異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

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【案内】櫻井よしこ氏との闘いが始まった!「植村訴訟」 5/18■第5回口頭弁論 ■報告集会

2016-04-29 23:12:50 | 戦時中性奴隷 慰安婦

植村応援隊

西岡力氏と文藝春秋を提訴した「東京訴訟」の第5回口頭弁論と「報告集会」のご案内です。


■第5回口頭弁論

日時:5月18日(水)午後3時~
場所:東京地裁103号法廷
※傍聴は抽選となる見込みです。45分前、遅くても30分前までにお集まりください。...
■報告集会
日時:5月18日(水)午後4時~6時30分
会場:衆議院第2議員会館(第3会議室)
参加費:無料
※会場がこれまでと変っています。ご注意ください。
集会では、佐高信さんの講演、櫻井よしこ氏らを訴えた札幌訴訟の報告も予定されています。もちろん、東京弁護団と植村さんからの報告もあります。

 

 <関連>

植村、櫻井氏、初のガチンコ対決、札幌地裁で第一回口頭弁論 ...

尋常ならざる我が国の言論状況――【シリーズ植村隆の闘い 第1回】

 

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 植村裁判を支える市民の会

http://sasaerukai.blogspot.jp/2016/04/blog-post_60.htmlより転載

2016年4月22日金曜日

植村さんの意見陳述

植村さんは、第1回口頭弁論で20分にわたって意見陳述を行った。植村さんの真向かいには被告の櫻井よしこ氏が座っている。植村さんは時に声を張り上げ、右手を大きく掲げ、提訴に至った経緯とその意味を語った。 
 

意見陳述の全文 (原文ママ、小見出しも)

 
●「殺人予告」の恐怖
 
裁判長、裁判官のみなさま、法廷にいらっしゃる、すべての皆様。知っていただきたいことがあります。17歳の娘を持つ親の元に、「娘を殺す、絶対に殺す」という脅迫状が届いたら、毎日、毎日、どんな思いで暮らさなければならないかということです。そのことを考えるたびに、千枚通しで胸を刺されるような痛みを感じ、くやし涙がこぼれてきます。
 
私は、2015年2月2日、北星学園大学の事務局から、「学長宛に脅迫状が送られてきた」という連絡を受けました。脅迫状はこういう書き出しでした。
 
「貴殿らは、我々の度重なる警告にも関わらず、国賊である植村隆の雇用継続を決定した。この決定は、国賊である植村隆による悪辣な捏造行為を肯定するだけでなく、南朝鮮をはじめとする反日勢力の走狗と成り果てたことを意味するものである」
5枚に及ぶ脅迫状は、次の言葉で終わっています。
「『国賊』植村隆の娘である○○○を必ず殺す。期限は設けない。何年かかっても殺す。何処へ逃げても殺す。地の果てまで追い詰めて殺す。絶対にコロス」
私は、足が震えました。
 
大学に脅迫状が送られてきたのは2014年5月末以来、これで5回目でした。最初の脅迫状は、私を「捏造記者」と断定し、「なぶり殺しにしてやる」と脅していました。さらに「すぐに辞めさせろ。やらないのであれば、天誅として学生を痛めつけてやる」と書いていました。
 
娘を殺害する、というのは、5回目の脅迫状が初めてでした。もう娘には隠せませんでした。「お前を殺す、という脅迫状が来ている。警察が警戒を強めている」と伝えました。娘は黙って聞いていました。
 
娘への攻撃は脅迫だけではありません。2014年8月には、インターネットに顔写真と名前が晒されました。そして、「こいつの父親のせいでどれだけの日本人が苦労したことか。自殺するまで追い込むしかない」と書かれました。こうした書き込みを削除するため、札幌の弁護士たちが、娘の話を聞いてくれました。私には愚痴をこぼさず、明るく振舞っていた娘が、弁護士の前でぽろぽろ涙をこぼすのを見て、私は胸が張り裂ける思いでした。
 
