グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

海霧に霞むイタンキ浜

2015年07月30日 | 室蘭イタンキ浜



 イタンキ浜に、太平洋の大海原から暖かく湿り気のある空気が流れ込む。浜の上空には薄い雲が広がる。
時折り、潮風に運ばれてくる海霧が浜の周りの
景色を霞めるように流れて行きます。






 浜の後方の草むらの中で、ツリガネニンジン(釣鐘人参)が青紫色の可憐な花を咲かせています。草名の
「・・・人参」は、根の形が「高麗人参」に似ている事から。







 エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)が、群落を飛び石状に点在させ淡紅色の独創的な花を咲かせていま
す。他の自生地では花の時期を過ぎましたが、イタンキ浜は今が花の盛りです。






 ハマナス(浜茄子)が早くも果実を色づかせ始めています。赤く艶やかな実と濃緑の葉との取り合わせが、
鮮やかに目に映り込んできます。

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3日ぶりの青空です

2015年07月28日 | 室蘭の景色



 午後になり、周辺の景色を霞めていた大気が突如として消滅。一変、清々しい夏の空が現れる。先々週
から時折り青空が覗く日もありましたが、ほぼ曇り・濃霧・にわか雨の連日。近年、稀に見る7月の天候です。










 オオハンゴンソウ(大反魂草)。夏の空を背景に咲く黄色い花は目に爽やかに映る。今は野の花ですが、
明治時代に北アメリカから観賞用に導入された帰化植物です。












 「秋の七草」のひとつヤマハギ(山萩)が早くも紅紫色の花を咲かせ始めました。下の画像はナンテンハギ
(南天萩)、
葉の形がナンテンに似ていることが和名の由来です。










 エゾニワトコ。漢字表記では「蝦夷接骨木」とやや解読困難なスイカズラ科の低木です。林縁や道路わき
の藪の中で一際あざやかな赤い実をみのらせています。

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雨降りの一日

2015年07月25日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 昨夜の未明から雨が降り始める。夜が明けてからも断続的に雨足を強める。なにし近ごろは、晴天の日
が長く続かない。
昨日の日中の天気は快晴で夏日。今日は豹変したかのように一日いっぱい雨が降り続く。
  庭で咲いていた花々は、強い雨に打たれて茎をうな垂れてしまいました。一方、屋内で育ている鉢植えの
植物は元気ハツラツ。一斉に花を咲かせています。(画像の花は、有茎種のストレプトカーパスです)





 シロミナンテン(白実南天)が、独創的で可憐な花を咲かせ始めています。元々の植栽適地は、本州以南
の比較的暖かい地域。十数年前に本州から持ち帰り、鉢植えで育て続けています。





 品種不詳の四季咲きゼラニウムです。画像の左角、オレンジ色の花は栄養系ゼラニウム、アメリカーナ・
コーラル。さらに、下の画像はベラルゴニウム・エンジェルアイズ。今、どちらも盛んに花を咲かせています。


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久し振りに晴れ間が広がりました

2015年07月23日 | 室蘭の景色



 このところ、曇り空の下・霧雨・にわか雨あわせて高温多湿の日が続いていました。17日に記事を投稿し
てから約一週間。今日は午後になると空模様は一変、夏のさわやかな空が広がる。
                       カメラアングルは室蘭港の一角、小型船舶の船溜まりからの光景です。

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白鳥大橋と赤灯台

2015年07月18日 | 室蘭の景色



 室蘭港を跨ぐように架かる白鳥大橋の全長は1,380m、主塔の高さは140mと東日本最大の吊橋です。
今日の朝は、数日振りに湿り気の多い大気は消えさる。大橋の景観に華を添える、空や海そして対岸の景色
がスッキリと姿を現しました。



 撮影時に白鳥大橋の下を大型鉱石運搬船が航行。橋桁の高さ54.45mは26万トン級の鉱石運搬船
のマストの高さ51mを基準として設計されています。






 白鳥大橋の真下。内防波堤(南防波堤)の先端に赤灯台が佇む。近寄って見ると、外壁の全ては小さな
正方形のモザイクタイル張り。建設から30年が経過、当時の斬新な施工に目を見張る。
 おそらく、この灯台は釣り人を除く、市民の殆どの人達はまじかに目にした事がないかと思う。室蘭港の隠
れスポットの一つです。




