異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

樋口陽一氏:70年目の8月15日を考える~国家意思の大転換:安倍首相の言動と天皇ご一家の憲法擁護発言

2015-08-10 21:17:42 | 平和 戦争 自衛隊

★ ここ3年ほどの政治状況が戦時教育体験を思い出させていた。ひとつの国家意思の大転換が異様な仕方で推し進められている~

☆ 現天皇、そして皇后は政治の場を離れた発言は、折ふし戦後憲法の意義を語り、平和への熱意をくり返し、近隣諸国との友好に心を寄せておられる

河北新報ONLINE NEWShttp://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150806_13044.html

<樋口陽一氏>70年目の8月15日を考える

[ひぐち・よういち]東大名誉教授。憲法学者。1934年仙台市生まれ、東北大法学部卒。同大教授を経て80年から95年まで東大教授。上智大、早大など国内外で教授・客員教授を歴任。「いま、『憲法改正』をどう考えるか」など著書多数。80歳。
 

◎首相談話に望むこと/安保強行「異様さ」際立つ

 70年前の8月15日正午、「玉音放送」の記憶は定かでない。その4年前の12月8日、国民学校1年生の子どもながら英米という超大国相手の開戦の報を聞いて感じた、底が見えないような不安な動揺はおぼえているのに、である。兵士になるべき体力づくりだけが求められた戦時教育が子どもの素直な感性をすり潰(つぶ)して、無感動な少年にしていたのだろう。
 ここ3年ほどの政治状況が、そうした体験を思い出させていた。ひとつの国家意思の大転換が異様な仕方で推し進められ、その政権に、2年間で三つの国政選挙を通して有権者(棄権者を含む!)が切れ目なく信任を与えてきたからである。アベノミクスという名の麻酔剤の効き目はようやく切れかかり、ここ数カ月、各分野の専門家の声が世論に届きはじめ、何より一人ひとりの学生や若ものたちが自分自身の疑念や批判を言葉と行動で現すという、戦後史の中でも大きな区切りになる動きを、私たちはいま眼にしている。

           ◇     ◆     ◇

 あえて「異様」とまで言うのはなぜか。「他衛」のための武力行使を可能にするのに必要な正規の憲法改正を迂回(うかい)して与党協議を閣議決定の形にし、それを携えた首相が外国の議会で早期の法制化を約束した上で、ぼう大な数の条文を二つの法案に大くくりして国会に提出した。首相自身「国民の理解をまだ得ていない」と言う法案を衆議院で強引に採決させて参議院に送ったのは、そこで仮に強行採決できなくとも60日たてば衆議院の3分の2の多数で再議決できるルールを見込んでのことである。
 「異様」さは細部にも及ぶ。不用意な失言と不誠実な弁明の形でホンネが見えてくる。ポンチ絵や冗談めかしたたとえ話は、国民の命と国運を左右する案件への取り組みの真面目さを疑わせる。そうした軽さの中で70回目の8月15日を前にして、いや応なしに国の内外で重苦しく受けとられているのは、「戦後レジームからの脱却」という首相年来の主張であり、自民党閣僚を含めた閣議で了承された戦後50年の村山首相談話への不満をくり返し表明してきた首相の言動である。

           ◇     ◆     ◇

 日本国が憲法9条をどうするか自体は、国民自身が決めることだ。それ以前のこととして世界が注目しているのは、戦後世界秩序への異議申し立てではないかを疑うからなのだ。靖国参拝への首相の固執は、極東裁判の承認を明記した平和条約11条への挑戦ではないか、というふうに。国際社会での日本の国益と名誉を傷つけないだけの慎重さをもって首相が8月15日に臨むことを、一国民として切望するほかない。その上でこそ成熟した自由民主主義国の代表として、大国となった中国首脳に堂々対座し、両国ともに「アジア・太平洋地域において覇権を求めない」ことを約した日中共同宣言に立ち返るべきことを強く促すことによって国際社会への義務を果たすべきではないのか。

 現天皇、そして皇后は政治の場を離れた発言の折ふし戦後憲法の意義を語り、平和への熱意をくり返し、近隣諸国との友好に心を寄せておられる。そのすがたを私はさきに、戦後(西)ドイツの良識と知恵の象徴として敬された元大統領にあえてなぞらえて、「日本のワイツゼッカー」と書いた。同じことを明確な政治的意思として発信する政治家を選挙によって最高責任者の地位につけることに手間どり続けるとしたら、「国民主権」とは一体何なのだろうか。

 

 【関連】

太子、憲法を養護する発言!55歳会見 / 戦後70年、平和の尊さを心に刻み、平和への思いを

 ・(池上彰の新聞ななめ読み)皇太子さまの会見発言 憲法への言及、なぜ伝えぬ

天皇陛下、戦争の歴史学び考えること大切!戦後70年の新年に思い!

