異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

名古屋岩の上教会の戦争法案に対する声明およびスタンディング告知

2015-08-06 23:55:40 | キリスト教 歴史・国家・社会

 

 名古屋岩の上教会の声明およびスタンディング告知(拡散歓迎)

 私たちの教会は、戦争法制に他ならない安全保障関連法案の衆議院における強行採決に反対し、同法制の廃案を求めるために政治的ディアコニア室を設置し、市民と連帯して具体的な抗議活動を始めました。来たる8月9日0:30~13:00、教会としての意思表示をなすため302号線「小坂小学校北西交差点」にて教会単独でスタンディングを行います。それに先立って、私たちの教会の基本的考えを下記に表明致します。


      名古屋岩の上教会の戦争法案に対する声明
 

 2014年7月、安倍内閣は、集団的自衛権行使の容認を閣議決定しました。この度、この閣議決定にもとづき安全保障関連法案と称して11本の戦争法案を衆議院において、圧倒的多数の憲法学者たちの違憲であるとの声を無視し、また、80パーセント以上の市民が法案成立は拙速に過ぎるとの声をも無視して強行採決しました。これに強く抗議致します。...
  戦争は、人間の生命を軽んじます。私たちの憲法によっても高らかに宣言されている人類普遍の価値である基本的人権をも軽んじ、人間の尊厳そのものである思想や信教の自由を弾圧します。私たちの憲法は、先の敗戦の痛切な反省の上にたって成立したものであり、戦争を放棄したことを内外に誓っています。
  そもそもこの法案は、現憲法が明白に禁じる憲法違反です。憲法とは、国の最高法規であり、それは、内閣や国会議員他が自分勝手な政治を行わせないために縛りをかけるためのものです。もし、国民の声を代表すべき政治家があくまでも自分たちの主張を貫いて法案を成立させるなら、立憲主義を破壊し、民主主義を形骸化させることになります。およそ政治の名に値しない独裁と言わざるを得ません。
  私ども日本キリスト改革派教会は、先の大戦においてキリストの福音を大胆に証しし、神の真理を貫けず、むしろ政府の政策に協力し、戦争に加担した罪責を負っています。私ども名古屋岩の上教会は、神と人々の前に二度と同じ罪を繰り返さないことを誓って新しく創立した教会の志を継承し、教会と国家の頭でいらっしゃる主イエス・キリストの「平和を造り出しなさい」とのご命令に従います。よって、ここに戦争法案の撤回を強く求めます。


       主の2015年8月9日
          日本キリスト改革派教会 名古屋岩の上教会小会      議長・牧師 相馬伸郎

 

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                                                           画像by相馬伸郎牧師FB

 

≪紹介≫

日本キリスト改革派 名古屋岩の上教会ウェブサイト

 

  わたしはこの岩の上に私の教会を建てます。-マタイによる福音書第16章18節-

 

 

 

 

 


8月4日、ヘイトスピーチ(憎悪表現)に関する「人種差別撤廃施策推進法」が参議院法務委員会で審議入り

2015-08-06 23:01:55 | 差別 レイシスト カウンター
☆大手新聞でもこの法案を『ヘイトスピーチ規制法案』といまだ書いている。誤報だ。『規制法』ではない。罰則もなく『人種差別は違法だ』と国が宣言する理念法の意義を正確に伝えていただきたい」 
「人種差別撤廃施策推進法」は、正式名称「人種等を理由とする差別の撤廃のための施策の推進に関する法律案」で5月に民主党が提出した法案。人種差別撤廃条約を受けた基本法という位置づけで、刑事罰は含まれていない。
                                                            


 
 http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1518751.html
日刊スポーツ・ロゴ

ヘイトスピーチのない社会
2015年8月6日10時10分 日刊スポーツ

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 ★4日、人種や国籍などへの差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)を規制する「人種差別撤廃施策推進法」が参議院法務委員会で審議入りを果たした。

委員会では同法案の提案者、民主党元法相・小川敏夫が「ヘイトスピーチは人間の尊厳と平等を否定するもので、被害者は増え続けている。差別をなくし人種などを異にする者が共生する社会を実現することが重要」と提案理由説明を行った。


 ★ヘイトスピーチを巡っては昨年7月に国連の人権規約委員会が処罰規則の整備を求め、同年8月には国連の人種差別撤廃委員会が、法律で規制するよう日本政府に勧告している。法案は5月に民主、社民両党などが参院に提出。大幅な会期延長と衆院で刑訴法改正案が審議されていることから、衆院から参院に閣法が送られて来ず、野党提出の法案の異例の審議となった。この法案は罰則規定のない理念法だが、差別問題でヘイト問題が激化した13年から約2年余りで国会に法案が提出されたことは国民の意識の高さなどリテラシーの高まりと共に評価されるべきだろう。

