王将戦第3局。

2011-02-10 | 将棋
昨日は3月発売の将棋世界4月号に掲載される棋王戦第1局の自戦解説もして来ました。7手目に▲7六飛と浮く菅井四段の新手は初登場が昨年11月で、前例も5局目という未開拓の将棋なので、断言出来たのは「△5三同金が敗着」ということくらい。あとは「多分、こう」とか「~ではないか」という曖昧な口調になったかもしれません。


王将戦第3局は△久保王将の勝ち。△ゴキゲン対超速▲4六銀型で、初登場からこの1年で約130局。最近はゴキゲン対策の約8割!がこれ、という状況です。
携帯中継局では昨日の▲深浦-△谷川戦、今日の▲矢倉-△阪口戦もこの戦型でした。
星野三段の考案と言われていますが「2手目△3二飛戦法」での今泉三段の例もあり、奨励会員の新手を今後も認めるのであれば、升田幸三賞の最有力候補でしょう。これだけ指される新手も珍しいですから。


12日(土)は朝日杯・準決勝、木村八段戦。勝つと午後に決勝戦があります。

A級4強、いざ決戦 朝日杯将棋オープン戦、12日準決勝・決勝(朝日新聞)

ネット中継は朝日杯中継サイトにて。
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