 

 


昭和天皇の戦争責任 「Nスペ・特攻 …」「社説:昭和天皇実録…」から 無責任体系、捨て石となった沖縄

2015-08-10 21:12:55 | 昭和天皇 平成天皇 天皇制

 昭和天皇の戦争責任と戦後責任 

<一撃講和>もう一度戦果を挙げてからでないと中々話は難しい。(天皇 裕仁)

ここから特攻作戦は始まった。  <一撃講和>もう一度戦果を挙げ  てからでないと中々話は難しい。  (裕仁)

 

「Nスペ特攻 ・なぜ拡大したのか」「琉球新聞<社説>昭和天皇実録」から~その無責任体系とやりきれない感想、そして捨て石とされた沖縄

※NHKスペシャル<特攻 :なぜ拡大したのか>
…近衛文麿元首相が「国体護持」の立場から1945年2月、早期和平を天皇に進言した。昭和天皇は「今一度戦果を挙げなければ実現は困難」との見方を示した。そのため、多くの特攻兵士が~

その結果、特攻兵士だけではない、空襲、原爆等で多くの国民が亡くなった!また、そのために沖縄戦は避けられなくなり、日本防衛の「捨て石」にされた。

 

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 NHKスペシャル NHKスペシャル
<特攻 ~なぜ拡大したのか~>http://www6.nhk.or.jp/special/sp/detail/index.html…
 NHK さんの写真

  

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M・SさんFBより転載

今夜のNHKスペシャル
<特攻 ~なぜ拡大したのか~>は見ごたえがありました。

4500人以上の若者を冷酷無惨な「自爆」攻撃死に追いやった、旧海陸軍上層部とそれを追認・称揚した昭和天皇をひっくるめた「無責任の体系」(丸山真男)の実態が、今のNHKでよくここまでと思えるほどに明らかにされていました


誤解を招かないように断っておきますが、その昭和天皇と憲法遵守の姿勢をますます鮮明にしている現天皇の評価は、事実に基づいて区別すべきだと僕は考えています。

ところで、たまたま知った哲学者森岡正博さん(早稲田大学教授)の以下のツイートとリツイートに、とても共感しました。

森岡正博 @Sukuitohananika 1時間前
NHK「特攻」は、この時期に天皇の戦争責任にあえて迫ったギリギリの番組だったのではないか。我々はNHKに紋切り型の批判をして悦にいるのではなく、NHKにまだ存在しているこのような批判精神の可能性を激励すべきではないのか? @Sukuitohananika
リツイート110 お気に入りに登録62

森岡正博さんがリツイート
yoshie@遠野 @tono_yome 1時間前
「会議の空気を読む」「大勢の前では本音は言わない」「結論に合わせて数字を作る」「前に進む事だけが目標になる」…今の日本と何も変わらないじゃんね ‪#‎nhk‬
リツイート済み77 お気に入りに登録19

森岡正博さんがリツイート
Dorian(ドリアン) @dorian5963 2時間前
今日観てきた『日本のいちばん長い日』では、昭和天皇は早く戦争を辞めさせるべく、鈴木首相に全幅の信頼を置いて、対策を急いでいた。
しかし、今夜の ‪#‎NHKスペシャル‬ では、天皇は逆に戦果を待ち望んでいたり、特攻を奨励している……私達は当時のことは何も知らない。
何が真実なのか。
リツイート済み68 お気に入りに登録27

森岡正博さんがリツイート
かおりん @kaoritmd 1時間前
Nスペ見てると絶望的な気持ちになるわ。「あんな大勢の会議で否定的な意見は言えない」「疑問を抱かなかったのは命令だったから」「深く考えるのは自分の任務ではない」。
これ、今のサラリーマンと同じやん。
今、戦争になったらきっとまた特攻やる流れになると思う。。
リツイート済み79 お気に入りに登録42  

森岡正博さんがリツイート
nuho @nuho 58分前
戦後70年の特集として、NHKの中のまともな人たちが精一杯の抵抗をしているように見える。良い番組には、メールなどで応援のメッセージを寄せないとね  リツイート済み42 お気に入りに登録22

森岡正博さんがリツイート
ポンピィ @pom_pom_pee 1時間前
NHKスペシャル。布張りの練習機で特攻したなんて初めて知りました。速度が遅いからすぐに撃墜される、爆弾積んでるからまともに飛べない、爆弾だけ落として近くの島に不時着する者が相次ぐ、で爆弾だけを投下できないように機体にロープで縛り付ける。ひでえなあ。これの何が聖戦なんだよ。
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森岡正博さんがリツイート
日本国黄帝 @nihon_koutei 53分前
視聴。指揮官はありもしない戦果を上に報告し、上層部は敗戦を覚悟しながらも口に出せず、天皇は無条件降伏を避ける為に一撃講和を支持する…そういった保身と責任逃れだけの為に行われたのが特攻なのだ。★NHKスペシャル 特攻~なぜ拡大したのか~ http://www6.nhk.or.jp/special/sp/detail/index.html…
リツイート済み36 お気に入りに登録20

森岡正博さんがリツイート
kurinekko @kurinekko 1時間前
NHK結構がんばってるなと思う内容でした。近衛上奏文(これ、今検索して知った)に対する昭和天皇の「戦果をあげなければ…」という発言を出したことに驚いた。
リツイート済み17 お気に入りに登録8

 

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※近衛文麿元首相が「国体護持」の立場から1945年2月、早期和平を天皇に進言した。天皇は「今一度戦果を挙げなければ実現は困難」との見方を示した。その結果、沖縄戦は避けられなくなり、日本防衛の「捨て石」にされた。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-231371-storytopic-11.html

琉球新報<社説>昭和天皇実録 二つの責任を明記すべきだ

2014年9月10日 6:02 

 沖縄の運命を変えた史実は、十分解明されなかった。
 宮内庁は昭和天皇の生涯を記録した「昭和天皇実録」の内容を公表した。米軍による沖縄の軍事占領を望んだ「天皇メッセージ」を日本の公式記録として記述した。
 しかし、沖縄の問題で重要とみられる連合国軍総司令部(GHQ)のマッカーサーとの会見記録や、戦争に至る経緯などを側近に述懐した「拝聴録」は「見つからなかった」との理由で、盛り込まれなかった。編さんに24年かけたにしては物足りず、昭和史の空白は埋められなかった。