なぜ、娘がこんな目にあわなければならないのでしょうか。1991年8月11日に私が書いた慰安婦問題の記事への攻撃は、当時生まれてもいなかった高校生の娘まで、標的にしているのです。悔しくてなりません。脅迫事件の犯人は捕まっていません。いつになったら、私たちは、この恐怖から逃れられるのでしょうか。
 
●私への憎悪をあおる櫻井さん 
 
櫻井よしこさんは、2014年3月3日の産経新聞朝刊第一面の自身のコラムに、「真実ゆがめる朝日報道」との見出しの記事を書いています。このコラムで、櫻井さんは私が91年8月に書いた元従軍慰安婦の記事について、こう記述しています。
 
「この女性、金学順氏は後に東京地裁に 訴えを起こし、訴状で、14歳で継父に40円で売られ、3年後、17歳のとき再び継父に売られたなどと書いている」。その上で、櫻井さんは「植村氏は彼女が人身売買の犠牲者であるという重要な点を報じ」ていない、と批判しています。しかし、訴状には「40円」の話もありませんし、「再び継父に売られた」とも書かれていません。
 
櫻井さんは、訴状にないことを付け加え、慰安婦になった経緯を継父が売った人身売買であると決めつけて、読者への印象をあえて操作したのです。これはジャーナリストとして、許されない行為だと思います。
 
さらに、櫻井さんは、私の記事について、「慰安婦とは無関係の「女子挺身隊」と慰安婦が同じであるかのように報じた。それを朝日は訂正もせず、大々的に紙面化、社説でも取り上げた。捏造を朝日は全社挙げて広げたのである」と断定しています。
 
櫻井さんは「慰安婦と『女子挺身隊』が無関係」と言い、それを「捏造」の根拠にしていますが、間違っています。当時、韓国では慰安婦のことを「女子挺身隊」と呼んでいたのです。他の日本メディアも同様の表現をしていました。
 
例えば、櫻井さんがニュースキャスターだった日本テレビでも、「女子挺身隊」という言葉を使っていました。1982年3月1日の新聞各紙のテレビ欄に、日本テレビが「女子てい身隊という名の韓国人従軍慰安婦」というドキュメンタリーを放映すると出ています。
 
私は、神戸松蔭女子学院大学に教授として一度は採用されました。その大学気付で、私宛に手紙が来ました。「産経ニュース」電子版に掲載された櫻井さんの、そのコラムがプリントされたうえ、手書きで、こう書き込んでいました。
 
「良心に従って説明して下さい。日本人を貶めた大罪をゆるせません」
 
手紙は匿名でしたので、誰が送ってきたかわかりません。しかし、内容から見て、櫻井さんのコラムにあおられたものだと思われます。
 
この神戸の大学には、私の就任取り消しなどを要求するメールが1週間ほどの間に250本も送られてきました。結局、私の教授就任は実現しませんでした。
 
櫻井さんは、雑誌「WiLL」2014年4月号の「朝日は日本の進路を誤らせる」という論文でも、40円の話が訴状にあるとするなど、産経のコラムと似たような間違いを犯しています。
 
このように、櫻井さんは、調べれば、すぐに分かることをきちんと調べずに、私の記事を標的にして、「捏造」と決めつけ、私や朝日新聞に対する憎悪をあおっているのです。
 
その「WiLL」の論文では、私の教員適格性まで問題にしています。「改めて疑問に思う。こんな人物に、果たして学生を教える資格があるのか、と。植村氏は人に教えるより前に、まず自らの捏造について説明する責任があるだろう」
 
「捏造」とは、事実でないことを事実のようにこしらえること、デッチあげることです。記事が「捏造」と言われることは、新聞記者にとって「死刑判決」に等しいものです。
 
朝日新聞は、2014年8月の検証記事で、私の記事について「事実のねじ曲げない」と発表しました。しかし、私に対するバッシングや脅迫はなくなるどころか、一層激しさを増しました。北星学園大学に対しても、抗議メールや電話、脅迫状が押し寄せ、対応に追われた教職員は疲弊し、警備費は膨らみました。
 
