竜王戦七番勝負第2局対木村七段戦。

2005-11-09 | 対局

6日、東京駅から新幹線で京都駅へ。京都で乗り換えて奈良駅に。対局場は奈良ロイヤルホテル。

検分を終えて控室で瀬川アマの試験対局をみんなで観戦。前夜祭直前に瀬川さんが勝ってプロ入りが決定。連盟はすごい数の報道陣だったようです。夜のニュース番組でも取り上げられていましたね。翌朝の「めざましテレビ」にも瀬川さんが出てきてビックリしました。将棋界の話題がこれだけ取り上げられるのは七冠の時以来ですからね。瀬川さん、本当におめでとうございます。

前夜祭は多くのファンの方に参加していただき、盛大に行われました。写真をいっぱい取りました。「頑張って下さい」「いつも日記見てます」嬉しいものです。

部屋に戻って11時に就寝。

7日、6時45分に起床して7時~バイキングで朝食。自室に運んでもらうことも出来るのですが、量が多くて食べきれないのでバイキングがある時はそこで食べることにしています。

9時、対局開始。木村七段の作戦は横歩取りでした。予想された△8五飛ではなく△8四飛型。

この形は後手を持って指したことはあるのですが、先手を持って指したことはそれほど多くはありません。シンプルな対抗策を選びました。

                

ここで封じ手。指し手は▲5五銀と決めていたのですが、△7五歩の次の手を決めかねていたのでここで封じることにしました。封じ手をするのは昨年の第1局以来なので久しぶりです。

11時半に就寝。

8日、6時45分に目覚ましで起きたものの二度寝してしまいました7時半に起きてバイキングへ。

9時、再開。

                

5五にいた銀を引いた局面。この手で▲8八角と▲5六飛の働きが良くなり優勢を意識しました。△7六歩に▲2三歩△同金▲5三飛成△同銀▲7五角と決めに行きました。

                

図が投了図。次に▲5三桂不成の一手詰です。△4五歩は▲2二飛成△同角▲3二銀打まで。△5二金または△4二金しかありませんが、▲5三桂成で△同金は▲2二飛成△同角▲4二銀打、△同角で△4三金も▲5二銀で詰みです。▲5三桂成に△4三金▲同成桂△8二飛とすれば詰みはありませんが、▲3二歩△同飛▲5一金△同玉▲3二成桂と飛を取って勝ちとなります。

詳しい内容は新聞観戦記、専門誌でご覧下さい。本局の記事が出揃った後にどこにも出ていない手に関する質問にはお答えしますので。

勝って2連勝。次局以降も全力で頑張ります第3局は17・18日(木・金)に岩手県一関市で行われます。

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