グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬、近隣の自然が織りなす今を発信しています。
 

室蘭港に豪華客船が寄港しました

2015年05月29日 | 室蘭港寄港・クルーズ客船&練習船・船舶など



 ボイジャー・オブ・ザ・シーズは 5月に入り2度目の寄港。13万8千トン、全長310mの巨大な船体が室蘭
港の崎守埠頭に接岸しました。
建造当時は世界最大、現在でも世界第4位の大型豪華客船です。



 船尾の形がとても際立つ客船です。さらに、船名と母港のバハマのNASSAU(ナッソー)港の文字が白
い船体に浮かび上がる。掲げられている鮮やかな色彩の旗は国旗ではなく、バハマ船籍の商船旗です。









 ポートサイドの後方に取り付けられているロゴマークは、王冠と錨を組み合わせた独創的なデザインです。






 出港のセレモニーは、市内の高校の生徒が演奏する吹奏楽。演目はキャラバンを始め数曲。迫力のある
演奏に、乗船客からの歓声が埠頭に響く。









 出港は定刻16:00、係船ロープが桟橋から外される。ボイジャー・オブ・ザ・シーズの巨大な船体が埠頭を
静かに離れる






 ボイジャー・オブ・ザ・シーズ、次の寄港地は福岡。室蘭港内を滑るように外洋に向けて舵をとる。




 室蘭港の外防波堤の先端付近。港内から外洋に、ボイジャー・オブ・ザ・シーズは進む。港外の海面一帯
にたなびく海霧が白い船体を霞める。豪華客船の出港風景は数多く目にしていますが、このような
光景を見
るのは初めてのことです。


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朝のスケッチ・小さな漁港

2015年05月28日 | 室蘭の景色



 崎守漁港は、室蘭港の西側に位置する。漁港の前面は、太平洋と噴火湾の境目。豊潤な海が広がって
います。漁港は、こじんまりとしていますが、市内屈指のホタテ貝の養殖基地です。
 
ホタテ養殖場は漁港の直ぐ目の前の海域。岸壁には、早朝の作業を終え漁港に戻った10隻余りの漁船
が所狭しと停泊しています。









 漁港の朝は早い、日の出前から作業場には明かりが灯るほど。特に、この時期は養殖のホタテ貝の水揚
げで、漁港は活気がみなぎっています。
 



 漁船から陸揚げされる養殖カゴの中には、大きく成長したホタテ貝がギッシリと・・・。出荷準備や前日に海
から引き上げた貝の洗浄などで、岸壁を兼ねた作業場では人が忙しく動き回る。



 養殖カゴ中には、大きさ13cm以上の3年貝。国内での高級贈答品はもとより、海外への販路拡大から、
香港の寿司店に直送するなどの輸出試験が行われている。近年、「蘭扇」は一躍脚光をあびているブランド
ホタテ貝です。


 

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今の季節・庭に咲く花々

2015年05月27日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 5月も下旬。このところの早朝の気温は、ややヒヤットする9℃ほど。一方、日中の最高気温は例年並み
の20℃前後と爽やかな陽気が続いています。
  庭で育てている草花も咲き揃いました。シバザクラが満開に花を咲かせています。白地にピンクの模様が
可憐なキャンディストライブと、涼しげな青色系の花を咲かせるオーキントブルーです。






 ミヤコワスレ(都忘れ)が2~3日前から花を咲かせ始めました。この時期に。菊に良く似た薄紫色の可憐
な花を咲かせる事から、別名では「野春菊」や「東菊」など優雅な草名を持つ。






 シコタンソウ(色丹草)は、花径1cmほどの小さな花を咲かせます。臙脂色の細い茎の先に咲く花は、花
弁の内側に赤や黄色の斑点が入る。原種は、高山帯に自生するユキノシタ科の常緑多年草です。






 アルメニア・マリティマも花を咲かせ始めました。細くしなやかな茎先に、ボール状に小花を集めて花を咲
かせます。花の可憐さとは異なり、根は太めで雑然としています。植え替え時、根の扱いに手間取りますが、
少々雑な植え替え方をしても根付く、生育旺盛な常緑の多年草です。




 香りナデシコは、草丈は低く、ドーム状に株を大きく成長させます。花が咲くと仄かに甘い香りを庭に漂わ
せます。


※ 先日。記事を投稿しました花々が満開になりました ↓再登板の草花たちです。



 セラスチュームは生育旺盛な植物、地面を這うように広げた株全体を覆い隠すように、純白の花を咲かせ
てます。銀白色の葉と純白な花との取り合わせが、清々しさを感じる多年草です。

   

 ツルハナガタも、可憐なピンク色の花を満開に咲かせました。草姿から感じるイメージとは異なり、園芸種
となる前は、ヒマラヤなど高地の過酷な環境下に自生する常緑多年草です。