北星学園大学がバッシングにあえぎ、苦しんでいた最中、櫻井さんは、私と朝日新聞だけでなく、北星学園大学への批判まで展開しました。
 
2014年10月23日号の「週刊新潮」の連載コラムで、「朝日は脅迫も自己防衛に使うのか」という見出しを立て、北星学園大学をこう批判しました。「23年間、捏造報道の訂正も説明もせず頬被りを続ける元記者を教壇に立たせ学生に教えさせることが、一体、大学教育のあるべき姿なのか」
 
同じ2014年10月23日号の「週刊文春」には、「朝日新聞よ、被害者ぶるのはお止めなさい “OB記者脅迫”を錦の御旗にする姑息」との見出しで、櫻井よしこさんと西岡力さんの対談記事が掲載されました。私はこの対談の中の、櫻井さんの言葉に、大きなショックを受けました。
 
「社会の怒りを掻き立て、暴力的言辞を惹起しているものがあるとすれば、それは朝日や植村氏の姿勢ではないでしょうか」
 
櫻井さんの発言には極めて大きい影響力があります。この対談記事に反応したインターネットのブログがありました。
 
「週刊文春の新聞広告に、ようやく納得。もし、私がこの大学の学生の親や祖父母だとしたなら、捏造で大問題になった元記者の事で北星大に電話で問い合わせるとかしそう。実際、心配の電話や、辞めさせてといった電話が多数寄せられている筈で、たまたまその中に脅迫の手紙が入っていたからといって、こんな大騒ぎを起こす方がおかしい。櫻井よしこ氏の言うように、「錦の御旗」にして「捏造問題」を誤魔化すのは止めた方が良い」
 
私はこのブログを読んで、一層恐怖を感じました。ブログはいまでもネットに残っています。
 
櫻井さんは、朝日新聞の慰安婦報道を批判し、「朝日新聞を廃刊にすべきだ」とまで訴えています。言論の自由を尊ぶべきジャーナリストにもかかわらず、言葉による暴力をふるっているようです。「社会の怒りを掻き立て、暴力的言辞を惹起している」のは、むしろ、櫻井さん自身の姿勢ではないか、と思っています。
 
●「判決で、救済を」
 
 「言論には言論で闘え」という批判があります。私は「朝日新聞」の検証記事が出た後、複数のメディアの取材を受け、きちんと説明してきました。また、複数の月刊誌に手記を掲載し、自分の記事が「捏造」ではないことを、根拠を上げて論証しています。にもかかわらず、私の記事が「捏造」であると断定し続ける人がいます。大学や家族への脅迫もやむことがありませんでした。こうした事態を変えるには、「司法の力」が必要です。
 
脅迫や嫌がらせを受けている現場はすべて札幌です。櫻井さんの「捏造」発言が事実ではない、と札幌で判断されなければ、こうした脅迫や嫌がらせも、根絶できないと思います。
 
私の記事を「捏造」と決めつけ、繰り返し世間に触れ回っている櫻井さんと、その言説を広く伝えた「週刊新潮」、「週刊ダイヤモンド」、「WiLL」の発行元の責任を、司法の場で問いたいと思います。私の記事が「捏造」でないことを証明したいと思います。
 
裁判長、裁判官のみなさま。どうか、正しい司法判断によって、「捏造」記者の汚名を晴らしてください。家族や大学を脅迫から守ってください。そのことは、憲法で保障された個人の表現の自由、学問の自由を守ることにもつながると確信しています。

 


 

 


早くも数値水増し 政府「保育&介護士」月給増のマヤカシ(日刊ゲンダイ2016.4.28)

2016-04-29 22:49:15 | 自由 思想 信仰

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/180424より転載

早くも数値水増し 政府「保育&介護士」月給増のマヤカシ

  • 2016年4月28日

保育士、介護士の待遇改善は遠い(C)日刊ゲンダイ保育士、介護士の待遇改善は遠い(C)日刊ゲンダイ

 

