まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

イチローの3000本安打とWTO交渉分裂

2008年07月31日 | ニュース・関心事
イチローの大リーグでの3000本安打と農業分野におけるWTO交渉の決裂を同時間にニュースと聞いているわけですが、その二つの情報の間に共通するものとぶつかり合うものは何なのでしょうか。

グローバリズムの中のイチローの能力とナショナリズムの合体としての絶賛も自然相手に自国の食糧を確保する安全保障戦略とナショナリズムの合体としての安堵もヒト・モノ・カネの世界の一体化の産物です。

野球における人材のアメリカへの流出を懸念する声は当然にあり、世界に車をジャブジャブに輸出しておいて農業は守れで通用するのか、この二つも一つの真実の声です。で、どうするのだ。

世界の穀物生産高を人口で割り算をしてみると380キロ、一人当たりの生存の必要な穀物量は180キロ、十分に世界の人々が餓死することのない穀物量は確保されています。ちょっと待て。

その問題は分配の問題であり国際政治の問題です。一方で、牛肉1キロに11キロの穀物、豚肉1キロに7キロの穀物、鶏肉1キロに4キロの穀物。つまり肉食文化が食糧分配を危うくしている、とする主張もあります。

結局、日本が伝統的な和食の食文化を取り戻し、質素な日本経営を考えることを軸に、もう一度、現状の捉え返しをやってみる以外にありません。答えは簡単ではありませんが、必死の熟考が求められます。

静岡空港、鈴与「リージョンナル航空事業」は成功するのか

2008年07月29日 | ニュース・関心事
 7月24日の静岡新聞1面トップは「鈴与の航空会社 鹿児島、熊本、小松就航へ 静岡空港から3路線」という静岡市清水区に本拠地をおく鈴与系列の「フジドリームエアラインズ」のニュース。

 そもそものこのニュースは昨年に中日新聞がスクープしたものですが、その時は半信半疑でしたが、具体的な動きになっているようです。しかし、果たして採算ラインにのれるのか、大いに疑問です。

 強制収用までして作る必要があったのかという静岡空港ですが、来年3月開港を目前に、開港日も未だ決まらない不思議な状態にあります。前提の4路線の一つ、鹿児島路線に日航も全日空も乗り入れない現実。

 一方、根本問題としての強制収用の図面作成ミスか滑走路西側に聳え立つ樹林。国土交通省に、この二つ、そして防衛省との管制圏未決着問題含め、開港日をが決められない理由があるのではないかの憶測。

 こうした中での鈴与のリージョナル事業、石川知事の「搭乗率補償するから」という頼み込みからなのか、鈴与の多くの幹部社員が「不安視」する中のトップダウン型ドンキホーテ経営路線なのか。

 76人乗り小型ジェット2機購入から3機に増やすこと検討中ということですが、上がることはあっても下がることのない原油高騰の中、「博打的」要素孕む鈴与路線、果たして静岡の雄たりうるのか。

国際連帯税は可能なのか、世界はビビットに反応すべしでは?

2008年07月29日 | ニュース・関心事
 国際連帯税は可能かの議論をしているうちに、政府は27日、為替取引や海外への航空券に課税し、発展途上国の支援に充てる「国際連帯税」導入の是非に関する検討を始めた、との報道。ホント!

 実は、航空機利用者に対する課税については、川口順子自民党参議院はじめ川田龍平議員含め超党派の議員連盟が作られていましたが、世界のスピードは早い、です。どういう形で日本に導入されるのか。

 外務省によると、航空券連帯税は07年時点で、28カ国が導入を表明、うちフランスや韓国など八カ国が実施しています。収入は国際組織に寄付され、感染症対策などに使われている、とのことです。

 外為市場での取引額は07年には一日3兆ドル程度に上り、民間団体の試算では、0・005%の課税で世界のODA総額の3分の1に相当する330億ドルの資金を得られるとのことです。さあ、どうする?

