グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬、近隣の自然が織りなす今を発信しています。
 

もう一度、キタコブシをUPしました

2015年04月29日 | 室蘭・四季の野花&花木



 キタコブシ(北辛夷)の記事の投稿は2度目。遠く離れていても梢高く、白い花を咲かせるキタコブシに目
が止まります。
 当地では、今が花の見ごろです。幹から伸ばした無数の枝の先が、真っ白になるほど花を咲かせています。
キタコブシは、北海道から本州中部以北の日本海側に自生する、モクレン科の落葉高木です。 





 キタコブシの花は、花の下に一枚の小さな葉を付け、基部には淡い紅色の筋が入る。しなやかな花びらを、
そよ風になびかせながら 純白な花を咲かせています。



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キタコブシとエゾヤマザクラが開花しました。

2015年04月27日 | 室蘭・四季の野花&花木



 今日、日中の最高気温が22℃。春を通り越して初夏を思わせるような陽気となりました。野山の木々も、
 この暖かさには戸惑い気味、一斉に、花を咲かせ新葉を萌え立たせ始めました。
   キタコブシ(北辛夷)は、当地の春の野山で花を咲かせる代表的な樹木です。樹高は20~30メートル程
 と高く、林から突き出るように枝を広げる。純白の花をたくさん付けたキタコブシの木は、遠くからでもよく目
 立ちます。
   モクレンに似た花の基部には淡い紅色が差す。風に花びらをなびかせ咲く純白な花は、目に清々 しく映
り込みます。









  列島を北上して来た桜前線が到達。エゾヤマザクラ(蝦夷山桜)が、例年に比べると一週間ほど早く開花
しました。市民にサクラの開花を告げる、室蘭八幡宮のソメイヨシノの標準木も2~3日中には開花宣言が発
表されそうです。






「我家の庭のチシマザクラ(千島桜)も開花しました」



 花びらは、白色を基調に先端を淡い紅色に色付かせる。花の径は2cmほど、小さな愛くるし花を咲かせ
始めま した。チシマザクラの道内で有名な自生地は利尻山。元々、南千島、サハリンや道内の北部などの
冷涼な土地に咲く桜です。

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港近傍の点描

2015年04月26日 | 室蘭の景色



 当地にも、一挙に春本番の季節が訪れて来ました。このところ、例年の5月中旬以降の陽気が続いていま
す。天候
に誘われて、ゆったりと港周辺を散策。カメラアングルは、室蘭港の小型船舶の船溜まりから眺める、
室蘭岳方面の眺望です。





 風車が微動だもしないほど、風がピタッと吹きどまる。





 港の入り口付近のエンルムマリーナ近傍からの眺望です。港内全域の海面はさざ波状態、春の日の昼下
がりの光景です。


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絵鞆半島に咲く山野草

2015年04月23日 | 室蘭・四季の野花&花木



 マスイチ浜展望台に心地よい春風がそよぐ。撮影の立ち位置は、海面から約90mほどの高さ。周辺一帯
には、100m前後の断崖絶壁が連なっています。
   この時間帯、
朝もやが景色をかすめていましたが大気が澄み渡ると、噴火湾を隔てて遥か37Kmほど離
れた渡島半島の山並が望めます。
マスイチ浜は、市内を代表する風光明媚な景勝地です。
      ※ 道内は元より、市内にもアイヌ文化に由来する景勝地が数多く存在しています。そのような場所を
     「名勝ピカノカ絵鞆半島外海海岸」として、平成24年に国指定の景勝地に指定されました。








 マスイチ展望台に隣接する林の中。ニリンソウ(二輪草)やエゾエンゴサク・カタクリ・キクザキイチゲなど
の山野草が花を咲かせています。特に、ニリンソウの群生は市内で有数、斜面一面に可憐な花を咲かせて
います。






 ニリンソウが群生する中で、株数は僅かですが花びら(萼片)を淡い紅色に色付かせたニリンソウです。





 青花、キクサキイチゲです。殆どが白い花を咲かせますが、生育適地では、このように美しい青紫色の花
を咲かせ
ます。市内での自生地は、知るところ絵鞆半島の3か所に限られています。さらに、自生している場
所は必ず
細竹が茂る藪の中です。