 ★しかし、国会の中でも相変わらず差別的な発言が横行し、ネットには差別的文言があふれている。差別意識は法律や罰則で解決するより社会が成熟するという形で作り上げられるものだ。我が国では20年に東京五輪、パラリンピックが控えている。欧米で発達する障がい者への取り組みが日本で遅れているのも人権の尊重や平等意識の欠如から来ることも一因といわれる。ならばまさにこの法律の理念を5年後のパラリンピック成功の目標にすべきだろう。ヘイトスピーチの是非などで立ち止まっている暇はない。(K)※敬称略

 


安倍首相演説にヤジ!被爆から70年の広島平和記念式典で…「平和憲法」にも「非核三原則」にも一切触れず

2015-08-06 22:48:18 | 福島、原発

被爆から70年の広島。

平和記念式典で、安倍首相の演説にヤジがとぶ。

https://www.youtube.com/watch?v=L8GLiW-62s8   ←(怒号が聞こえます。)

あべしんぞーの挨拶。
「どのツラ下げてきた!」
「安保、反対!」の声…
プラカードは下げるよう、注意を受けてました…
ホント、何が「平和を願い」だ...!              
高木 美保FB憲法九条の会


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「平和憲法」にも「非核三原則」にも一切触れず

読売新聞

安倍首相あいさつ全文 2015年08月06日 09時17分 安倍首相あいさつ(全文)

(毎日新聞)

広島原爆の日:首相「非核三原則」触れず  

広島原爆の日:被爆者たち「非核三原則なぜ盛り込まぬ ... - 毎日

安倍晋三 内閣総理大臣あいさつ。
会場のあちこちから「どの面を下げて来た」「恥を知れ」などの声が飛ぶ。


私のとなりの被爆者のかたがたは、黙って、じっと黙って聞いていらっしゃった。口元をきゅっと結んで、聞いていらっしゃった。

佐藤「安倍総理の挨拶を聞いて、どんなことをお考えになった」

...

「そうねえ、いつも同じね。いつも同じ。あなたはどうお考えになった?」

佐藤「そうですね…心がこもっていないと思った。何を考えているか、心が見えないと思いました」

「そうね。見えない。何を考えているのか、いつも見えない」。(佐藤あずさ FBより)

 

佐藤あずさ @azusa_sato11 3時間前...
安倍晋三 内閣総理大臣あいさつ。
会場のあちこちから「どの面を下げて来た」「恥を知れ」などの声が飛ぶ。
私のとなりの被爆者のかたがたは、黙って、じっと黙って聞いていらっしゃった。口元をきゅっと結んで、聞いていらっしゃった。
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笹山登生 @keyaki1117 2時間前
メモ
観客席から聞いた広島原発式典での安倍総理の演説
3分を過ぎたあたりからヤジがひどくなっていっているのが分かる。
それにしてもすごい蝉の声だ。
犠牲者の化身が叫ぶ声なき声とも聞こえてしまう。
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大久保真紀 @maki_okubo 51分前
被爆から70年の広島。平和記念式典がありました。やわらかな風が吹き、例年に比べて涼しく感じました。いつもより参列者も多かったようです。安倍首相のあいさつのときには会場から「戦争法案、撤回しろ」「戦争やめろ」「被爆者は泣いている」などの声が男性、女性からあがっていました。
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菅波 完 @SUGENAMI 3時間前
NHKラジオは、安倍総理への批判を自然(?)に伝えていて意外でした。RT @kazsoul: NHKラジオ。広島平和記念式典の中継。安倍のスピーチについて、被爆者の82歳男性曰く「心に響くものが少ないと思います。死んで行った仲間が聞くと、なんて言うだろうか…悔しいなあと思います」
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【集会案内】大阪 8/8(土)日本はどこに向かうのか?PartⅣ ~各界から上がる安保法案への反対の声~

2015-08-06 22:08:54 | 案内 情報 デモ 集会 逮捕

大阪弁護士会

https://www.osakaben.or.jp/event/2015/2015_0808.php

 

★出演者追加案内:益川敏英氏、森村誠一氏のビデオ出演など★
「日本はどこに向かうのか?PartⅣ ~各界から上がる安保法案への反対の声~」

「全国一斉労働相談ホットライン」 チラシ

日 時 2015年8月8日(土)
午後1時30分~午後4時(受付開始:午後1時)
会 場 大阪弁護士会館 2Fホール(大阪市北区西天満1-12-5【地図はこちら】
概 要

