まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

防災船「希望」の責任をあいまいにしたたまま、静岡県総合管理公社解散へ

2007年11月30日 | その他
 C型肝炎問題に現れた厚生労働省の隠蔽体質と無責任体質、怒り心頭の気分ですが、静岡県的に考えたた時、まさに同じような問題が散乱しています。静岡空港の赤字問題を、とんと気にもせず公表できる石川知事と官僚たち。

 その際たるものであった防災船「希望」、その運営に関わった静岡県管理公社が解散へ、という静岡新聞夕刊報道を目にしました。政治は結果責任ですので、これは正しい選択になります。

 しかし、石川知事やそれを進めてきた花森副知事らの責任問題は不問にされて事態は流れていきます。この石川知事の進めている静岡県政は一体どの切り口から批判されていくのでしょうか。なかなかしたたかな知事です。

 県立3病院の全国で始めての独立行政法人化(非公務員型)。実は、今総務省は「3年間で病床利用率70%をきる公立病院は、診療所に転換するか、再編の必要がある」との見解を公然と示しています。総務省は、独法化に誘導する、を明言。

 そう考えると、石川知事は「あうんの呼吸」で総務省の先取りをしていることになります。しかし、この政治センスは誰から得ているのか、独自性なのか。旧自治省出身を考えると、どこかかで、総務省人脈で政治的方針を協議しているのでは?

 の疑いは残ります。さて、石川知事に5選はあるのか!ひたすら沈黙を守る石川知事。いくらなんでも5選はないと思いたいのですが、どうも事実は逆のようです。となると、民主党が対抗馬を出すかどうか、そこに全ての命運がかかります。

浜岡裁判で活躍する阪上武さんの環境委員会傍聴記

2007年11月29日 | その他
 11月27日浜岡裁判で活躍する阪上武さんが、川田龍平参議院議員の再処理工場に関する質問を傍聴され、短くまとめてくれました。ご紹介させていただきます。

※※

みなさまへ

 本日午後,川田龍平議員が参議院環境委員会で六ヶ所再処理工場の問題で質問に
立ちました。これを傍聴してきました。傍聴にはサーファーのデビッド木下さん
はじめ20名を超える方がみえました。とてもいい質問でした。参議院のHPで
動画がみられると思います。最後の25分間です。以下,簡単な傍聴記です。                    阪上 武(福島老朽原発を考える会)

 川田さんはまず,先日11月5日に三陸の海を守る岩手の会のみなさんが,サー
ファーや首都圏や各地の方といっしょに提出した,三陸の海を放射能で汚染しな
いよう求める9万筆を超える署名について触れ,保安院,環境大臣,農水副大臣
にどのように受け止めているのかと質しました。保安院,環境大臣は,多くの不
安の声があることを認め,重く受け止めていると述べていました。農水副大臣は,
こわばった感じで年平均1ミリシーベルトを下回る。モニタリングをやっている
との官僚的な答弁を行っていました。

 続いて,通常の原発には放射能放出の濃度規制があるのに,六ヶ所再処理工場に
はないのはなぜかと質しました。保安院は,核種が多様だ,放射線審議会の答申
に従った,規則や告示でそうなっている。保安規定により管理目標値を設定すれ
ばよいことになっている…といった答弁。結局そうなっているからそうなんだと
いうだけで答えになっていません。川田議員は,今のでは答えになっていない。
安全協定でも,低レベル,高レベルの貯蔵施設については,原発の10分の1以
下の濃度規制があるのに,再処理施設にはない,とし,再度答弁を迫りました。
しかし保安院は,核種が多様で,全体の線量で規制していると同じ答弁を繰り返
すだけでした。川田議員は濃度規制の意義を説明し,濃度が濃かったり薄かった
りでは,サーファーも波に乗れないだろうといった話も挟みながら,原発には指
針で定められている線量目標値が再処理工場にはないとしたうえで,再度質問し
ました。保安院は結局答えることができませんでした。この濃度規制の問題が,
再処理工場のアキレス腱であることが,明らかになったと思います。