 半島の尾根部を東西に向かって測量山観光道路が伸びる。一帯は野鳥が多く生息しており、道内有数
のバードウォチングのフィールドです。今の時期は、道沿いや草藪の中では山野草が花の時期を迎えてい
ます。



 測量山観光道路沿は、山野草の小群落地が点在しています。他では、花の盛りを過ぎたキバナノアマナ
(黄木の甘菜)
や、赤紫色の大型な花を咲かせるコジマエンレイソウ(小島延齢草)が花を咲かせています。







 半島の最先端にほど近い、測量山観光道路際からの眺望です。木々の合間から眺める、港側に広がる
住宅地や対岸の眺望です。
  このように絵鞆半島の内側には市街地や住宅地、さらに工場などが密集しています。一方、半島の外側
には、手付かずの自然と人を寄せ付けない断崖絶壁が連なっています。半島は、人の生活と大自然が隣り
合わせに共存する特異な場所です。





 絵鞆岬は絵鞆半島の最西端。展望台に立つと、噴火湾の大海原が目の前に広がります。視界が良けれ
ば、北の方角に活火山の有珠山や羊蹄山、噴火湾を隔てた対岸の駒ヶ岳に君臨する大パノラマが広がりま
す。岬の一帯は、室蘭八景の一つにも選ばれている景勝地です。





 岬を後にした坂道の途中、高台から望む絵鞆漁港や白鳥大橋方面の眺望です。とくだん、際立つ風景で
はありませんが、半島縦走の折に必ず立ち寄る場所です。

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4月の夕空

2015年04月21日 | 室蘭の夕日&夜景



  数日振りに 穏やかな夕空が出現しました。絵鞆臨海公園から眺める西空の光景です。公園は、道の駅
「みたら室蘭」に隣接しています。
 アクセスが容易な事もあり、今の時期から夏場にかけて、市外・道外ナンバーの車で訪れる人達が増え始
めます。近年、市内は元より
全国的にも静かな人気を博す夕日のビューポイントです。







 海洋レクリエーション施設「エンルムマリーナ室蘭」近傍の岸辺から・・・。大気が湿り気を帯びているのか、
久し振りに輪郭のスッキリとした夕日が、
プレジャーボートのマストを霞めるように沈む。







 今日、当地の日の入り時間は18:24分。カメラアングルは、残照に照らされる室蘭市絵鞆親水公園から。
穏やかに暮れて行く夕空の光景です。

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雑木林の中に咲くカタクリの花

2015年04月20日 | 室蘭・四季の野花&花木



 住宅地の道路沿いの雑木林は、市内有数のカタクリの自生地です。先日、開花状態を確認に訪れた時
 には全て蕾。それから3日経ち、
カタクリが示し合わせたかのように一斉に花を咲かせました。今シーズン
 
に入ってから気温が高目に推移。例年に比べて一週間ほど早い開
花です。

 






 カタクリが自生している林床の広さは100m×100mほど。その斜面一面を赤紫色のジュータンを敷き占
めたように、カタクリの花が咲き誇っ
ています。





 この雑木林の中のカタクリの株数は推定では数万株。毎年、目を凝らして確認していますが白花カタクリ
は、この2株だけです。





 キクザキイチゲ(菊咲一華)、市内の他の自生地では見かけない珍しい八重咲きの花です。陽射しの受け
方によって、独特のグラデーションを花びらに映しだします。





 今年は例年に比べて、それぞれの山野草の開花時期が微妙に異なります。先日この場所を下見に来た
時には、エゾノ
エンゴサク(蝦夷延胡索)は花の最盛期。やや見頃を過ぎましたが、キクザキイチゲやエンレ
イソウに混じり競い合うように花を咲かせています。

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朝の点描

2015年04月18日 | coffee break;(etc )



 このところ、春への道のりは天候不順の影響で足踏み状態でした。今朝は一変、北西からの風もピタット
吹き止まる。遠方の景色が朝もやで霞む近郊を、車で移動しながらスケッチしてみました。







 

  エゾヤマザクラ(蝦夷山桜)の花芽です。4月に入り気候の変動はありましたが、気温が高目に推移してい
ます。今日発表された開花予報では28日、例年に比べて、一週間ほど早い桜前線の到達です。



