わがままZyZyの徒然日記

ペットロスから復帰中の父たまに娘が日々の出来事や想いを書いてます
ほぼはちゅ達時々マリノスたまに音楽医薬世の中のこと

また面倒臭いことを

2023-09-02 11:09:09 | 医薬のこと
もうこういう面倒臭いテーマでは書きたくないんだけど(じゃあ書かなきゃいいじゃんというツッコミもあろうかと思いますがw)、自分がやってきた仕事のこともあって、どうしても気になる。それになにより、間違いなく感染が拡大してきてるので書いてみることにした。
またもやXからの引用ですみません。
一昨日、最初に長尾先生のポストを見て「自分の知識が間違ってたのか?」と狼狽した。でもその後に中村先生のリポストを見て、やっぱり儂の知識で正しいんだよなと安堵した。
フツーに考えて、経験豊富な医師が「何も病気が無い人が大動脈解離で突然死するわけない」なんてマジメに言ってるとはとても考えられない。もし本当にそう思ってるとしたらまったく論外だし、わかって言ってるとしたら、それはなんで?となる。なんでもかんでもワクチンに結びつけようとするのは、やっぱり違う、と儂は思う。
長尾先生、個人的な知り合いではないけど、昔はこんな先生じゃないと思ってた。悪意があるとは思ってない。思ってないけど、自分の考えに凝り固まって疑いを持たなくなったら、それはもう科学者じゃない。科学者に思い込みは禁物じゃないのかな。そして、医師は医師であると同時に科学者でなければいけないはず。

Xで長尾先生のポストやリポストを読んで一番感じるのは、「極端」、「過激」、「二項対立」、「一面的」、つまり「単純」ということかな。言ってることが「単純」だから、自前の知識がない人にはわかりやすくて受け入れられやすいのかもしれない。でも、なんでもかんでもわかりやすいこと=正しいことというわけじゃない、と儂は思う。また、しきりに薬害という言葉を使われてるんだけど、これもやめた方がいいんじゃないかな、と儂は思う。本当に薬害と言えるのかどうか、それこそ、まずは第三者委員会のようなもので判断する必要があるんじゃないのかな。
ちなみに、今回のコロナワクチンについて儂が思っていることは、前に書いた通り。これももうちょっと古くなっちゃったけどw。

ワクチンを打つのも打たないのもマスクするのもしないのも一人一人が決めれば良いこと。どっちも他人を巻き込むな、巻き込まれるなと言いたい。ただ、ワクチンやマスクで感染の拡大が少しでも抑えられるとしたら、それをやめろというのは、ちょっと手前勝手が過ぎるかなと思わなくもない。あ、反○○の方達は抑えられるとは思ってないからしょうがないのかw。
まだ書きたいことはあるんだけど、やっぱりもう面倒臭いからこの辺でやめておこう。

【ぼあちゃん】
2020年9月2日の3枚。
何を見てるのかな~?

バスキング。

ちょっと暑い?

【はちゅメモ】
9月1日(金)
きょろちゃんとらぷちゃんは昼間から別荘に出た。しおちゃんも7時半頃に自分から出て来た。オリハちゃんも含めて、みんなそれほど変わったことはなかったと思う。でも、きょろちゃんとらぷちゃんは別荘に入ってからもあまり姿を見せず、元気だったとは言えない。儂的にはちょっと心配な範疇かな。

らぷちゃん@9:07 A.M.
相変わらずの脱力寝。


11:29 A.M.
スロープを上って来た。


オリハちゃん@12:07 P.M.
腕や脚の形を見ると、もしかしたら寝てるのかも。


きょろちゃん@6:01 P.M.
たまに別荘のシェルターの上に出ては来てたんだけど。。。




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コメント (6)
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イベルメクチンのこと

2023-02-11 08:53:33 | 医薬のこと
この記事、ちょっと前に書いたんだけどずっと下書きのままだった。はちゅ達のことを優先にしたいので、アップするタイミングが難しいw。
と言う訳で、ちょっとタイムリーじゃなくなっちゃったかもしれないけど、せっかく書いたのでアップ。でも少ししたら、最新の記事はまたはちゅ達のことになってる予定w。


この前コロナワクチンのことを書いた時と同じように、今日も儂の独り言。この前よりもっとつまらない話かもしれないので、「イベルメクチンってなあに?」っていう方は、以下の写真だけ見ていただき、あとはスルーして下さいw。

「パパ、独り言はもうやめた方がいいわよ」

ぼあちゃんにもこう言われてるんだけど、一応こういうことを仕事にしてたのもあって、あまりにメチャクチャなことが言われてたりすると、どうしても気になるんだよねえ。(ヨケイナオセワ


コロナワクチンのことを書いた時にイベルメクチンのことも書いた。その後、イベルメクチンのことを少し調べてみたら、「なんだかなあ・・・」っていうことがいろいろ出て来た。そして、何気につらつら考えてたらあることを思い出した。

まずはその思い出したこと。これ、それを思い出すまでの儂の思考過程なんだけど、
  1. そう言えばイベルメクチンてマクロライドだよな。
  2. マクロライドって副腎皮質刺激作用があるとか言われてなかっけ?
  3. それでマクロライドって少量長期投与でも使われてるんだよね。
  4. そう言えば儂もその患者になるはずだったんだっけ。
儂の頭の中で1から4が繋がるまで、1日近くかかった。もう、自分でもなんてこんなに頭が悪いんだろうって思ったwww。
で、この1~4がどういうことかと言うと、
  1. これについては特に説明することもないんだけど、イベルメクチンはマクロライド系と呼ばれるグループに分類される抗生物質
  2. 昔、儂があるマクロライド系抗生物質の開発に携わってた時のこと。その抗生物質ではやっつけられない菌(試験管の中で確認するのね)が原因の感染症でも、なぜか治癒する症例があった。その理由として考えられてたのが、マクロライドには副腎皮質刺激等の、菌をやっつけるという抗生物質本来の作用ではない作用があり、それで治癒してるんじゃないかということ。それを検証するための臨床試験をやろうかという話も出たんだけど、その時はそのまま立ち消えになった。
    で、少しググってみたら、やっぱりそんなことが言われてるみたいだったんだけどよくわからなかった。どなたか詳しくご存じの方がいたらぜひ教えて下さい。
  3. 2の副腎皮質刺激やその他の作用を利用して、マクロライド系の抗生物質少量を長期投与するという治療法がある。これも詳しいことはわからないので教えて下さい。
  4. 儂、15年ほど前に、慢性副鼻腔炎じゃね?っていうような症状に悩まされたことがあった。ずっと原因がわからず治らなかったので、その時診てもらってた耳鼻咽喉科の先生からマクロライドの少量長期投与の話があった。その後、慢性副鼻腔炎じゃなくて歯性上顎洞炎だということがわかり、口腔外科で原因になってる歯を抜いてそこから上顎洞を洗浄するっていう治療になった。だからマクロライドの少量長期投与はしなかったんだけど、自分にもこの治療の話があったことはすっかり忘れてたw。
と言う訳で、これらから儂が勝手に想像した話がこれ。

