小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



11月30日、小田原は曇天の寒い一日。11月も今日で最終日となり今年も残すところあと1ヶ月程になってしまった。季節も晩秋から初冬へと移ろい、街中の木々も紅葉が終わりだんだんと散り始めてきた。午前中に所用で松田に出かけたので、新松田駅近くでパンを買い、次の客先に向かう途中にある開成町の瀬戸屋敷に立ち寄った。どんよりとした空模様だったので庭園のカエデもあまり綺麗に写らない。瀬戸屋敷の井戸端に干し柿が吊るされていた。なんとも冬を感じさせる風景。瀬戸屋敷の庭先に置かれたベンチに座り朝食タイム。新松田駅近くのBisで練乳バタースティックと焼きカレーパンとスイートポテトを購入。3つで470円。スイートポテトは軽めのサクサクしたパイ生地に、ほんのりサツマイモの風味のするスイートポテトが乗っている。パイ生地とポテトが良くあっていて美味かった。開成町で用事を済ませて帰路の途中に大雄山最乗寺へ。瑠璃門下の石段脇のカエデは見事に赤く紅葉している。今年は綺麗だ。昨夜の雨に打たれて散ったのか石段の上には色とりどりのカエデの葉。足元の紅葉も捨てがたい。瑠璃門をくぐり本堂前の広場へ。本堂周辺のカエデはだいぶ散り始めていて見頃は過ぎている。鐘楼前のカエデも赤系のものは半分くらい落葉している。この周辺も見頃は過ぎていた。樹上の紅葉は見頃を過ぎていたが、色とりどりの葉が水面や苔の上に落ちると、それぞれ違った味わいがあって素晴らしい。この週末も郊外へ晩秋の風景を撮影に出かけたい。

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11月29日、小田原は薄曇の一日。ここ数日、最低気温が5度を下回り冬の到来を感じさせる。寒さがだんだんと厳しくなってくるが、市内の紅葉はそろそろ見頃になってきた。午後、所用で箱根に出かけた帰りに入生田に立ち寄った。紹太寺からしだれ桜へ向かう道路の途中にカエデが何本か植わっている場所があり、例年この時季に写真を撮りに訪れている。ここの紅葉は緑色の葉が多くてまだ少し早かった。続いて板橋の老欅荘へ。日曜日に訪れたばかりだが、ここ数日でかなり紅葉が進んでいた。老欅荘下の大ケヤキ周辺のカエデもだいぶ紅葉している。老欅荘の瓦塀周辺のカエデも結構綺麗に紅葉している。この週末あたりが見頃なのではと思う。残念ながら曇天なので陽に透かされた綺麗な紅葉は見れなかったが、人も少なくて晩秋の美しい風景を堪能できた。最後に、レロアでパンを買い南町の小田原文学館へ。庭園に枝ぶりのよいカエデがあって毎年のように写真を撮りに出かけている。小田原文学館の紅葉の楽しみの一つがカエデの下に置かれたテーブルでパンを食べること。今日は庭園に誰も居なくてカエデの下の特等席を独り占め。小田原文学館近くのレロアでポティロンとソフトフランスあんパンを購入。2つで390円。 220円のポティロンは濃厚なカボチャのクリームがさっくりとした生地と良くあっていて美味かった。 170円のソフトフランスあんパンは、生地の焼き目のほんのりとした苦味が、あっさりとした粒あんの甘さを引き立てていて美味い。パンを食べながら頭上の紅葉を眺め良い小休憩が出来た。今年も残すところあと1ヶ月ちょっと。これから段々と忙しくなってくるが、季節の風景を眺めて心落ち着きたい。