014年7月1日、政府は集団的自衛権の行使を容認することを内容とした新たな安全保障法制に関する閣議決定を行いました。しかし、当会は立憲主義の観点から一貫してこれに反対してきました。ところが、政府は5月15日に安全保障に関する新たな立法と法改正を上程し、何としてでも9月27日までに成立させようとしています。

憲法審査会に招致された憲法学者3名ともが、与党が招致した憲法学者を含め、揃って今回の安保法案は違憲である旨を指摘しているだけでなく、多くの市民が政府の説明は不十分と考えています。そこで、今回の安保法案の問題を広く知っていただくため、この市民集会を企画いたしました。

この集会では、憲法学者による基調講演、著名人によるビデオレター、学者によるリレートークなどによって各界から上がっている反対の声を直接みなさまにお届けいたします。ぜひご参加ください。

 

70回目の8月6日前に広島にキリスト者集う:国家とキリスト教・被爆証言の継承・平和の行進と祈り

2015-08-06 21:57:12 | 福島、原発

Christian Today, Japan

http://www.christiantoday.co.jp/articles/16728/20150806/hiroshima-2015-1.htm

戦後70年の広島から(1):国家とキリスト教・被爆証言の継承・平和の行進と祈り 70回目の8月6日前に広島にキリスト者集う

2015年8月6日11時09分 記者 : 土門稔  
戦後70年の広島から(1):国家とキリスト教・被爆証言の継承・平和の行進と祈り 70回目の8月6日前に広島にキリスト者集う
カトリック幟町教会・世界平和記念聖堂(広島市中区)=5日

70年前に広島に原爆が投下された8月6日の前日である5日、広島市内ではカトリック幟町教会・世界平和記念聖堂(中区)などで、「広島司教区2015平和行事プログラム」として、さまざまな行事が行われ、カトリック信徒を中心に、多くのキリスト者が集まった。

午後1時からは、基調講演として、韓国・済州教区の姜禹一(カン・ウィル)司教が、「戦争は人間の愚かなシワザ」と題して講演した。

今年70歳になるという姜司教は、独立後、韓国の済州島では政府による左翼の弾圧(4・3事件)が行われ、その中で全人口の10%に当たる民間人3万人が虐殺されながら、政府の方針によって、50年以上も沈黙を強いられたという歴史に触れた。

また韓国のベトナム戦争への派兵や、現在の中東紛争などにも触れ、国家は個々人の人権を踏みにじるとし、キリスト者は人間の共同体である国家を超えた、究極の価値に向かう展望を持つことを追求するべきだと述べた。

戦後70年の広島から(1):国家とキリスト教・被爆証言の継承・平和の行進と祈り 70回目の8月6日前に広島にキリスト者集う
韓国・済州教区の姜禹一(カン・ウィル)司教

古代から現代まで、戦争は常に土地の争いをめぐって始まってきたが、旧約聖書のレビ記では、土地はあくまでも神が暫定的に人間に管理を任せただけであり、人の手に渡った土地もヨベルの年には元の持ち主に返すべきだと書かれているように、人間が永久に自分のものとする資格は無く、所有者は神ご自身だとした。

また、創世記26章2〜3節「わたしが命じる土地に滞在しなさい。あなたがこの土地に寄留するならば、わたしはあなたと共にいてあなたを祝福し、これらの土地をすべてあなたとその子孫に与え、あなたの父アブラハムに誓ったわたしの誓いを成就する」と、マタイによる福音書8章20節にあるイエスの言葉「狐(きつね)には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない」を引用。イエス自身も、弟子たちも、根源的に地に属する者ではないと言い、キリスト者は土地への執着と所有欲を離れ、寄留者として、新しい天と地を追求して生きることが求められていると語った。

戦後70年の広島から(1):国家とキリスト教・被爆証言の継承・平和の行進と祈り 70回目の8月6日前に広島にキリスト者集う
原爆が投下された広島の当時の様子を話す原政信さん

午後3時からは分科会が行われ、原爆と沖縄、福島について学ぶプログラムが行われた。行われた分科会は、①広島被爆証言、②被爆したシスターによる証言、③韓国人被爆者による証言、④長崎被爆証言、⑤沖縄・高江のいまを知る、⑥5年目の南相馬、⑦子どもプログラム・紙芝居「夏の花」(原民喜原作)、⑧ユースプログラム「私たち若者は、どのように平和を実現していくか?」の8つで、子どもから高齢者まで多くの人が参加した。

