王位戦予選対桐谷七段戦。

2005-10-19 | 対局

王位リーグまでは4勝が必要。王位戦はリーグシードが4人しかいないため、初戦からA級対若手の対局が組まれることもあります。僕も新四段の時、初戦で加藤九段と当たって迫力に圧倒されました 桐谷七段とは初対戦。相矢倉に。

桐谷七段は雀刺しが得意で、端を突き越してきたので「こりゃ雀だな」と早合点して銀を早く進出。これが疑問で雀刺しを放棄され、対抗型に戻されて作戦負けに。

                    

                         (便宜上先後逆)

桐谷七段が△4二角~△5三角としたのでこちらが先手番と同じことに。図の一手前の△2二玉で△4五歩▲同銀△8五歩▲7七銀△2六角と進んだのが平成12年5月の対小林(宏)六段戦。5年も前の将棋なので記憶があやふやですが先手不利だったような。まぁ、作戦負けなので仕方がないんですけども。

図から▲3五歩△8五歩▲7七銀△4五歩▲同銀△3五歩に▲3四歩が定跡通りの進行。

                    

△4四歩で銀が死ぬのですが▲5四銀と捨てるのが妙手で△同金▲3五角と強攻して先手良し。

                    

△同銀▲同飛で▲3三銀が猛烈に厳しい。ただし、第1図で▲1五歩を入れるのは指し過ぎで▲3五角に△3六歩と垂らされて▲同飛△2五銀▲同歩△4五金で後手ペースとなるところ。

この手順は子供の時(多分、小学2年~4年)に通っていた「歩みの会」で普及指導員の原豊治さんに何度も何度も教わった順。原先生は矢倉専門で相矢倉をたくさん教わりました。懐かしいなぁ。

実戦は第2図から△3一玉▲1五歩△同歩▲3三歩成△同桂▲同桂成△同銀▲6五桂以下攻めて勝ち。

感想戦終了後、免状を2時間程書いて帰宅。

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