マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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神波多神社天王祭りお旅所祭

2008年12月17日 08時36分26秒 | 山添村へ
牛ノ宮の番人の宮守さんが出迎えて幟は右にオス牛、左にメス牛が祀られている牛ノ宮さんの後ろに立てかける。

前には御幣や槍など。

境内には大御幣とデンデンを奉納する地僧方(じぞうほう)と神主方の二組の花笠が立てられ、中央には御輿が置かれる。

宮司は三人の神社総代とともに祓えの儀、祝詞奏上などのお旅所祭が執り行われる。

お開きのお神酒は甘酒をいただく。

神波多神社は牛頭天王を祀る神社。

夜な夜なオロチが現れるのでスサノウが酒を飲ましたとされる謂れだという。

ここで一旦休息の時間。

関係者一同は社務所や自宅に戻って昼食。

1時間後に再び集まってくる。

境内下では獅子舞が演じられている間、地僧方の方々がデンデンを奉納される。

先頭は御幣持ち、後続に笛吹き、太鼓打ち、ササラの二人、小鼓の6人。地僧方と牛ノ宮さんを往復するように巡拝する。

笛や太鼓の音色を奏でるなか、移動する度に「マジャラク マジャラク」と小さな声で唱和する。

「魔除ける」と訳すのでしょうか、それとも「万歳楽」が転じて「マジャラク」の台詞になったのか定かではないが、ササラが登場する意味合いを考えればまさしく田楽のひとつとされるのではないでしょうか。

(H20.10.15 Kiss Digtal N撮影)