まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

原油高、景気対策としての1兆8000億円の補正予算とレジ袋有料化の関係

2008年08月31日 | ニュース・関心事
 解散の時期をいつにするかをめぐる与党内の自民党と公明党のバトルも定率減税の実施により公明党にヘゲモニーを奪われた感じする臨時国会前の政治状況です。明日は防災訓練、主戦線はどこなのか。

 原油高、苦しむ漁業者、農業者、トラック業界など直接にその被害を受ける、ひいては電気量値上げまで、生活に影響するこの問題を公的支援で乗り切るのか、価格転嫁で乗り切るのか。

 政府は、省エネを条件に景気対策と称して「バラマキ」的対応に転換しそうな雰囲気です。勿論、財政的規律を保持するとして赤字国債に頼らない財源確保を宣言しています。果たして可能か。

 この原油高の中、スーパーでの買い物袋の有料化議論と富山県のように完全実施の県まで登場しています。この有料化議論と原油高対策としての公的支援はどこで議論がかみ合うのだろうか。

 片や石油製品であるレジ袋を有料化してもokという世論に支えられて買い物袋持参のライフスタイルが自主的と規制的要素を組み合わせて実現されつつあります。となると原油高支援だけでいいのか。

 石油に頼らない産業スタイルをどう構築するかという模索抜きに公的支援を「大変だ」と実施してもいいものなのか。実施するにしても、レジ袋有料化との関連でその意味を明確にする必要があります。

『ペシャワール会」伊藤さんの死に対する各新聞社説

2008年08月29日 | ニュース・関心事
朝日新聞 アフガン拉致 青年の志を無にしない
 「そんな伊藤さんの命を奪った反抗に、心の底から怒りを覚える。紛争地の人道援助NGOは、どんな武装勢力からも中立的な立場を取ろうとする。なのに、なぜ襲われたのだろうか。」

 東京新聞 法人拉致 日本の国際貢献に打撃
 「アフガンでは同会を含めNGO8団体が活動している。安全確保のため活動の見直し避けられない。それでも同会の幹部は27日、「活動は続けたい」と語った。」

 毎日新聞 アフガン拉致 善意を阻んだ暴力を憎む
 「困っている外国の人々を少しでも救いたいという善意が憎悪と暴力で拒否されるようになってしまったのは悲しい。一人の人間として全力を尽くしているのに、国籍ゆえに受け入れようとしないのは理不尽であり納得がいかない。」

 静岡新聞(大自在)「いちずに現地の人たちの暮らしを思う伊藤さんの活動は根付き、人々に受け入れられていた。拉致を知り、2千人もの住民が救助に走った、との時事電は伊藤さんの活動振りを物語る」。

 「ペシャワール会」に入ったときの伊藤さんの参加理由書を読みました。遺体が日本に戻ってきた時、あらためて伊藤さんの志に向かいあいたいと思います。

ペシャワール会の伊藤和也さんの死

2008年08月27日 | ニュース・関心事
理不尽な伊藤さんの死に言葉がありません。解放が誤報であったという報道の中で、とにかく無事でいてほしいという願いはかなえられませんでした。ご家族の皆さんの悲しみはいかほどでしょうか。

 今日の新幹線で、ネット情報で死亡ニュースを見ましたが、本当に力が抜けてしまいました。死の直前の伊藤さんはどんな想いで現場で立ち尽くしていたのでしょうか。

 10日前の名古屋市での講演会で中村哲さんは、「全面的に米軍の武力行使に協力してきた日本。「日本人というだけで 攻撃されるときが直ぐ来る」」と述べていたそうです。

 その背景にアメリカ大統領選を目前に、ブッシュ大統領の治安維持の成果を求めるテロ掃討作戦という名の空爆。その誤爆により多くの住民を殺傷し外国人への敵愾心が高まっていたことがあります。

 きのうも書きましたが、伊藤さんたちと現地での住民の方々との共同作業による緑ゆたかな農地の広がりに世界の希望が埋め尽くされているような感慨を持ったのは私だけではないだろうと思います。

 伊藤さんの死を自衛隊のアフガニスタン派遣の口実にだけはして欲しくないと思います。伊藤和也さんの死に心より哀悼の意を表明いたします。

アフガニスタン、ペシャワールの会の静岡県出身の伊藤さん、誘拐される

2008年08月26日 | ニュース・関心事
昼過ぎ「診療所の関係者・誘拐される」のニュースに「まさか、静岡県ボラ協が関わるカレーズの会の関係者では」と心配していました。すぐさま、県ボラに電話。ペシャワール会に関わる掛川市の方、と。

 ただ、カレーズの会にも参加されていたとのことで、県ボラの小野田さんはすぐに掛川の伊藤さん宅に駆けつけ、家族への励ましとマスコミ対策に尽力中とのお話。何か、自分に出来ることはないのか。

 そして、東京からの帰り、小野田さんの携帯に連絡すると「8時半に解放された。タリバンでなく、現地の揉め事に巻き込まれた事件のようです。ご心配ありがとうございます」。よかった、本当によかった!

