むぎの城さんぽ

日本100名城&続日本100名城を巡っています。
近頃は山城歩きもエンジョイしてます!

皆川城(栃木県)

2016年12月08日 | 百名城以外の城
皆川城みながわじょう
別名法螺貝城 
構造山城
築城者皆川氏
築城年代15世紀後半
指定史跡市指定史跡
場所栃木県栃木市 地図

長沼氏の流れで皆川氏の築いた居館に城を構える。
別名「法螺貝城」のように帯曲輪や腰曲輪などから成る段状で独特な形状が特徴な城である。
小山氏、結城氏と同盟関係を築き下野の勢力を維持していたが、宇都宮氏と争い北条氏とも争い
従属と離反を繰り返しすが北条氏に服属すると豊臣秀吉の小田原平定の際、豊臣方の攻撃により
落城し、廃城となった。



東北自動車道からも見える皆川城跡


行先案内看板

高速を降りてからゴルフ場の行先案内看板は沢山目にするのですが、皆川城の看板はここだけしか
みつけることが出来ませんでした。


居館跡

駐車場と皆川公民館があります。
車はこちらに駐車させてもらい登城しました。


トイレ

トイレあります。公民館が開いている時間は公民館内のトイレも借りられれるようです。
トイレの横にパンフレットが置いてあったようですが、訪れた日は中を見てみたのですが
残念ながらありませんでした。


登城道

公民館の裏手に登城道があります。


雷電神社

登りはじめてまず右手に見えて来るのは雷電神社


厳島神社
雷電神社を過ぎるとお隣に厳島神社。
どちらの神社も小規模ながら趣のある神社です。



下から見上げて右手が梅林





武者走

曲輪というにはちょっと狭いので武者走ではないかと想像する。


城山

どうやら「城山」という文字が電気で浮かび上がるように出来ているようです。
どんな風に見えるのか夜見てみたいものです。



城山の文字を横に見て、休憩広場へ続く階段を登ります。


竪堀

侵入した敵が帯曲輪内を左右に行き来出来ないようにいくつかの竪堀が設けられており、
この竪堀は特に大きく麓まで延びている。


休憩広場

ずっと登り道だったので、ここらで休憩。
中腹ですが眺めも良いです。


二の丸(お花畑)

正面が二の丸。ここまで登ると高さを感じる眺めです。
「見はらし平」というだけあります。


西の丸

西の丸は一段高い場所にあります。
物見の役目でもしていたのでしょうか。


二の丸北側斜面

こちらも段になっていることがわかる。


二の丸から本丸への道

ここを登ると北側の景色も見えて来ます。



本丸への最後の階段。
これを登ると本丸です。


本丸

展望台のある本丸。
栃木市街が眼下に望むことができ、筑波山も遠方に見ることができます。
ここから見る夜景がすばらしいらしい。


皆川城祉碑

この場所は2010年に発掘調査が行われ、柱穴群や銭貨などが出土しています。
現在は埋め戻されその上に展望台が造られています。



展望台から本丸跡をながめると、イルミネーションのセットがみえる。
休憩広場のあずまやに発電機があったのですが電気を運ぶ装置も必要ですね。
電線は見えないのでどうやって電気を運んでいるのかな?とつまらないことを考えてみた。
それより、ここの眺めを堪能しよう。


ゴルフ場

北側の眼下に見える皆川カントリークラブ。
近くのコンビニに寄ると、レジ横にゴルフボールが売られていました。
そのくらいゴルフ場が多いということでしょうか。


井戸

右の小さめの穴が井戸、左の大き目の穴が池だそうです。



東側にまわってみると崖のようになっている場所もありました。
ここを登ることは困難でしょう。自然の要害も利用していたのでしょう。


横堀

かなり深くて大きな堀が残されています。
鉄塔の方までしっかり確認することが出来ます。


皆川公民館



初日の出を見に行こう!

夜はイルミネーション、日の出も見られて良い初日の出スポットだと思います!
初日の出は午前6時50分頃。遅れないように本丸に集まれ!!




変わっているというかおもしろい造りの城址でした。
高い所に展望台が見えるので登るのが大変そうに見えますが、歩きやすいせいか
思ったより体力を消耗せずに登れたように感じます。

夜景がぜひ見てみたいですね。
外灯が無いのでそれなりの準備をして行ってみよう。


平成28年12月3日 登城


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