「イベルメクチンもマクロライドなので、もしかしたら抗生物質としての作用以外の作用があるのかも。そのためになにかしらの効果があったりするのかも。だから、コロナやコロナの後遺症かもしれないような症状が軽快、あるいは治癒するっていうのも、絶対にあり得ないっていう話ではないのかも。」

かもかもばかりなんだけど、それは当たり前で、こんなことは検証されてないからね。今の段階では、効いたという肌感覚であることに変わりがない。

イベルメクチンは世界中で多くの治験がやられてるっていう話は聞いてたので、あれからまたググってみたんだけど、一番まとまってたのがWikiだった。
もっとも、Wikiは書き変わっちゃうかもしれないので、その時は悪しからず。
↓↓↓
そんで、あらためてこれを読んで「なんだかなあ・・・」って思ったわけ。
このWiki、相当長いし難しい話も多いので、読んでてもつまらないかもしれないけど、できれば ここだけでも(ここだけでも長いw)読んでみてほしいなと思う。
ちなみに、このWikiに書かれてること自体が本当なのかっていう話もあるだろうけど、そんなこと言い始めたらもう何を信じたらいいの~ってなるw。

で、ここからはWikiを読んだという前提で書きます。

この前のコロナワクチンの記事にも書いた、儂が免疫系の抗ガン薬(二十数人に使用してハッキリと効果が認められたのは3人だったので、結局開発は断念した)の開発に携わっていた時のこと。あの時、同種同効薬をすでに製品として販売していた関連会社の開発担当者にいろいろ相談してたんだけど、その時にこんなことを言われたことがある。
製品にしたいんだったら、少しでも早くその物質の発見者/発明者から、その薬を遠ざけることが必要。
この時はどうしてもそれが出来ず、開発がなかなか進まなかったこともあり、発見者の先生がしびれを切らして週刊誌なんかに書き始めちゃった。それが開発を断念した理由というわけでもないけど、多少でも影響があったのかなと思う。
もしかしたらイベルメクチンも同じで、大村先生が先頭に立って「コロナにも効く」みたいなことをやるのは、やっぱりやめた方がいいんじゃないのかなと、儂は思う。
特に先生自らこんなことを言うのは、どうなのかなあ。それも、マスコミでっていうのはちょっとなあと思うんだよね。あ、独り言独り言w。
「新型コロナウイルスは人工的につくられたウイルス」
「イベルメクチンは新型コロナの特効薬」
「安価なイベルメクチンの効果を認めると、新薬を開発する製薬会社の利益を損なうので政府や国際機関は承認しない」
素人がTwitterなんかで言うのとは違って、ノーベル賞を受賞した程の研究者が言えば、そりゃあここから陰謀論だのなんだのが出て来るだろうし、こういうのを利用する人達だって出て来るだろうし、当然混乱するよね。そしてその混乱が、万が一にでもイベルメクチンの効果を科学的に証明することの妨げになったりしたら、それこそ大損失。
先にも書いたように、「イベルメクチン効きます」っていうのもまったく根拠がないわけでもないんだろうから、まずはそれをきちんと科学的に検証することが最優先だと思うんだよね。例えば こんなこと(次世代型イベルメクチン誘導体というところがポイントだと思うんだ)も始まってるんだからさあ。8年って書いてあるけど、こういう研究をするのにこれくらいの期間は当たり前のこと。むしろ短いくらいかも。

これ、実は儂もちょっと懐かしい。この、土にいる菌から新しい有用な物質を探すのって、儂もメーカーの研究所にいた時にやらされてたし、抗生物質開発してるメーカーだったらどこでもやってるんじゃね? どこかに行く度に「土を持って帰って来い」って言われ、その土の中の菌が産生してる物質を調べるわけ。これって研究と言うより作業w。みんなが持って来たいろんな場所の土を片っ端から決まった手順で調べる、ひたすら同じことを繰り返すの。儂の場合は他にも仕事があったので先輩を手伝ってただけなんだけど、その先輩はそればかりやってた。その人、儂と同じ時期に転職しちゃったんだけど、もしあのままあれを続けてたら大発見してたかもwww。まさに「継続は力なり」っていう仕事なんだよね。ま、研究なんて多かれ少なかれそんなもんだけどねw。
そしてその継続がノーベル賞に繋がったわけだけど、そのノーベル賞は こんな評価 もあったんだね。

ワクチンにしてもイベルメクチンにしても、混乱のキーワードは、#性急、#単純、#短絡的、#一面的、#専門家、#権威 、、、意外とこの辺りなのかも。


P.S.
福島先生が厚労省を提訴したとかいうのを動画でチラッと見たんだけど、ほとんどニュースになってないみたい?(なんで?)
データと契約書を開示しろは仰る通りだと思う。ただ、やっぱりこれに乗っかって「そうだそうだ!」とか「頑張れ~」みたいなことが非科学領域から起きてるなって感じた(頑張れって・・・www)。先生も「科学」とか「医学」とか何度も言われてたけど、その通りなので、ぜひとも一線を画していただきたいなと、儂は思う。とにかく、科学はやっぱり冷静、客観、公平じゃないのかな。
ただ、死亡症例の解剖はやっぱり進めるべき。因果関係の解明はきちんとやるべき。端から「あり得ない」は科学的態度じゃない。
「臭い物にはフタ」式の後ろ向きは、ホント、不信感を増大させるだけだと思うわ。

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コロナワクチンのこと

2023-01-29 11:23:14 | 医薬のこと
まず

この前、躊躇してるって書いたのが今回の記事。
儂が4回目のコロナワクチンを接種した時に、ネットで反ワクチンのことを目にしたのは前に書いた通り。ネットってTwitterなんだけど、たかがツイートなので、そんなものに反応しても意味ないなとは思った。でも、中には医師や専門家(らしき人)も書いてたので、ちょっと気にはなった。
そんなこんなで、書こうか書くまいか結構長い間考えてて、その間にまたいろんことを目にし、感染者や亡くなる方も増えて来たしで、一度は書き始めた。
でも、さらにいろんなものを見て、その中には、「ここまでくるともうほとんどカルトだな・・・」っていうのも少なくなくて、ぶっちゃけ、ちょっと怖くなったw。
と言う訳で、せっかく書き始めたので一応書くことにはしたんだけど、最初に書いてたことから全面改訂した。いやいや、やっぱりコワイしw、それに最近、コロナを2類から5類に変更するなんていうニュースも流れてるから。