 先のやり取りの最後で,保安院は,放出放射能を年間22マイクロシーベルトに
抑えるとの数値を出しました。川田議員はそれを捕まえて,東通原発は3マイク
ロシーベルト,原発が3機並ぶ大飯原発でも6ミリシーベルトにしかならない,
しかも六ヶ所再処理工場では,放射性ヨウ素の放出量の計算に使う係数を東通原
発の半分の値にしている。それでも22マイクロシーベルトになるとし,原発と
比べても放射能汚染の度合が大きい,再処理工場の実態を明らかにしていました。

 次に川田議員は,三陸の漁師がホタテの養殖に用いる網を取り出して見せ,ここ
にホタテの稚貝がひっかかり,成長するんだと紹介。その稚貝はむつ湾から,津
軽暖流にのって三陸に流れてくると指摘。このことを知っているかと農水副大臣
に質しました。農水副大臣は,地元の漁師の間では常識のことと聞いていると答
弁。さすがは農水副大臣ともちあげた上で,これまでゼロだった海藻中のプルト
ニウムが再処理工場が動くと0.02ベクレル蓄積されるとの青森県のデータを
示し,たとえ少量でもプルトニウムが入った海藻を誰が買うのか,マーケットの
感覚はあるのかと迫りました。農水副大臣は答えられずに,事務方が1ミリシー
ベルトを十分に下回るとのお題目の答弁を行っていました。

 最後に,環境大臣に,規制と推進が一体となっている現状は問題だとし,環境省
が規制行政を行うよう求めました。

御前崎市議会プルサーマル了承、その時国会で川田龍平議員、再処理工場の質疑

2007年11月27日 | その他
 御前崎市議会で、賛成14、反対1で浜岡原発プルサーマルについて全員協議会が了承を与えたとのことです。今後は、菊川市、牧之原市、掛川市がどのような対応をするかに焦点が移ります。

 この動き中、国会の環境委員会では、川田龍平参議院議員が六ヶ所村の再処理工場についての質問をしていました。再処理工場のアクティブ試験が始まってはいますが、今、岩手県の住民、漁民、サーファーたちが立ち上がっています。

 11月5日に「三陸の空に、海に放射能を流さないで!}とする院内集会が開催され、9万人もの署名が福田首相、経済産業大臣に提出されています。この署名をめぐる質疑が、環境大臣、農水省副大臣、原子力委保安院に対して行われました。

 質問内容は、私のホームページから川田龍平さんのホームページにジャンプしてください。質問は、9万人署名の受け止め方、再処理工場に放射の排出について、漁民の声、環境省が放射の環境汚染監督者に、などでした。

 宮城県唐桑でホタテ養殖をやる網がありますが、この網にやってくるホタテの卵がどこからやってくるか、なんと陸奥湾から津軽暖流に乗ってくるのです。つまり、このホタテの卵は再処理工場の放射と同じ流れにあるということの事実。

福嶋浩彦前我孫子市長の明快さ

2007年11月25日 | その他
 福嶋浩彦さん、期待通りの講演で参加者は30名程でしたが、とても勇気をもらえる集会でした。「大きな政府」論者と「小さな政府」論者の対立を「市民の政府」論で切り結ぶその姿勢は、いつ糸が切れるのか、と言う緊張感が漂います。

 1100の我孫子市事業を一度ゼロベースで民間やNPOなど「民」の力でやれるのか公募した結果、85の提案があり34をを採用。このことが、小泉流「官から民へ」と市場原理主義者かと思いきや、とんでもありません。

 しっかりと「市民の政府」論が土台にあり論旨は明快。1、公共を官が独占する次代は終わった、2、「大きな公共」と「小さな政府」。3、市民が行政を変える、4、2元代表制のもとでの議会、5、市民も自治の力をたかめる、と。

 住民投票の必要性を常設型制度として我孫子市に導入しながらも、住民投票が争点テーマの「賛成派」「反対派」が本質的な対話を避けて、手段としての「住民投票」運動になっていく傾向に危機感を表明します。