 オノエマンテマは、少々覚えずらい草名。流通名のカーペットカスミソウの方が親しみを感じる植物です。
草名の通りに、地面を覆い尽くすように株を成長させ、小さな花をたくさん咲かせます。この植物も、本来の
自生地は、ヒマラヤ地方。耐寒性が強く育てやすい多年草です。



 クレマチスの定番、モンタン・ルーペンス。長く伸ばした蔓の全体に 淡いいピンク色の花が咲きそろいまし
た。生育旺盛で、放任していますと蔓を限りなく伸ばします。仕立て形は様々ですが、我家では隣のブロック
塀を利用。横に支柱を固定し蔓を這わせています。

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ハマエンドウの花が咲く浜

2015年05月25日 | 室蘭・四季の野花&花木



 イタンキ浜は、日本の渚100選に指定されている風光明媚な砂浜です。清々しい磯の香と潮騒が心地よ
 く響く浜の一角で、
ハマエンドウが一斉に花を咲かせ始めています。例年に比べて早い開花、ハマエンドウ
 の花が咲くと、季節は初夏へと移り始めます。 








 浜の後方には、80m前後の断崖がそそり立つ。足を踏み入れる事が出来ない場所で、ヤマツツジが花を
咲かせています。











 エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)の花が潮風に花びらをなびかせる。イタンキ浜の海岸段丘は、貴重な在来種
のタンポポの自生地です。
  ※ 近ごろ、タンポポを見つけると花を裏返しにしてみたくなる。すっかり、変わった癖が身についてしまい
  ました。花を束ねる苞の反り返りを確認、タンポポの在来種探しにすっかりはまっています。










 ハマナスも、例年に比べて早い開花です。浜には、大小あわせて5ヶ所ほどの群落がある。あと数日たつ
と、ほのかに甘い香りにつつまれます。



 マニガナは、初夏から夏にかけて浜を彩るキク科の海浜植物です。群落をつくらず、ちょこん・ちょこん
鮮やかな黄色の花を咲かせています。





イタンキ浜は、鳴き砂海岸としても有名。砂に多くの石英の結晶体が含まれ、乾燥した砂の上を靴底を擦る
ように歩くと、
キュッ~キュッと砂が音を発する。









 イタンキ浜は東側から西側まで1.7Kmほどの砂浜海岸です。一方、西側と東側の浜は、同じ浜とは思え
ないほど異なる景観を見せる。特に、西側の浜の後方には、標高
130mほどの断崖がそそり立っています。

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本輪西八幡神社のツツジ

2015年05月24日 | 室蘭・四季の野花&花木



 本輪西八幡神社は、室蘭市の郊外の小高い丘の上に建つ。境内地の広さは約5000坪、鬱蒼とした鎮守
 森に囲まれた神社です。

    神社の建築様式は、簡素化された中に、華やかさと重厚さを兼ね備える神明り造り。ちなみに大相撲の吊
り屋根も同じ様式です。








 今、境内のツツジが花の見ごろを迎えています。16年前から市民からの「献木」で株数を増やす。毎年、
この時期になると1
0種類、1300本のツツジが咲き誇ります。









 帰りに立ち寄った小さな掘りの中で、スイレンが花を咲かせ始める。例年に比べて一週間ほども早い開花
です。



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5月の夕日と夕景

2015年05月22日 | 室蘭の夕日&夜景



 祝津展望公園は、市内を代表する夕日のビューポイントの一つです。展望公園へは、港近くの本道から
 それて、
曲りくねる坂道を登る。標高70メートルほどの小高い丘の上に立つと、ほぼ360°の大パノラマが
 目の前に広がります。
  
夏至まであと一ヶ月ほど、日暮れの時間が日一日と遅くなる。今日、当地の日の入り時間は18時57分。
 カメラアングルは、噴火湾を隔て遥か遠く、渡島半島の山並に沈む夕日の光景です。





  眼下に絵鞆半島の先端部を望む。残照の空を背景に、家々や町のあかりが灯る。さらに港の外、噴火湾
を航行する船舶の光跡などが、
影絵のような幻想的な光景を見せる。 





 日が沈むと、祝津展望公園は白鳥大橋を一望できる夜景スポットに変身します。日没の時間にあわせて、
ロープに取り付けられた イルミネーションライトと主塔を照らす
スポットライトが一斉に点灯します。ライトアッ
プに使用される電源は、風力発電から供給され
るエコー電力です。
            ※ 白鳥大橋のライトアップは、「日本夜景遺産(ライトアップ夜景遺産)」として選定されています。