ま、あくまでも儂の独り言です。

あ、あとね、トカゲの話ばっかり書いててもなんなんで、たまにはこんな話題もいいかなと思ってっていうのもあるw。

儂は、学生時代は一応その筋(どの筋?w)の勉強をし、社会に出てからは約35年、製薬メーカーを初めいろいろなところで、創薬(微生物、免疫、抗生物質)および臨床試験(治験も臨床研究も)に携わってきた。なので、こういうことは、あくまでも得られたデータ(←これ重要)を材料にし、現在の科学水準(←これも重要)で客観的に考えるという立場。そして、「科学は白か黒か」だと考えるのは間違いで、科学はあくまでも可能性つまり確率だと考えてる。この記事も一応その前提で書いてるんだけど、あまり根拠もなく儂の感覚で書いてることもあるので悪しからず。(全面改訂する前はほぼ理屈だけで書いてたんだけど、それは無意味だなと思ったのでやめた。)
それと、もちろん儂が知らないことは山ほどあるから、見当はずれのことも書いてるかもしれないので、これまた悪しからず。そしてそういうことは教えてほしいです。

前置き長いな~。。。


きっかけは以下の通り

儂が最初にTwitterで目にして気になったことは、主にこの3つだった。
  1. コロナワクチンがクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)を発症させる可能性がある
  2. ワクチン接種後に死亡した患者の剖検時に異常に体温が高かった
  3. イベルメクチンはコロナに効果がある
どれも反ワクチンと思しきツイートで一緒に語られてたんだけど、1と2は、「だからワクチンはダメだ、危ない、やめるべき」という論調。でも儂的には、最初に反ワクチンという考え(信念と言った方が良いかも)があり、その理由としてこの2つが挙げられてるっていう印象だった。とにかくワクチンは反対で、その理由になりそうなものはなんでも利用するみたいな印象がぬぐえなかった。あくまでも儂の個人的印象ね。
3は、1を主張している長尾和宏先生を初め、何人かの臨床医等が効果があると主張してるということなんだと思った。


いろいろググったりなんだりしてみた

それぞれについて儂が思ったことを簡単に書くと、
  1. 本当に本当に本当の話だったら、世界がひっくり返る一大事。海外でも、ワクチンとCJDとの関係についての論文やサイトも結構あった。いくつか斜め読みすると、実際に疑わしきケースがあることは本当みたい。でも、現時点では、推測できる、考えられるという範疇を超えてないなと思った。論文によっては、元々著者たちが反ワクチンで、結論先にありきで書かれたのかなと思ったものもあった。
  2. これも論文が出てるんだけど、今の段階では、あくまでもこういうことがあったという客観的な話に過ぎない。論文にも「体温が高かったことはワクチン接種との関連性が疑われるが、さらに詳細で広範な検討が必要」といったことが書いてある。
    これ、その論文。英語だけど。
  3. イベルメクチンはメーカーが治験をして、効果が認められなかった。データを隠してるだの利権だの陰謀だのと言ってる人がいるみたいだけど、これについてはデータ云々以前に、こういう仕事をしていた人間として、そしていろいろな意味で、「製薬メーカーの人間を舐めるな」と言いたい。
    これ、神戸大の岩田先生の記事なんだけど、是非読んでみてほしい。
    この中から一つだけ引用しておく。
    医療者であっても、EBM(Evidence-Based Medicine)を理解できない人は一定数います。特に昔は、医者の“さじ加減”で患者さんに薬を処方することも多く、それを今も続けている医師はいると思います。でも、『現場の肌感覚で効果がわかる』などと言う医者はまともではありません。自分の肌感覚を疑い、検証しようとするのが科学的な態度ですし、薬が効くかどうかは二重盲検などの臨床試験できちんと検証する必要があります。

ここまでで儂が思ったことは

一般的に「反ワクチン」と一言で言われてることが多いように感じるんだけど、まずこれが問題なんじゃないのかなと思った。
あくまでも科学的に考えて反対している人達がいる。また、科学とは無関係な理由、例えば政治的?社会的?思想的?に反対してたり、過激な物言いや相手を揶揄した物言いで面白おかしく語ったりしてる人達もいる。さらには「ホントに義務教育受けた?」と思えるようなことを言って反対してる人達もいる。それらがゴチャ混ぜで「反ワクチン」って言われてるんじゃないかなと思った。ちなみに、gooにも「これ、名誉棄損じゃね?」といった趣のブログがあるのを目にして、ちょっと背筋が寒くなった。
まずは、科学的に反対なのか、それ以外の理由で反対なのかで区別して考えることが必要なんじゃないかな。
先にも同じようなこと書いたけど、ぶっちゃけ、科学とは無関係な理由で反対してる人達が、科学で反対してる人達の言ってることに乗っかっていろいろ言ってるなっていう印象もある。あ、あくまでもあくまでも儂の個人的印象ね。
そして、科学的に反対っていう意見に限っては、それなりにちゃんと聞いて議論なりなんなりしないといけないんじゃないのかなと思う。頭から「あり得ない」っていうのはちょっと違うかなと思う。まあ、「どこまでを科学的と考えるか」という問題はあると思うけどね。


長尾先生が言われていること

長尾先生が国会の委員会の参考人として話してるのがこれ。国会の場なので、これが公式の考えだということになるよね。
1と3について語ってる部分。2については直接は触れてないけど、解剖云々とは言ってるので、それも関係なくはないのかな?
ちなみに全編はこちら
発言のポイントを簡単にまとめると、
  1. 副反応、後遺症、接種後症候群の3つに区別してる。
  2. 副反応はアナフィラキシー等。
  3. 後遺症は接種当日から2週間以内に発症して著明な症状が1ヵ月以上持続した人。通学や就労等日常生活できなくなった人。後遺症の患者を200人以上診てる。
  4. 接種後症候群は接種後3ヵ月位から発症したもの。その最終形がCJD。CJDの確定診断された人が10人以上。
  5. 後遺症の患者が死亡者の数倍いる。接種後症候群はさらに数倍いる。
  6. イベルメクチンは、300人位使ったが効果があった。副作用はない。コロナ後遺症やワクチン後遺症に6~7割の効果があるのがいろんな医師の研究で明らかになっている。イベルメクチンは日本では医薬品として使えない。
  7. 後遺症を診てくれる病院が少ない。
  8. 後遺症で(?)1年以上寝たきりになってる患者がいる。
  9. 死亡例1909例のうち115例しか解剖されていない。
ということかな。


