まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

遺伝子組替え作物問題で県との話合い

2006年12月26日 | 環境
 消費者グループである生活クラブ生協、れんげ畑の方々と環境森林部自然保護室と農業水産部研究調整室との話合いが行われました。議題は清水港の遺伝子組替えなたねの自生、島田市シンジェンタ社の試験栽培についてでした。

 前者については、9月19日の清水港での標本から10月6日付けの調査結果でグリホサート耐性遺伝子が検出されたという新たな事実がある中で、自然保護室としてカルタヘナ条約関連で環境省に報告し、再調査に関して協議をする。
 
 農業水産部研究調整室として、2004年の関東農政局通知に関して農政事務所と協議し、自生状態の改善を求める要望を企業に伝える。後者については、10月に終えた試験栽培結果や来年の計画を入手し消費者グループに情報提供する。

 などが話合いの結果となります。久しぶりに消費者パワーを感じる話し合いでしたが、消費者グループと行政に間に「大きな壁」がありそうです。遺伝子組替え作物に対する不安と行政の規制、科学技術のあり方、徹底した討論が必要です。


遺伝子組替え植物が検出された清水港に明日、継続調査

2006年12月03日 | 環境
 9月19日に清水港周辺での遺伝子組替え植物調査については、既にこの日記でも取り上げています。その後の調査結果でグリホサート(ラウンドアップ)耐性遺伝子が検出されていたことが明らかになったのは、10月9日のことでした。

 粘り強く継続調査を続ける生活クラブ生活共同組合のメンバーが、明日、清水港で調査を行ないます。簡易キットでその場での調査を行ない、後日、専門機関に調査依頼をしまうS。前回の9月結果を考えると今回の検出が高い事が推測されます。

 実は、千葉県幕張メッセで11月27日から12月1日まで、コーデックス・バイオテクノロジー応用食品特別部会が開かれました。まだ報道等では見ていませんが、会議では、遺伝子組み換え動物(魚を含む)の安全審査基準づくりがテーマです。

 既に、ほうれん草の遺伝子を組み込んでリノール酸を合成できるブタ、通常より大きく成長させたアトランティック・サーモンなど、作物から動物に広がる遺伝子組替え技術のチェックに市民団体が動き始めました。08年に安全基準の期限です。

 島田市のとうもころしBt10の試験栽培は既に終わっています。市民団体としては、この清水港や島田市の遺伝子組替え作物の試験栽培をテーマにの農業水産部、環境森林部との話し合いの場を求めています。

 明日は、10:30日(株)東富士製粉の駐車場に集合です。参加希望の方は連絡を下さい。

吉津のダイオキシン現場を久しぶりに訪ねる

2006年10月31日 | 環境
 今日の街頭演説は羽鳥橋のたもとでした。スピーカーの調子が悪いのか、しゃべっている内容が良く聞き取れないとの声が最近、多く聞かれるようになりました。スピーカーのかえ時なのかもしれません。

 羽鳥地区に来たのだからと、吉津地区のダイオキシン現場を久しぶりにたずねました。草ぼうぼうでどういう状態になっているのか、よくわかりません。住民グループの皆さんの所で聞こうと考えましたが、次の機会にしました。

 5月に静岡県公害審査会は、住民からの調停申請を全員一致で受け入れています。住民グループ「清流ネット」のホームページをのぞいてみましたが、最新情報は読み取れませんでした。明日、事務局に聞いてみたいと思います。

清水港での遺伝子組替植物の調査活動

2006年09月19日 | 環境
 生活クラブ生協・静岡の呼びかけで行われた清水港での遺伝子組替植物の自生チェック活動に参加しました。れんげ畑グループのメンバーも加わりました。こうした消費者グループによる調査活動の継続は、とても大切なことです。

 既に04年12月6日に「ストップ遺伝子組替え汚染種子ネット」の調査で自生が確認されていました。その後、県議会での環境森林部・農業水産部での私の調査要請に、04年12月22日、両部による調査が行われました。

 05年1月中旬に「県の調査では発見されなかった」ことを公表、しかし、「市民団体の採種場所が異なるなど考慮すると、これまでの調査で確認された事実を否定するものではない」として環境省への働きかけも約束しています。

 こうした経過やキャンペーンもあり、とうもろこしや大豆、ナタネの保管、流通に関わる企業関係者は、自主的に会社敷地や埠頭の清掃活動を行うようになりました。これらを踏まえながら、生活クラブ生協は独自調査を継続していました。

 この春には、清水港だけでなく県内39ヶ所で自生ナタネを調査、その時には発見されなかったとのことです。5月に別の団体・農民食品分析センターの調査では3検体が発見。そこで、今回の調査でしたが幸いにも発見はされませんでした。

 12月にも再度の継続調査を行うとの事です。こうした活動を通して、輸入されている遺伝子組換え作物の問題が多くの県民に広がり、シンジェンタ社の試験栽培の問題にまで関心が高まっていく事を期待したいと思います。