 国内では、今年になって超党派の議員連盟が結成されるなど連帯税導入を求める声が強まっており、福田康夫首相が6月に発表した地球温暖化対策に関する指針の中でも研究を進める意向を示しています。

 具体的展望が必要ですね。

安倍川花火大会の日に『「お金」崩壊』青木秀和さんの講演会、意外に難し

2008年07月26日 | ニュース・関心事
 北海道視察のあと、直接のアイセル21会場入りで、本当に事務局の皆さんに諸準備をしていただき感謝そのものでした。参加者は会場いっぱいで50人弱の方々の参加で会としては大成功でした。でも、今日は安倍川花火の日、みれず残念!

 原油高騰に関する講演会と銘打っただけに、期待大でしたが、意外に内容は「利子が利子を生む資本主義社会の基本問題」からの始まり、やや難解で原油高騰問題にどこで結びつくのか、はらはらドキドキ。

 後半は、25兆円の原油先物取引に殺到する投機マネーの話となり、期待通りの展開になりました。それでも講演時間が2時間を越え、参加者にどこまで理解していただいたのか、不安の残る終わり方でした。

 ところが交流会には、日ごろ静岡市の財政研究会で勉強熱心な事務局メンバーが参加し、青木さんの著書にも目を通しているメンバーであったことをもあり、アルコール入り交流は多いに盛り上がりました。

 メンバーにはファンドや株に詳しい方があり、私が想像していた以上に青木さんの問題提起をしっかりと受け止めて、次回は「自治体財政」
に関しての講師としてお呼びすることまで決まってしまいました。

 やはり、常に問題の先端情報にアンテナを張っていることの大切さを再認識する勉強会でした。

漁業者の一斉ストライキにつつく農業者の闘いー明日26日、原油高騰問題勉強会

2008年07月25日 | ニュース・関心事
 24日、25日と参議院環境委員会議員同行で「世界自然遺産・知床」に行ってきました。北海道という地域の持つ様々な可能性と遠方に見える国後島にさまざまな感慨を持ちました。

 地元ニュースを見ていると漁業者の一斉ストライキに続いて、農家がが原油高騰に政府の対応を求める集会を持ったという新たな動きとある漁業者の苦悩を紹介が紹介されていました。

 JA宮崎経済連は24日、燃料代や飼料価格の高騰で組合員の農家(約5万8000戸)を対象に総額15億円の緊急支援対策を打ち出したとのこと、社会の悲鳴にどのように対応していくのか。

 原油高騰には投機マネーの影響も大きく、その社会背景を探っておかなければなりません。明日26日、アイセル21にて開催の『「お金」崩壊』の著者・青木秀和さん後援会に是非、ご参加ください。

 一方で、環境問題との関係でガソリン価格と課税をどう考えるのか、また石油=化石燃料に依拠したこの社会の構造、車社会、農業からどのような転換を考えるのか。大いに議論をしていきたいところです。
 

温室ガス削減環境モデル都市に静岡市選ばれず

2008年07月23日 | ニュース・関心事
 政府は、洞爺湖サミットで環境モデル都市に応募していた82の自治体の中から、6自治体をモデル都市に選定・発表しました。応募していた静岡市、残念ながら6つの地の中には入ることが出来ませんでした。

 何故なんだろうか。30日に静岡市出前講座(アイセル21)で、市関係者から詳しい報告も行われると思いますが、それにしてもどのような選定基準なんだろうか。静岡市の謳い文句は「00年比で2050年、温暖化ガス100%削減」でした。

 6つの削減目標を見てみましょう。帯広市50年に00年比50%削減。北海道下川町50年に90年比66%削減。横浜市50年に04年比60%以上削減。富山市50年に10年比50%削減。北九州市50年に05年比50~60%削減。水俣市50年に05年比50%削減。

 目標値においては、静岡市は群を抜いています。それでも選定されなかったその理由を探り当てたいと思います。一方で、その100%削減目標は別に誤っているわけではありません。何とか、市のアイディアを引き出して達成したいものです。

※※ 26日14:00~17:00 アイセル21にて「原油高騰 穀物高騰の背景を探る」勉強会があります。講師は、青木秀和さん、『「お金」崩壊』(集英社新書 著者)主催は地域政策研究所 資料代500円 是非、ご参加ください。