この発言について思ったこと

あくまでも臨床医として実際に患者を診ている立場での発言なんだろうと思う。もちろんこれがウソだとは言わないけど、前述の岩田先生の言葉を借りればあくまでも「肌感覚」ということなのかな。
  • 後遺症っていうのは Long-COVID のことだと思うんだけど、接種後症候群というのがイマイチよくわからない。
  • 後遺症は患者の証言がとれるから因果関係が証明しやすいと言われてるように聞き取れたんだけど、それは違うと思う。患者の証言はあくまでも主観だから、参考にはなるけど証明にはならない。証明するためには客観的、科学的な検証が必要だと思う。ただ、これはとても難しい。難しいけどやらなくちゃいけないこと。儂は、今の国(?)のやり方はこういうところがちょっと後ろ向きかもって感じてる。それが不信感を招く一因になってるような気もする。
  • CJDの確定診断患者が10人以上と言われてるけど、さすがにこれはにわかには信じられない。そもそも10で解剖されたのが115例って言われてるから、であればそのうちの10例以上がCJDだったっていうことになる。解剖した1割前後がCJDだっていうことになるんだけど。。。
  • 患者数も3や4で○○人以上という言い方だし、8でも寝たきりの患者がいるというだけで人数は言われていない。具体的な数字がわからないのは超残念。あくまでも想像だけど、やっぱりその数は極めて少ないんだろうなと思う。
    治療薬だろうがワクチンだろうが、薬っていうのは、100%効くあるいは100%安全、なんていうことはまずあり得ない。
    多くの人で効果が認められるけど、残念ながら副作用あるいは副反応が少数の人で認められる。副作用や副反応の中には重篤なものもある。でもその割り合いは極めて少ない。これが普通のことだと思う。
    ただ、一言で薬と言っても、ワクチンの場合は治療薬とは少し事情が違うかもしれない。
    治療薬の場合は、すでに罹患して苦しんでいる人がそれを治すために使う。でも、ワクチンの場合は、健康な人が病気にかからないようにするために使う。つまりワクチンを接種する前は健康だったわけで、その人がワクチンによって重篤な症状に陥ったら、例えその数がどんなに少なくても、それはあまりにも理不尽。重篤な副反応に遭遇した方は本当にお気の毒だと思う。ここが反ワクチンを真面目に(←これ重要)主張する大きな理由の一つなのかなとは思う。
  • 6で医薬品として使えないと言われてるけど、これ、多分言葉足らず。イベルメクチンは日本でも医薬品として使える。ただしコロナには使えない。
    イベルメクチンについて、それほど確信があるのであれば、効果が出そうなデザインで臨床研究でもやればいいと思う。臨床試験はやり方次第っていうところもあるからね。ただ、スポンサーを見つけられるかが問題だけど、それをやらずに、ただ効いた効いたと言ってるだけでは何も解決しない。それどころか、試験やって結果が悪かったら困ると思ってるんじゃないかとさえ勘ぐってしまう。
    予断だけど、儂、かつてガンの免疫療法薬の開発に携わっていた時、肌感覚がいかにあてにならないかを経験してる。
  • 例え人数が少なくても、その時点でワクチンとの因果関係がはっきりしなくても、苦しんでる人がいるなら全力で治療するのは当たり前。それはこの先生の言われる通りだと思う。これについても、ちょっと後ろ向きかなと感じてるというのは前述の通り。
実は儂、長尾先生のお名前は結構前から存じあげてた。儂の父親が認知症で在宅介護してた時に、先生の本を読んで参考にさせていただいこともある。
この先生、患者にとってはとっても良い先生なんだろうなと思う。でも、残念ながら、それとこれとは話が違うんだよねえ。
肌感覚が科学的かと言われると、確かに「・・・」となる。


この独り言、ここでまだ半分ちょっとです🙇‍♂️


儂はどう考えてるのかと言うと

儂自身はこのワクチンのことを最初はこんな風に考えてた。そしていろいろな結果を目の当たりにした今のところは、「ある程度の効果はあって安全性も許容範囲なのかとは思うけど、決して褒められたもんじゃない」と考えてる。一番酷いなと思ってるのは、次の2つ。
  1. 副反応の発生率の高さ
    例え軽度だとしても、この発生率はちょっと酷くないか?
  2. 接種頻度
    こんなに短いスパンで何度も接種しなくちゃいけないものが、果たしてワクチンと呼べるのだろうか。
それと、今出てるものは違うけど、このワクチンが出始めた頃は保管にディープフリーザーが必要だった。儂、最初にこれを聞いた時、「もしこれが通常の薬やワクチンだったら、マーケティング部門あたりから『こんなもの売れん』の一言で一蹴されただろうな。」と思ったw。
と、なんだかんだで、今のワクチンはとても「製品」と呼べるものではないというのが儂の意見。
もっとも2については、FDAがこんなことを言い出したみたい。これでうまくいくならそれにこしたことはないよね。

もう一つ、儂がちょっと危惧しているのは、例えば5年先10年先に何か不都合が起きなければいいなということ。不都合が起きる可能性があると言ってるわけではなく、わからないという意味なので、くれぐれも誤解なきよう。

儂は、このワクチンは、今の医学や科学のレベル(常識と言ってもいいかも)で判断する限り安全なんだと思うし、これまでに出て来てる結果からもそう思ってる。でも、それはあくまでも現在の知見での話。この先、「だからあの時やめておけば良かった」と言われる時が来る可能性だってないとは言えない。だって、今現在わかっていないことは山のようにあるし、研究が進んで、今正しいと思われてることが正しくなくなるなんて、決して珍しいことじゃないから。

だからそういうものを使うのは間違いだっていうのもわからなくはない。でも、そういうレベルのものを急いで承認して使わざるを得なかったというのが、本当のところなんだろうと思ってる。言ってみれば、背に腹は代えられないっていうことかな。今のワクチンは、世界がこれほどの特別な状況でなければ、多分陽の目を見てなかったかも。

この先「それ見たことか」になったとしても、その時点で出来得る限りの対応をするしかないんじゃないのかなというのが今の儂の考え。そういう科学レベルの時代にこういう感染症に遭遇しちゃったんだから仕方がない。

コロナ禍になってまだたった3年だから、とてもとても何かをはっきりと言える段階じゃないと思う。今の段階では、効果があるという可能性の方が効果がないという可能性よりも高くて、安全だという可能性の方が危険だという可能性より高いとしか言えないんじゃないかな。
ただ、可能性の低い方ばかりにフォーカスしていろいろ言うのは、やっぱりちょっと違うかなと思う。これは、心配性の儂とは思えない発言だw。

まあ、研究が進んですでに分かってきたこともある。例えばこれ。
ちょっと前までこれも危ないんじゃないかとか言われてたと思うけど、そうでもないかもっていうことがわかってきてるみたい。ね、杞憂っていうことだってあるのよ。


ちなみに

今一般的に言われてる「効果がある」とか「安全だ」というのは、主に、実際に出て来た数字を統計的に処理し、その結果で言ってること。つまり疫学と言っていいのかな。科学的に反対っていう意見も概ねこれ。同じデータでも処理の仕方によって結果が違ってくることがあるし、解釈という問題もあると思う。
ただし、反ワクチンの医師とか専門家と言われてる人達のサイトには、実際の数字と共に明らかにおかしい解釈が書いてあるものもある(全部じゃないよ)。だいたいそういうのは、一面的にしか見てなかったり考えてなかったりしてる場合が多いように思う。

これとは別に、もっと「細かいレベルの研究」(例えば生化学だったり免疫学だったり分子生物学だったりetc.だったりなわけだけど、 面倒なので「細かいレベルの研究」と書くw、つまり、一般の方がイメージするような白衣着て試験管振ったり顕微鏡覗いたりするようなやつねw)も、もちろん世界中で進んでる。
例えば先のリンク先でも書いた岐阜大の神経内科のProf.が書かれてるこのブログ、ここには疫学的な論文も細かいレベルの研究の論文も紹介されている。毎回大変ありがたく読ませていただいて、とても勉強になっている。