「待機児童ゼロ」「介護離職ゼロ」の「1億総活躍」の実現に向け、安倍首相が来年度から保育士の月給6000円増、介護士は1万円アップの方針をブチ上げた。ベテラン保育士はさらに厚遇し、最高4万円程度上げるというが、この大盤振る舞いには早くもデータ水増し疑惑が浮上だ。

「1億総活躍国民会議」の資料だと、女性保育士の平均月給は26万8000円。最高4万円上げれば、就業女性の全産業平均の月給31万1000円にほぼ到達する算段だ。介護士は平均26万2000円。1万円アップで、飲食など競合他産業の平均月給27万4000円と同水準になるとはじいている。

 ところが、厚労省の「賃金構造基本統計調査」によると、保育士の平均月給は21万9000円、介護士は同22万3000円で、全産業平均より約10万円も低い。今回のデータは“手心”が加えられているようにも見える。内閣官房・1億総活躍推進室に問い合わせると、こんな答えが返ってきた。

「今回の数値は、厚労省の同じ調査結果を基にしているが、平均給与の計算にはボーナス分を含めています。月給プラスボーナスを単純に12で割った結果、保育士、介護士ともに月給26万円を超える水準になりました」(担当者)

 とはいえ、「月給26万円超」が、本当に保育士と介護士の給与実態を表しているのか。待機児童問題に詳しい「認定NPO法人フローレンス」代表理事の駒崎弘樹氏はこう反論する。

「ボーナス分を加味したとしても、実際よりも相当な高水準です。東京の公立認可保育所の保育士ならば、26万円くらいもらえるかもしれませんが、認可外の保育士の多くは非正規雇用で、月給16万円程度。今回の数値は、低賃金の保育士のデータを除外して、都合よくカサ上げしたと疑われても仕方がありません

 介護士の給与水準はどうなのか。

昨年4月に介護報酬が2%超も引き下げられたことで、介護施設の運営者はなかなか賃金の引き上げに踏み切れない現状です。実際は、月十数万円程度しかもらえない方が多いようです」(介護士の待遇問題を国会で追及する民進党・山井和則衆院議員)

 今回の政府案、実効性は推して知るべしだ。


 

 

 

 


【参院選・秋田】野党統一候補、民進・松浦氏に、正式決定~共産党藤本ゆり氏は立候補は取り下げ

2016-04-29 22:42:37 | 参院選

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160429_41037.htmlより転載

秋田のニュース

<参院選秋田>野党統一候補、民進・松浦氏に

1枚目/1枚中

野党統一候補に決定した松浦氏(右から2人目)を囲み、共闘を誓った各党県連の代表者ら

 夏の参院選秋田選挙区(改選数1)で、民進、共産、社民各党の県組織と市民団体「あきた立憲ネット」は28日、民進党公認の元議員松浦大悟氏(46)=党県連代表=を野党統一候補にすることを正式に決定した。それぞれの代表者が秋田市内で協定書を交わした。
 調印式には松浦氏、共産党県委員会の米田吉正委員長、社民党県連の石田寛代表、あきた立憲ネットの進藤伸一代表幹事が出席。

(1)安保法廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を目指す
(2)安倍政権の打倒
(3)環太平洋連携協定(TPP)の国会批准への反対-など10項目からなる協定書に署名した。

 記者会見した米田委員長は「野党と市民のスクラムが生まれた。松浦氏を必ず勝たせる」と語った。共産党新人の藤本友里氏(36)の立候補は取り下げ、参院選比例代表に擁立する。
 松浦氏は「政党の枠を超えて、政治生命を懸けて全力で戦う」と誓った。
 秋田選挙区には自民党現職の石井浩郎氏(51)と幸福実現党新人の西野晃氏(39)も立候補を表明している。


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藤本ゆり@fupo_cgsm 4月28日

本日4/28に共産党、民進党、社民党とあきた立憲ネットのみなさんと参議院選挙での野党共闘の政策協定を結び、松浦ダイゴ氏が選挙区の野党統一候補となることを発表しました。私は比例候補として活動を続けていきます。引き続きお願いします。

 
 
 

 

 

 


