あなたは迷われたという経験はないだろうか?^^ 私なんか、迷ってばかりである。^^; いや、正確に言えば、いつかの頃までだった。今は迷わないよう努力している。^^
さて、この迷うという、なんとも頼りない感情の発露は何なのか? を考えてみたいと思う。あんた、暇(ひま)だなっ! と思われる方もお有りだろうが、考えてみたいのだから仕方がない。^^ Aという事象に拘(こだわ)らず、素直にAという事象に従えば、迷うという事態にはならない訳である。要は、その事象に対する個人の思いようということになるだろう。皆さん、迷うことなく直球[ストレート]で生きましょう!^^
田武(たぶ)は、とある用件に雑念が湧き、さて、どうしたものか? と迷う人になり果てていた。なり果てるほど迷う必要はないのに…である。^^ というのは、田織(たおり)物産の下請け会社、篠長(しのなが)商事との競争入札問題が発生していたためである。損をしても契約を取るか、そこまではせず、撤退するか? の二択で田武は迷いに迷う人となり果てていたのだった。^^
「よしっ!」
決断のひと言とともに、田武は立ち上がった。
そして一時間後、とある入札会場での入札が、篠長商事と田武物流との間で静かに始まった。入札は両者、一歩も譲らず、どういう訳か同額提示で繰り返し行われていった。
「…また、同額でした。では、提示額より、もう一度、減額提示にて行います。お願いいたします…」
入札の執行官が静かにささくれた小声で呟(つぶ)いた。執行官の助手が田武と篠長商事の代理人に白紙を置く。田武と篠長商事の代理人の目が一瞬、合った。その瞬間、どういう訳か篠長商事の代理人はスクッ! と席を立つと、一礼して会場から去っていった。降りたのである。田武は勝った! とニヤリとした。
「降りられたようですね。では、今回の契約は田武物流さんにお書きの額で決めさせていただきます。紙をこちらへ…」
執行官の助手が田武が書き込んだ紙を回収し、執行官に手渡したそのとき、田武はしまった! と後悔した。迷いに迷う赤字覚悟で大幅に減額提示したのだった。要は、入札に勝ちはしたものの、大損をしたのだった。
この日以降、田武物流は衰退の一途を辿(たど)っていった。
ものは思いようで、迷うくらいなら、やめましょう。^^
さて、この迷うという、なんとも頼りない感情の発露は何なのか? を考えてみたいと思う。あんた、暇(ひま)だなっ! と思われる方もお有りだろうが、考えてみたいのだから仕方がない。^^ Aという事象に拘(こだわ)らず、素直にAという事象に従えば、迷うという事態にはならない訳である。要は、その事象に対する個人の思いようということになるだろう。皆さん、迷うことなく直球[ストレート]で生きましょう!^^
田武(たぶ)は、とある用件に雑念が湧き、さて、どうしたものか? と迷う人になり果てていた。なり果てるほど迷う必要はないのに…である。^^ というのは、田織(たおり)物産の下請け会社、篠長(しのなが)商事との競争入札問題が発生していたためである。損をしても契約を取るか、そこまではせず、撤退するか? の二択で田武は迷いに迷う人となり果てていたのだった。^^
「よしっ!」
決断のひと言とともに、田武は立ち上がった。
そして一時間後、とある入札会場での入札が、篠長商事と田武物流との間で静かに始まった。入札は両者、一歩も譲らず、どういう訳か同額提示で繰り返し行われていった。
「…また、同額でした。では、提示額より、もう一度、減額提示にて行います。お願いいたします…」
入札の執行官が静かにささくれた小声で呟(つぶ)いた。執行官の助手が田武と篠長商事の代理人に白紙を置く。田武と篠長商事の代理人の目が一瞬、合った。その瞬間、どういう訳か篠長商事の代理人はスクッ! と席を立つと、一礼して会場から去っていった。降りたのである。田武は勝った! とニヤリとした。
「降りられたようですね。では、今回の契約は田武物流さんにお書きの額で決めさせていただきます。紙をこちらへ…」
執行官の助手が田武が書き込んだ紙を回収し、執行官に手渡したそのとき、田武はしまった! と後悔した。迷いに迷う赤字覚悟で大幅に減額提示したのだった。要は、入札に勝ちはしたものの、大損をしたのだった。
この日以降、田武物流は衰退の一途を辿(たど)っていった。
ものは思いようで、迷うくらいなら、やめましょう。^^
完