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1950年から小田原城址公園で60年近く飼育されたアジアゾウのウメ子が亡くなったのが2009年秋。その後、入生田にある生命の星・地球博物館で標本作りが行われていたが、12月15日からの企画展で骨格標本が公開されることになった。その企画展に先駆けて、プレ企画として、企画展準備中の展示室が12月9日まで公開されている。ここ数日はウメ子の組み立て作業が行われていると知人から連絡をもらったので様子を見に立ち寄った。ウメ子の骨格標本の組み立て作業を見るため入生田の生命の星・地球博物館へ立ち寄った。知人からの連絡では今日のお昼前後に作業がいろいろ行われていて見に来るには良い時間だと教えてもらったが、所用が重なってしまい閉館直前の午後4時ちょっと前になんとか到着。ウメ子の骨格標本の組み立て作業が行われているのは、エントランスを入ってすぐ左手の特別展示室。入場料を払わなくても見れる場所だったのでちょっと得した気分。 12月9日まで企画展のプレ企画として展示づくりの現場を公開している。残念ながら展示室の中には入れず入口からの見学のみ。入口のフェンス部分には、今日の作業内容としてアジアゾウの骨格設置と記載されていた。入り口から展示室の中を覗く。大きな木製の展示台になにか大型の動物の骨格が取り付けられていた。展示室内には誰もおらず作業も行われていない。何枚か写真を撮っていたら後ろから知人に声を掛けられた。もう本日の組み立て作業は終了してしまい、標本もほぼ完成したので後は微調整のみとのこと。今回の骨格標本の展示は左側部分のみなので、右側のパーツはコンテナに入れられていた。ウメ子の組み立ては昨日の午前中から始まったとのこと。骨格標本といえば上の写真のようなものを思い浮かべるので、今回の木の台に固定しての展示は少し以外だった。知人にその旨を質問すると、博物館で目にする立体の骨格標本は軽い樹脂製のレプリカがほとんどで、本物の化石や骨だと重いのでそのような展示は行えないとのこと。なので、ゾウのような大型動物の本物の骨格標本の展示は今回のような半身だけの展示になってしまうようだ。展示室の入口からは顔の部分が良く見えなかったので、12月15日からの企画展に出かけてゆっくりと見てみたいと思う。そのほかに、今年の正月に小八幡海岸に漂着したザトウクジラの骨格標本も展示されるとのことなので、そちらの展示も楽しみだ。

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小田原駅周辺には名称がつけられている通りが何ヶ所かあるが、小田原市内には1993年に道路の愛称を募集して命名された通りが10ヶ所ほど点在している。 1994年4月の広報おだわら(pdf)の8ページに採用された道路の愛称名が掲載されている。それによると市内10ヶ所の道路に愛称が付けられたほか、10ヶ所の路線が歴史的な名称や通称を追認された。この年に愛称が決定した道路は①一夜城下通り②幸田口通り③久野中通り④市役所けやき通り⑤山王川さくら通り⑥広町まなび通り⑦鴨宮南口通り⑧打越大橋通り⑨球場北通り⑩新坂呂橋通りで、現在定着しているのは「けやき通り」くらいではと思う。広報の記事によると標識板を設置していく予定との記載だったので、先日①~⑤までの道路に出かけた。最初に訪れたのは「一夜城下通り」。起点は国道135号早川交差点から終点の国道1号東風祭交差点までの区間。この一夜城下通りはその後あまり定着しなかったように感じる。ネットで検索すると回遊バスのルートなどで何件か該当するくらい。国道135号早川交差点からJRのガードをくぐり、歩道の始まりの場所に一夜城下通りの標識が立っていた。風祭側にも同じ標識があったが、路線の途中には、一夜城下通りと記載された看板や標識は見当たらなかった。続いて訪れたのは「幸田口通り」。起点はスクランブル交差点から終点のお城通りのお城通り交差点までの区間。ここの道路愛称もそれほど定着しているように感じないが、風の盆の告知などで目にするくらい。幸田口通りの道路標識は、スクランブル交差点とお城通り交差点側にそれぞれ1本づつ設置されている。この幸田口通りは、昭和61年に開通した路線で以前、ナック前は自転車置き場だった。次に訪れたのは「久野中通り」。起点は久野字柿木田交差点から終点県道74号石田田羅交差点までの区間。この久野中通りの愛称は、聞いたことや何かの表示で見たことが無いように感じる。今までまったく見聞きしたことが無かった久野中通りだが、石田田羅交差点近くと柿木田交差点近くにそれぞれ1本づつ標識が設置されていた。続いて訪れたのは「市役所けやき通り」。起点は国道255号寺町交差点から終点の県道74号荻窪交差点までの区間。けやき通りは一番定着している愛称だと思うが正式には「市役所」がけやき通りの前に付くのだと始めて気付いた。標識は寺町交差点と荻窪交差点近くにそれぞれ1本づつ設置されている。やはり路線に植えられている街路樹のケヤキとリンクして道路愛称が浸透したのではと思う。市役所けやき通りの名称を記載したプレートは跨道橋の橋桁部分にも取り付けられている。この市役所けやき通りも小田急や大雄山線のアンダーパスが出来てから開通した、市内では新しい部類の道路。最後に訪れたのが「山王川さくら通り」。起点は国道1号山王橋交差点から終点の国道255号井細田大橋交差点までの区間。ここの道路愛称もまったく見聞きしたことが無いがとりあえず道路標識を探索する。しかし区間のどこにも標識が見当たらず拍子抜け。山王川さくら通りは山王川沿いに植えられた桜にちなんで命名されたようだが、桜の木は芦子橋周辺には多くあるものの、区間を通してだと椿の木のほうが多い。久野中通りや山王川さくら通りはネットの検索でもほとんどひっかからないので、このブログぐらいではたまに使用してみようかと思っている。