 

 エゾリスは冬眠はしませんが、春先まで姿を見せる事はありませんでした。繁殖期をまじかに木々の間を
活発に動き始めました。

  エゾリスの体長は約25cm、体調とほぼ同じ長さのふさふさの尾を持つ。とても小さなリスです。



  

 水芭蕉。当地では、そろそろ花の時期は終盤を迎えます。近郊には大群生地はありませんが、小川の傍や
湧水が流れる湿地で小群落を作り自生しています。









 偶然、朝露をまとったスギナの新芽を見つける。下の画像、朝霧の水玉は小さなため、大胆にトリミングを
施してみました。









 ヒメオドリコソウ(姫踊子草)が、道脇の草地で小群落をつくり赤紫色の花を咲かせています。元々は明治
時代にヨーロッパから渡来した帰化植物です。

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低気圧が通り過ぎたあと・・・

2015年04月16日 | 室蘭の景色



 天気予報が大きく外れる。昨日の雨で洗い流されたのか、清々しい青空が広がりました。カメラアングル
は、居住地に隣接する広大な牧草地。冬枯れ色をしていた牧草も、すっか若草色に変わりました。





 住宅街の縁を巡る生活道路わきの雑木林。奥に歩を進め斜面を下ると山野草の自生地。近ごろの気候
変動で開花時期がつかめず、今シーズンに入り3回ほど足を運んでいます。




 この場所は市内で有数のカタクリの自生地です。開花直前の株も見受けられますが、多くは蕾の状態。
週末あたりが見頃のようです。
  最盛期にはエゾノエンゴサク(蝦夷延胡索)・エンレイソウ(延齢草)・キクザキイチゲ(菊咲一華)などの花
々が斜面一面に咲き誇ります。





 エゾノエンゴサクが一足早く花を咲かせ始めています。花色の豊富な山野草ですが、中でも白花や水色の
花は雑木林の中で一際目を惹きます。

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春雨の中に咲く・・・

2015年04月15日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 今日は朝から、数日振りにまとまった雨が降る。そぼ降る雨の中で、エゾムラサキツツジ(蝦夷紫躑躅)が
一斉に開花しました。数多くのツツジの中で、いち早く花を咲かせます。
  花は鮮やかな紅紫色で、花の径は
3センチほどと小ぶり。どこか、可憐な雰囲気を漂わせる北国の春に咲
くツツジです。  
 







 上の画像は昨日の蕾の状態です。このところの不順な天候で、開花を待ち焦がれていたかのように蕾を
膨らませて いました。


 


 夕刻になると雨は上がる。間もなくすると暦の上では穀雨。からからに乾燥した庭土も潤い、草木には恵
 みの雨でした。
   庭の片隅で、ミヤマオダマキ(深山苧環)が新葉に雨の雫を乗せました。本来、雨上がりに太陽光の下で
撮影すると、輝く
雨の雫と深緑色の葉とのコントラストが 際立つ植物です。機会を計り再投稿と思っています。 

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タツタソウが開花しました

2015年04月13日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 4月2日に蕾を膨らませ始めたタツタソウ(竜田草)の記事を投稿してから約2週間。低い茎先に、薄紫色
の独創的な花を咲かせ始めました。例年より1週間ほど早い開花です。
原産地は、朝鮮半島北部や中国東北部・アムール地方。一方、我国に伝来したのは1904年(明治37年)。
あまり見かけない植物ですが、意外にも国内での栽培歴が永い北方系の宿根草です。










 ヒメシャクナゲ(姫石楠花)も、薄紅色の壺形の可憐な花を開花させました。鉢植え盆栽仕立てで育て続け
20数年。未だに樹高は15cmほど、花も葉もすべてが小さな常緑低木です。










 先日、開花直後の記事を投稿しましたチオノドクサとクロッカス。今、満開に花を咲かせています。
    ※ 当地では毎年4月中旬を迎えますと、園芸店やホームセンターの店頭にはパンジーやビオラなどの
     一年草の花々が並び始めます。間もなくしますと本州
方面に比べ、
1ヶ月半ほど遅れて本格的な花
     の季節が訪れて来ます。


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