水本爽涼 歳時記

日本の四季を織り交ぜて描くエッセイ、詩、作詞、創作台本、シナリオ、小説などの小部屋です。

世相ユーモア短編集 -67- 風評

2025年01月27日 00時00分00秒 | #小説

 最近の巷(ちまた)では風評が闊歩(かっぽ)している。そのため被害に遭われる方々も少なくない。取り分けて芸能界の方々のご苦労は察するに余りある。有名というだけで、マスコミから異端児扱いされる報道は如何なものか…とも思える。業界の方々は一般人とは違う存在だから価値がある訳です。芸能や技能を生業(なりわい)とされておられるだけで、プライベートでは世間一般の私達とは少しも違わない。芸能は芸能、技能派技能、プライベートはプライベート・・ということを報道を生業とされている方々にもご理解賜りたいと苦言を申し上げる他はない。風評の報道は世間の関心を煽り、当期純利益も増すでしょうが、ほどほどに…。^^
 天常立(あまとこたち)様は、ここ最近の世は少し狂うておる…と雲の上で、お感じになっておられた。風評が幅を利かせて蔓延(はびこ)る世を少し異常に思われたのである。
『罰を与えずば、気づくまい…』
 ここまで風評で巷が乱れれば、天災で気づかせる他はない…と、お感じになられたのである。
 生きづらくなった悲しい現実ですが、一人一人が頑張って、生きやすくしましょう。^^

                   完


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