松本副大臣の政党支部、妻購入のマンションに事務所費約2千万円…「税金還流」と識者指摘

2016-04-29 21:49:41 | 報道

http://www.sankei.com/affairs/news/160429/afr1604290007-n1.htmlより転載

2016.4.29 05:00更新
松本副大臣の政党支部、妻に事務所費約2千万円 事務所は妻購入のマンション…「税金還流」と識者指摘

 熊本地震の政府現地対策本部長だった松本文明内閣府副大臣(67)=比例東京=が代表を務める政党支部が約10年間にわたり、東京都内のマンション一室に置く事務所の家賃として、この部屋を所有する松本氏の妻に計約2千万円を支出していたことが28日、産経新聞の取材で分かった。

税金が原資の政党交付金を含む政治資金が松本氏の親族に還流していた形で、識者は「政治資金でマンションの購入費用を賄ったといわれても仕方がない」と指摘している。

 関係者や不動産登記などによると、松本氏が代表の「自民党東京都第7選挙区支部」は、松本氏の妻が平成18年10月に購入した中野区内のマンション一室を事務所とし、毎月18~19万円余を事務所家賃として妻に支出。総額は約2千万円に上るとみられる。

 マンションは築40年以上の12階建てで、事務所は6階の一室(約69平方メートル)にある。26年分の政治資金収支報告書によると、家賃は毎月19万1800円だった。松本氏の妻は産経新聞の取材に「母の遺産と私の貯金で購入し、事務所として賃貸契約を結んでいる。他人に貸せばもっと多くの家賃収入になる」と話した。

 だが地元不動産関係者によると、この部屋の家賃相場は16万円前後で、差額分は親族への寄付に当たる可能性もある。相場より約3万円高い賃料について、松本氏の秘書は「相場が下がっているのであれば(賃料を見直す)検討の余地があるかもしれない」と話した。

 一方、松本氏の事務所は「法令に従い適正に処理し報告している」とした。

 松本氏は熊本地震の政府現地対策本部長を務めていたが、就任5日で交代。21日の衆院総務委員会で、政府とのテレビ会議で河野太郎防災担当相におにぎりなど食料の差し入れを要請したことを明らかにし、「大変申し訳ない」と陳謝した。

 事務所費をめぐっては、第1次安倍晋三内閣時代の平成18年に、佐田玄一郎行政改革担当相の政治団体が架空計上したとして辞任するなど複数の国会議員に波及し、政治問題化した。

 政治資金に詳しい上脇博之神戸学院大教授(憲法学)「政党交付金を含む政治資金が結果的に松本氏の親族に還流していた格好となり、政治的、道義的に問題だ。政党交付金の原資は税金であるため、本来は政治資金を充てず、無償提供という寄付の形にすべきだ。家賃の支払総額がマンションの購入代金を上回ると、税金が親族のポケットマネーに入ることになる。家賃が相場より高いことも問題で、差額分は政治資金の寄付に当たる。結果的に、政治資金でマンションの購入費用を賄ったといわれても仕方がない。ガソリン代については1カ月に1台数万円に上っているケースもあり、どう考えても多すぎる。実態がどうなのか説明する責任がある」

 

                                         画像 by小林 雅人安倍政権に拒否の姿勢を突きつける。

 

 

 


共産党は野党協力をどんな基準で行うのかー共産党小池氏に聞く

2016-04-29 16:03:03 | 参院選

http://toyokeizai.net/articles/-/115971?page=2より引用

共産党小池氏「野党共闘で参院選勝利見えた」

ー共産党は野党協力をどんな基準で行うのかー

有馬:安倍首相は、今回の参議院選挙で勝って憲法改正を実現するために、お年寄りへの3万円の給付金など、できるものはすべてぶち込むという姿勢ですね。3年後の参議院選挙など考えていないように見えます。共産党が打ち出した野党共闘は、安倍政権に歯止めをかけるための戦略だと思いますが、具体的にはどのようにするのですか?衆参同日選はいったん遠のいたようですが、衆議院と参議院などでは違いがあるのでしょうか。