 昭和天皇との関連で沖縄は少なくとも3回、切り捨てられている。

最初は沖縄戦だ。近衛文麿元首相が「国体護持」の立場から1945年2月、早期和平を天皇に進言した。天皇は「今一度戦果を挙げなければ実現は困難」との見方を示した。その結果、沖縄戦は避けられなくなり、日本防衛の「捨て石」にされた。だが、実録から沖縄を見捨てたという認識があったのかどうか分からない。


 二つ目は45年7月、天皇の特使として近衛をソ連に送ろうとした和平工作だ。作成された「和平交渉の要綱」は、日本の領土について「沖縄、小笠原島、樺太を捨て、千島は南半分を保有する程度とする」として、沖縄放棄の方針が示された。なぜ沖縄を日本から「捨てる」選択をしたのか。この点も実録は明確にしていない。

 三つ目が沖縄の軍事占領を希望した「天皇メッセージ」だ。天皇は47年9月、米側にメッセージを送り「25年から50年、あるいはそれ以上」沖縄を米国に貸し出す方針を示した。実録は米側報告書を引用するが、天皇が実際に話したのかどうか明確ではない。「天皇メッセージ」から67年。天皇の意向通り沖縄に在日米軍専用施設の74%が集中して「軍事植民地」状態が続く。「象徴天皇」でありながら、なぜ沖縄の命運を左右する外交に深く関与したのか。実録にその経緯が明らかにされていない。

 私たちが知りたいのは少なくとも三つの局面で発せられた昭和天皇の肉声だ。天皇の発言をぼかし、沖縄訪問を希望していたことを繰り返し記述して「贖罪(しょくざい)意識」を印象付けようとしているように映る。沖縄に関する限り、昭和天皇には「戦争責任」と「戦後責任」がある。この点をあいまいにすれば、歴史の検証に耐えられない。

 

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<!-- 昭和天皇「原爆投下はやむをえないことと、私は思ってます。」  -->

 

 


広島での非核三原則削除は総理自らの判断で!~首相官邸のFBには言及したかのように修正?

2015-08-10 16:33:05 | 福島、原発

 ジョンレモン on Twitter 22:14 - 2015年8月9日

NHK 国会中継
【やはり、広島での非核三原則削除は総理の判断だった】
蓮舫氏、「秘書官が何度も原稿をチェックしてるのに、非核三原則の発言しなかったのは何故ですか?」の質問に、

安倍総理、「私の判断です」...白状した。

 

 

 <関連>毎日新聞

安倍首相:広島原爆の日で非核三原則触れずは「私が判断 ...

mainichi.jp/select/news/20150811k0000m010028000c.html
 

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日本全国デモ情報 8/10~9/12 (マガジン9)

2015-08-10 15:40:56 | 案内 情報 デモ 集会 逮捕

マガジン9 http://www.magazine9.jp/demoinfo/

全国デモ情報

2015-08-10up

原発、貧困、TPP、外国人差別…いろんな問題に対して、
全国でたくさんの人たちが声をあげはじめています。
新しい情報もぜひお寄せください。

8月10日(月)
安保法案反対!渋谷ハチ公前、街宣活動。
(東京都渋谷区)19:00〜20:30/主催:秘密保護法を考える市民の会/2015年8月11日(火)川内原発再稼動反対!抗議行動/場所:六本木1丁目・ファーストビル・原子力規制庁の前(18:30〜19:30)/主催:原子力規制を監視する市民の会
戦争法案に反対する街頭宣伝
(東京都杉並区)

