役に立つのではないかという御指摘がある。将棋ファンとして、とても嬉しく思った。

「自由と正義」の 編集長が 弁護士任官! 大ニュース

2006年04月17日 20時45分30秒 | 裁判
日弁連の機関誌「自由と正義」4月号の編集後記に、編集委員長の交代が掲載されている。理由は「前委員長が弁護士任官をされました」というもの。東京地裁の民事調停官(非常勤裁判官)を経て、東京高裁判事となった。このところ、弁護士任官者の人数は少ないが、大物任官者が続いており、心強い。

人の過失を 厳しく問えば 人の善意を 遠ざける

2006年04月16日 19時22分10秒 | 世相
昨日、医療事故の遺族や医師、弁護士らが「医療の良心を守る市民の会」を設立したと報じられていた。
最近つくづく難しくなったと思うのは、医療事故の責任追及が厳しすぎると感じる医師が、特定の科を避ける傾向にあると指摘されていること。
皆さんの英知で、解決策を示してほしいと思う。

合議割れれば 判決延ばし 鋭意和解を 試みる

2006年04月15日 22時32分32秒 | 裁判
最高裁「団体生命保険」判決に関し、コメントでの疑問にお答えします。
最高裁の小法廷で裁判官の意見が2対2に分かれた場合は、「最高裁判所裁判事務処理規則」で、大法廷に回付する旨規定されています。
しかし、実際問題としては、下級審でもそうですが、合議体の意見が割れるほどの難しい事件は、和解による解決が相応しい場合が多いのです。だから、まず和解に全力を尽くすのではないでしょうか。
今回も、最高裁は、結局会社に拒否されたものの、粘り強く和解を勧めた事が知られています。

名人戦の 真っ最中に 朝日・毎日 盤外戦

2006年04月15日 19時59分48秒 | 将棋
どうなる将棋名人戦?

上野公園 ホームレスらの そばのカニ店 視察する

2006年04月15日 19時59分07秒 | 世相
昨日の東京地裁「自民党品川区議団政務調査費」住民訴訟判決の報道から。
今朝の朝日新聞によると「ホームレス状況調査として上野公園そばのカニ料理店で研究費名目の支出」という例もあったという。