グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

海・山に秋を拾う

2015年08月31日 | 室蘭の景色



 昨日から天候が回復基調、久し振りに朝から清々しい空が広がる。カメラアングルは、室蘭市と隣町伊達
市の境、噴火湾に流れる込むチマイベツ川の河口域です。
  秋の気配と共に
鮭が遡上を始めました。この場所は漁業権が設定されていなく、市内は元より市外からも
多くの釣り人が訪れます。






 中央の釣り人の竿が、鮭がかかり大きくしなる。

 釣り上げられた鮭です。       
                             (画像は 8/30~9/1の3日間かけて撮影したものです)






 海岸線を離れ、室蘭岳の裾野に広がる牧草地帯に立ち寄る。道路沿いの草むらでは、秋の野花が早くも
花を咲か始めています。



 ネバリギクは遠くからでもよく目立ちます。花色は、赤系から紫(青)系と多彩。元々は観賞用に海外から
持ち込まれる。繁殖力が旺盛で、庭から野に飛び出したキク科の帰化植物です

   



 再々、画像を投稿しているユウゼンギク(友禅菊)です。ネバリギクと葉の形などは似ていますが、花びら
は、20枚ほどとネバリギクに比べ多くありません。






 エゾノコンギク(蝦夷野紺菊)、草名の・・・紺菊のイメージとは異なり花色は薄紫~白。ユウゼンギクとどこ
となく似ています。エゾノコンギクは、花びらは15~16枚ほど少な目。さらに、幅の広い葉が特徴です。



  
  














 ツリフネソウ(釣舟草)。ユニークな草名は、花の咲かせ方が小舟を吊り下げているように見える事から。花は、
独創的。後側
の渦巻状の突起の中には蜜が蓄えられています。虫が蜜を求めて花の中にもぐり込み、躰に多く
の花粉を付けさせるためとの事です

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スルメイカ漁のシーズンの到来です

2015年08月28日 | coffee break;(etc )



 大漁旗をマストに掲げたイカ釣り漁船が、港に寄港し始めています。噴火湾のスルメイカ漁は、今の時期
から10月頃までが最盛期。その間、港には 道外や函館方面からのイカ釣り漁船が寄港する。陸揚げされた
スルメイカは、市内は元より札幌などの消費地に向けて輸送されます。












 イカ釣り漁船の集魚灯です。高出力の光源で夜の海面を照らす。光りに群れ集まるイカの習性を利用して
釣り上げます。


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秋の気配が・・・

2015年08月25日 | 室蘭の景色

  大気が久し振りに透き通る。8月に入ってから、空がスッキリと晴れ渡る日は数えるほどでした。それだけ
に今日のような天気に恵まれると、身も心も軽やかに・・・。カメラアングルは、爽やかな風がながれる室蘭市
祝津展望公園からの眺望です。


 ※ 展望公園へは、港近くの幹線道路から逸れ、曲がりくねる坂道を一挙に登る。道路沿いの草薮の中では、
 数種類の野花が花を咲かせています。

  ハマフウロ(浜風露)とエゾフウロ(蝦夷風露)は変種同士。毎年、この草薮の中で小群落をつくり紅紫色
の可憐な花を咲かせます。

 


 

  ユウゼンギク(友禅菊)は、元々は北アメリカが原産地の帰化植物。花の形と花色のバランスが絶妙な
野花です。

 ナンテンハギ(南天萩)が、紅紫色をした蝶形の花を咲かせています。和名の由来は、葉の形が南天に似
て、花の形がハギのような事から。草名と異なり、ナンテンハギはハギの仲間ではなくマメ科の植物です。

  オオノアザミ(大野薊)は、紅紫色の花を空を仰ぐように咲かせます。アザミらしい草姿をしたアザミです。



 カンボク(肝木)の実が色付き始める。もう暫らくすると、実は真っ赤に色付きます。熟した実は、野鳥達の
大好物です。

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ついに、ブルートレイン「北斗星」のラストランです

2015年08月22日 | coffee break;(etc )



 1988年に運行を始めてから27年、北斗星の最後の運行です。昨日の午後4時20分に上野駅を出発、
札幌駅に向かって室蘭市崎守駅を通過する寝台特急「北斗星」の雄姿です。
  寝台特別急行・ブルートレインは、1956年に東京-博多間で運行を開始した「あさかぜ」が先駆けです。
今日の「北斗星」のラストランで、約60年間に渡るブルートレインの歴史に幕が閉じます。



 北斗星のヘッドマークが誇らしげに見える。車両を重連で牽引するDD51形ディーゼル機関です。
 





 6号車には、「ロビーカー」のロゴマーク。「ロビーカー」は、乗客のくつろぎのスペース車両です。



 終点の札幌駅を目指して疾走する北斗星上野~札幌まで全行程は約1200km、所要時間は16~17
時間。残す走行距離は150kmほど、11時過ぎには終着駅の札幌に到着です。






 撮影に利用した駅は、室蘭市の西端に位置する崎守駅(無人)です。この駅の主な利用者は朝夕、
近隣の街の高校に通う学生たちです。





 ホームの脇の藪で花を咲かせる秋の七草の葛と、たわわに実を付けたヤマブドウです。









 撮影直前にホームを通過する、貨物ディーゼル(DF200形)機関車。愛称では’レッドベア’と呼ばれる、
道内の貨物輸送の主役機関車です。

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微かに秋の気配が流れる・・・

2015年08月19日 | 室蘭の景色

 