小池:共産党が全国レベルで選挙協力をするのは今回が初めてです。今までは地域限定では経験があり、2013年には「オール沖縄」で行い、小選挙区では全勝しました。今回は昨年9月に安保法制が強行採決された直後から、若者たちなどから「野党共闘をしてほしい」という強い要請があり、国民の声を肌で感じました。こうした声に、政党の壁を乗り越えて答えるのが政治の責任ではないかと考えました。

参議院一人区優先で野党協力、難しい衆議院

では、具体的にどんな形で野党協力を行うのか。まず参議院から説明します。参議院は一人区、複数区、いわゆる比例分がありますが、まず一人区ではすでに半分をこえる選挙区で野党統一候補が実現し、共産党は候補者をおろしました。野党統一候補と自公候補の一騎打ちの構図が、かなり明確になります。

一方、自公を過半数割れに追い込むという意味では変わりませんが、複数区では野党同士でも競います。これは比例でも同じです。

一人区で立候補を取り下げていただいた候補者には、原則比例代表に回っていただいています。また共産党候補を野党統一候補にすることも、追求していきたいと思います。

衆議院の小選挙区(475名のうち、295名)では、もし候補者を降ろしてしまうと、政見放送などができなくなりますので、参議院のようなわけにはいきません。例えば比例での得票の比率を基準にして、お互いに候補者をたてて協力し合うなどの方法はどうかと、他党に提案しています。

ただ現在、衆議院での選挙協力に関しては民進党と協議にも入れていません。その理由を、民進党は「すでに候補者を立てているので今さら降ろせないから」としていますが、それは共産党も同じで、理由にはならない。党首合意でも「国政選挙で協力する」としており、衆議院は除くとはしていません。

有馬:2009年に民主党が政権を取った時も、小沢一郎さん(現生活の党と山本太郎となかまたち共同代表)などが呼びかけて、社民党や国民新党などが「反自民」で結集しましたが、その後はバラバラになって行きました。共産党はあの時は、政権与党から距離を置いていましたが、あのときと、今回の共産党の動きは違うのですか。

小池:決定的な違いは、今回は永田町からではなく、国民から「安倍政権を倒してほしい」との声に応えて出てきた動きだということです。言い過ぎかもしれませんが、市民革命的と言ってもいいくらいで、日本政治史上画期的なことです。2009年に民主党が政権を取った時、共産党が協力しなかったのは、あのときの民主党政権が自民党政権と本質的に同じ問題を抱えているという認識だったからです。

しかし、今回は違う。共産党では「国民連合政府」を提案していますが、立憲主義を取り戻すためには、自民党に代わる政権が必要です。民進党との違いは依然ありますが、まず脇に置いてでも、選挙協力を進めようということです。

大義の旗はしっかり立っています。

自民党など与党から「野合批判」がありますが、自民党に言われたくありません。自公連立のように、ただ勝つためにやっているのではない。立憲主義、平和主義、民主主義、憲法の基本を守るのに力を合わせようというのですから、これ以上の大義はありません。
・・・・

 ー引用終わり

有馬 晴海 :政治評論家 有馬 晴海政治評論家1958年 長崎県佐世保市生まれ。立教大学経済学部卒業。リクルート社勤務などを経て、国会議員秘書となる。1996年より評論家として独立し、テレビ、新聞、雑誌等での政治評論を中心に講演活動を行う。政界に豊富な人脈を持ち、長年にわたる永田町取材の経験に基づく、優れた分析力と歯切れのよさには定評がある。ポスト小泉レースで用いられた造語「麻垣康三」の発案者。政策立案能力のある国会議員と意見交換しながら政治問題に取り組む一方で、政治の勉強会「隗始(かいし)塾」を主宰し、国民にわかりやすい政治を実践している。主な著書に「有馬理論」(双葉社)、「日本一早い平成史(1989~2009)」(共著・ゴマブックス)「永田町のNewパワーランキング100」(薫風社)、「政治家の禊(みそぎ)」(近代文芸社)など。

 

<全文記事>

共産党小池氏「野党共闘で参院選勝利見えた」 | この政治家に「ありのままを聞きたい

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