このように、疫学でも細かいレベルの研究でも、世界中の多くの研究の結果が積み重なってだんだんと本当のことがわかって来る、いや、本当だと言える確率が上がって来るということか。だから儂は、先に書いたように「まだたった3年」だと思うわけ。


最近話題になってること

コロナ感染症を今の2類から5類に変更するということ。一番の理由は、やっぱり経済的なことなのかなとは思う。でも、それだけで決めていいことじゃないことは確か。とは言え、経済のことも間違いなく重要。
儂は医者でもないし経済のことは素人。賛成してる人の言ってることを聞けばその通りかもと思うし、反対してる人の言ってることを聞けばやっぱりその通りかもと思う。つまりよくわからないということw。
ただ、5類になったからコロナはもうおしまいということにはならないんじゃないかなと思う。
そんな儂が見た範囲では、今のところこれが一番わかりやすかった。
さて、どうなるか。

それと、1週間位前にこんな記事が出た。
こうやってどんどん新しいことがわかってくる。「じゃあ高齢者にワクチン接種しても無意味じゃん」、なんていう声も聞こえてきそうだけど、そんな短絡的な話じゃないからw。これについても書きたいけど、キリがなくなるのでとりあえず今回はここまで。


書いては消し書いては消しでやっと書き終わった、疲れたw。
やっぱり長くなってしまった。。。


P.S.
一つ書き忘れた。このワクチンが治験中だと言ってる人がいるけど、それは間違い。法律で定められてる治験をして、その結果で申請をして承認されてる。そして実際に使用してみて、その結果を集めてさらに検討している段階。これはこのワクチンに限ったことではなく、法律に則って普通に行われていること。と言うか、やらなくちゃいけないこと。その法律自体がおかしいんじゃないかという意見も目にしたんだけど、そこまで言い始めるとカオスw。
今回のワクチンについて言えば、その治験が本当に十分だったかどうかはかなり疑問が残るけど、必要最低限のデータは集められたんだろう、というのが儂の意見。
もう一つおまけ。一昨日、Twitterで「イベルメクチンを黒糖で培養した」なんていう目を疑うようなツイートを見た。そこから「イベルメクチンは○○にも●●にも効く」みたいなツイートも見た。バカも休み休み言えっていう言葉があるけど、そんな言葉も吹き飛ぶようなレベル。良い子は絶対マネしちゃだめだからねw。

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ゾコーバ雑感

2022-11-24 20:30:37 | 医薬のこと
皆さんお待ちかね(そうでもない?w)のゾコーバが承認された。

ゾコーバについては、毎度のことながらこのサイトがわかりやすい(と言っても結構専門的だけど)ので、読んでみて下さい。あ、なんだったらここで質問も受け付けますがw。
大した副作用はないみたいだけど、やっぱり併用禁忌あるいは併用注意の薬はたくさんあるね。まあこれは薬の性質上仕方がない。

承認されたと言っても緊急承認。儂的にはこの薬が緊急承認の条件に合致してるのか、イマイチわからない。
これ以外にも儂がよくわからないと思ってることがあるんだけど、それがほぼ全部ここに書いてあってワロタ。
まず、「緊急承認の条件に合致しているのかわからない」というのは、まさにこれ。
島田眞路・山梨大学学長は、緊急承認の要件として、他に代替手段がないことが条件になっていることを挙げ、「他にパキロビッドやモヌプラビルなどの有用な薬が既に承認されている。これが使われないまま放っておかれているのが問題なので、厚労省は新薬の話ばかりせず、既存薬の使い方を指導すべきだ。他に代替手段はある」と指摘。
厚労省は、「他に代替手段がない」要件については、国民への安定供給という観点から国産の医薬品はこれまで承認されていないこと、重症化リスクの因子のない患者に投与できる治療薬としては既存のものはないとして「代替手段がないという要件は満たしているのではないか」と回答した。
島田学長は「パキロビッドを200万人分買い上げて、たった5万人分しか使えるようにしていないのはどうなのか。こういうのを使えるようにするのが第一。リスクの低い人は風邪症状があれば風邪薬を飲んでおけばいい。詭弁だ」と強く批判した。
儂、この200万人分買ったうち、5万人分しか使えるようにしてないっていうことは知らなかった。これ、本当だとしたらとんでもないことだと思うけどね。「国民への安定供給という観点から国産の医薬品はこれまで承認されていない」かもしれないけど、ゾコーバは半分の100万人の契約じゃないの? 国産だから追加注文いつでもカモ~ンっていうことなの?

また効果については、今回の結果を見ると有意差がある(しかもプラセボ対照)ので、確かに効果は推定できるだろう。ただ、
「まず主要評価項目を都合の良いように、つまり有意差が出やすいように途中で変更したことは問題です。12症状から5症状に変更したということですが、十分な根拠がない。臨床的に意味のある症状に絞ったのならまだわかりますが、単に有意差が出やすくなったというだけでないのでしょうか?」
「また、12症状であっても、5症状であっても、そもそもこの評価項目は国際的に評価されるような評価項目(エンドポイント)でない」と批判する。
「国際的に評価、日本でも承認になった軽症患者への薬剤として、モルヌピラビル(ラゲブリオ)の主要評価項目が『入院』『死亡』であったように、重症化、死亡などの指標を用いるべきであったと思います」
というのは、儂が考えていたのとまったく同じ。特に、12症状を5症状に絞ったというのは、有意差が出るであろう症状を選択したと言われても仕方がないんじゃないのかな。
これについては、今回の審議会の資料に言い訳のようなものがあって、これもワロタ。開鍵前の変更だから問題ないって書いてあるけど、前相の試験結果から十分推測はできたんじゃないのかなと。
さらに、効果が推定できると言っても、
「ゾコーバは5つの症状(鼻汁・咽頭痛・せき・発熱・倦怠感)の罹患期間を短縮するといいますが、 正直、大した効果ではないと思います」
「現在、新型コロナの治療に用いられてきた抗ウイルス薬の効果は『重症化・入院・死亡を減らす』ことです。一方、この新しい抗ウイルス薬は非重症患者の自覚症状の改善を対象としたもの。 いわば『高級かぜぐすり』です。 8日が7日になるなど、無視できる程度の差です」
「これまで1錠10円程度の使い慣れた薬の組み合わせで対処できていたものを、1回の治療あたり何万円という薬価の抗ウイルス薬に置き換える必要があるのでしょうか」
儂は医者じゃないけど、医師からこういう意見が出てくるのはよくわかる。患者の立場としても8日が4日位になるなら歓迎だけど、24時間程度の差で何万円も払うの?って思っちゃう。自分の懐は痛まないからなんていう問題じゃないwww。

あと、これを読んで呆れた。
承認前にゾコーバの運用について自治体の説明会で厚労省が説明したことが指摘され、「部会を無視するようなことはあってはならない。そのようなことは謹んでいただきたい」と申し入れがあった。
これって、もしかして最初から承認ありきだったっていうこと???

