マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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吉野山口神社晩秋秋祭り

2007年01月24日 18時01分25秒 | 吉野町へ
大和で最も遅い秋祭りが吉野町の吉野山口神社で行われます。

かつてはモチを戸板に載せて祝儀を集めたという秋祭りは神振祭と呼ばれるもので、神さんをにぎわす盛大な秋大祭。

祭りの日は本来7日。

6年前、昨今の時勢から子どもらが集まることができる7日に近い日曜日に行われるように改定されています。

早朝、同神社に集まった氏子総代に子ども会の親御さん。

境内に広がる晩秋の風に舞った落ち葉を綺麗に清掃します。

一方、子ども会では子供御輿を組み立て絢爛な飾りを取り付け、午後からの御輿渡御を待ちます。

昔は樽御輿であったそうですが30年ほど前、若衆らが少なくなり担ぐことが大儀で子供御輿に替えたという。

拝殿の前には山口、香束(こうそく)、西谷、平尾、佐東、峯寺の六カ大字からもちこんだ「ぼっかい」と呼ばれる箱に入れられた神饌モチが供えられます。

午後12時、拝殿に集まった氏子総代と子ども会代表者は大祭神事が執り行われます。

境内では御輿渡御を待ちかねた子供らが神妙に覗き込む。神官は渡御を待つ御輿もお祓いします。

(H18.12.3 Kiss Digtal N撮影)