神奈川県庁包囲行動
〜ヒューマンチェーン・平和の鎖〜
かながわアクション
(神奈川県横浜市)
川内原発再稼働阻止〜ゲート前大行動
@川内原発ゲート前
(鹿児島県薩摩川内市)
8月11日(火)
STOP戦争法案! 安倍政権打倒! 盛岡連続デモ
(岩手県盛岡市)
原発からの撤退を!昼休みデモ
(群馬県前橋市)
戦争ほうきスタンディング
(石川県河北郡)毎週火曜日/19:20〜 内灘町向陽台交差点にて
8月12日(水)
戦争をさせない北海道2015総がかり行動
(北海道札幌市)
8月13日(木)
第5回 STOP「戦争法案」ピースパレードin千厩
(岩手県一関市)毎週木曜日・18:00~1時間程度/集合場所:JAいわて平泉千厩支店職員駐車場/主催:戦争法案ストップ千厩実行委員会 *千厩町(せんまやちょう)
NO_WAR水戸
毎週木曜日18:00から水戸駅ペデストリアンデッキにてstandingAction
(茨城県水戸市)
★川内原発再稼動反対! 0813九州電力東京支社前大抗議
(東京都千代田区)
安全保障法案に反対する働く若者の会
(東京都新宿区)
8月14日(金)
もう黙ってられへん戦争法案廃案まで下京昼休み連続デモ
(京都府京都市)
8.14 日本軍「慰安婦」メモリアル・デーを国連記念日に
打合書巻謝詰・賠償・真の解決を!」
パフォーマンス&アピール&デモ
(大阪府大阪市)
8月15日(土)
北海道若者憲法集会「憲法ちょしたらわやだべや」
(北海道札幌市)
絶対に戦争をさせない道北集会&デモ
「いつまでも黙ってると思ったらオオマチガイ!」
(北海道旭川市)
女の平和・ピースアクション
(岩手県盛岡市)
【元祖ママデモ!】
第34回 8.15戦争を阻止する母親の平和行進
(宮城県仙台市)
1日遅れの8・15 つくば集会+デモ
(茨城県つくば市)「つくば市立吾妻交流センター」大会議室にて【集会】14:00〜16:30 「反戦・平和は生きているか―「積極的平和主義」の源流を問う―須永守さん(日本近現代史研究者)【デモ】17:00〜18:00 【主催】戦時下の現在を考える講座
敗戦70年 アジア・太平洋戦争の反省の下に憲法を活かそう!
「安保法制」を廃案に!再び遺族をつくらせないために
(東京都千代田区)9:00開場 9:30〜12:00/場所:日本キリスト教団 九段教会(地下鉄九段下)/主催:平和遺族会全国連絡会/講演:木村草太(憲法学者・首都大東京准教授)/連絡先:090-7844-7696
8.15反「靖国」デモ
(東京都千代田区)
戦争ほうきスタンディング
(石川県河北郡)毎週土曜日/17:00〜 内灘町向陽台交差点にて
Silent Peace Action『あやまちを省みる』
(愛知県名古屋市)16:00〜16:30 希望の広場・噴水前(名古屋市中区栄)/主催:沖縄平和プロジェクト/メッセージを書いた横断幕やプラカードなどを一斉に掲げながらスタンディング(道行く人々に伝える)★演説やシュプレヒコールはご遠慮ください★BGMはご自由に!★その他ご不明な点はメッセージなどでお気軽にお尋ねください!/イベント趣旨:かつて、日本は他国に侵略戦争を仕掛けるという過ちを犯しました。また、たくさんの人々を戦争に動員し、その命を奪うという過ちを犯しました。にもかかわらず、今、日本の中に再び「他国を直接武力攻撃できる日本にしたい」「武力を強化して、他国との関係を有利にしたい」欲望が渦巻いています。1945年8月15日の終戦から丁度70年目となる日に、改めて過ちを省み、平和への願いや決意を掲げてみませんか?
非戦と戦争法案阻止の集い
(奈良県奈良市、大和高田市)
☆8.15平和を考える大分県民の集い10〜12時/大分駅北口広場/国会報告&デモ
8月16日(日)
戦争をさせない!「戦争法案反対」大集会と大行進
(静岡県磐田市)13:30より/i(あい)プラザ2階にて/内容:講演 山本義彦(静大名誉教授)行進:iプラザ〜谷島屋〜生協〜中泉 交流センター〜ジュビロード〜国分寺公園/皆さんも反対の意思表示をしませんか! 立ち上がるのは今です!/主催:戦争法案に反対する市民実行委員会(私たちは党派や諸団体の垣根を越えて戦争法案に反対する組織です)連絡先:山本紀光 0538-34-7362 内野茂 090-1472-1385
熊本若者中心戦争法案反対サウンドデモ
(熊本県熊本市)
原発ゼロを求める節電デモ
〜毎週日曜日の21時から10分間〜
主催:民主主義の力で原発ゼロへ
8月18日(火)
戦争法案に反対する街頭宣伝
(東京都杉並区)
戦争ほうきスタンディング
(石川県河北郡)毎週火曜日/19:20〜 内灘町向陽台交差点にて
8月19日(水)
戦争をさせない北海道2015総がかり行動
(北海道札幌市)
やだね戦争!反安倍政権アクション
(福岡市中央区天神)毎月第3水曜日定例/18時@天神コア前(福岡市中央区天神)/フラッシュモブ(パネル掲示)、マイクアピール(スピーチ、コント、詩朗読など)、シール投票。用意するプラカードを黙って立っていただくだけでも充分アピール力になります。
0816若者憲法デモ@宮崎
(宮崎県宮崎市)16:00〜 宮崎山形屋前に集合
8月20日(木)
第6回 STOP「戦争法案」ピースパレードin千厩
(岩手県一関市)毎週木曜日・18:00~1時間程度/集合場所:JAいわて平泉千厩支店職員駐車場/主催:戦争法案ストップ千厩実行委員会 *千厩町(せんまやちょう)
戦争法案成立阻止山形県民運動実行委員会
仕事帰りパレード
(山形県山形市)
安全保障法案に反対する働く若者の会
(東京都新宿区)
街頭アピール@三宮マルイ前
(兵庫県神戸市)17:00〜18:30に三宮マルイ前で街頭アピールを行います。マイク、ビラ、ポスター、署名、カンパ等です。カンパは8月30日に国会包囲行動に上京するシールズの学生達に財政援助するためです。元ベ平連こうべのメンバーや自由な市民の集まりです。
憲法違反の安全保障関連法案の廃案を求める市民集会、パレード
(奈良県奈良市)
8月21日(金)
「戦争法案」廃案!フライデー・アクション
(北海道札幌市)
もう黙ってられへん戦争法案廃案まで
下京昼休み連続デモ
(京都府京都市)
8月22日(土)
戦争法案に反対するミドルズ国会前抗議アクション
8.22 ピース☮ウォーク
違憲戦争立法・辺野古新基地・原発再稼働 STOP!!!
(神奈川県茅ヶ崎市)
 