まあこれら以外にもいろいろ???なことはあるんだけどね。

少なくと言えるのは、ゾコーバが出たからもうコロナ騒動は終わりで、マスクも手洗いも換気も必要なくなって人込みなんか怖くな~い、なんていうことにはならないんじゃないかなということ。

コロナは風邪じゃないし、ゾコーバは風邪薬じゃない(↑に「高級かぜぐすり」って書いてあるけどwww)。もちろん普通の人がドラッグストアに行って「ゾコーバ下さい」って言って買える薬じゃないし、病院に行って「ゾコーバ出して下さい」とも言えない薬。処方可能な条件が厳しく決まってるからね。
まあ、もし誰にでもバンバン使うようなことになったら、耐性ウイルスもバンバン出て来て、この薬、あっという間に使えなくなるだろうけど。 
34例中10例(約30%)に変異が認められた・・・結構多いのでは・・・?
あれ?その憂き目を見たゾフルーザもこのメーカーじゃなかったっけ?w
インフルエンザ治療薬のゾフルーザ(バロキサビル)の二の舞にはなって欲しくありませんね・・・。

もし今回の緊急承認の一番の目的が「日の丸バンザイ!」だったとしたら、本当に呆れる。でも、儂にはそうだったとしか思えないんだよね。ホント、ナマ臭いというかキナ臭いというかだわ~。

P.S.
儂、これを書くにあたって、CTDの臨床パートをはじめ、いくつかの資料を超高速斜め読みしただけなので、見当違いのことがあったら悪しからず。

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ちょっとだけコロナのこと

2022-09-14 18:07:08 | 医薬のこと
知り合いのマリサポがコロナになった。
そして、幸いなことに全快(多分w)して、SNSにその経過を書いていた。
それを見て、何かの参考になるかなとも思ったので、本人の了承をもらい、少しだけ修正してアップすることにした。
  • 8/22(月)
    夜中に相方(注by儂:同棲中w)が38.2℃の熱発。
  • 8/23(火)
    朝一でT病院の発熱外来に電話。運良く昼過ぎの予約が取れ、通院。
    予約開始は8時半からだったが、30分くらいはつながらずにリダイヤルし続けた。
    病院に着いて発熱外来エリアで問診を受けから外の検査室に。検査室に行く時に外の空気を吸えて少し落ち着いたのか、熱以外は普段と変わらない様子だった。
    後に思ったが、外出はダメでも、ベランダ等で少しでも外の空気吸った方が良い気がした。
    自分は濃厚接触者なので、この日から外出禁止に。
    そして自分も夜中から38.7℃の熱発。以下は自分のこと。
  • 8/24(水)
    朝は起きれなかった。T病院の発熱外来の予約は取れず。
    13時から予約なしで診てくれる別の病院の発熱外来に行き、コロナ検査陽性。
    症状は熱だけで頭痛、吐き気、食欲不振、喉の痛み等は無し。
  • 8/24(水)~8/26(金)
    高熱と戦った❗❗(←このビックリマークは本人の書いたものw。かなり辛かったらしいのでそのままにしたw。)
    熱のピークは25日(木)に病院に行く前で、40℃をちょっと超えた。(注by儂:病院に行ったのは24日?25日? それとも25日のもう一度行った?)
  • 8/27(土)
    薬のおかげでこの日辺りから熱は下がって来て、高い時でも38.0℃位。
    ただ、昼間は37℃前半で落ち着くが、夜になると上がる傾向。
    熱に関しては相方も同じだった。
  • 8/28(日)
    この日あたりから熱も微熱程度に下がり、サッカーの試合を60分位見れるほどに回復。
    食欲も発症してから上がったり下がったりしていたが、カツカレーの普通盛りを食べれるまで回復。(注by儂:ここでカツカレーはさすがだwww。)
  • 8/29(月)
    症状に変化なし。
  • 8/30(火)、31(水)
    療養期間で一番辛い2日間だった。
    30日(火)の夕方あたりから水様性の下痢になり、お尻の中がヒリヒリ。サッカーの試合後の軽い脱水状態のようだった。
    31日の昼に正露丸を飲んだら治まった。(注by儂:飲んだ時期が治る時期と重なっただけなのか、あるいは本当にクレオソートの効果だったのか要検証かも。もし効果があったのなら、わりと有用な情報?)
  • 9/1(木)
    相方はこの日で療養期間終了。
  • 9/2(金)
    今までの状態が嘘のように、2人とも動けるようなった。
  • 9/3(土)
    自分の療養期間終了。
    少しダルい、と言うよりフワフワした感じだったけど、枝豆食べてノンアルコールビールを飲みながらガス戦(注by儂:⚽東京vsマリノス)見てギャーギャー言ってた。
    試合が終わったあと、二人で家の周りを30分くらい散歩。普通に歩いて動けるまで回復した。
  • 9/4(日)
    仕事に復帰。
  • 9/5(月)
    サッカーの試合に復帰し、45分間プレーした😄。
    ついでに、動けなかった時の鬱憤晴らしの4ゴール(笑)。
全快してから本人とLINEでやり取りしたが、その時の本人の感想も簡単に書いておく。
  • かなり個人差がある病気なんじゃないかと感じた。
  • 今回は自分はラッキーだったと思う。
  • 相方の様子を見ていて、女性は生理の影響もかなり受けるんじゃないかと思った。療養期間の後半はずっと気持ち悪いと言ってた。一番のピークは生理の4、5日目で、胃液しか出なかったけど、ずっと嗚咽して吐いていた。でも生理期間が終わるとコロっと元気になってマックを食べれるくらいに復活した。そこからは右肩上がりに回復していった。
  • キッチンに立つだけでも汗がダラダラ滝のように出た。部屋の温度が30℃でも高熱出して身体が狂ってるからグチャグチャ。だから、ポカリスエット2㍑ボトルが10本あって良い。それから2㍑の水も。キッチンに行くのも辛いから手の届く場所に紙コップと水は用意しとくと楽。
  • 普通に食べれないので、ミカンゼリーとかヨーグルトの消費が激しかった。
  • 一番助かったのは、スーパーの宅配サービス。近所でやってる場所があれば、それを登録しとくと便利だった😄。
  • 食欲があって吐かないなら、出前館とかUberとかで食べれるものを頼んで、ご飯食べて薬飲んでとにかく寝る。これが一番効くかも知れない。
なお、処方された薬は、
本人は、カロナール(解熱)、デキストロメトルファン(咳はなかったみたいだけどね)、トランサミン(咽頭痛、発赤、腫脹の軽減)で、相方さんはこれに加えて(?)、レバミピド(胃の症状があったからか)、カルボシステイン(去痰や気管支の抗炎症)
らしい。まあ、ほぼ風邪の時の処方かな。コロナの薬が出なかったということは、軽症だし年齢も考慮すると重症化のリスクはないという判断だったんだろうね。
それでも、本人は「もう二度とかかりたくない」と言ってた。想像以上に辛かったみたい。やっぱりインフルエンザの比じゃないと思うわ。

