グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

緑の風・・・

2022年06月28日 | 室蘭の景色



   いっ時、まとまった雨が降る。
       雨に洗い流された周辺一帯に、爽やかな風が ゆったりと流れる。
          我家から至近距離、牧草地の上空に雨上がりの空が広がりました。







    牧草の茂みから、こちらに視線を向けるオオジシギ。
    以前から、濁音交じりの騒々しい囀りと、猛烈な羽ばたき音は耳にしていました。
      遥か彼方のオーストラリアから飛来する、この野鳥との遭遇は初めてのことです。    









           農道脇の草むらで、花を咲かせるムラサキツユクサ。




                              
                      エゾシカ、 のんびり草を食む。





          今、野山はノイバラ(野茨)の季節です。
              清々しい香りを放つ花を咲かせています。

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アオバトが飛び交う海岸・・・

2022年06月24日 | coffee break;(etc )



              市の郊外、今年も臨海道路沿いの海岸に 本州方面からアオバトが飛来。
           当地では今の時期から秋の初めにかけて、居場所と飛び交う時間は限ら
      れますが アオバトを目にすることが出来ます。
      特に、この海岸付近は市内屈指のアオバトの撮影ポイントです。




  


  

   
       海岸線から道路を挟む、丘陵の上のカシワの森はアオバトの営巣地です。




 
            アオバト、頭から胸にかけては鶯色で翼はオリーブグリーン。
         眼は薄紅色、くちばしは明るい水色、腹部から足の付け根は白。
         特別派手でありませんが、色彩豊かな野鳥です。 

            





        アオバトは毎朝ほぼ決まった時間に、海水を飲みに降りる岩場の上空を高速で旋回。
          天敵のハヤブサなどがいない事を確認し岩場に降りる。





       アオバトが海岸の岩場に飛来するのは・・・。
          一説には、海水に含まれるミネラルを摂取するためと言われています。




  ※ 今回、アオバトは岩場に降り立ちましたが 海水を飲むシーンは撮影できませんでした。
            撮影日時 : 2021/9/2(7:10) 、同海岸の岩場に舞い降り海水を飲むアオバトです。

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6月下旬の庭に咲く・・・

2022年06月22日 | 室蘭の景色


       
        サツキが、一斉に淡い赤柴色の花を株一面に咲かせ始めました。
          当地でも、ツツジ属の中で一番遅い開花。一方、今年は例年に
        比べて幾分早い開花です。




    ダイアンサス ラ ボーボワール
      花の径は約2cmと小さい。さらに、茎は針金の様に細く草丈は10cmほど。
      葉の色は
シルバーグリーン、庭に心地よい香りをはなちながら花を咲かせて
      います。
 









      カレンジュラ(冬知らず)
        毎年、一部の株は冬を越す多年草です。一方、春にはこぼれ種が
        発芽し株を成長させる。寒さにとても強い植物です。
        花はやや小ぶりで、シャッキとした形状。花名の通りに、冬の始
        めごろまで花を咲かせ続けます。





        レンゲローズ(八津女姫)
        当地でも、ミニバラは鉢植え栽培が一般的です。
6年前に思い付きから
        露地で栽培。
        今では当地の気候にも負けずに、レンゲを
連想させる可憐な花を咲かせ
        ています。       





             庭で長年育て続けていますが、
               いまだに植物名がわからない小さな花です。




 
      ヒメナデシコ 赤紫色で5弁の小さな花を花茎の先端に咲かせています。
      花弁
には、暗赤色の帯状のアクセントが入る。
       特段、
手入れをしなくても、この時期になると可愛い花を咲かせてく
      れます。株は半常緑の状態で越冬する寒さに強い多年草です。





     キリンソウ
       星形の黄色い小花を茎の先に密に
付けて咲かせ始めました。
           やや多肉質な緑色の葉と花の取り合わせが清々しい宿根草です。





      デージー 今年の陽気が生育に適しているのか、
              例年になく「元気ハツラツ」咲き続けています。

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町中の公園に咲く・・・

2022年06月18日 | 室蘭・四季の野花&花木


   
       数日振り、午後から初夏の陽射しが降り注ぐ。
          家の近くの公園を散策、園内の歩道を除き 今年もブタナの花と
          コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)の花が一斉に咲き始めました。



        コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)は、ヨーロッパから明治時代の中期に
        観賞用として持ち
込まれましたが、今では野に咲く花。
        花の色のコントラストがやや鮮やかすぎるが、緑色の草や芝生との取り
                         合わせは見ごたえがあります。







        ベンチの後ろの木は栗、公園内には何故か栗の木が多く植えられています。




       
        エゴノキは高木。樹形を覆い隠すように

              ほぼ、すべての枝先に付けた花を咲かせています。






     
        公園の一角には、湧き
水が流れ込む小さな池がある。
            池のほとりでは、クレソンが涼し気な花を咲か
せています。



                       ニセアカシアが 花を咲かせ始めています。
         通常アカシアと言えばこのニセアカシア、本家本元のアカシアの花と
         呼び名が入れ変わっています。
                                              



              ニセアカシアの原産地は北米、我が国に持ち込まれたのは明治時代とのこと。
            自生地を選ばない生育旺盛な樹木。今では 町中の空き地や付近一帯の
          山野に生い茂る

            一方、周辺一帯に心地よい芳香を漂わせ、純白な花を咲かせています。

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蝦夷梅雨・奔りの季節です・・・

2022年06月14日 | 室蘭の景色



       絵鞆岬からの眺望です、周辺一帯には薄曇りの空と薄霧が混とんと入り
      交じり合う大気が緩やかに流れる。

      毎年、本州方面に梅雨前線が停滞する頃になると 蝦夷梅雨と呼ばれる曇り
                    や雨の日が頻発します。
      蝦夷梅雨は、気象学的には梅雨とは異なります。オホーツク海高気圧から
      湿り気を含む大気が流れ込む事により発生します。道内では、当地を含む
      太平洋側のこの時期 特有の天候です。

天気図

                                 (goo天気「 過去の天気図」引用)



   絵鞆岬の駐車場から、道路を隔てる港側には家々が軒を重ねるように建ち並ぶ。
      さらに後方には、霧に霞む
室蘭港内に架かる白鳥大橋方面の眺望が広がります。





       半島を縦貫する道路わきの雑木林で・・・
           どこかガクアジサイの花に似た カンボクの花が咲き始めています。       





                ハクセキレイの 成鳥です。



                   ハクセキレイの幼鳥?







      トチの木も花を咲かせ始める。
         独創的な房状の花は見るからに甘そうな雰囲気がいっぱい。
  



      イソヒヨドリ、今シーズン初めての遭遇です。
        絵鞆半島の名勝の銀屏風は、海面から V字型に切り立つ断崖。
        一帯には薄らと霧が漂う。展望台から50メートルほど離れ
        た崖の上に止まる、イソヒヨドリの澄んださえずりが周辺に
        響き渡る。







  センダイハギ、平地ではすでに花の時期は過ぎる。
   今の時期になっても断崖の岩の隙間に根を張り、鮮やかな黄色い花を咲かせ続けています。      

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イワツバメが飛び交う浜辺

2022年06月13日 | 室蘭・野鳥&水鳥



       チマイベツ川は、室蘭岳の中腹を水源とする噴火湾に注ぐ清流。
        河口付近の汽水域では、一年を通して水鳥や野鳥が飛び交う。
        今の時期は、列島の南から繁殖のために飛来したイワツバメ
       の季節です。


   

      河口の小さな干潟に、イワツバメが頻繁に降り立つ。
        くちばしに泥か餌を咥え飛び立つ。巣作り、子育ての最中のようです?   
   






     
    長い間イワツバメをアマツバメと混同、知人からの情報でイワツバメである事を知る。
    当地では絵鞆半島を営巣地とするアマツバメは頻繁に目にしますが、イワツバメは稀。
    ・・・ツバメと呼ばれる中では コロンとした体形。さらに腹部、足や指には白い羽毛
    が生える、
イワツバメの大きな特徴です。