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雨上がりの空

2015年05月21日 | 室蘭の景色



 昨日から降り続いていた雨が早朝には降りやむ。変わって、五月の爽やかな青空が広がりました。我家
から僅かに離れた、小高い丘の上に広がる牧草地からの光景です。




 太陽の周りに虹色のリングが出現。リングは完全な形ではありませんでしたが、久し振りに見る「彩光」です。






 今年も、モンタナが淡いピンク色の花を咲かせ始めました。生育が旺盛で、花付が抜群なクレマチスです。



 カーペットカスミソウが、白い花弁の内側に赤紫色の筋が入る可憐な花を咲かせています。草名の通り、
株は地を這うように広がります。



 先日投稿しました、イワカラクサ(岩唐草)が満開になりました。草名から、国内が原産の植物と勘違いし
そうですが、元々はヨーロッパ・ アルプスなどの高山帯の岩場などに自生する多年草です。




 このツツジを庭に植えたのは30数年前、未だに品種は不明。花の径が3cm程の赤紫色の花を一斉に
咲かせています。



 セラチュームは、「夏雪草」と優雅な別名を持ちます。純白な花とシルバーリーフの取り合わせが、清々し
い植物です。



 冬を越してきましたバーベナです。元々は、多年草のようですが一般的には一年草扱い。耐寒性がなく、
冬越しは困難な植物です。初挑戦でしたが冬越しに成功。今、茎先に小さな花を密に集めて花を咲かせて
います。

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有珠山(活火山)です

2015年05月18日 | 室蘭の景色



 隣町、伊達市の広大な畑作地帯を行く道路上からの眺望です。前方、左から有珠山・小さな円錐形の
岩山は昭和新山・はるか遠方には、山腹から山頂に残雪をまとう羊蹄山。今日は、大気が澄み渡り三山
の揃い踏みです。さらに、山々の裏側には、満々と水を湛える洞爺湖の青い湖面が広がっています。

    ※ 有珠山は標高737m、支笏洞爺国立公園内に位置する。国内に110ほど存在する活火山の一つです。約30年
        ほどの間隔で噴火を繰り返しています。
近年では、1977年(昭和52年)に噴煙の高さが12,000mにも達す
     大噴火を起こす。
さらに、2000年の噴火時には噴火予知により、有珠山周辺で生活する1万に余りの人々が事
     前に避難。被害を最小限に留める。
      
噴火前に、「北海道大学・有珠火山観測所」が144時間以内に噴火の予報。その警告から143時間経過後に
     噴火を起こ し
たことで有名な活火山です。



 行き付けの伊達CCエリア内から眺める有珠山です。現在は小康状態ですが、左側の稜線の裏側にある
 火口からは、火山性の蒸気をたなびかせています。普段は、どの場所から眺めても穏やかな山容を見せて
 くれる活火山です。

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庭に咲く・・・

2015年05月17日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 近ごろの陽気に誘われて、庭の花々が開花を待ち焦がれていたかのように、一斉に花を咲かせ始めま
した。
 
ツルハナガタ(蔓花形)が
、花径1センチに満たない小さなピンクの花を茎先に集めて、ボンボリのように咲
かせています。原種は、ヒマラヤ地方の岩場に自生するサクラソウ科の高山性の植物です。




ワスレナグサ(忘れな草)。コバルトブルーの小ぶりな花をまとめて咲かせます。庭の中で、存在感が際立
ちます。栽培は放任状態ですが、毀れ種が芽生え毎年、花を咲かせてくれる逞しい植物です。



 イリス・クリスタータは、花の径7cm・草丈は15cm程とすべてが小型の植物です。しなやかな花びらに
薄黄色のアクセントが爽やかです。乾燥や寒さにも
強い生育旺盛な アヤメ科の宿根草です。



 アジュガの別名は西洋十二単。今、庭の方々で花を咲かせています。植え替えも容易、全く手のかから
ない常緑の多年草です。



 先日、投稿しましたミヤマオダマキが咲き揃いました。今年は、例年に比べて花数も多く、開花も早めです。

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五月雨にけむる、花冷えの一日でした

2015年05月15日 | 室蘭の景色

  今日は早朝から降り続く霧雨が街全体を霞める。さらに、遥か北の洋上の高気圧から冷たい大気が流
れ込み、日中の最高気温は8℃止まり。
  当地では、今の時期から6月中旬ごろにかけて、このような天候が時折り出現します。初夏を迎える頃に
なると、毎年繰り返す道内の太平洋側一帯の特徴的な天候です。




 カメラアングルは、港に隣接する入江運動公園の一角。敷地内の設置されている「測量の碑」です。刻み
込まれた当地の地球上の位置は北緯42度・・・。本州方面との気候のズレを感じる一瞬です。


  

  入江運動公園は、全天候型のトラックを持つ本格的な陸上競技場やJリーグ「コンサドーレ札幌」の準ホー
ムグランドを備える。さらに、温水プールや多目的広場な
どを有します。
   公園内には、当市の指定花木のツツジが植栽されています。今、散策路を縁どるように8種類3000本の
ツツジが色とりどりの花を満開に咲かせています。

 

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