STOP戦争法案×若者デモ@NIIGATA
(新潟県新潟市)
戦争やだね女性のつどい
(長野県中野市)16:00~18:00(予定)に長野県中野市の一本木公園(バラ公園)で、「戦争やだね女性のつどい」を開催します。中野市内の女性有志8人が、政府の国民世論の反対を押し切って安保法案を強行成立させそうな勢いに危機感を持ち、「こりゃあ何かしなくては」と集会を企画しました。戦争反対、平和への思い、明るい未来への思いなど、「みんなが発言しよう!語り合おう!」という集会です。思想信条はいろいろでも、今こそ、安保法案反対の一点で大同団結しなければいけないと思っています。片田舎の小さな町ではありますが、大勢集まって「安保法制反対」の声を束ね、世論に、政府に訴えようではありませんか。女性だけでなく、もちろん男性の参加も大歓迎です。お忙しい方は、ちょっと顔を出すだけでもいいので、お出かけください。一緒にたたかいましょう。
「憲法を守ろう!富士・富士宮市民の会」集会とデモ
(静岡県富士宮市)14:00~ 花と食の元気広場にて/主催:憲法を守ろう!富士・富士宮市民の会
戦争ほうきスタンディング
(石川県河北郡)毎週土曜日/17:00〜 内灘町向陽台交差点にて
「戦争法案」に怒る 大津・高齢者の行進
(滋賀県大津市)
憲法違反の安全保障関連法案の廃案を求める市民集会、パレード
(奈良県奈良市)
大分県弁護士会緊急企画
安保関連法案に反対するパレード
(大分県大分市)
8月23日(日)
平和憲法を守り戦争法案に反対する栃木県民パレード
(栃木県宇都宮市)
戦争法案つぶすデモ@吉祥寺
(東京都武蔵野市)
第48回 脱原発と平和を求める市民デモ
(東京都武蔵野市)16:00〜(雨天決行)【集合】武蔵野市役所隣 市民公園【デモコース】市民公園→中央通リ→東電武蔵野支局前→三鷹駅北口付近で左折→かたらいの道→市民公園【持ち物】プラカード,のぼり旗,ゼッケン,太鼓など鳴り物,帽子,飲み物,雨具【主催】脱原発と平和を武蔵野市からすすめる市民の会【連絡先】0422-36-0415(砂川)
第2回ピースパレード
(東京都日野市)15:30集合 → 集会 → 16:00出発/集合場所:日野市「大木島公園」(ふれあい橋の北側)高幡不動駅よりふれあい橋軽油で徒歩15分,高幡不動~日野駅バス「高幡橋」下車東方向に徒歩5分,多摩モノレール「万願寺」下車徒歩15分(税務署裏) ※浅川スポーツ公園隣接・日野税務署南側/コース:大木島公園(ふれあい橋の北側)⇒高幡橋⇒高幡不動駅付近/主催:戦争はいやだ!平和憲法守ろう!日野の会
戦争ほうきパレード
(石川県河北郡)15:00 内灘町千鳥台コンフォモール向の公園に集合→内灘駅まで歩きます。「戦争掃き出せ 戦争ほうき」「アベを掃き出せ 戦争ほうき」できるだけ「戦争箒」や「メッセージボード」お持ちください。
8月24日(月)
戦争法案に反対する宗教者・門徒・信者全国集会
〜宗教関係なくオープン参加で行います〜
(東京都千代田区)
8月25日(火)
政権べったりの報道をやめろ!怒りの声でNHKを包囲しよう!
8.25NHK包囲行動
(東京都渋谷区)
戦争ほうきスタンディング
(石川県河北郡)毎週火曜日/19:20〜 内灘町向陽台交差点にて
8月26日(水)
安保法制等の法案に反対する日比谷野音大集会&パレード
(東京都千代田区)
8月27日(木)
第7回 STOP「戦争法案」ピースパレードin千厩
(岩手県一関市)毎週木曜日・18:00~1時間程度/集合場所:JAいわて平泉千厩支店職員駐車場/主催:戦争法案ストップ千厩実行委員会 *千厩町(せんまやちょう)
戦争法案成立阻止山形県民運動実行委員会 昼休みパレード
(山形県山形市)
NO_WAR水戸
毎週木曜日18:00から水戸駅ペデストリアンデッキにてstandingAction
(茨城県水戸市)
安全保障法案に反対する働く若者の会
(東京都新宿区)
街頭アピール@三宮マルイ前
(兵庫県神戸市)17:00〜18:30に三宮マルイ前で街頭アピールを行います。マイク、ビラ、ポスター、署名、カンパ等です。カンパは8月30日に国会包囲行動に上京するシールズの学生達に財政援助するためです。元ベ平連こうべのメンバーや自由な市民の集まりです。
8月28日(金)
「戦争法案」廃案!フライデー・アクション
(北海道札幌市)
8月29日(土)
2015戦争をさせない北海道集会part2
(北海道札幌市)
アベ政治を許さない!戦争法案を廃案に!
8.29群馬大集会
(群馬県高崎市)
戦争ほうきスタンディング
(石川県河北郡)毎週土曜日/17:00〜 内灘町向陽台交差点にて
もう黙ってられへん戦争法案廃案まで下京昼休み連続デモ
(京都府京都市)
8月30日(日)
戦争法案廃案! 安倍政権退陣!
8.30国会10万人・全国100万人大行動
(東京都千代田区)
8・30国会10万人・全国100万人大行動
戦争に反対する男の娘デモ@秋葉原
(東京都千代田区)
レッドアクション「女性の『戦争法案反対』アピール」
(静岡県磐田市)16:00~17:00 静岡県磐田市見付馬場町交差点にて、女性たちが平和への思いをアピールします。 誰でも自由に参加できます。赤い色のものを身につけて参加しましょう。主催:新日本夫人の会磐田支部
安全保障関連法案(安保法制)に反対するパレード
(徳島県徳島市)12:30~13:30(雨天決行、荒天中止)/徳島駅前にて/主催:徳島県弁護士会/パレードコース(予定)徳島駅前(12:30出発)→そごう徳島店前→東新町商店街→両国橋→八百屋町交差点→徳島駅前(解散)/参加予定者:徳島弁護士会会員及び安全保障関連法案(安保法制)に反対する市民。その他パレードの趣旨にご賛同いただける方は自由にご参加いただけます。事前申込みは不要ですので、12:30までに徳島駅前のそごうエスカレーター前辺りに集合して下さい。なお、パレードの趣旨に合う幟、横断幕、プラカード等は持ち込み自由ですが、趣旨を逸脱するようなものはご遠慮下さい。
0830若者憲法デモ@宮崎
(宮崎県宮崎市)16:00〜 宮崎山形屋前に集合
原発ゼロを求める節電デモ
〜毎週日曜日の21時から10分間〜
主催:民主主義の力で原発ゼロへ
9月1日(火)
戦争法NO!ねりま集会&パレード Vol.2
(東京都練馬区)
9月3日(木)
NO_WAR水戸
毎週木曜日18:00から水戸駅ペデストリアンデッキにてstandingAction
(茨城県水戸市)
9月5日(土)
佐倉平和を未来につなぐ会 第8回リレートーク&パレード
(千葉県佐倉市)
戦争推進の創価学会公明党に抗議するデモ
(東京都台東区)
ストップ戦争法案 in 豊田 集会とパレード
(愛知県豊田市)16:00より 愛知環状線・新豊田駅前広場にて 主催:ストップ戦争法案in豊田(呼びかけ人一同)
デモパレード
(大阪府高槻市)16:00 JR高槻駅前(宣伝カーをつけ、大規模宣伝)☆国会議員要請/17:00(市役所前に集合)17:20 市民パレード出発(市役所前~松坂屋前)
9月6日(日)
原発ゼロを求める節電デモ
〜毎週日曜日の21時から10分間〜
主催:民主主義の力で原発ゼロへ
再稼働反対!放射性廃棄物処分場設置を止めろ!
9・6集会in千葉
(千葉県千葉市)
守ろう!築地市場パレードvol.7
《築地で、ええじゃないか!〜新宿に再び現る!〜》
(東京都新宿区)
さようなら原発全国集会in京都
(京都府京都市)
9月10日(木)
NO_WAR水戸
毎週木曜日18:00から水戸駅ペデストリアンデッキにてstandingAction
(茨城県水戸市)
9月12日(土)
戦争はイヤだ!戦争法案反対、怒りのパレードⅡ
(埼玉県春日部市)
15:30〜集会/16:00~パレード 集合:中央町第4公園(通称・交通公園)ヨーカドー裏 ※春日部駅西口から350m程
 
