銀河戦Dブロック阿部八段戦。

2006-07-26 | 対局

銀河戦は下のほうから参加して何勝かして決勝トーナメント進出。ということが多かったのですが今年はブロック最終戦からなので決勝トーナメント進出は一発勝負。

阿部八段とは平成15年の王座戦挑戦者決定戦以来の対局でした。平成15年と書くと「なんだ3年前か」と思うのですがその間に色々あり過ぎてずいぶんと昔に感じます。

              

一手損角換わりに対して早繰り銀を見せたら△9四歩と警戒されたので▲3八銀は保留したまま様子見。すると逆に早繰り銀で来られたので腰掛銀で迎撃という流れです。ここで▲2四歩が部分的に定跡となっている手。△同銀には▲5五角が両取りなので△同歩しかありませんが▲2五歩の継ぎ歩を取ることができません。これによって▲2四歩の取り込みが約束され銀交換はされますがバランスを保つことができます。

              

激しくなって図。実戦は△9三角▲同角成△同香▲6五成銀と進んで数手後に▲9一角が絶好打になりました。図では△3一角と反対側から打つのが正解で▲6五成銀と逃げると△7五角▲同成銀△5七歩成▲同金△5六歩で▲7五成銀が浮いていて△3九角があるので先手敗勢となってしまいます。

よって△3一角に対しては▲2一銀と打ちますが(△4二金なら△3一角が止まるので▲6五成銀という意味)△6四角▲同角△同銀▲3二銀成でどうかという戦い。銀を一枚損しますが飛が成れるのでいい勝負でしょうか。

勝って決勝トーナメント進出。連覇を目指して頑張りたいと思います。 

囲碁・将棋チャンネル内銀河戦ページでは放送された対局の棋譜を見ることができますのでご利用下さい。
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