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11月20日から22日にかけて、小田原城址公園内で修景を目的とした樹木整理が行われ、クスやマツなどが枝下ろしや伐採された。先月は危険樹木を対象とした伐採が行われ、今回の樹木整理と合わせ今年に入り20本近くの木が城址公園内から姿を消した。伐採前後の風景がどのように変わったのか、先日樹木整理の終わった城址公園に出かけ同アングルからの写真を撮影した。 11月20日、郷土文化館前から常盤木門方面を撮影。この日から始まる樹木整理も様子を撮影に立ち寄ったが、この日の作業は本丸広場のみだったようで常盤木橋周辺では伐採は行われていなかった。天気も良かったので伐採前後の風景用の写真を撮影した。 11月25日、樹木整理後のほぼ同じ場所からの風景。大きなクスB13が伐採されマツB00が枝下ろしされかなり見通しが良くなった。 11月20日、常盤木橋側から郷土文化館方面を撮影。遊歩道を挟んで3本のクスが木陰を作っていた。樹木整理後の11月25日、ほぼ同じ場所からの風景。枝下ろしされたマツB00が一本目立つように残された。 11月20日、銅門広場にある天然記念物のビャクシン南側から常盤木橋方面を撮影。ビャクシンの右側のクスB6が伐採対象樹木。樹木整理後の11月25日、ほぼ同じ場所からの風景。クスB6の伐採はビャクシンを引き立たせるための目的もあったようだ。 11月20日、旧水鳥の池横から常盤木門方面を撮影。右側斜面に一本残されていたマツA241が伐採対象。樹木整理後の11月25日、ほぼ同じ場所からの風景。マツA241の伐採では、切り倒した松が菖蒲園に倒れこんで囲いの一部が破損していたが、それも修復されていた。 11月19日の本丸広場。ここは小田原城前の一画に植わっているマツやソメイヨシノが枝下ろしの対象となっていた。樹木整理後の11月25日、ほぼ同じ場所からの風景。囲いの中のマツ1本が伐採されて、そのほかの樹高の高いマツも結構枝下ろしされていた。最終的にどのような景観になるのかは分からないが、小田原城址公園も年々整然としてきている。個人的には昔の雑然としたほうが好みだったが、今後の修景や樹木整理の行方に注目したい。

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