 つまりは、すべからく自己決定の構えと自己責任という成熟した民主主義を理念として追及し続けてきたのです。しかし、だからといって、現実の国や県の理不尽な自治体圧力には、公然と反旗を翻す「武闘派」的センスは保持しているのです。

 事例として、介護保険初期に認知症の方々の介護度を市独自指針でアップ決定、厚労省圧力に公然と対決、認めさせたこと、国民保護計画策定の際、市民危機管理計画として災害対策と一体化条例にしたことへの県の介入に抗議し認めさせた事。

 今回の参議院選挙では候補者要請を断った経緯があったとのこと、参加者の何人もからは是非とも再度の政治の現場への復活の声が出ていました。ご本人、地方政治の分野での活動を主にしたい、と。今後に期待です!

 

オ-ストラリア総選挙、労働党の圧勝報道

2007年11月24日 | その他
 オーストラリア総選挙、先ほどのニュースでは、労働党の圧勝との報道です。このまま順調にいくなら、アメリカ追随の外交政策、京都議定書拒否の政府の姿勢が明確に否定されたことになります。

 日本での参議院選挙での自民党・公明党の惨敗に似た現象です。世界の政治の流れは大きく転換しつつあります。伊吹自民党幹事長は、新テロ法の扱いで、民主党が参議院で議事のスムーズな進行をすべきとの発言したとのことです。

 大きな勘違いではないかと思います。オーストラリアのこの政権交代はアジア太平洋での政治の転換の大きな節目になります。アフガン給油問題は、アメリカの単独行動主義の破綻の中で考慮されるべきものです。

 それにしても気になります。オーストラリアでの緑の党の選挙結果。ボブ・ブラウン氏が当選したのかしないのか、まさに日本の政治と同じ構造転換が始まっているようです。今こそ、緑派の国際連携が求められます。

再び「大きな公共、小さな政府」勉強会

2007年11月23日 | その他
 25日に地域政策研究所の主催の勉強会が開催されます。10:00からは、新人議員研修で、テーマは「議会と情報公開」、「基金の貸付金」についてです。いずれも沼津市議会に関わる問題ですが、鉄道高架反対の市議が誕生しているからです。

 13:00から前我孫子市長の福嶋浩彦さんの「大きな公共と小さな政府」に関しての講演会です。「小さな政府」については、意見が割れる所ですが、福嶋さんの主張は、もっと根源的な「市民の政府」をどう実現するのか、の問題意識です。

 財政健全化法がいよいよ具体化する中で、自治体に関わる議員や市民の力量が問われ始める時代になりました。公立病院についても70%の病床利用率がなければ、どんどん削減すべき、独立法人化の流れです。是非、ご参加ください。

 

「私を問責決議できる人は」福田首相

2007年11月23日 | その他
 なかなか意味深な発言です。野党をけん制ということですが、いったい誰を意識してこの言葉を発しているのでしょうか。それはいうまでもなく、小沢一郎民主党代表であることは言うまでもありません。

 そして、その小沢代表は辞意騒動のほとぼりもさめやらぬうちに「大連立はまちがっていない」発言、これは何かが裏にあると勘ぐられてもおかしくない、事態です。大阪市の市長選挙の有権者のバランス感覚。

 週銀選挙がいつ行われるのか、が政局の最大の問題となっていますが、国民生活の実情での感覚は、おそらくは政治とかなり離れているだろうということは、相像にかたくありません。会期延長説流れる中、国会はいつまでも緊張が続きます。

イギリスで250万人の個人情報流失報道

2007年11月21日 | その他
 昨日は、この間の疲れか、ブログを書こうと思っていたものの横になったら、知らぬ間に眠り込んでしまったようです。と、朝、気づくとイギリスでの250万人もの個人情報が紛失しているとの、こと。

 これらは、他人ごとではありません。日本では、社会保障番号制度の動きが年金騒動をきっかけにまたまたはじまろうとしていて、この事件の推移をじっくりと観察していきたいと思います。