王位戦予選2回戦、塚田九段戦。

2008-10-03 | 対局

塚田九段とはH16年6月の竜王戦4組決勝以来の対戦。この時、4組の優勝賞金をゲットして大喜びしていたので、まさか竜王になれるとは思いもしませんでした

 

振り駒で先手になり、横歩取りに。

 

             

 

△4一玉と早くも趣向の手。△3三角、△2二銀の2手を省略しようという狙いです。対して▲2四飛~▲2八飛と戻れれば良いのですが、▲2四飛に△3八歩▲同銀を入れてから(▲2八飛で横利きで防がれるのを消す)△8八角成▲同銀△3三角から大決戦になります。こういう定跡もあったような気がしたのですが、ほとんど知らないので踏み込めず。実戦は▲3六飛と自重。

 

              

 

結局、7、8年前に流行った形に。2図までは互いに自然な指し手なので、前例はいくらでもあるんだろうなと思いながらやっていましたが、帰って調べたら、意外にもありませんでした。

 

△9四歩と手を渡されたところ。▲3七桂と跳ねたいのですが△3六歩▲同飛△5四角があります。他に有効手もないので▲5五銀と歩を取りました。この歩を取るとタダでは済まされず、△5六歩と打たれて▲同飛(▲同歩は△6五桂など)△6五角▲8六飛△同飛▲同歩の飛交換に。

飛交換は後手陣が固いので嫌でしたが、仕方がないところ。しかし、後手も有効な飛の打ち場所がないので、難しかったようです。

 

 

              

 

後手が打った飛が大暴れ出来ず、優勢に。3図はどう決めるかという局面ですが手堅く▲5六銀を選択。△4六桂▲同歩△3八角成と△5六歩を同時に消して味の良い手です。△9二角▲5一角成と切って△同玉▲8四桂の飛角両取り。駒得に加えて陣形の差もあり、ここで終局になりました。

 

勝ってリーグ復帰まではあと2勝。引き続き頑張ります。

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