小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市では近年、大正時代から昭和初期に建設された庭園と歴史的建造物の整備事業が進んでいる。令和5年度末に2件の庭園整備工事が発注され、この4月から整備工事が始まっている。発注された庭園整備工事のひとつが、南町に所在する旧松本剛吉別邸。西海子小路沿いには重厚感のある門が構えられている。門から主屋までは庭園を縫うように石畳が続いている。旧松本剛吉別邸の敷地面積は約2318㎡で、3棟の建物が敷地内に点在しているが大部分は庭園が占めている。庭園部分はかなり広大だが、水景や築山・灯篭や岩が各所に配してあるので自由に歩き回れるような庭園では無い。もともとの設計なのか経年のせいかは分からないが、築山に設けられた石段や庭園の飛び石が、割と不均一で歩きづらい。これから行われる庭園整備工事で手直しが加えられるのかもしれない。旧松本剛吉別邸庭園整備工事の工費は税込み39,894,800円。庭園整備に伴い旧松本剛吉別邸は、来年2月末までの予定で庭園部分の公開が中止となる。整備工事が終わったら、また写真を撮影に訪れたい。

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新年度入りする4月始めと、下期の10月始めに小田原市から発注予定の工事が公表される。今年度の第1回目の工事等発注予定では、172件の工事発注と8件の設計業務委託発注の記載があった。発注予定の172件の工事のうち58件が土木一式。その中で気になった工事予定のひとつが、令和6年度交通安全施設整備富士道橋横断防護柵設置工事。3年前から富士道橋の歩道に段階的に横断防護柵が設置されており、右岸下流側歩道の半分ほどの区間が未設置となっている。今年度、工事が行われると富士道橋は横断防護柵の設置が全区間完了する。同じく土木一式の工事予定の中で注目しているのが、鴨宮駅南口駅前広場歩道改良工事。昨年度は南口駅前広場に視覚障がい者ブロック等が設置されたが、今年度は歩道部分95mの改良工事が予定されている。昨年度、撤去詳細設計業務委託が実施された荻窪水路橋は今年度に撤去工事が発注される見通し。小田原厚木道路上に架橋されているので、どのように撤去されるのか気になる。史跡公園としての修景化が加速している小田原城址公園周辺では、常盤木橋東側石積修繕工事 ・小峯曲輪北堀法面復旧工事・城址公園電線地中化工事 ・城址公園周辺街路灯改良工事・藤棚臨時観光バス駐車場トイレ小便器改修工事・ 城址公園御茶壷橋男子トイレ小便器改修工事の6件の工事が予定されている。常盤木橋東側石積修繕工事は、工事概要によると9㎡の石積みの修繕が行われる。造園工事は5件が予定されていて、昨年度に引き続き西海子小路で桜の植え替えが行われる。工事名は市道0017ほか街路樹再整備工事で、恐らく何本か老木が伐採されてその跡に若木が植栽されると思われる。同じく造園工事の中で注目なのが、早川2丁目地内にある山根公園の再整備工事 。昨年度は、南鴨宮駅前公園で再整備工事が行われ全体的にリニューアルした。 山根公園再整備工事の工期は7ヶ月の記載なのでやはり公園全体が再整備される見込み。解体工事は3件が予定されていて、その中では小田原競輪場のスタンド解体撤去工事が個人的には気になっている。工事名は、小田原競輪場第3・第8スタンド、第4・第9スタンド解体撤去工事となっているので、工事が始まる前に改めて該当のスタンドを撮影したいと考えている。

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小田原市や周辺エリアの基幹病院として地域医療を担ってきた小田原市久野の小田原市立病院は改築後40年が経過し、老朽化したことにより建て替えのための新病院建設事業が進んでいる。昨年は、新病院建設予定地の埋蔵文化財発掘調査が行われ年明けに新病院建設工事が着手した。小田原市立病院の新病院建設予定地は、以前の駐車場だったスペースを中心とした約23,021㎡。先行して行われた埋蔵文化財発掘調査のため、予定地は掘削されて周囲は矢板で補強されている。現在は基礎工事が進行中。建設される新病院は、鉄骨造地上9階建てで2026年春に開院予定。その後、現在の病院棟が解体され駐車場や外構の整備が行われ、事業が完了するのは2028年の予定となっている。現地には完成予想パースが掲示されているほか、イメージ動画もYoutubeで公開されている。完成予想パースは東南方面から見た外観で、現在は工事用の大きな搬入口が設けられている。2年後には新病院が完成するので、これから大きく景観が移り変わっていく。小田原市新病院建設工事の工費は税込で約252億円。久しぶりの大規模公共工事で、大手ゼネコンの竹中工務店によって施工される。完成まで約2年かかるので、ランニングやポタリングの途中でちょくちょく進捗を記録に残したいと考えている。

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小田原市が発注する工事の中に、毎年何件か水路関連の改良工事や維持修繕工事が含まれており、今年度下期は5件の工事が発注された。お正月休みのポタリングの際に西大友地内を通ると、用排水路の改良工事が着工したばかりだった。用排水路の改良工事が行われているのは、国道255号西大友交差点近くのカーディーラー裏手の用排水路。南側の道路から50mくらいの区間は板柵土留を施した水路となっているが、そこから北側は土堀りの水路が約150mほど続いている。訪れたのは元日の昼過ぎだったので休工中。まだ工事が始まったばかりで、水路内には一定間隔で木製の杭が設置されていた。 小田原が公表した工事等発注予定表によると施工区間は135mで水路幅は2.4m。とりあえず完成後には、どのような仕上がりになるのか興味があったので、工事前の用排水路を撮影。3月に入り工事の進捗を撮影するため、再び西大友の工事現場へ。工事はほぼ終わっていて用排水路東側は板柵土留が施され、西側は玉石張りに仕上がっていた。工事の正式名称は令和5年度 西大友地内用排水路改良工事で工費は税込37,715,700円。今回は工事前後の用排水路の風景を記録として残せたので良かった。

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小田原市が管理する街区公園は現在138ヵ所が市内に点在しており、このブログを始めてから10ヵ所近く公園が新設された。今年度は西大友地内に新たな街区公園の建設が予定されている。新たな街区公園の整備が行われるのは小田原市西大友地内。上府中公園北側の道路沿いで、以前小田原消防署西大友出張所のあった場所。旧小田原消防署西大友出張所は、2021年に成田出張所が竣工したことにより閉鎖。2021年の暮れに解体工事が行われ以後、更地のまま現在に至っていた。小田原市の施設白書によると市有地で、敷地面積は665㎡。小田原消防署西大友出張所跡地で行われる工事の名称は(仮称)西大友公園整備工事。工費は税込30,003,600円。消防関連施設の跡地に出来る公園なので、何か消防車や救急車にちなんだ遊具が設置されることを期待している。

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