    イワツバメが飛び交う河口にほど近い砂浜。
        干潮の時間帯、潮が引いた海中から波に揺らぎながらコンブが現れる。





        初夏の海浜植物の主役、ハマヒルガオの花が咲き始めました。







     ハマナスが自生しているこの浜は、市街地から離れる隣の伊達市と接する郊外。
     一帯には、規模は大きくありませんが ハマナスの自生地が点在しています。

    ハマナスの開花期間は2週間ほど、おそらく今週中に花を散らします。
        変わって
、これから季節が進むに連れ艶やかな赤い実をたわわに実らせます。

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6月の風

2022年06月10日 | 室蘭の景色



      撮影の立ち位置は室蘭岳の裾野、当市と隣接する伊達市の郊外に広がる
      牧草地帯。毎年恒例、
東の洋上に居座るオホーツク海高気圧から噴き出
      る、冷涼な
大気が緩やかに流れる。 
       一方、天気は快晴で気温は18°C。この時期、道内の太平洋側に出現
                   する特異な陽気の一日でした。
      



         付近一帯の標高は300メートル前後、巨大な電力風車が林立する。
      集合風力発電所「伊達・黄金ウィンドファーム」、 総発電量は4,4000Kw

      約26,600
世帯の年間使用料をまかなえる自然エネルギーの発電基地です。
                現在も大型の風力発電の風車が増設中、
今年の秋には総数25基の風力発
      電機が揃います。(一部の
数値などは、ウィキペディアから引用)







      広大な牧草地が果てしなく広がる。
      風を遮るものは全く見当たらない。この場所は一年を通して、風の通り道です。

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6月の庭に咲く・・・

2022年06月09日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



    アケボノフウロソウ(曙風露草)。2~3日前から花を咲かせ始めています。
       今年は、例年に比べて花数が多め。生育旺盛、栽培が容易なフウロソウです








         ミヤコワスレ(都忘れ)、別名は「春野菊」や「東菊」。
              数日前から、
花を咲かせはじめました。







      ギボウシ(擬宝珠)。
        草姿が清々しく目に映るギボウシです。開花は毎年8月中旬頃、
          薄紫色花弁に赤紫色の筋が入る清楚な花を咲かせます。



    ビオラ・ブラックジャック。
      毎年こぼれ種が発芽、庭の方々で花を咲かせます。逆光での撮影で花弁は赤紫色、
          実際は濃紺か黒色に見えるシックな花を咲かせるビオラです。





     ヒューケラ、和名はツボサンゴ。
       本来は、葉を観賞する カラーリーフ植物。花は小さく地味ですが、
       花数が集まると、それなりに見ごたえがある多年草です。

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雨上がり・・・

2022年06月08日 | 室蘭の景色



               室蘭岳の裾野、標高200mほどの場所。一帯には広大な牧草地が点在する。
               我家から
車で10分足らず、四季を通して度々 足を運ぶ場所です。
      いっとき降った雨はやみ、牧草地の上空に6月の爽やかな空が広がりました。


    

        今の季節、ノビタキの雄と雌は子育ての最中です。
          小さな嘴に、餌をくわえて牧草地の上を忙しそうに飛び交う。











        セイヨウミヤコグサ(西洋都草)。
          牧草地の道脇の草むらで、独創的な花を咲かせています。
           





   ハルザキヤマガラシ(春咲芥子)が花を咲かせています。
      一説によると遠い昔、海外から家畜飼料などに混入して渡来した帰化植物。
       全国的に駆除対象植物ですが
、鮮やかな黄色の花と牧草との対比は爽やかです。

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ハマナスの花が咲く浜

2022年06月04日 | 室蘭の景色



      初夏の季節を迎えたイタンキ浜の光景です。
        浜に立
つと、心地よく響く潮騒の中を磯の香がゆるやかに流れる。
          イタンキ浜は 市内を代表する景勝地、日本の渚100選にも指定
        されている風光明媚
な砂浜海岸です。







     イタンキ浜は、市内最大のハマナスの自生地です。     
        爽やかな香りを周辺に漂わせ、赤紫色の花を咲かせ始めました。








       浜の後方には、高さ80メートル程の火山砕屑岩の白い崖が連なる。





       エゾカンゾウ(蝦夷甘草)が、浜の後方の草むらで花を咲かせ始めました。
       エ
ゾカンゾウは、本州方面に自生するニッコウキスゲと同じユリ科の多年
       草です。





       大量の昆布が浜に打ち上がる。
        海が底荒れすると、海底のコンブが波にもぎ取られて浜に流れつく。
        元々、イタンキ浜の近海は、甘みと香りの良い天然昆布の産地です。





     太平洋の大海原から波が打ち寄せる。
       遥かかなたの水平線が、海と空を隔てるように果てし
なく広がります。


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