後手は新時代の振り飛車を思わせる△72玉型。こういった形を指すのは初めてでしたが、▲96歩からの端攻めは△72玉が遠いのであまり効果がなかったかもしれません。
△41香と使わせれば優勢という読みでやっていましたが、ここで手が止まりました。なぜそういう判断をするかというと△41歩と打つ底歩に比べると率が悪いからで、あと先手の持ち駒が多いので手段があると思っていました。
残り49分から28分使っている間に形勢判断をやや良しから、不明、悪いかもしれないに下方修正しましたが、感想戦では先手に目ぼしい手段がなく、ここでは既に不利だったようです。
挑決での敗退は叡王戦に続いてなので残念ですが、気を取り直して次に向かいたいと思います。