広島被爆証言の分科会では、梶山聡子さんと原政信さん(共に幟町教会員)が、70年前の8月6日、原爆が投下された広島の様子を証言した。

陸軍の施設で働いていて被爆した梶山さんは、褐色に膨れ上がった死体で足の踏み場もなかったことや、港で何万もの死体を見たことを語り、「振りかえると、大東亜共栄圏という御旗の下に侵略していった後の悲惨な末路だったと思います」「年がたつにつれて、広島を壊滅した惨状が実感されず、薄れてしまうが、広島から核廃絶、人の平和を実現することが私の願いです」と述べた。

戦後70年の広島から(1):国家とキリスト教・被爆証言の継承・平和の行進と祈り 70回目の8月6日前に広島にキリスト者集う
原爆ドーム

当時中学2年生で学徒動員のため工場で働いていて被爆した原さんは、焼き場がなく、家族でまきを集めて死体を焼いたことや、夕方に壊滅した街を見たとき、「広島が火柱のようだった」とその日の様子を語った。また、「妹は33歳、兄も姉も60歳前後で亡くなった。私はいろんな病気を持ちながら、何とか生きてきた」と被爆によりさまざまな病に悩まされたことを話し、「今の私の話は、『ヒロシマの証言』として、平和記念資料館の地下にDVDになっています。たくさんの人に聞いてほしい。そして、核戦争がないようにやっていきたい」と話した。

午後5時半からは、原爆ドームと隣接した平和記念公園の原爆供養塔前で、日本聖公会との合同プログラム「祈りの集い」が行われ、カトリック大阪大司教区の前田万葉大司教と、日本聖公会の植松誠首座主教によって祈りがささげられた。

前田大司教は、「和をつなぐ 原爆ドーム 夏の空」と五七五であいさつし、「今年は戦後70年で世界中からたくさんの若者が広島に集まっています。今この国では、安保法案で、戦争をする国になるのではないかといわれていますが、若い人が『そうしてはならない』と祈りながら行動しています。共にお祈りしましょう」と呼び掛けた。

戦後70年の広島から(1):国家とキリスト教・被爆証言の継承・平和の行進と祈り 70回目の8月6日前に広島にキリスト者集う
カトリック教会と日本聖公会の合同で行われた「平和の集い」で話す、カトリック大阪大司教区の前田万葉大司教と日本聖公会の植松誠首座主教

植松首座主教は、「カトリックと共に平和行進ができることを感謝します。今日、広島の街を歩いてみて、たった一発の原子爆弾で大きな破壊が起きることを実感しました。しかし、海外に行くたびに宗教者ですら、原爆投下は戦争を終わらせるために正統な行為だったと言う方が多いのです。ですから、日本人が広島と長崎の惨禍を伝えることが大事です」と語った。

また、「原爆で家族全てを失った高齢の女性が、『私はこの70年間、自分は幸せになってはいけないと思って生きていた』と語っていました。そのような悲劇をなくすために、私たち宗教者も語り掛けていかないとならない。キリストの平和のため、私たちも代価を払うことを覚悟して共に行動し、祈りましょう」と呼び掛けた。

そして、参加者全員で賛美歌「キリストの平和」を歌う中、「国々の指導者を正しく導き、争いではなく平和を、分裂ではなく一致を求める心をお与えください」と、とりなしの祈りがささげられた。

戦後70年の広島から(1):国家とキリスト教・被爆証言の継承・平和の行進と祈り 70回目の8月6日前に広島にキリスト者集う
夕方に行われた平和行進。原爆が投下された平和記念公園の原爆供養塔前からカトリック幟町教会・世界平和記念聖堂までの約30分の道のりを行進した。

その後、平和公園内にある原爆供養塔前から世界平和記念聖堂まで「平和行進」が行われ、数百人が平和を願い、「アーメン ハレルヤ」「ウォーク イン ザ ライト」を歌いながら行進した。

戦後70年の広島から(1):国家とキリスト教・被爆証言の継承・平和の行進と祈り 70回目の8月6日前に広島にキリスト者集う
平和行進には多くの若者が参加した。

行進の半分以上は、子どもや若者たちが、ギターを持つ女の子の弾く旋律に合わせて歌った。

世界のみんな きょうだいさ 話すことばが ちがっても
主にむかう心は みんな同じ こどもだから
(賛美歌「アーメン ハレルヤ」)

足を止めて見つめるサラリーマン、不思議そうに見る女子高生、拍手をする年配の女性、そして「うるせーぞ」と罵声を浴びせる街宣右翼の男性。さまざまな反応の中、70年前、原爆が投下された平和公園の供養塔から記念聖堂までの約30分の道のりに、キリストの平和を求める行進の歌声が響き渡った。