遺す言葉

つぶやき日記

遺す言葉 90 行為

2016-03-27 15:19:34 | 日記

          行為(20916.1.16日作)

 

   人は他者の為と思ってしている事も

   自身の為にしている

   他者の不幸 不運を哀れみ 不憫に思う心は

   他者と何処かで結び合う心の中で生まれる

   生まれた心が自身を苦しめる

   心の苦しさから逃れる為 人は

   他者の困難 苦境に手を差し延べる

   他者に無関心 関心のない心から

   他者に手を差し延べる行為は 生まれない

   自身の行為に他者の感謝が伴う時

   自身の心は充足感 満足感で充たされる

   自身の心の動き 手を差し延べる行為に

   他者の反応のない時 人は

   失望感に囚われる 自身の心は

   充たされない それが他者への

   不満となる事もある

   究極 人は 総ての行為を

   自身の心を充たす

   無意識の意識によって

   実行している

   自身の行為が 自身の心の動きのままに

   完遂した時 人は

   幸福感 満足感に包まれる

   とっさの行為 無償の行為

   切羽詰った危機に面した際の

   無償の行為 危険をも顧みず

   他者に手を差し延べる

   純粋 自己を無にした行為は

   人 あるいは 生き物総てが持つ本能

   命の究極 死への防御本能

   他者の命に迫る一つの死

   死への現実恐怖 恐れ

   理性を超えて本能が  人を

   突き動かす

   生き物総てが持つ死への

   防御本能 その連鎖

   連鎖による行動

   本能は理性を超える

   

   

   

   

   


遺す言葉 89 感情

2016-03-20 16:18:28 | 日記

          感情(2015.12.10日作)

 

   人は悲しい時に 泣くとは限らない

   嬉しい時に 笑うとは限らない

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   人は絶望した時に 打ち沈むとは限らない

   怒りの激しい時に 怒鳴りちらすとは限らない

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   感情の耐え得る限度を越えた時 

   人はしばしば 反対の行動に突き進む

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   悲しい時に笑い出し

   嬉しい時に涙を流し

   絶望の果てには陽気に振る舞い

   怒りの激しい時には沈黙する

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   平常時には起こり得ない この現象

   そうする事で人は 多分

   心に受けた衝撃 --嬉しいにつけ 悲しいにつけ

   その大きさを中和して

   瞬間的自己統一を図っているに違いない

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   やがて時が経ち 時の中で濾過された感情は

   改めて 正常な出口を求めて

   その感情にふさわしい表情を取り戻す

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   悲しい時には泣き 嬉しい時には笑い

   絶望には自身を苛み

   怒りには憎しみの捌け口を求めて

   復讐の思いを募らせる

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   この複雑怪奇な人間感情

   その意識の底を読まずして 単純明快に

   人の心を割り切るのは危険な事だ

   

   

 

 

   

   


遺す言葉 88 比べるな

2016-03-13 15:29:46 | 日記

          比べるな(2016.3.4日作)

 

   人並みでなくたっていい

   自身が最善 力を尽くす

   たどり着ける所までゆけばいい

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   どんなに小さな果実でも 

   自身で育てた果実なら

   立派な実 

   世界のどこにもない一つの実

   あなたが育てた

   光り輝く実

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   比較は無用 

   人には因って立つ場所

   持って生まれた機縁がある

   その場所 機縁の下で

   最善 力を尽くす

   心が大切

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   どんな場所 

   どんな機縁の下でも

   心を込めて育てたものなら

   輝く美しさ 光りに満ちた

   実になるはずだ

   

   

   


遺す言葉 87 ほら ここに心が

2016-03-06 15:27:08 | 日記

           ほら ここに心が(2011.9.29日作) 

 

   どんなに小さな事でもいい

   どんなに軽いものでもいい

   それが

   真心のこもったものであるのなら

   それは

   ダイヤモンドの輝きを放つだろう

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   どんなに大きなものでも

   どんなに重いものでも

   そこに

   真心がなければ

   人の心は動かない

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   平成二十三年(2011)三月十一日

   未曾有の大災害

   東日本大地震

   かつて この国が

   その国の発展のために

   力を貸し 援助をした 今でも

   決して 豊かではない 

   この国より はるかに貧しい国

   思い掛けなくも そんな国から

   この未曾有の大災害

   東日本大災害への

   援助の手が差し延べられ 毛布が

   送られて来た・・・・・・

   ニュースを聞いた時 わたしの心の中で

   なにかが動いたーー

   ほら ここに 心が

   繋がる心がある