むぎの城さんぽ

日本100名城&続日本100名城を巡っています。
近頃は山城歩きもエンジョイしてます!

筑前上の砦(群馬県)

2019年02月20日 | 
筑前上の砦ちくぜんうえのとりで
別名
構造
築城者稲葉氏
築城年代不明
指定史跡
場所富岡市妙義町上高田 地図

筑前上の砦は、安中方面からの敵を迎え撃つ為に築かれた砦で
高田川を挟んで対岸にある郷士谷津の砦(筑前屋敷)を繋ぐ狼煙台とも
言われている場所です。




完全に畑と化した砦跡には遺構とみられるものはほぼ壊滅しています。
砦があったとされるのは、正面の墓地から左側の畑になっている場所と思われています。


旧道

現在この道は農耕車のみ通過でき、一般車は砦を避けるように新道の方を通ります。


堀跡か?

この道から右側が堀跡ではないかと推定されていますが…。
窪みも無いし、むしろ土が盛られていてまったく想像すら出来ません。
この道が堀跡か?



段になった畑があります。
土塁ではなさそうです。



墓地のあるこの辺りが一番高くなっている場所です。



畑以外の土塁を見ると、なんとなくそんなところに砦の名残かなと
思いを馳せてみる…。


宮坂武男氏の「境目の山城と館」を見て訪れたのですが、普段からよく使う道で
この本が無ければ、ただただ…通り過ぎる地点です。
段丘を登るので確かにその分眺望もあるわけですがこの光景を見ても
残念ながらここが砦であったことは知る由もない。
調査もなされていないので詳しいことは判っていません。


平成31年2月9日登城



信濃をめぐる境目の山城と館 上野編
宮坂武男
戎光祥出版