 

【戦争反対!憲法守れ!】8/9午後、名古屋岩の上教会と緑区9条の会が、交差点を挟んでスタンディング!

2015-08-10 14:32:06 | ご案内

8/9(日)午後、名古屋岩の上教会のメンバーと緑区の9条の会が、交差点を挟んでスタンディング!!

 

 本日日曜日の礼拝式後名古屋岩の上教会のメンバー(大人14名、子ども6名)と、教会の近くの302号線小坂小交差点で,戦争法案に反対する教会の意思を示すスタンディングをしました。戦争反対、憲法守れ、子ども達に平和な未来を!のプラカードに交差点を信号で待つドライバーの方は目を向けて下さり声をかけて下さる方もいました。

交差点の向かい側には、”アベ政治を許さない”プラカードを持った緑区の9条の会の方も駆けつけて下さいました。私たちは最初に讃美歌 ”勝利をのぞみ”を歌って始め、相馬牧師より緑区の皆さんに向けて教会からのメッセージがあり,

その後緑区在住で民主党議員の近藤昭一さんがFBで私たちのスタンディングを知って、急遽応援に駆けつけて下さり、立憲主義、民主主義を壊すこの安保法制化を断固阻止しなければならないことを国会議員の立場で市民の皆さんへ呼びかけて下さいました。

緑区に住む安保法制化に反対する市民の皆様と共闘し、なんとしてもこの法案を廃案にするまで、教会としてこれからも声を上げ続けなければと思いました (三輪祐子さんFBより

 

スピーチする相馬牧師

 

 

名古屋岩の上教会  http://blog.livedoor.jp/iwanoue/

302号「小坂小」交差点におけるスピーチ

 

2015年8月9日(主日)午後0:30~1:00
名古屋岩の上教会 牧師・相馬伸郎
 
 滝の水の皆さま、私たちは、イエスさまを主、キリストと信じ、告白する者たちです。私たちは、名古屋岩の上教会です。私は、牧師の相馬です。私たちは今、初めてこのように屋根のない場所で、声を挙げさせていただきます。
   私たちはたった今まで教会で、礼拝を捧げていました。礼拝式では、いつものようにこの町の皆さまのために、平和と祝福を神に祈りました。私たちの教会には、この町の人々の平和と祝福を祈る務めがあるからです。そのようなキリスト教会として、今、どうしてもこのように声を挙げなければならないと差し迫った思いで、ここに立っています。それは、この国と政府が、取り返しのつかない過ちを再び犯そうとしていると、真剣に考えているからです。
   しかし、すべての発言の前に、先ず何より、私たちキリスト教会は、自ら、先の戦争において政府の方針に従って戦争に加担して神と人々の前に罪を犯しました。これ以上ない罪を犯したことを改めて神の御前に悔い改め、皆さまの前にお詫びを申しあげます。

   今年の夏は、敗戦70年を記念すべき夏です。恐ろしい戦争に突き進んでしまった過去の日本に真剣に向き合い、二度と同じ過ちを繰り返してはならないと、為政者たちをはじめ私たち市民一人一人が心に噛みしめるべき夏です。また同時に、この70年間、曲がりなりにも他国に出かけて行って戦争しない国であり続けられたことを喜び祝い、この日本の国の歩みをひろく世界に広げるべき夏です。ところが今、私たちの国は、かつての恐るべき全体主義国家、専制主義国家、ファシズム国家に決定的に戻ろうとしています。

