名人戦7番勝負第2局。

2020-06-20 | 対局
1日目から難しい将棋で2日目夕休後は負けにしましたが、終盤はチャンスが巡ってきました。



▲34歩と垂らしたところ。次に△55角を取るのが狙いで、後手はこの間に一仕事したい場面。
残り時間は▲2分△5分で実戦は後手が先に1分将棋になるまで考えて△47飛だったんですが、この間、自分は△79飛や△69飛を候補に読み進めていました。△47飛は気が付いてなかったのでここで1分使って1分将棋になり▲76玉△56金▲69香△11角と進みましたが、△47飛と△56金を効かされたことで先手玉が危なくなったので、△11角に▲33銀のような平凡な手では先手が勝てません。大駒4枚を占拠されていることもあり、先手の指し手の難易度が上がってしまい、勝つのは難しくなったように思いました。
△47飛には▲57歩と中合いして△同飛成▲67金があり、△66角には▲76玉で受かっていました。△55角の存在がなければ▲57歩と中合いして金を弾くというのは当たり前の手ですが△66角を与えるので発見には時間を要します。▲57歩と指せていてもまだまだ続いたと思いますが、大駒が取れるので指し手の難易度としては先手にもチャンスがある展開だったと思います。
▲34歩の場面で△47飛に思考が及んでいれば▲57歩の発見に至ったかもしれず、ここが勝敗の分かれ目になりました。

来週もタイトル戦の連戦なので気を取り直して向かいたいと思います。
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