小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



昨年10月12日に関東を直撃した台風19号で市内各所で被害が発生した。復旧作業がいまだ行われていない所は何ヶ所かあるが、先日トレーニングの際に通行した和留沢農道も復旧が進んでおらず通行止めのままになっている。久野の山あいにある和留沢地区は箱根外輪山の中腹に位置する集落で、集落に向かうルートは基本的に和留沢農道と日向林道の2つの道路のみ。そのうちの和留沢農道を走っていると全面通行止めの看板が設置してあった。迂回するルートは数キロ手前の日向林道まで戻らないといけないためそのまま直進。しばらくすると道路が土砂に覆われ、所々にこぶし大の石が転がっていた。さらに進むと道路のアスファルトがひび割れていたるところが陥没していた。車やバイクは通行出来ないが徒歩だと損傷の少ない路肩部分を進むことが出来た。和留沢農道の損傷の原因は、台風19号による大雨で道路脇の小さな沢で発生した土石流だと推測される。土石流がガードレールにせき止められて荒涼たる眺め。沢の横には以前、このブログでも紹介した気象庁津波地震検知網小田原観測局があるが大きな岩が直撃したようでフェンスが壊れていた。和留沢農道の損傷箇所の上には人家もあるので早い復旧が望まれる。

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小田原市内のJR・私鉄の駅近くには何カ所か無料自転車駐車場が設けられている。無料自転車駐車場は減少傾向にあって2013年に小田急足柄駅近くにあった無料自転車駐車場が閉鎖された。そして先月末には富水駅近くの富水駅前無料自転車駐車場が閉鎖となった。富水駅前無料自転車駐車場は富水駅東口から徒歩1分ほどの場所にある駐輪場。ビニールハウス横の細長いスペースが駐輪場になっており、11月上旬に訪れた際には11月末で閉鎖する旨の看板が設置してあった、富水駅前無料自転車駐車場が閉鎖された翌日の12月1日に改めて現地へ。入口部分は可動式フェンスで閉鎖され、入口横には閉鎖に関する看板が設置されていた。200台くらいは駐輪できそうな富水駅前無料自転車駐車場跡には10台ほどの自転車やバイクが放置されたまま。どこかの時点で東町にある東町自転車等保管場所に移動し、申し出がなければ60日後に破棄されるとのこと。無料自転車駐車場は閉鎖されるが、富水駅東口横に小田急が運営する有料駐輪場があるので今までの利用者は有料駐輪場へ移行となる。有料駐輪場は月額1500円~2000円の料金。だんだんと行政サービスなどは受益者の負担となっていく。

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小田原市の住民窓口サービスのうち3月15日をもって11ヶ所の施設が老朽化や利用状況をふまえ廃止となった。根府川駅にほど近い片浦支所も老朽化により廃止となってしまったので記録に残そうと先日写真を撮りに出かけた。小田原市根府川の旧片浦支所は根府川駅から徒歩3分ほどの場所に所在している。周辺は道が入り組んでいて自転車で訪問する予定だったが片浦小学校のほうまで迂回しなければならないので自転車を降りて近くの階段を上り到着。階段を上るにつれだんだんと木造の庁舎が見えてきてなかなか良いアプローチ。旧片浦支所は木造2階建ての淡いベージュ色をした建物。竣工は昭和28年3月で供用開始は昭和29年12月。片浦村が小田原市に編入したのが昭和29年12月なので以前は片浦村の村役場だったのかもしれない。築65年以上が経過しているが周囲の環境がのんびりとした雰囲気なのでそれほど古臭さを感じずに、逆に景観と良く調和しているように感じた。直近2017年度の窓口取扱件数は1626件。旧片浦支所は緑豊かな丘陵地の中腹に佇む温かみのある木造庁舎だった。廃止になった支所は解体される所がいくつかあるが、旧片浦支所は今年度の工事発注に記載が無いので今年度の解体はなさそうで一安心。なかなか風情を感じる建築物なので保存されることを願っている。

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小田原市の住民窓口サービスのうち3月15日をもって11ヶ所の施設が老朽化や利用状況をふまえ廃止となった。その中の3ヶ所の施設が昭和20年代に竣工した古い施設。残念ながら3ヶ所とも今年度中に解体される見通しなので記録のために撮影に出かけた。 2019年3月15日をもって廃止された住民窓口サービスのひとつが千代の上府中支所。千代小学校の横に所在している平屋建ての建物。上府中支所の竣工は昭和29年10月。前回訪れた豊川支所とほぼ同時期に建設された建物だが、何度か改修がなされているようで約70年前の建物にしては見た目はそれほど老朽化を感じない。直近平成29年度の窓口サービスの取り扱い件数は10,252件。上府中支所は平屋建ての建物が二棟続いているような作り。入口は各建物にあるが建物の中央部でつながっている。歴史を感じる建物だが令和元年第二四半期に入札が行われ約5ヶ月の工期で解体されることが決定している。

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小田原市の住民窓口サービスのうち3月15日をもって11ヶ所の施設が老朽化や利用状況をふまえ廃止となった。その中の3ヶ所の施設が昭和20年代に竣工した古い施設で、記録のために撮影に出かけた。 2019年3月15日をもって廃止された住民窓口サービスのひとつが成田の豊川支所。木造2階建ての歴史を感じる外観。朝ドレファーミの道路を挟んだ東側に所在している木造の小さな支所。豊川支所の竣工は昭和29年8月の木造平屋建て。このような木造の建物は老朽化により解体されてしまうので年々少なくなってきている。直近平成29年度の窓口サービスの取り扱い件数は26,428件。支所横には駐車場も完備されていて利便性の良い支所だった。温かみのある木造の豊川支所は3月15日で閉鎖となったが、隣接する豊川分館は存続するようだ。昭和の文化を伝える資料として保存されることを願いたいところだったが、今年度の小田原市工事発注に豊川支所の解体工事があったので今年中には解体されてしまう。

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