B級1組順位戦9回戦、久保八段戦。

2008-12-23 | 対局

 

 

              

 

▲4六角と△4四角は一度交換して打ち合ったもの。▲9八香の瞬間に△4四角と打たれ角を合わせて穴熊に入る手もあったのですが▲7七桂と突っ張ってみました。すると、後手だけ穴熊に入ろうとして来たので、今度はこっちが▲4六角と打って▲6五銀を狙う展開に。

この▲7八銀▲9八香はたまに見られる形ですが、僕は初めて指したかもしれません。▲9八香がムダ手なので、良い形ではないとは思っていたのですが想像以上に薄い構えでげんなりしていました。

 

1図から▲6五銀と行きましたが△5三金▲7四銀△7二飛でたいしたことがありません。

 

                              

 

△9九銀と放り込まれ、やはり▲9八香が悪手になりました。ここは▲同玉と▲7八玉の二択で、かなり難しい二択だと思い、39分考えましたが、間違えました。まだ時間はあったので、もっと考えるべきところでした。

 

正解は▲同玉で△7七桂成に▲8八銀と埋めれば大変な勝負でした。実戦は▲7八玉とよけてしまったために△6五金▲4四銀△5六金▲3三銀不成に△8六歩が決め手。

 

             

 

▲同銀は△8八飛▲7九玉△9八飛成で寄り。▲同歩は△7七桂成▲同玉△8九飛で▲8六歩が邪魔で上部に逃げられない(これが△8六歩の効果)

 

以下、久保八段が明快な手を逃したので両者1分将棋まで行きましたが、チャンスはありませんでした。終局は日付が変わって0時32分。

 

負けて4勝5敗に。昨年と同じく降級の心配をしながら年を越さなくてはいけません。年明けからの3局、踏ん張りたいところです。

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