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朝景色

2015年07月17日 | 室蘭の景色




 遠くの山々が朝もやに霞む。撮影時の気温は18℃、爽やかな風が通り抜ける畑作地帯の朝景色です。


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潮の香漂う 追直漁港

2015年07月15日 | 室蘭の景色



 追直(おいなおし)漁港は市街地に隣接する、風光明媚な市内で最も規模の大きな漁港です。沖や沿岸
 の海域は良漁場。スケソウダラ・鮭・イカ・毛ガニ・ウニなど水揚げされる魚種は豊富。さらに、漁港の一角
 では高級魚のクロソイや、ホタテ貝の養殖も盛んに行われています。






 ウニ漁です。水中メガネを口で固定し海底を覗き込む。片手には、長い柄のついたタモを握る。もう一方
の手でスラスターで操船。さらに、足で櫓を操る。ウニの採取は身体全体を使っての漁です。









  漁港の護岸にはコンブが密生。ちょうど干潮の時間帯、波に揉まれ揺らぐコンブです。 






 漁業の周辺の草薮中で、エゾカワラナデシコが淡い紅色の可憐な花を咲かせています。






 外海側から眺める絵鞆半島です。海面からそそり立つ標高199mの測量山の頂には、NHKや民放各社
の電波塔が林立しています。
画像からは想像できにくいと思いますが、半島の裏側には室蘭港を取り囲むよ
うに工場群や市街地が広がっています。



 画像の一番右側の測量山を起点に、絵鞆半島は西の方角に向かって横たわる。半島の太平洋側(外海)
には、このように、海面からそそり立つ高さ100mほどの海食崖が連なります。半島の尾根状の場所を行く、
測量山観光道路沿いには、
断崖絶壁や奇岩が織りなす景勝地が点在しています。






 今日は、毛ガニかご漁の解禁日。沖合の漁場から、波しぶきを舞い上げ全速力で漁港に戻る漁船です。



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7月の夕空と夕日

2015年07月11日 | 室蘭の夕日&夜景



 穏やかな夕空が出現しました。絵鞆臨海公園から眺める夕空です。公園は
、道の駅「みたら室蘭」に隣接
する。夏本場に向けて、市外や道外ナンバーの車で訪れる方々が増え始めます。一帯 は近年、市内や道内
は元より
全国的にも静かな人気を博す夕日のビューポイントです。









 夕日に照らされ、大黒島と係留中のプレジャーボートがシルエットで浮かび上がる。絵鞆臨海公園に隣接
する
海洋レクリエーション施設「エンルムマリーナ室蘭」近傍からの眺望です。







 カメラアングルは、室蘭市絵鞆臨海公園から、穏やかに暮れて行く西空の光景です。

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初夏の風物詩、牧草ロール

2015年07月09日 | 室蘭の景色



 カメラアングルは、室蘭岳の裾野に広がる広大な牧草地。点々と置かれているのは牧草ロールです。数日
前に刈取り、天日で
乾燥させた牧草を ロール状にしたものです。毎年、今の季節になると出現する光景です。









 牧草地沿いの道路わきで、ムラサキウマゴヤシ(紫馬肥し)が花を咲かせています。元々は、明治時代に
飼料用に海外から導入された帰化植物です。






 牧草ロール(ロールベール)の成形作業は、まず始めに乾燥した牧草をトラックターに牽引されたロータリ
ーレーキで畝を作るように寄せ集めます。



 次は、畝状に集められた牧草を回収するトラックターに牽引されたロールベーラーが走る。ロールベーラ
 ーのタンク内で牧草はロール状に成形されます。一定距離を走り、ロールベーラーのハッチが開くと、牧草
 ロ-ルが転がり出て来ます。






 



 牧草ロールの直径は1.5mほど、重さは300㎏を越します。



 トラックに積み込みまれた牧草ロールは、所定の場所に運ばれ、ラップフィルムで包み長期保管されます。
以前は、酪農家の敷地内には必ず塔形をしたサイロが建っていました。今は、サイロに変わってラッピングさ
れた牧草ロールが積み上げられれています。


                        ※ 家から近い場所ですので、9日~11日まで3日間かけて撮影しています。

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朝の光りの中で・・・

2015年07月08日 | 室蘭の景色



 すっかり天候が安定してきました。牧草の上を風ではなく、極々ゆるやかに涼冷な大気が流れる。住宅地
から車で走ること5分ほど。僅かな距離に広がる牧草地の朝景色です。










 牧草地に隣接する林縁に生えるオニシモツケが、白く小さな花を密に集めて咲かせています。目を凝らし
て見ると、おしべが長く花弁から弾けるように飛び出す可愛らしい野花です。









 今の季節が訪れると、オオマツヨイグサ(待宵草)も牧草地の道端で咲き始めます。黄色のしなやかな花
びらを朝の陽射しにかざすように花を咲かせています。

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