   私たちの国がどういう国であるのか、また、どういう国であるべきかを、もっとも明らかに示すのは日本国憲法です。私たちの日本国憲法は、政府の行為によって二度と戦争を起こさないことを世界の人々に約束し、私たち自身に向けても誓っています。どうしてでしょうか。あの戦争によって私たちは苦しめられ、何よりも、アジアの隣国を苦しめてきたからです。その苦しみ、痛み、悲しみをいやというほど味わったからです。そして、戦争こそは、人間のいのちそのもの、また、人間の尊厳そのものである基本的な人権を吹き飛ばしてしまうものだからです。ですから、私たちの憲法は、決して二度と、武力をもって他国に出かけて行って戦争をしないこと、つまり、集団的自衛権を行使しないことを世界中に高らかに宣言しています。
    
   そもそも憲法は、権力者の権力をしばるための国家の最高法規です。政治家や公務員が自分勝手に政治をすることを決して許していません。憲法を破ろうとするなら、それは、国民の代表でもなく、政治でもありません。私たちの憲法には、国民が、つまり市民のひとりひとりが政治の主人公であることを、主権者であることを高らかに宣言しています。 
   間違ってはなりません。国のあり方を決めるのは、政府にあるのでも自民党や公明党の議員たちにあるのでもありません。私たちにあるのです。ところが今、政府、自民党公明党は、日本を戦争する国にするためだったら、政治は憲法にもとづいて営まなえればならないこと、つまり立憲主義政治も、人類の普遍的な価値である主権在民も関係がない、「法的安定性」も、「国民主権」も無視してかまわないと考えています。安倍首相自身が、その名を覚えられてもいない11本もの戦争法案を一括して通して、それを実行するならば、それはもはや、政治とは呼べません。それを独裁と言うのです。私たちは、この国を独裁国家にしてしまうことを、決して見過ごすことはできません。それを許せば、そのとき、人間であるわたしたちひとり一人が自分の尊厳を失ってしまうことを意味するからです。そのときには、今ここで、このように発言する自由も、心に信じ、これを表明する自由をも奪われてしまうでしょう。 
   皆さま、政治や宗教は、うさんくさいと目を背けていたなら、国家権力者に騙されて、後悔してもしきれない目に遭ってしまいます。最近、麻生大臣が、自分の派閥の議員に向けて、こう言いました。「この法案が通るまで、黙っていろ」その発言は、自分のところの武藤議員が、こういうことを言っているからです。「本来の日本を壊したのは、国民主権、平和主義、基本的人権の尊重だ」つまり、日本国憲法への真っ向からの挑戦です。ここに、この法案、この政府の本音があります。もし、この戦争法案が通ってしまえば、日本は戦争を始めるでしょう。そのときには、わたしたちは御国、国家のために生きるように圧迫されるはずです。しかし、聖書は言います。そもそも人間は、国家のために生れて来たのではありません。
   もし今ここで、わたしたち市民が声を挙げなければ、青春と人生を謳歌し、この国をもっと健やかな国にできたはずの数多の戦没者、被害者の無念、悲しみや怒りを無駄にしてしまうことになるのではないでしょうか。今なお世界中で、報復に次ぐ報復を繰り返している戦争の加害者であり被害者たちの絶望を深めることになります。

   2000年前、私たちの主イエスは語られました。「平和を造り出す人は幸いです。その人は神の子と呼ばれる」そう仰った主イエス・キリストは、十字架で私たちの罪を償って身代りに死んでくださいました。その三日目に死とその力を打ち破ってご復活してくださいました。この出来事によってこそ、この地上、この世界に、神の国の平和は造り出されたのです。そうです。神の御子でいらっしゃるイエスさまによって、今や、この現実の世界のただ中に、すでに神の国、天国は力強く始まっています。神の平和の国は、教会を通して始まっています。誰でも、この主イエスをキリストとして信じる人は、神の国に入っているし、入れるのです。その人もまた、神さまの子どもとされているのです。私たちキリスト教会には、責任があります。それは、この神の国の平和が始まっていることを皆さまにお伝えすることです。そして、これを地上に実現するために働くことです。
   主イエスは、仰いました。「剣をさやに納めなさい。剣を取る者は皆、剣で滅びる。」この平和をつくりだすための戦いは、どんなに強力な武器でも実現できません。戦争で戦争を終わらせることは、できません。この事実を、人類はもう十分に学んだのではないでしょうか。もう、新しい時代が始まっているのです。平和をつくり出す方法は、人と人とが心を開いて向かい合い、お互いの命を大切にしあい、お互いの違いを理解しあおうと話し合うことにあります。愛と赦しにもとづく正義によってこそ実現します。

   これらのことは、実に、日本国憲法の価値観と相通じるものです。そして、この価値観は、実は、全人類の悲しく厳しい苦しみと涙の戦争の歴史の上にもたらされたものです。まさに人類の叡智の結晶でもあります。私たち名古屋岩の上教会は、そして牧師である私は、平和を守ろうとするすべての方々、人のいのちと平和をかけがえがないと考えるすべての宗教とも協力したいと思います。そして、安倍政権とその戦争法案を廃案にするまで立ち上がりたいと思います。

