まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

浜岡訴訟「中部電力技官、巨大地震が来るといわれている浜岡で頑張ることはない」石橋教授証言

2009年10月31日 | ニュース・関心事
今日は浜岡訴訟、中部電力側からの石橋克彦神戸大学名誉教授への反対尋問。その内容は、石橋教授は専門家でもないのに原発反対を主張しているといわんばかりの「揚げ足取り」のような尋問でした。

正直、傍聴していてかなりむずかしい展開となり、記者会見の内容を聞いて、中電との緊迫した攻防が尋問のやり取りで行われていたことを実感しました。論争点をもう少ししっかりと認識しないといけません。

弁護団としては、全て想定内の中部電力の反対尋問であったとして、次回は11月27日13:30からの新潟大学立石雅昭教授の地下構造に関する証人尋問に自信と期待を寄せるコメントを発表していました。

1、東海地震の200分の1のM6,5で浜岡5号炉がいまだ稼動していない現状について、何の反論もなされなかったこと。調査報告は来年2月になるそうです。
2、安政の大地震に対応する耐震構造で十分として、震源地20キロを14キロと認めながら(地震動1,4倍)応力降下量は20メガパスカルを16メガパスカルに減少させ、アスペリティの位置は増やさないなど、操作を行っていること。
3、「遠州断層系撓曲帯が陸地まで延びている可能性」について、反対尋問しながらも、可能性を否定にまで至らない尻切れトンボであったこと。

※写真は、東京高裁における記者会見。

国会論戦と議員立法

2009年10月30日 | ニュース・関心事
鳩山首相の所信表明演説をうけて国会論戦が始まりましたが、民主党質問がありません。「政府と党は一体化している」「ヨイショ質問はしない」も一つの理屈ですが、果してこれでいいのでしょうか。

今日、肝炎患者の方々が基本法制定を求める要請を長妻厚生労働大臣に申し入れました。立ち会った福田衣里子衆議院議員が、「議員立法で進めたいが党として禁止されている」との報道です。

行政刷新会議に新人議員を含め30名を超える議員が、その作業に加わりましたが、「新人議員の参加はまかり通らない」と、結局7人から再スタートとなったとのことです。議員内閣制度の下での議員とは何なのか。

小沢一郎幹事長が考える議員とはなんであるのか、きちんとマスコミも含め党機関紙でもいいと思いますが、説明をしてもらいたいと思います。新人であろうとベテランであろうと対等であるのが民主主義です。

問題は新人議員がどのような経緯を経て、一人前になっていくのか。そもそも、一人前の議員とは何であるのか。確かに、民主党ブームの中で本来的な議員像を理解させないと、と言うスタンスも理解できます。

しかし、それにしても、現在の党運営のままでいいのか、どうか。内部で徹底議論はしていただきたいものです。

静岡空港、日航は早くも撤退見通しか!?

2009年10月29日 | ニュース・関心事
今日の夕刊によると、見出しが「日航、県に撤退打診 早まる可能性示唆」一方、「3年以内の撤退はありうると念頭においている」との川勝知事のコメント。撤退は日航再建との関係で十分にありうる選択です。

今年度の着陸料収入予算2億5000万、03年度での需要予測においては4億9000万を前提に赤字は無いとの強硬アピールでしたが、まさに日航が撤退すれば静岡空港はほぼ経営的には破綻が現実のものとなります。

しかも、高校の修学旅行で静岡空港活用なら一校辺り40万円支援など利活用促進費が1億8000万、空港内地代補助など航空会社に支払う2億9000万以上の需要拡大費、搭乗率補償加えるともっと赤字は増えます。

1900億円の建設費のうち、借金は930億円、5年は猶予としてもその後30年返済で毎年30億余の償還と利子負担が発生します。一体空港維持のためにどれだけの税を投入しようとしているのでしょうか。

11月2日には、静岡空港関など事業仕分け作業が始まります。皆さんは、どのように受け止めていらっしゃるのでしょうか。2日には空港事業仕分け作業が始まります。

政権交代後の総合計画に、小嶋静岡市長の苦渋発言

2009年10月28日 | ニュース・関心事
小嶋市長が本音とも弱気とも言えぬ政権交代後の第2次総合計画の厳しさを苦渋の言葉で語りました。今日はいよいよ最終局面、第2次総合計画の懇話会委員からの意見集約の日となりました。本当に色んな意見が飛び交いました。

今後は、今日の取りまとめ後に専門委員による最終協議が行われ、来月10日からパブリックコメントを求め、総合計画を決定していくことになります。それにしても小嶋市長の最後の苦渋発言は、まさにその通りの意見です。

「いろんなご意見をいただきましたが同感です。このあと我々は、これからやっていかなければならない主な事業の、国の直轄事業も入っています、消防署の建設もあります、いつまでいくらかけてやっていくか、決めていくことになります。

しかし、政権交代後の地方財政がどうなっていくかさっぱりわかりません。5年計画は出来ないし、何年先を見通せるか不透明です。理由は財政問題。広く薄くになるかもしれません。より少ない財で効果を考えなければなりません」。

誠に的を射た発言です。これが市議会本会議で答弁されていれば、議員の側も現実の厳しさを認識せざるを得ません。これまで、国政における与党、地元の市長与党、利害代表としての立ち振る舞い、で議員活動・市政運営が成り立ちました。

これからは通用しません。まさに、議員の実力、野党的スタンスが問われる時代が始まったといえます。政権交代後の県議会では、自民党会派が分裂状態となり、まさに市民の政治が求められる時代が始まりました。