今でも、絶対に舐めたらあかん病気だと思うけどねえ。

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新しいコロナの薬のこと

2022-07-21 14:48:34 | 医薬のこと
トカゲやマリノスの事ばかり書いててもなんだから、超久しぶりに医薬のことを書いてみる。

コロナの薬の新しい経口治療薬「ゾコーバ」の緊急承認が見送られて、継続審議になった。


なお、儂は現時点ではデータを見てない(探せない)。あくまでも ↑ の記事に書いてある程度の情報しか持ち合わせていない状況で書いているので、悪しからず。

まず、テレビでコメンテーターなる人達がこの判断を批判してるのを見たけど、「素人が何言ってんの?」と思ったw。「専門家でも批判してる人がいる」とも言ってたけど、「その専門家はデータを見ていないのでは?」と思うんだけどね。
「政治的に判断」だの「政治が責任をもって」なんて言ってたけど、薬の有効性や安全性を政治的に判断しちゃだめでしょwww。

そして、リンクの記事を読んで「その通り」だと思ったのはこれ。

「呼吸器症状をピックアップしてちょっと有意差があったと言うが、後からエンドポイントをいじるのはご法度。有意差が認められるところをピックアップするというのは、臨床試験としてあってはいけないこと」 (医薬品第二部会委員:山梨大学学長 島田眞路氏)

ちょっと専門的過ぎるせいか、ほとんどのマスコミでは報道されてないけど、これはかなり重要だと思う。
このやり方って“後追い解析”とか言われて、儂がメーカーにいた頃はわりと普通にやられてたし、儂もやってた。比較試験で差が出なかった時に、得られたデータを見て、良さげなところだけを引っ張り出して解析すると、差が出て来ることがあるんだよね。まあ後追い解析自体は、例えばデータの傾向を見たりするために今でもやってると思う。でも、それで有意差を出して申請に利用するなんていうことは、てっきりもうやられてないと思ってたので、ちょっとビックリ。

それから、今回の「ゾコーバ」は緊急承認制度というのを利用して承認申請してる。この制度って、簡単に言うと、

A.緊急性に関わる要件
  1. 国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがある疾病の まん延その他の健康被害の拡大を防止するため緊急に使用されることが必要な医薬品である。
  2. 当該医薬品の使用以外に適当な方法がない。
B.代替性に係る要件
  1. 申請に係る効能又は効果を有すると推定される。
  2. 申請に係る効能又は効果に比して著しく有害な作用を有することにより医薬品として使用価値がないと推定されるものでない医薬品。
を満たせば、緊急的に条件付きで承認するということだと思う。何しろ新しい法律なので昔人間の儂にはよくわからないw。
であれば、今回は、まずA-2に合致しないんじゃないのかなと思うわけ。すでに経口のコロナ治療薬として、少なくとも「ラゲブリオ(一般名:モルヌピラビル)」と「パキロビッドパック(一般名:ニルマトレルビル、リトナビル)」の2つが出てる。しかもどちらも軽症~中等症対応かな。使用制限が厳しくて使いにくいということがあるのかもしれないけど、じゃあ「ゾコーバ」だったら使いやすいのかっていうことが今一つハッキリしない。前出の記事を読む限りは、これらの薬と同じように催奇形性薬物相互作用があるように読める。ただ、儂には、今のところはその程度の差がわからないので、そこはなんとも言えない。
そして、Bの要件についてこの記事には、「主要評価項目(プライマリエンドポイント)のひとつとした12症状合計スコアの推移はプラセボ群と概ね同様」なので「申請効能・効果に対する有効性が推定できるものとは判断できず 」とある。つまり、現段階ではB-1はわからないということになる。
と言う訳で、要件AもBも満たしているとは言えないんじゃないのかなと思う。

緊急承認制度の趣旨の通り、他に治療法がない、薬がないというのならば仕方がない。「はっきりしないけど使ってみよう」っていうのも全然有りだと思う。でも、少なくとも現状他に薬や治療法があるわけだし、効能効果だって、禁じ手の後追い解析が必要な程の怪しさなわけだから、儂は、今回の継続審議の判断は妥当だと思った。

コロナ流行の最初の頃、マスコミはしきりに「ある程度効果が見込めるならアビガンを許可しろ」って言ってたけど、多分、許可しなくて良かったと思う。
結局、コロナに対しては効果がハッキリしないまま。試験も中止されたのかな?
「ちょっとでも可能性があるものは国民のために許可すべき」というのは、いくらなんでも暴論じゃないかと思う。そもそも、その費用はどうするの? コロナの場合、患者の懐は痛まないかもしれないけど、メーカが無償提供してるわけじゃないんだから、結局、国民全員で払うことになる。しかも、この類の薬はだいたい高価だから、後から「やっぱり効きませんでした~」なんていうことは許されないと思うけどね。
まあ、効果がなかったらお金返してくれるっていうんだったらいいけどさw。
また、国産の薬が欲しいというのもあるのかな。この気持ちは儂もとってもとってもよくわかる。でも、それがなかなか叶わないのはなんでだろうね。国産メーカーは開発力がないから? その通りなんだけどw、じゃあそれはなんでだろうね。そこをよくよく考えないとダメじゃね? と思うわけ。

あと、「ゾコーバ」や他のコロナの薬のことはこのサイトがわかりやすいので、もう少し詳しく知りたい方は読んでみて下さい。

と、ここまではちょっと真面目に書いてみた。でも、今回継続審議になったのにはまた別の理由があるかのかも~、なんて、陰謀論が好きな方からは、そんな話も出て来そう。なにしろ、この業界は伏魔殿みたいなもんだからねえwww。
ちなみに、儂は陰謀論にはまったく興味ない。(キッパリ


写真が全然ないのも寂しいので、去年の今日のぼあちゃんをどうぞ。
「パパ、難しい話は似合わないわよ」w。


ぼあちゃんに「難しい話は似合わない」と言われたんだけど、2022/7/22 21:08 にちょっと追記。
今日の某大手新聞の社説にこのことが書いてあった。正直、「個人ならともかく、社説なんていうもので、素人が何を言ってるのか」と思った。
これを書いた人は、「緊急承認制度」をちゃんと読んでいないのか、あるいは読んだけど理解できていないのかのどちらかじゃないのかな?
正しく理解できるまでよ~く読むか、あるいは、わからないんだったらわかるまで専門家に聞いてほしい。まあ本人がわかったつもりになってるんだったら、どうしようもないわけだけど。
『コロナの被害を防ぐためには限られたデータから有効性を「推定」すればいいはずではなかったか。』とか書いてるんだけど、今回の結果からは、その「推定」が出来ないんじゃないのかな? なぜなら、主要評価項目でゾコーバ投与群とプラセボ投与群との間に有意差がなかったんだから。
そしてまったくあきれたのが、『判断がつかないのなら「継続審議」という結論じゃなくて「承認せず」にすべきだった。』と書いてること。
今回はPhase2bのデータまでしか出てないんじゃないの? Phase3のデータはこれから出て来るんじゃないの? そしてその結果も踏まえて、もう一度審査しようということでしょ。そのための継続審議でしょ。