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   驚くことに、フェイスブックで聞きつけてくださった、緑区の9条の会の方々も、私たちが到着する前に、何の打ち合わせもなく、自発的に、すでに実行しておられました。ありがとうございました!
   何よりも驚かされたのは、民主党衆議院議員の近藤昭一氏のご参加です。きちんとお話するのは、この日が初めて!です。お誘いしたのでもなく、炎天下(ちょうど、日陰の場所となっていましたが・・・)30分、プラカードを掲げてくださいました。
   驚きは、さらに続き、わたしは、上記の「スピーチ」をさせていただきましたが、当初、小さなハンドマイクで行うつもりでした。ところが、調子が悪く、これは肉声でするしかない・・・と覚悟を決めました。すると、なんと!拡声機をもって、ひとりの他教会のキリスト者が応援に駆けつけてくださいました。かくして、想定外の連続で、大きな音量でのスピーチをさせていただきました。
   このスタンディングの圧巻は、近藤議員のスピーチです。急きょ、わたしの後にお願いいたしました。近藤昭一さんは、まさに超党派組織の「立憲フォーラム」の会長でいらっしゃいます。憲法99条の「憲法擁護義務」を中心に市民に訴え、立ち上がって下さるように訴えておられました。実に、このスピーチこそ、書き起こして、皆様にもおわかちしたいものです・・・。(その後、初めてお会いした方々に、炎天下の渇きを癒していただくために、礼拝堂にお立ち寄りいただき、しばし、歓談のときが与えられました。自慢で申し訳ないですが、さすが教会です。突然のお客様でしたが、どなたかたが、おもてなしの心でホットドックをつくってふるまってくださいました。)

   今や、政党だとか宗教だとか、そのようなことは、まったく関係がありません。夢や空想ではなく、本当に、この国が壊れ、法治国家、立憲主義国家、民主主義国家としての日本の「戦後」70年が終わろうとしています。自民公明をはじめ、全国会議員には、少なくとも中学生でも教えられる、「基本の基」である立憲主義を学んで欲しいです。これを無視するなら、法治国家の基本を破壊することです。
   しかし、わたしたちにはおおきな希望と手ごたえがあります。少しずつ、わたしたちの憲法の素晴らしさがいよいy浸透してきているということです。百歩譲って、国会でどんな議論をしてもかまいません。安全保障のことは、まさに国政の根幹なのですから。しかし、国会審議での議論を国民が知れば知るほど、これは、平和をつくるためのものでないことは、バレバレになってしまいました。そして、立憲主義を破壊したら、何が起こるのかを感覚で感じ取って下さる方々が、増え広がっています。
   これを、いっときのブームにすることなく、この敗戦後最大のピンチを市民がもう一度、敗戦に向き合い、反省を深め、これを今に生かす道を歩み出す夏にしたいと思います。「政治」の主人公が民にあり、一市民が、どんな政党の、どんな政策だろうが憲法前文に記されている憲法の理念から逸脱しようとするなら、「これは、おかしいよね。」「これは、まずいよね」と声を挙げる、そのような国に押し上げて行ければ、この絶望的な状況を乗り越えてゆくことは、可能です。そして、それは国会議員任せにしてはならず、市民として、大人として声を挙げることが、借り物の民主主義ではなく、まさに自分たちで獲得する民主主義となるだろうと思います。それこそが、あの戦争犠牲者たち、今は、声を挙げられない先祖、先達のためにもなるでしょう。そして何より、明日と未来をつくる子どもたち、青年たちのために、大人の責任ではないでしょうか。

   私たちもまた、これからもこの町の人々の幸福、何よりも救いのために祈り続けてまいりたいと思います。そして、その祈りとことばに真実な人間になりたいと、願っています。

   教会の頭にして国家の頭でいらっしゃるイエスさま、私たちの罪を赦し、あなたご自身のお約束である神の国をこの地上に完成してください。そのために、神の子たちを、あなたの教会を用いてください。
                                   Soli Deo Gloria!
 
 

 

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名古屋岩の上教会の戦争法案に対する声明

    2014年7月、安倍内閣は、集団的自衛権行使の容認を閣議決定しました。この度、この閣議決定にもとづき安全保障関連法案と称して11本の戦争法案を衆議院において、圧倒的多数の憲法学者たちの違憲であるとの声を無視し、また、80パーセント以上の市民が法案成立は拙速に過ぎるとの声をも無視して強行採決しました。これに強く抗議致します。
    戦争は、人間の生命を軽んじます。私たちの憲法によっても高らかに宣言されている人類普遍の価値である基本的人権をも軽んじ、人間の尊厳そのものである思想や信教の自由を弾圧します。私たちの憲法は、先の敗戦の痛切な反省の上にたって成立したものであり、戦争を放棄したことを内外に誓っています。
そもそもこの法案は、現憲法が明白に禁じる憲法違反です。憲法とは、国の最高法規であり、それは、内閣や国会議員他が自分勝手な政治を行わせないために縛りをかけるためのものです。もし、国民の声を代表すべき政治家があくまでも自分たちの主張を貫いて法案を成立させるなら、立憲主義を破壊し、民主主義を形骸化させることになります。およそ政治の名に値しない独裁と言わざるを得ません。
   私ども日本キリスト改革派教会は、先の大戦においてキリストの福音を大胆に証しし、神の真理を貫けず、むしろ政府の政策に協力し、戦争に加担した罪責を負っています。私ども名古屋岩の上教会は、神と人々の前に二度と同じ罪を繰り返さないことを誓って新しく創立した教会の志を継承し、教会と国家の頭でいらっしゃる主イエス・キリストの「平和を造り出しなさい」とのご命令に従います。よって、ここに戦争法案の撤回を強く求めます。

主の2015年8月9日
     日本キリスト改革派教会 名古屋岩の上教会小会 
議長・牧師 相馬伸郎