 家に戻ると「解放は誤報」とのTVニュース。えー!各局のニュースは、アメリカ大統領選挙でアフガニスタン政策の転換を求めて「日本人が狙われたのではないか」と最近のカブールの政府包囲網の解説。

 伊藤さんは農業の専門家で3年間も現地生活。彼が関わった現地の農場がアップで映し出されています。どうして彼が、中村哲さんらが関わる民生支援の「ペシャワール会」のメンバーが誘拐されるのか。

 一刻も早い解放を願わずにおれません。ある報道によると、誘拐犯に現地の村民たちが解放に向けた説得している、と。少し救われる気持ちになりますが、とにかく、伊藤さんの無事を祈るばかりです。

ゼロウエースト宣言の笠松上勝町長は、総理大臣に匹敵

2008年08月25日 | ニュース・関心事
2020年に脱焼却・脱埋立を掲げる徳島県上勝町長の笠松和市さんの講演をメイン企画とする虹と緑・地方自治政策情報センターの政策研究会。午前中の環境・議会改革・公務労働の3つの分科会あわせ充実した研究会が開催されました。

 何といっても、2000人の町、人口密度は東京都中野区の4000分の一という過疎の町の町長さん。直面する課題はグローバリズムと石油文明。燃料が薪炭から石油へ、住宅は木造からコンクリート、絹・綿は化学繊維、日用品はプラスチック。

 この40年に石油漬け社会は上勝町の農林水産業を駆逐し山は荒らし人口減少をもたらした、ここに向かい合う時、結局、日本にあるべき国家目標がないというところにいきつく、と笠松さんは熱弁。小さな町の町長は、実は総理大臣の「器」。

 廃棄物は全て有料で回収するという「資源回収法」、「過疎過密国土荒廃防止法」などいくつものこの国のあり方として法律を提案。こうした問題だけでなく、フランス・緑の党に負けない週休4日制のワークチェアリング。

 日本にもおいしい水があるのにフランスから輸入、しかも、国産が高い、これは公海での輸送に使用される石油に税金がかけられていないから。公海での輸送燃料に課税すべきではないのか、など。国内では道路特定財源ですね。なるほど。

 道州制にたいしても手厳しい批判。こうした小さな町での実践は、グローバルであり、ナショナルであり、新しい日本の姿でもあります。笠松町長は、34分別のゴミ回収の街として脚光を浴び、全国のあらゆる場での講演活動に超大忙しの方。

 いや、緑の党の党首にふさわしい、と、感激。私たちの役割は、この上勝町の実践をたかだか2000人の町の実例、都市にはむかないとする「常識」をどうかえていくか。スウーデンモデルは「たかだか800万の国」の問題とする主張と同じです。

 笠松町長が「実は上勝町の過疎は指して問題でないんです。年をとって大変になったら息子や娘の所にいけばいいんです。この過疎に生きようとすると大問題になるんです」。まさに都市問題だということになります。

 それにしても、今回の研究会、ランチタイムが2時間、そしてその途中にはコンサートも。これは、国際会議ではしばしば見られます。食事やティタイムの時間が十分にあり、会場の後ろにはペットボトルでないほんものティコーナー。

 5月のサンパウロでのグローバルグリーンズ(緑の党・緑の政治国際会議)に参加した若者組が、日本の会議文化に少しでも広めていきたいと企画してくれたものです。楽しく刺激に満ちた政策研究会でした。

 ※今日は、朝帰り。伊豆の大雨で新幹線が5時間送れ、タクシー待ちで1時間、いやはや大変な1日になりそうです。

虹と緑の総会、尼崎市で開催

2008年08月24日 | ニュース・関心事
 「虹と緑」と「みどりのテーブル」の合流方針を審議する総会が尼崎市で開催されました。「地方から政治をかえる」をスローガンに出発した虹と緑、無所属市民派から脱却をどう展望できるか。

 熟議型民主主義を体現するような総会運営、厳しい意見が続出しました。それだけに合流に向けた論点も明確となり、新たなエネルギーが参加者の中に芽生えていることも実感。今日は、上勝町長を迎えてみっちりと政策研究会です。

 テレビでは、TBS張さんの星野ジャパンへの厳しい意見、期待していただけに野球界、これは大変な事態。別チャンネルでは、「スポーツ大国かオリンピック大国」か、とオリンピックに熱狂していた自分を反省させてくれるような指摘。

 それにしても、その議論に噛んでいる若きフェシングのエースの太田さんのコメントはしっかりしていました。なかなか。そしてマンションバブル報道に、オリンピック報道後の秋の政治の季節到来。

 国民の熱狂を作り出しているマスコミ自身の自己反省の弁も少しは聞きたかったですね。

陸上200メートル世界新記録で金メダル、ジャマイカ・ボルト選手

2008年08月21日 | ニュース・関心事
 あの陸上100メートルであんな余裕の姿で、ちゃかすかのような最後の走りスタイル、あっけにとられたダントツの金メダルを獲得したジャマイカのボルト選手。
カールス・ルイスも相手にならないようなモルト選手。

 一体どんな練習環境にあったのだろうか。ジャマイカといえば、中南米カリブ海、ちょっと信じられない100メートルの記録。ところが200メートルでも世界新記録で金メダル。何なのこの選手、と思わざるを得ないような記録です。

 記録は破られるためにあるとも言われますが、なんかすごい選手です。実は、きのうは焼津市出身の55キロ級レスリングで銀メダル獲得の松永共広選手。私の知人の友人の息子さんとのことで、大いに盛り上がりました。

 北京オリンピックも後わずかになりました。今日の星野ジャパンはアメリカに敗退し、3位決定戦の相手は韓国。予選で敗れているだけにどう反撃をして決勝に進出するか。誰が選抜投手になるかも、大きな勝敗要因となります。

 頑張れ!静岡!