 室蘭八景の一つ トッカリショからの眺望です。一帯には、100メートル前後の断崖が連なっています。海
からそそり立つ絶壁や数々の奇岩が織りなす風光は市内を代表する景勝地です。



 トッカリショは、アイヌ語を語源とするカタカナ表記の地名です。
太平洋の大海原を前景に、隣接するイタンキ浜から連なる景観は、国が定める名勝「ピカノカ」に指定され
ています。






 カメラの立ち位置は、高さ90mほどの垂直に切り立つ断崖絶壁の上。眼下には、コバルトブルーの海面
が波打つ。









 トッカリショは、イタンキ浜~地球岬の中間に位置する。それらの景勝地を結ぶ地球岬観光道路が、断崖
の縁を縫うように東西に向かって伸びる。




 道路沿いの草薮では、早くもユウゼンギク(友禅菊)が開花しました。ヤマハハコ(山母子)や・オオマツヨ
イグサ(大待宵草)なども花を咲かせています。




 

 

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久し振りの青空です

2015年08月13日 | 室蘭の景色



 近ごろの天気予報では、「大気の状態が不安定」の言葉を耳にしない日がないほど。先月の中旬頃から、
曇り・雨・濃霧と陽射しは時間限定
。一方、今日は久し振りに朝から爽やかな夏の空が広がりました。







 先日、投稿しましたノラニンジ(野良人参)。花が咲き終わると鳥の巣のような形に変身します。



 ヒルガオ(昼顔)が、淡い紅色をした漏斗形の花を咲かせています。 朝に開花し、夕方には閉じる一日花
です。













 季節がゆるやかに移り始めて来ました。ヤマハギ(山萩)が細くしなやかな枝に、赤紫色の花を風になび
かせる。この時期、青空を背景に咲くヤマハギの花は、目にとても爽やかに映ります。

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雨上がりの庭で・・・

2015年08月08日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 夜半から降りだした雨、今朝になり降りやむ。2~3日前の30℃を越す蒸し暑さから一変、今日の日中の
最高気温は22℃止まり。雨が、ヒダカミセバヤの白緑色の葉の上に雫を置いていきました。






 桔梗は、いにしえの昔から日本人に馴染の深い秋の七草の一つ。一方、蕾の形状が風船のような形をし
ている事から、英名ではballoon flowerとユニーク名で呼ばれています。






 山百合が、清々しい芳香を放しながら大輪の花を咲かせています。この、山百合は数年前に園芸店で球
根を購入し育て続けています。本来の自生地は本州方面の温暖な地域。道内にも自生していますが、本州
より持ち込まれた国内帰化が定説です。



 ヤブラン。花茎を伸ばしたくさんの蕾を付けています。なかには、早くも蕾を弾かせ小さな可憐な花をボチ
ボチと咲かせ始めています。






 葉の色が目に清々しく映る斑入のヤブランです。





 我家の庭では、3品種のギボウシを育てています。その中で一番最後に花を咲かせる奥手のギボウシで
す。
白い斑が入る葉は小振りで茎も短めです。草名は 日本古来の橋の欄干の装飾物「擬宝珠」に形が似て
いる事が由来です。


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涼を求めて近くをぶらっと

2015年08月05日 | 室蘭の景色



 秋を目前にして最高気温は30℃超え。本州方面の酷暑とは比較は出来ませんが、それにしても近年
稀な暑さの夏です。
  今、室蘭岳の裾野に広がる牧草地の道沿いで、ノラニンジ(野良人参)が爽やかな白い花
を咲かせていま
す。ノラニンジンは栽培人参の野生種、
葉の形は人参にソックリ。わずかな風にも、茎をなびかせながら咲く
ノラニンジンは清涼感が溢れる野花です。






 サルナシが、果実をたわわに実らせています。別名ではコクワ。緑色の果実の表面は無毛ですが、半割
にしますとキウイフルーツにどこか似ています。











 オオハンゴンソウも花を満開に咲かせています。原産地は北アメリカ、明治時代に園芸植物として我が国
に渡来。今では、繁殖力が強すぎたんでしょうか 庭から飛び出し野に咲く花です。


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8月の庭に咲く

2015年08月01日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 カラマツソウ(タリクトラム・デラバイ)が、独創的で小振りな可愛い花を咲かせ始めました。今はまだ蕾を
たくさん付けていますが、満開時には数えきれないほどの花を咲かせます。










 ギボウシの草姿は、どことなく夏の風情を醸し出します。2~3日ほど前から清々しい花を次々に咲かせ
始めています。
上の画像は、葉に白い斑が入るホスタ。下の画像は山野に生える葉の大きなオオバギボウシ(大葉擬宝珠)
です。









 庭の片隅で、フサスグリ(房酸塊)が透明感のある艶やかな果実(液果)を実らせています。甘酸っぱい味
の果実は、
果実酒やジャムなどに利用できます。一方、我家の庭では目を楽しまさせてくれる果樹として長年
育て続けています。

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