鳩山首相の所信表明演説を読む

2009年10月26日 | ニュース・関心事
第173臨時国会が今日から始まり11月30日までの会期、鳩山首相の所信表明演説、聞くことは出来ませんでしたが読みました。これまでの首相とはかなり違った構成で「政治が変わった」ことを実感します。

1、はじめに 戦後行政の大掃除
2、いのちを守り、国民生活を第一とした政治 友愛政治の原点 国民のいのちと政治を守る政治
3、「居場所と出番」のある社会、「支えあって生きていく日本」 人の笑顔がわが歓び 地域の「絆」 新しい「公共」
4、人間のための経済 経済・雇用危機の克服と安定した経済成長 「地域主権」改革の断行
5、「架け橋」としての日本
6、むすび

「人間のための経済」と「安定した経済成長・緑の産業」と「低炭素社会」がどのように具体的に絡み合うのか、最後の所で「量的な成長批判」がありますが脱成長社会への転換は、よくわかりません。

核廃絶は高からかに歌い上げていますが、沖縄の普天間基地問題については「思いを受け止める」論で終わっています。旧来の共同体の崩壊から絆論、しかし、昔に戻れ選択ではない、には世代的共感を持ちます。

野党との国会論戦が楽しみです。

※写真は、24日の知的障害者の共同体・かなの家のお祭り風景
 

牧之原市議選挙、脱原発・反空港の大石和央さん上位当選、参議院補欠選挙・民主党土田さんも当選

2009年10月25日 | ニュース・関心事
やりました!

牧之原市議会議員選挙、大石和央さんが上位で当選しました。

詳細情報はまだありませんが、1600票をこえる得票でトップ当選が1700を超えるくらいということです。

合併後の滅茶苦茶な定数削減の中で、脱原発、反空港の議員がこのような形で議席を確保したことの意味は大きなものがあります。

参議院補欠選挙は、民主党の土田ひろかずさんが大差で当選しました。
時代はまだまだ変革の風の中にあります。

国民文化祭・演劇『ビューティフル・フジマヤ』を観る

2009年10月25日 | ニュース・関心事
第24回国民文化祭・演劇、富士山をテーマに脚本公募、出演者も公募という試みということで観劇して来ました。富士山テーマと言うより家族がテーマで丁寧な筋立ての演劇でした。

2時間と言う長時間、どのように展開していくのか、興味津々でしたが出だしはやや退屈、何か小学校の学芸会かと心配になりました。途中からようやく、テーマ性が何であるかが観客に伝わり始めます。

劇団らせん劇場の中軸の仁科明裕さん扮する老人ホームの入居人の山田耕作さんとあべよしみさんふんする老人ホームの職員細川茜さん、遭難死した息子さんの恋人が細川さんであることがわかるシーン。

石田和外さん扮するペンションマスターの藤間悠太さんが、妻の父に株を売買し大損を背負わせ、そのことから自殺未遂に至り父に助けられることが、ペンション経営、妻の不倫の議論からわかるシーン。

何となく、観てよかったと思える演劇でしたが、緊張感に欠ける印象もあって評価は結構難しいのではないかというのが私の感想です。でも最高は、役者・仁科さん!是非、観てもらいたい!です。

ただ、やはり、心配は、観客の入り。「これだけの公のお金が演劇に投入されるのはめったにないこと」(高岡基企画委員会委員長)だけに、総括はどんな形になるのか、も注目です。


大成功!「外国人無料健診会」のチャリティコンサート

2009年10月25日 | ニュース・関心事
カトリック静岡教会をお借りしての「外国人無料健診会チャリティコンサート」、100名もの方々が大聖堂に集まり、熱気むんむんの中、感動の嵐となる充実したものとなりました。

アジアを考える静岡フォーラム・代表を引き受ける中、宮沢けいすけ実行委員長のもと幅広いジャンルのミュウジシャンが自らの想いを精一杯語ってくれました。「その想い」がハーモニーとなったコンサート。

会場には、匿名での多額なご寄付もあり、チケット販売分あわせ目標の20万円を超えそうです。何とか12回目の外国人無料健診会を開催できます。次の問題は、医師、通訳、看護師などの確保です。

片付けの後、打ち上げをイタリー亭、2次会をライブハウスとはしご。成功と感動を生み出した力の源泉は何だったんだろうか、と世代を越えての相互対話。非常に刺激を受けました。面白いくらいの大議論。

20年前のフィリピン女性の餓死事件で発足した「アジアを考える静岡フォーラム」、12年前から、「無料検診会」を開催。この継続してきた力が若い世代に自然に受け入れられたことが感動の源!

参議院補欠選挙と同日投票日の牧之原市議会議員選挙

2009年10月23日 | ニュース・関心事
今日1日、牧之原市議会議員選挙で立候補している大石和央さんんの応援に行ってきました。結果的には9:30から17:00まで応援弁士、カラス、司会としゃべり続けました。久しぶりに喉が少しかれました。

それにしても少数激戦。17名の定数(4年間に2回も定数削減)に19名の立候補者。4年前は落選→選挙違反事件きっかけに復活という経歴だけに大石和央さんはこの選挙に並みならぬ決意でのぞんでいます。

参議院補欠選挙と同日の投票日。牧之原市議会議員選挙は新政権後の「政治が変わる」を日々実感する中での選挙。その結果は今後の地方政治を占う意味において大いに注目!応援をお願いします。