静岡新聞7月20日号、異国通信での娘の手記(親ばか)

2008年07月22日 | ニュース・関心事
しずおか異国通信

 仕事が時間、計画通りに進まない。なぜなら電気が、水がない、人が集まらない。ちょっと外出。やっとつかまったバスの中で雨漏り、タイヤガパンク、煙が出ている。とにかく乗れるだけ乗れと詰め込まれ汗だく。

<日本技術の高さ再認識>
 無秩序なことばかりのこの生活にも慣れ自分も気がついたらマンゴーかじって、美しい海をみて、音楽に合わせてリズムに乗って大声で笑って。近所の人と毎日何回もあいさつして電気が来たら拍手。日本の文化や技術の質の高さや文化の尊さを確信させられることも多く、日本人として私達隊員のこの国での役割は、日本社会に対する役割は何かを考え続ける。日本社会とかけ離れた今の生活は私自身の将来の糧になるだろうと思う。

 そして、教育水準の低さ、無責任な仕事の積み重ねから防げた妊産婦死亡、乳幼児死亡、HIV等感染症による若者の死亡が多いこの国の深刻な状況。自分の力は微々たるものだが、残りの任期でやれることをやりきりたいと思う。

映画『崖の上のポニョ』を観る

2008年07月22日 | ニュース・関心事
変身願望多き子供たちの夢をかなえるファンタジー、金魚が人間になれる、それを人魚姫の伝説を使って、海と魔法と人間をつなぐ宮崎駿シリーズの最新作、ドキドキとほんあわか感で観ました。

 「人間になりたい」と願ったさかなの子ポニョと5歳の男の子、宗介の物語ですが、共働きのしばしば対立する夫婦の緊張感を宗介が緩衝材となり、一方で灯台の光信号を通じて家族愛が浮かび上がります。

 「人間が手で描く」というアニメーションの根源にこだわったという津波シーンの迫力はCGとは違ってなかなか。その津波に乗っかって宗助に会いにやって来るポニョのシーンは何でもありで爽快そのもの。

 もうアニメ作品は作らないとして息子さんの「ゲド戦記」に期待した宮崎駿さん。厳しい評価を語りながら再度の今回の作品でしたが、芸術家の世代を媒介にした激しい闘いを見る想いです。

 「老兵は死なずただ去るのみ」の名言どおりにはいかない宮崎さん。「去る立場」を背負わされる私達世代にとって、逆に大きなメッセージとなります。いつも闘い、その迫力こそが時代を切り開く、ですね。

 

ミスチル、つま恋野外コンサート、3万人

2008年07月20日 | ニュース・関心事
 梅雨明けのきのう今日と、猛暑の毎日が続きます。全国各地で水難事故も多発していて、夏本番、大好きなこの暑さも、例年とはいえ水難事故のニュース、どうしてそんな事故が、と辛いものがあります。

 久しぶりに夕方の走りは、温度も下がり冷たい風を浴びながら気分良好でした。家のすぐ近くの教会でなにやら家庭用花火が上がり、若い人たちが大勢集まっています。なんだろうと、立ち寄り。

 牧師さん曰く「いや、息子が庭を借りてバーベキューやっていいかというんで、いいよ、といったら、友達、親戚、教会の家族の人たちが集まってきたんですよ」。30人ほどの若者が楽しそう。

 牧師さんの長男と私の次女が中学校の同級生、彼曰く「いやーしっていますよ。だけどクラスが一緒じゃなかったんでしっかり覚えていません」。近所付き合いはいいですね。こうして繋がり再確認ですね。

 その次女、ミスチルの大ファン。朝からつま恋での野外コンサートに出かけて戻ってきて「3万人くらいいたよ。いやー小田和正さん、元気ー!幾つくらい、お父さんっち同じ?」「二つくらい上かな」。

 小田和正さんには負けないぞ!来年の9月は南こうせつさんのつま恋コンサートは必ず行きます。今日のコータローさんのコンサート行きたかったけど、いけず。我々はげんきだー!