まつや清の日記 マツキヨ通信

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県知事選挙候補者に「南アルプス市民ネット・62万院運動・川勝知事再出馬署名」グループの公開質問状!

2024年05月17日 | 市政
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県知事選挙候補者に「南アルプス市民ネット・62万院運動・川勝知事再出馬署名」グループの公開質問状!
準備したメンバーの6時間にわたる集中力に感服、候補者全員からの回答に期待したい!
JR東海社長もようやく認めた岐阜県リニア工事「水枯れ」、静岡県の先駆的役割学んでほしい!
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4月13日の「地質構造・水資源」専門部会YOUTUBE、ぜひ観て欲しい。
<公開質問状>
回答期限は5月21日火曜日に設定していますが、最終投票日までもう時間がありませんので、回答が来たら随時公開していくのと同時に、報道にもお知らせする予定です。
2024年5月17日
静岡県知事候補者 様
公開質問状
リニアを争点にする会
私たちは、川勝前知事の辞職に際して、私たち県民の日常生活の基盤への甚大な影響が避けられないリニア中央新幹線建設問題に正面から取り組み、数々の功績を挙げてきた静岡県の環境政策の継続を求めて再出馬を要請しました。
残念ながら、その願いは叶いませんでしたが、これまで環境政策を導いてきた、「県民にとって自然と水は何よりも大事」と言う信念と、政策の推進に当たってきた静岡県中央新幹線環境保全連絡会議とその専門部会、JR東海との間で積み重ねられた対話の実績は、これからの、この問題への対応の礎とすべきものと多くの県民が認めています。
そこで私たちは有権者として、新たに県政を導く立場に就くことを目指す県知事選立候補者各位に、南アルプスの自然と大井川の水を守るお立場について、公開の場でお訊ねします。
「1」川勝知事は、2018年JR東海がリニア工事により流出する大井川の水の全量を戻すとの発表に基づき47項目の公開質問状を提出しました。そのための客観的環境影響評価を行うために静岡県中央新幹線環境保全連絡会議を設置し、地質構造・水資源専門部会、生物多様性専門部会の全会議を県民に公開しJR東海の「掘ってみなければわからない」という姿勢を転換させ科学的工学的観点に基づき県民に寄り添う環境政策をJR東海の合意のもとに推進してきました。県民に選ばれた県知事としての政治姿勢を打ち出すにあたって、この静岡県中央新幹線環境保全連絡会議及び二つの専門部会の審査に介入することなく、それらの議論を尊重しながら県政を進めてきました。
1) 候補者の皆様は、自らの政治姿勢の信念を進める際にこうした客観的科学的工学的観点に基づく環境影響評価をどのように受け入れ、この連絡会議及び二つの専門部会を継続させることをどのようにお考えですか。
2) 47項目の公開質問状のうち残りの28項目についての回答を求めていくことについてどのようにお考えですか。
3) 国においてリニア中央新幹線の今後に向けてモニタリング会議が設置されました。このモニタリング会議に対して静岡県の立場を示すために静岡県中央新幹線環境保全連絡会議と二つの専門部会は継続が必要と考えられますがお考えをお聞かせください。
「2」地質構造・水資源専門部会が5月13日に開催されました。山梨県と静岡県の県境における静岡県と地下深くつながっている断層の高速長尺先進ボーリングを巡り議論されました。突発湧水が起きた場合には静岡県側の水を引っ張る危険性に対して、県境手前300mからは慎重に掘削する旨と新たなリスク管理体制の確認がされました。県境手前にある2つの断層のうち1つの地質構造が明らかにされ、このJR東海の調査とリスク管理姿勢を評価し高速長尺先進ボーリング・および湧水圧試験の実施を合意しました。
1) この調査とリスク管理の流れは静岡工区の西俣直下の断層の透水係数を含めた調査においても継続する必要がありますが、この調査手法・リスク管理をどのように考えますか。
2) 山梨県境における高速長尺先進ボーリングと湧水圧調査により新たな透水係数が出た場合には、水収支解析の見直しが始まります。東京電力の田代ダム改修工事が終了する2025年11月に高速長尺先進ボーリングによる調査が終了しない場合はどうすべきと考えますか。
3) すでに西俣直下についてはJR東海が斜めボーリングを実施しています。しかし、調査結果の公表の約束が果たされていません。今後の西俣直下の地質構造、水資源の評価において重要な資料になりますが、JR東海が公表しないことについてどのように考えますか。
「3」現在JR東海と静岡市との間ではリニア中央新幹線工事影響評価協議会において、南アルプスの生態系に関する審議が行われています。国の有識者会議において順応的管理の手法を使うと方向性が示されました。
1) これについて静岡市は協議会において2月16日、4月9日の二度に渡り不十分であるとしています。不十分であるとする理由は、事前調査が足りないことが指摘されています。このことについてどのように考えますか。
2) この調査については、複数年の季節変動の調査が必要になりますがどう考えますか。
3) 静岡県生物多様性専門部会ではトンネル湧水対策として薬液注入以外の方策の提示をJR東海に求めていますが、それについてのお考えをお聞かせください。
「4」JR東海は、リニア中央新幹線の完成は2024年4月から静岡工区の工事が始まったとしても10年かかります。静岡県以外でも工事の遅れは報道されています。JR東海は静岡県のせいで工事が遅れていると主張してきましたが工事の遅れは静岡県だけでないことが明らかになりました。
1) この工事完成までの期間がここまで伸びることについてどのように考えますか。またJR東海は工事の延期は経営上、何の問題もないということを公表していますがどのように考えますか。
2) また、これだけの工事期間があるのであれば、部分開業も十分な選択肢になりえます。山梨県知事もそのように表明されていることをどのように考えますか。
ご回答は5月21日(火)までにメールでお願いします。
ooigawa.save@gmail.com

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