この社説の件、さっき、某外資系製薬メーカーの開発にいる知り合いのマリサポ(まだ現役)とちょっと話したんだけど、やっぱり儂と同じようなことを言ってた。
また、Twitterで某Dr.が「製薬メーカーの提灯持ちか」って切り捨ててたw。

儂の現状の情報源は、あくまでも先にリンクした記事がメインだし、大新聞社の社説を書くような方だから、もっと詳しい情報を持ってるのかもしれないけど、少なくともこの社説からはそれは読み取れない。
医薬品のことは専門的なことが多いので、一般にはよくわからない人が多いと思う。そういう人達に向けて、こういう不正確(と儂には思える)な意見を大新聞が発信するというのはいかがなものか、と、医薬品の開発や臨床試験に関わってきた者として強く思う。

あの新聞、サッカーのことはわりといいこと書いてることが多いのに、残念w。

コメント
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あくまでも個人的意見です

2020-11-21 17:59:17 | 医薬のこと
最近、ファイザーやモデルナが開発しているコロナのワクチンの話題で持ち切り。そりゃあ世界中がこういう状況だから期待も大きくなる。おまけに、有効率が95%前後とか聞くと「スゲー!」って思うよね。
マスコミも、「日本もこの2社と契約してるから来年には使えるようになるかも」などということを盛んに報道してる。
これで昔の生活に戻れるじゃんって考えてる人も多いかも。

でも、たとえこのワクチンが使えるようになっても、多分、儂はすぐには接種しないかな。というか、接種したくない。
理由は簡単、

怖いから。

儂がよく見ているProf.のブログで、ある論文が紹介されていた。儂はこれまでワクチンの開発には携わったことがないので、まったく知らなかったんだけど、2010~2020年の間に、FDA(アメリカ食品医薬品局)は21のワクチンを承認していて、それらの臨床開発期間は約8年間(中央値)であり、また各ワクチンは7つ(中央値)の臨床試験の結果に基づいているということみたい。さらに、重篤な有害事象については少なくとも6か月間追跡調査されたとのこと。

今話題のファイザーのワクチンは、臨床に上がってから多分まだ4、5ヶ月程度じゃないかと思うんだけど、違うかな?
確かに有効率は驚異的に高いかもしれないけど、これだけの試験しかしていなくて、副反応の評価が十分にされているとは、どうしても思えない。

おまけに、今回のワクチンは両方ともmRNAワクチンというタイプのもので、いわゆる核酸医薬の範疇に入るものだと思う。これ自体は昔から研究されてはいると思うけど、ワクチンとして実用化されたものはないんじゃないかな。

現在のコロナの重症化率とか死亡率と、このワクチンの未知の部分を天秤にかけると、やっぱりどうしてもすぐに接種しようとは思わないんだよね。

まだまだ当分の間はマスクと手洗い、人との接触をできるだけ避ける、これしかないと思うけどねえ。
ま、あくまでも個人的意見ですけど。
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アビガン

2020-05-20 17:02:17 | 医薬のこと
ずいぶんと話題になってるこの件、


正直、ホッとした。
いや、別に有効性が認められなかったことじゃなくて、これでとりあえず拙速に承認されることがなくなった(だろう)ことにね。
前にも書いたんだけど、治験の結果が出る前に、観察研究とか臨床研究のデータが良ければ承認する方針みたいなニュースを見た時、儂、マジぶっ飛びましたwww。
いくら一刻も早く治療薬が必要だからと言ったって、こんなことしたら絶対にダメですわ。
治験を急ぎ、申請を急ぎ、審査を急げばいいだけでしょ。特に、申請や審査にかかわる事務処理や事務手続きを超高速化して下さいな。


ってさあ、臨床研究の結果は待たなくていいですから、治験の結果だけを待って下さい。
ホント、お願いしますよ〜。


ちなみに、アビガンは新型インフルエンザの治療薬としてはすでに承認されている。
で、インタビューフォームを読んだんだけど、「これでよく承認されたな」というのが儂の個人的な意見。(あくまでも、あくまでも、あくまでも個人の見解です。)

勝手なこと言い放ってごめんなさいね~。
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ワクチンとマスク

2020-05-19 12:48:58 | 医薬のこと
儂はワクチンはそう簡単にはできないだろうと思ってるんだけど、


ということらしい。
ただ、この類のものはあくまでも"報道"だし、"株価"なんていうオマケもついているので、少々気をつけないといけないかも。
もし早々に効果があるものが開発できたとしても、今度はそれを増産しないといけないわけ。しかも今回は世界中で接種できるだけの量が必要なわけだから、ことはそう簡単ではないと思うんだけどな~。
まあ、儂はワクチン開発の経験はないからよくわからないけど、ワクチンは希望の光なので、儂の予想が良い方にハズレてくれれば万々歳ですわ。


それから、これ、大学の後輩に教えてもらったんだけど、結構期待できる研究結果かも。


早く追試して、臨床での試験もやってほしいぞ。
そもそも、コロナがここまでになるまでは「マスクなんか意味ないよ~ワハハハハ」って言ってたのに、今はひたすら「マスクマスクマスク」じゃんwww。
専門家的には「自分がうつらないためじゃなくて、他人にうつさないため」ということだと思うんだけど、多くの人がそう思ってないんじゃない?
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レムデシビル

2020-05-03 10:04:45 | 医薬のこと
1週間前にアビガンのことで忽那先生が書かれたものを紹介したので、今日は話題のレムデシビルについて、やっぱり忽那先生が書かれたものを紹介します。
忽那先生が書かれている、
臨床的改善までの時間が短くなるとはいえ、新型コロナの患者さんにレムデシビル投与しても亡くなる患者さんはプラセボ群と同程度いるため、劇的に効く薬剤とは言えないようです。
の通りなんだろうなと思う。
ただ、治療薬がない現状では、重症患者が少しでも回復する可能性があるのであれば、必要な薬ではある。
それから、ここでは有害事象や副作用(有害事象と副作用は違います)のことにはほとんど触れられていなくて、効果のことがメインなんだけど、元のプレスリリースや論文等を読むと、そこそこリスクもあるみたい。
こういったことを考えると、「もし他に治療薬あるいは治療法があるんだったら、まだまだ承認まではいかないレベル?」じゃないのかと思う。
ただしこれは、あくまでも玄人のような素人である儂個人の考え。

ちなみに、以下の記事は少々専門的かもしれないけど、効果や有害事象・副作用の数字をまとめてあるので、参考までに。

(13:20 少し文章直しました)
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